2026年10月17日土曜日

便潜血陽性が出たらラッキー!

今日はまた長島クリニックへ大腸内視鏡の仕事に出かけた。朝から昼12時くらいまで全部で7件組まれていて、全員大腸癌検診で便潜血陽性が指摘された患者さんたちだった。今がその検診後の精査時期なんだな。

この検診で引っかかった人たちは「幸か不幸か」で言えば私は「幸!」と断言する。だって誰しも大腸癌なんかで亡くなりたくはないはず、そのためにはどうすべきか?「繊維質の多い食事を摂る」「毎年検診を受ける」いやいやそんなことより最大の効果を発揮するのが「大腸内視鏡を受ける」ことなんだ。「いや、腹部症状があったら受けますよ」と言われるかもしれない。それではすでに手遅れの場合がある。大腸癌は基本早期の時点では無症状だからね。何も症状はなくても30歳代で1回は受け、できればその後も定期的に受けるのが一番効果的と思う。

しかし現実、面倒でしかも検査自体が痛そうゆえに誰しも受けたがらない。でも検診で「便潜血陽性」だから受けなさいと言われれば「仕方ない、受けるか」となる。そこで癌が見つかる場合もあるが、それよりも大腸ポリープが見つかることが多くそれらをその場で取ってしまうのが大きい。大腸癌の予防になるからだ。入院の必要もなく帰宅出来てそのまま生活に支障はない。そんなわけで、一度でも大腸内視鏡を受けた人たちとそうでない人たちを比較するとその後大腸癌で亡くなる比率が大きく違うという明らかなデータがある。だから便潜血で引っかかった人たちは「幸」なんだ。

今日も7件中何の所見もなかった人は1件だけで、6件に大なり小なりポリープが見つかり全員切除してやった。最初は引きつっていた表情も終われば皆笑顔だ。大腸内視鏡検査は終わった後のなんとも言えない安心感が得られるのもいい。便も出てすっきり、気分もすっきりだ。私も1992年から30年以上、ほぼ4年に1回大腸内視鏡を受けている。この検査に携わる者として「大腸癌では絶対に死ねない」と思っているからだ。

姶良市もそろそろ検診後の大腸内視鏡が増える時期だ。検診で引っかかったらそれはラッキー、みなさんそう思って間違いはないですよ〜。

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