(昨日9月5日の続き)
ジャンジャン横丁って車は入れない幅のやや狭いアーケードだった。でも入ってすぐに「うわ、ここは昭和か」って思うほどレトロな雰囲気に満ちた横丁って分かった。弓矢打ちや射的の店が五、六店以上もあったんだ。
これ、昭和時代の縁日の露店ではなくてちゃんと建物の中にありしかも日常的に店を構えているってのがちょっとした驚きだった。私は射的は1回もしたことがなかったが、正月の天文館公園でよく見たものだった。それにも増してここは飲食店も軒を連ねていて、焼き鳥など比較的軽めの食事、一杯飲み屋風の店が多かった。喉も渇いていたけれど、夕食には早い時間だったし、ここでの一人での食事はちょっとなぁ・・だった。それに通天閣見物が今回の主目的だ。そっちを急がねばな。横丁を過ぎてしばらく歩くと右側の通りの向こうに、見えてきたよ〜。まさに通天閣だ↓。展望台に入るには・・と思って入口に寄っていくと、「滑り台にしますか、展望台にしますか、展望台は入場料は大人1500円です」だと。なんで滑り台なんかと思い、1500円展望台を当然選択した。少し高いかな。呼び込みの職員は「バンジーもありますよ」ときたので「うわ、とんでもない」と断った。何、滑り台にバンジーって。でもエレベーターを並んで待っている間に分かったのは、タワースライダー1100円ってのは案外面白そうだってこと。「ウワーッ」とか「キャーッ」とかの歓声、叫声がすごいんだ。バンジーは絶対に嫌だが、このスライダーはもし機会あればやってもいいかなと思ったヨ。さて、通天閣だが、これが展望台に上がるまでがやや大変だった。エレベーターに10名ほど単位で移動させられ、さらに中層階ではビリケンさんとの写真を職員に撮られ、ぐるりと昭和の風情ゆかしき展示物を眺めて歩き、時間が経過したところで「はい、写真が出来上がりました。1枚1500円」とやられる。私は絶対に買うもんかと思って「目に焼き付けときますわ」とだけ返事したが、私の前の2組はどちらも購入していたよ。ぼられてるやろ。
その写真商売が示すように、隙あらば買ってもらおうという仕組みが目立ったなー。エレベーターに乗る前に商品が陳列しているところを通らされるし、普通100m近い階上にあがって展望をするだけのはずが、展望所に着いた時は入口からなんと40分もかかっていたんだ。もう喉が渇いていてさー。眺めは良かったよ。梅田方面を眺めるとさっきまでえらい大きな建造物と思っていた大阪城が周囲の近代建築に囲まれてえらく小さかった。江戸時代には周囲を睥睨(へいげい)していても、21世紀の現代では・・その差を思い知られされた気がした。↓の写真に大阪城が写っているのだが、言われないとどこにあるのかたぶん気が付かない。マイデジカメの望遠で撮ったのが↓でこれなら大阪城はすぐに分かる。上の写真でもう一度探してみてー。西側を眺めると六甲山の夕焼けが綺麗だった。下に降りるのもエレベーター待ちで10分以上も並び、外に出たのは結局入場から1時間10分ほども経過してからだった。ここ以外に急ぐ用事のある観光客は注意が必要だ。外はさすがに9月ゆえにすでに暗くなっていて「空に灯が付く通天閣」の光景が見られて良かった。
で、夕食だが、ちょうど1680円で牛かつの店があり、そこに入った。で、まずは私には珍しく「生ビール一つ」と頼み、キンキンに冷えたビールをグイッと飲んだ。くーーっ、美味い!以上で、大阪らしいポイントを一人で観光するイベントは終わってまた電車でホテルへ帰ったのだが、一つだけ一番衝撃を受けたことをまだ書いていなかった。そのびっくり、どっきりを最後に記(しる)しておこう。
それはジャンジャン横丁に入ってすぐのこと、前にいた歩行者二人が「うわっ!」と言って身をかわしたのよ。何だ?と思って、近くを歩いている入れ墨の中年男性を見ると・・。今度は私が「げっ!」。↓の写真では単なる彫り物もんもんのおっちゃんくらいにしか見えないかもしれない。なんとニシキヘビを抱えてこの通りをあっちこっちと歩き回っていたんだよ。私は見かけてすぐに逃げるようにその場離れたが、このおっちゃん、また引き返してきて↑の写真が二度目だった。気が付いた周囲の人も驚いて見ているでしょ。
その後、横丁を離れて通天閣へ向かう通りを歩いていると、いやぁー、三度目のすれ違いだよ〜。今度は興味を持った外人さんが「ワタシニモ持たせて〜」と自ら手に持つと、それを見た日本人女性も「私も触ろうっと」と寄ってきていた↓。もう信じられない。そもそもこんな大蛇を路上で持ち歩いて歩き回るなんて鹿児島では見たことも聞いたこともない。東京なんかでもあり得ないんじゃないかな。大阪だとこれが許される土壌のようなものがあるんだろう。調べたところでは、この横丁が100年以上前は遊郭へつながる道だったり、その後労働者が多く集まる地域だったりでにぎわったが、その後発展が止まったことで、ジャンジャン横丁自体がレトロな観光地として再評価されるようになり、現在は家族連れでも来られる雰囲気になっているとのことだ。確かにその古っぽい雰囲気は嫌いではなかったが、爬虫類、なかんずくヘビはダメだわ。せっかくのレトロ気分が吹っ飛んで早く逃げ出したくなった。夕食の後も最初来た駅ではなく少し遠回りしてJR新今宮駅まで行って帰ったのだった。
ホテルでは備え付けのミネラルウォーターをぐいぐい飲んでもまだ足りず、水道水まで飲んで大汗(‾□‾;)かいた大阪観光をふりかえることだった。
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