今度のシルバーウィークを利用して2日年休を取りカールと海外旅行を計画した。それで朝早く起き、木曜のゴミ出しを早めに済ませ、午前6時過ぎには鹿児島空港へと向かった。今回の旅行は予定を立てる時のワクワク感よりも上手く行くだろうかというストレスの方がはるかに大きかった。準備することが多く、しかも慣れないことばかりだったのだ。特に日程が差し迫った9月に入って以降はそれが強くなった。「なんでこんなにあれもこれも心配しないといけないんだろう」と旅行計画を恨めしくも思ったりした。
それやこれやであっという間に旅行当日になってしまった。「準備を万端にしたつもりでもきっと小さなミスやトラブルは起きるんだろうな」とカールにつぶやくと「そうね、起きないわけはないけれど、ま、どうにかなるわよ」とのこと。そうそう、例え100%神経を行き届かせたつもりでも必ずミスは起きる。そういうつもりで臨めば多少のトラブルには慌てないで済むはずよ〜。あとそうだ、ゲンちゃんやハナビの世話はどうする?これはチッチが来てやってくれることになった。以前だったら動物病院に預けたりすることが多かったので、子どもが同じ鹿児島にいるというのは心強い。
ところが、まずは順調と思いきや、いきなりのトラブルがまずはカールを襲った。チェックインや手荷物検査も無事終わり、出発便を待っていた時間を利用して、私は手荷物を置いてカールに管理を頼みトイレに行った。しかしなかなかウ〇コが出ない。うんうん唸ってもほとんど出ず諦めてトイレを出た。すると、東京行きの便の乗客が誰もいないのだ。すでに搭乗が始まっていて、カールも私を置いて機内に入ったと速断した。で、搭乗するとカールはいないではないか。すぐに携帯で連絡を取ると、「テルくんがあまりに遅いんで私もトイレに行ったらみんないなくてー」とのことだ。ふう。しかしここからがおかしかった。ならば数分以内に機内に来るはずが10分ほど経っても来ない。客室乗務員に「連れのカールがまだ来ない、何かおかしい」と伝え、調べてもらった。すると「チェックインがなされていなくてそれでー(足止めをくらっています)」「ええ?!」と私は絶句して戻ろうとしたが「それはダメです。一度機内に入った方は・・」と言われ「ああ、そうですね」と引き下がった。
その後出発予定時刻ぎりぎりにカールはやって来て「ちゃんと手荷物検査の時には問題なく入れたのに『どうやってすりぬけたのか』とか聞かれ、結局ビデオ検査で『連れの黄色の服の男性の後に私はいました』という証言の証拠が確認出来てようやく機内に入ることが出来た」ということだ。カールに手落ちがあったとは思えないが、もし搭乗できなければすべてがパーになっていただけに今回の旅行トラブルのいきなりの先制パンチだった。
羽田に着いて今度は成田空港までの直通の電車に乗った。成田空港を利用するのは伊丹空港を経由しての新婚旅行以来だ。なんと37年ぶり。実質初めて利用するようなものだ。成田に着いたらまず最初に円をドル札への両替を空港内の千葉銀行で行った。現在は現地ではカードでの支払いがほとんどなんだがチップや特別なケースで現金も必要になるためいくらかは両替が必要なのだ。
それが終わったら旅行会社HISのツアー客の集合時刻までしばらく時間があったので昼食を構内で摂ろうと寄ったのが回転寿司の「みさき」という店だった。ここで予約の氏名書きの時、少々驚いた。なんと「〇〇〇〇2人」と書かれてあった〇の名字は私たちと全くいっしょ、人数も2人でいっしょなんだ。あれ、まだ書いていないのになんで?と思った。まあ、千に一つの偶然なんだろう。ただ同じ名字を書くわけにはいかず「カール2人」と書いた。しばらくして呼ばれた同じ名前に反応したのは女性客2人でやはりまったくの偶然だったのだ。やれやれ。
「みさき」は名前とは違って回転する器具羽は目の前にあったが回転はせずにタブレットを見て押して注文するパターンだった。いつもの好みのものを注文したが、空港内の店だけにネタは小さいのに値段をはお高い。味はまずまず。鹿児島の「めっけもん」がどんだけコストパフォーマンスに優れているか食べながら噛みしめたわー。
14時のHISの集合で出国前の説明を聞き、チェックインや預け荷物の手続きは以前のように並んで空港職員にしてもらうのではなく、全部モニターの指示通りに自分でやらねばならなかった。外国の滞在先ホテルの郵便番号は?という質問には戸惑ったな。パスポートを読み込ませる時に落っことしたりしてなかなか読み込めなかったりはあったが、これもどうにかクリア。今回レンタルしたスーツケースがコロコロと送り込まれるのを見てほっとしていたが、この後、自分らのミスに気がつく羽目になる。出国前の手荷物検査で「飲み物はダメです」とあり、前の人が慌てて飲み干して空のペットボトルをゴミ箱に捨てていた。私は念のため係員に尋ねたが「だめです。それは捨ててください」と言われ素直に従うほかなかった。あれぇー、確か事前にそれは調べてOKだと私は思っていたが、明らかな間違いだった。ならばさっきのスーツケースに飲み物は全部入れ込んでおけば良かった。預け荷物の中なら問題なかったのだ。カールは大きめのお茶ペットボトル2本を捨て、私も小さなミネラルウォーター2本を捨てざるを得なかった。もったいなーい。いったん出国審査が終われば空港内の自販機の飲み物は持っていくことが出来る。カールは1本購入したが私はしなかった。それであとで客室乗務員さんの「お飲み物は?」に対して「水を多めに」なんてリクエストをすることになる。
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