「本当に良い時代」はようやく50話目台に突入した。64話までだからあと少しだ。このホームドラマ、前半までと後半はややトーンが違う。前半は核となる悪人がいて主人公のイ・ソジンとキム・ヒソンがぎこちない恋愛を育みながらも悪人と対峙してどんどん先を見たくなったが、それが解決した後の後半は30年間失踪していたぐーたらオヤジが帰ってきて引っかき回し、さらに大家族それぞれの問題を描く群像劇になり若干かったるくなった。それでも半分以上をこなしたならば最後まで見ないとと半ば義務感で鑑賞している。それでいつもは1.4倍速で見ているのを1.8速にしてちょうどいいくらいになった(笑)。
見ていると韓国の家族問題の葛藤が日本とはやや違う印象を持つ。日本ならそこをそんなに気にするか?と思ったのが、主人公の弟と妹が婚約している最中、密かに兄と姉も付き合っていて姉が妊娠してしまう。それならいっしょに結婚してしまえばと思うところ、先に縁戚になった家の人と結婚するのは良しとしない点だ。同姓同本同士の結婚は禁忌(1997年から法律上はなくなった)とされていてそのあたりに敏感なんだ(結局は二人とも目出度く結婚するが・・)。日本なら同姓同婚どころかいとこ同士の結婚も何の問題もない。しかし中国、韓国の人たちからしたら「ケモノか?」ぐらいの気持ちになるそうでそこには儒教の影響がかなり残っていると思われる。イスラムの「ブタは宗教上食べてはいけない」と同列の教えだから、それをどうのこうのは言えない。彼らと比べ日本は宗教的な制限はずっと少ないんだなと感じるのだ。
ドラマでは苦労をしてきた母親に対する態度がなっていないじゃないかと子ども、甥っ子らが感情をぶつけ合うこと、それらが毎回のように出てくる。アツいよねえ。ま、そこが韓ドラ特にホームドラマなんだろう。でも見続けるのがちょっとだるくてその間、「星から来たあなた」と「力の強い女ト・ボンスン」2作を見終わった。ホームドラマは私にはやや苦手なよう。今回の作品でそれを改めて思ったわ。
0 件のコメント:
コメントを投稿