2025年9月27日土曜日

「先生、『ペントハウス』が面白いですよ」

今日は午前外来であったが、ドジャースの試合(対ダイアモンドバックス)は途中経過をチェックしていて、久しぶりに安心して見ていられた。山本由伸が相変わらず絶好調で点を与えないし、大谷も54号ホームランをかっ飛ばしたし、これなら気分よく1日の後半を過ごせるんだよなー。

病棟の比較的若い女性患者が本日退院だったため、今後の注意点など病室に話しに行くと、彼女、スマホで韓ドラを視聴していた。「韓ドラならよく知っているよ私は」と話すと、「え、院長先生は忙しいのに韓ドラも見られるんですか」と聞き返されたので「いや、見始めると続けて見るがここ半年は全く見ていない。ところでそのドラマは何と言うタイトル?」と尋ねると「カンコンです」という。カンコンと聞いて「環魂」とすぐに漢字が浮かぶ人はまずいないだろう。だが私は韓ドラ雑誌を毎日のようにチラチラと読むのが日課みたいになっているので「環魂(2023年)ねぇ、知っていますよ」と言い、その作品が「ファンタジー時代劇で脚本がホン姉妹の作品でしょう」と概要を語ってみせた。そしてホン姉妹の昔の作品で私の大好きなラブコメ「ファンタスティック・カップル(2006年)」のことも教えたが、彼女はNetflixに加入するもそれが見られるUーNEXTには入っていないのでそれほどお勧めするわけにはいかなかった。

彼女は両親が韓ドラ好きで小学生の頃からよく見ていたという。「どんなのを見ていたのかな?」には「天国の階段(2004年)」ときた。いいねぇ。「『天国の階段』はかつて韓ドラを見たことがない人から韓ドラってどうなの」と聞かれたら「まずは『天国の階段』を見たらいい。まさにザ・韓ドラだから」と勧めていた作品だ。良きにつけ悪しきにつけ韓ドラの特徴がてんこ盛りだった。ええ、交通事故、記憶喪失、財閥、難病などなど全部そろってますから(笑)。

それはいいとして「今、お勧めの作品は?」と聞くと「めっちゃ面白かったのが『ペントハウス』です」と言う。「ペントハウス(2020年)」もちろん知っていた。ていうか、私も見てもいいかなという候補作品でもあった。女性主人公が3人いて超高級マンションの住人らが織りなす確執、事故、不倫などなどてんこ盛りの内容ってことも知っている。評判が良くて、シーズン2、シーズン3まで作られたこともね。ただ、見始めると次をどんどん見たくなるらしいから何か仕事を抱えている時とか、別のことに夢中になっている時は手を出せない。でも彼女が次回外来受診する4週間後までには十分視聴は可能かも。

女性主人公の3人(左からキム・ソヨン、イ・ジア、ユジン)は私が韓ドラに一番ハマった2000年代にドラマの主人公、そのライバルなどとしてよく出ていた。2010年代は3人とも単独で主人公を張るようになっていたからこのドラマの噂でその3人が出るらしいと言われていた頃、韓国のドラマ女性記者らには「3人のうちの1人が出るんだろう」と思われていた。しかし3人全員がキャスティングされたと聞き、「いったいどんなドラマになるん?」と驚いたそうだ。彼女らの熱演で大ヒットし、翌2001年に3人のうち悪役を演じたキム・ソヨンが長いキャリアで初の演技大賞を獲って面目を施した。

ううむ、全くドラマを見ていないのでこれ以上書いてもちょっと乗りが悪い。近々視聴してみよう、「ペントハウス」!。

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