2025年1月1日水曜日

正月早々、私が向かったパラダイスとは

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

次男宅で初めて迎える元旦は、私が一番に起きて居間でノートパソコンでネットやYouTubeなどいじっていた。そのうちマーヤさんとカールが起きてきて、ココちゃんを抱っこにあやしたりしていた。コーヒを飲んだ後、私が持ってきたお節料理をマーヤさんが開けると「すごーい」と喜んでくれた。ふふふ、いただく前にココちゃんといっしょにハイポーズだ。

「いつも元日はどのように過ごされているんですか」とマーヤさんに聞かれ、「雑煮とお節料理食べて、年賀状が届く頃には田舎の実家へ車で行き、墓参りや親戚の家に行って、護国神社に初詣へってところかな〜」とざっと答えた。それが遠く離れて千葉にいるとほとんど何もすることがない。雑煮がいつもと違うくらいか。カールの作るのは汁が透明で餅もちょっと形が違っていた気がする。もっとも雑煮って全国各地で微妙に作り方が違うってのは知っているのでそれも良しってことだ。

子どもの頃だったら、実家が天文館公園の近くにあったのでサーカスに見世物小屋、露店が立ち並び毎日そこに遊びに行っていた。結婚してからはほぼ同時に親が田舎に引っ越したこともあり上記のような過ごし方だったが、デンコー父は亡くなりあこネーサ母も施設入所で田舎に絶対に行くほどもなくなってきている。2年前は沖縄で年越しをしたりした。で、千葉は船橋にいたら元日になにもすることがない。ましてや近辺は新興住宅が立ち並ぶ地域で周囲を散歩しても何の変哲もないのだ。午後はどうするのか女性陣に尋ねても「買いものか浅草でも行ってみようかしら」だった。それでせっかく東京あたりに出てきているのだからここでしか楽しめないものはないかと考えた。「東京スカイツリーは行ったことがないが」と言うと、カールは「チッチと行った」そうだ。ふーんそうか、それにお上りさんや外人じゃないし是が非でも行きたい所でもない。

それで昼過ぎに一人で出かけた先は・・なんと東京は西の外れ、福生市だった。以前からもし行けるチャンスがあるならと思っていたのが「パチンコタンポポ」という店だ。ここは2年ほど前のこてる日記でネタにしているので、それを読んでくれればなぜ私が行こうとしたか全て書かれてある(2022/11/6「青春のパチンコ台」→https://koteru-nikki-2015.blogspot.com/2022/11/blog-post_16.html)。

とはいっても船橋から福生まで結構遠いのだ。JRを乗り継いで2時間はかかった。ただ現在JR中央線はグリーン車が今年3月14日まではタダで利用出来るとお茶の水駅で直前に知り、行きは2階建ての上で帰りは下で悠々と乗って行けたのは良かった。

延々と同じような町並みが続く中央線沿線の景色を眺めつつ福生駅に着いたのは16時前になっていた。駅から歩いて数分で目的地の「タンポポ」はある。ネットやTVで見知った古くさい小っちゃなパチンコ店だ。
初めてなので従業員に利用説明を聞き、2時間2千円コースを選んだ。もう少し時間があれば3千円で利用無制限を選んでいたな。ここは貸し球は無制限なのだが台は3千発とか4千発とかで定量台になる(一部無制限台もある)。無論、金品交換など一切なしのゲームセンター形式の店なので純粋にパチンコのプレイを楽しむ店だ。セブン台や一発台などには目もくれずいわゆるヒコーキ台のシマに向かった。結構お客さんも多く台は半分ほど埋まっていた。その中で選んだのが三共の「うちのポチ」という台。YouTubeでは見たことあるが打ったことはなかった。近くにあった同じ三共の「キングスター」は何度も打ったことがあり、せっかくなんで未体験の台で打ちたかった。

パチンコをするのは1990年の夏以来だから約35年ぶりだ。ハンドルを握り定石どおり天穴へのぶっ込みを狙う。セブンやヒコーキ台以前の普通台は天穴に入るとチューリップがたくさん開くことが多く、それが常識だった。ただ、ヒコーキ台でもそれは有効で狙いのチャッカー穴に多くを誘導できるのだ。座って5分もしないうちに中央のVゾーンに球が入り大当たりの羽根が開き始めた。ちょうどデジカメで動画を撮り始めた直後だった。ツイてるね!

この台は優秀でその後も何度も大当たりが出て30分ほどで3千発終了打ち止めとなった。いやいや30年以上経っても、感覚はすぐに戻ってまるで昨日も打っていたみたいになじんでいた。↓ははは、たった30分で定量にするとうれしいねぇ。↓の表情はまさに「にんまり」という言葉そのものだ。
「タンポポ」では手にした球はそのまま持ち続けてもいいが、計量器に掛けて一旦捨ててまた一箱分の球を借りてもいい。私は計量器に掛け、3085発との記念レシートをもらった。もし昭和の頃の鹿児島だったら1万円くらいの換金にはなっていただろう。「タンポポ」は換金なし。だからといって釘の調整はなんでもかんでも甘めにはしていない。その辺りも昔のパチンコ店の雰囲気を残しているそうだ。

それで次はどれにしようかなと台を見て回った。いくつか試すもピンとこなくて、西陣の「レッドライオン」にしてみた。これはヒコーキ台の元祖の平和の「ゼロタイガー」とほぼ同じタイプだ。打つのは初めてだった。これは大当たりも出るがそれが長続きしないいわゆるパンクも多い台だった。しかしそれ以外の球持ちがよくて簡単には球が減らなかった。徐々に球が増えていき、2千発ほどで定量になった。前に座っていた人がある程度出していたようだ。
で、気がつくと17時半になっていて残り30分ほど。ぎりぎりまで打とうと思って3台目に向かったが、その台はチェッカーには良く入り羽根は開くがどうしてもVゾーンには入らないタイプだった。せめて1回だけでも大当たりでどんな動きをするのか見てみたかったのに、残念2時間ぴったしになり終わらざるを得なかった。いやー、でも満足したねぇ。昔のハラハラドキドキだけでなくイライラまでもよみがえった。ま、それも含めて貴重な体験だった。まさか年の始まりがパチンコだったとは全く予想もしてなかった。今年は昨年より波乱万丈か?!。

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