今日の朝礼スピーチは形成外科のバイフォレストDrが初担当だった。バイフォレストDrは私とほぼ同年代で、ながらく鹿児島市立病院の形成外科の部長を務められ、定年になって今年4月から青雲会病院常勤医となった。以前から週1回は来てもらっていたので新規の先生という感じはしない。ただ朝礼スピーチは初めてということで、話すテーマはずばり「形成外科のお仕事」だった。
で、いきなり症例呈示から始まった。救急医療:切断指再接着術だと。うわーこれは・・。残念ながらスライド提示前に「写真の取り扱いには注意を」とあり、ここに掲載することは出来ない。言葉にして言えば右手の人差し指、中指、薬指の第2関節から先がスパッと切り取られている。そしてその横の写真にはちゃんと指がくっついた右手があった。神経から骨、脈管と全部つなぎ直す手術をするのだ。1本に4時間近くもかかるらしい。トータルで10時間以上、いやすごい。次の人は親指、その次の人は人差し指・・次からは全身やけどだ。機能再建(瘢痕拘縮除去)とあって皮膚はかろうじて縫合されていたが凸凹だった。それでも生き延びられただけでもましか。
さらに鹿児島市立病院と言えば半世紀前の五つ子だ。そこから始まる新生児の治療で有名である。新生児の中には鼻のない先天性無鼻症という生まれつき鼻のない子もいる。それを成長するに従って自身の額の皮膚を鼻に持ってきて鼻形成をする症例もあった。癌の症例はもっとすごい。巨大な下顎扁平上皮癌を摘出すると顎全体がすべてなくなる。横から見た写真は衝撃的だったよ。そこにあるはずの顎はなくただの空間。なんか映画かアニメの戦闘シーンで敵に何かの武器でえぐり取られくたばる直前の画像のような・・(実際に見て驚かない人はいないだろう)。それを背部の皮膚を持って来て顎の代わりにしていた。
とにかく外傷や癌などで失われた見た目と機能を完全とまでは行かなくても回復させて上げる外科治療をやる。粘り強さ、根気が求められる診療科だ。すごい。ただ、私は自分が医大生や研修医だったなら形成外科は目指さないかも。なんていうか器用さが求められるし、やって来る患者さんの障害具合がすごすぎて・・。
最後にバイフォレスト先生、市立病院の形成外科の診療室が「G」室ということでそれにちなんで↓のような例えをしていた。ほう、ゴルゴ13「用件を聞こうか・・・」とな。
そして形成外科の仕事ぶりとは・・に↓。
うむ、まさにゴルゴ13・・ですなっ。
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