2025年1月2日木曜日

銚子&南常陸へ

今年の正月で唯一予定されていたのが銚子方面へのドライブだった。朝8時にセージ家の黒色のポロで大人4人と赤ちゃん1人で千葉の東端、犬吠崎まで行く予定だ。天気も快晴でドライブ日和だ。

船橋から高速に乗り一路東を目指した。マーヤさんが運転し、私が助手席、後部にはカールとセージそしてチャイルドシートにココちゃんだ。初めて通る道の土地名にはなじみのないものが多かった。「原木」って高速入口に表記されていて、まさか「バラキ」って発音するとは思わなかった。私の中では50年ほど前のチャールズ・ブロンソン主演のマフィア映画「バラキ」を連想してしまう。ま、この映画は知ってはいるけれど見たことがないので話題にはしなかった。次は「酒々井」。「シュシュイ?」と思って確かめると「シスイ」だった。東進し佐原・香取のインターで降り、銚子は近かったがすぐには行かず、利根川を渡り茨城県は神栖市に入った。ここは「カミス」と読む。ここで海岸線に沿って、マーヤさん「千人画廊に行きまーす」というので何だろうと思ったら「日川浜から鹿島港方面へ続く全長約6kmの南海浜護岸壁面をキャンバスにし、一般公募による神栖市民らが大きな壁画を描いたもの」なんだそうだ。30年くらい前からあって、今回はつい最近のTBSのドラマ「ライオンの隠れ家」に出てきた壁画があるんだそうだ。カールもマーヤさんもこのドラマを見ていて「ぜひ行って見たい」となったのだ。

壁画の横には風力発電の白いプロペラが並びなかなかの風景だ。壁画はドラマファンには「ライオン」を見に行ったというだけで通じるらしい。当然、私たちだけでなく見物の人たちが他にもたくさんいた↓。
実は神栖にはマーヤさんの実家がありそこにもちょこっと寄った。神栖は茨城の最南端に位置し、銚子とは橋一つで渡れるところにあり、彼女は高校、大学と銚子に通っていた。それで、同じく千葉の別の大学にいたセージと知り合ったというわけだ。東日本大震災では神栖から銚子に渡ろうとする車で銚子大橋は大渋滞になったとか。というのも、銚子は関東平野の中では一番古い地層が残る地域で周囲より若干高い場所が多いのだそうだ。だから津波被害を避けようと神栖市民は銚子へ銚子へと殺到したわけだ。しかしマーヤさんの両親は利根川近くの自宅から離れないと決断したという。橋の上で地震や津波に遭遇するのは怖いし、結果的にはそれは正解だったようだ。

午前11時過ぎに昼食目的で犬吠崎のすぐ近くの「島武(しまたけ)」という魚&寿司料理店に入った。気っ風のいいおばさんが注文取りに来て、私は寿司コースセット、カールとセージはしまたけ定食、マーヤさんは上天ぷら定食を頼んだ。
お腹いっぱいになって、この後目的地の犬吠崎へ。灯台のすぐ下はでっかい太平洋だ。
みんなで写真を撮った後、回りを一周すると、崖下に大きな岩があって波が打ち寄せる様子が見えた。
なんと、ここは有名な東映の映画オープニングシーンの撮影が行われたところだったのだ。これは意外な儲けものだったな。つい昨日もUーNEXTで「仁義なき戦い」をちょい見し、冒頭そのシーンを見たばかりだった。「荒磯に波」と呼ばれるこのオープニング映像は、昭和29年公開の作品で初めて使われたそうだ。↓「某映画」と書きながら下の解説ではちゃんと「東映映画」とばらしているのがおかしい。
この後は物品館でジオパーク展をやっていて、銚子はタモリ好みというか地質、地勢的に実に興味深い地域なんだと分かった。↓地層、黒潮、河口とこれはブラタモリでも取り上げられただけのことはある。2階の休憩所ではさすがに昼過ぎの睡魔タイムにかち合ってねむねむしていたらココちゃんとのツーショットを撮られていたよ(笑)。
この辺りの地層は1億2千万年もの古さで犬吠崎からちょっと南に車を走らせれば有名な屏風ヶ浦(びょうぶがうら)がある。この後、行ってみた。なかなかの景観でTVドラマなどのロケによく使われるのも肯ける。さっきの犬吠崎といい船越英一郎は絶対ここには来ていたハズね。
そして、せっかくこの辺りまで来たので初詣をしようとなり、鹿島神宮か香取神宮かで帰りの高速へのアクセスの良さから、また茨城に戻って鹿島神宮に参拝することにした。とはいっても26kmほども北上せねばなばらず、運転はセージが代わってした。私は助手席でまた居眠りをしていたけどね。三が日中だけあって参拝者が多く、鳥居をくぐらなくても参拝出来ますという簡易な参拝所で済ませた。
ようやく銚子&南常陸ドライブは終わりで、北浦にかかった橋を通り、高速で船橋へと向かった。16時半ごろにはすでに暗くなり始め、鹿児島より夜が来るのが早いと感じた。最後もマーヤさんの運転でお疲れさま。本当にありがとうだ。いや〜、なかなか楽しかった。東京近郊でもこの辺りをドライブ&観光する機会はあまりない。私なんか茨城県に足を踏み入れたのは生まれて初めてだったくらい。昨日のパチンコとは違った意味でなかなか充実したお正月を過ごせている。あらためて次男夫婦に感謝!

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