夕方、病棟へ心肺停止患者の看取りに上がった。超高齢患者ですでに家族も集まっていて特に心肺蘇生はしないということで死亡確認のみだ。17時半までの勤務で交代の非常勤外科Drが来るのを待っていたら女性が医局に来たので少し面食らった。そう、飛んだDrと名字だけ聞いていて勝手に男性医師と思っていた。彼女は青雲会病院当直は二度目とのことで食堂の場所やいくつか取り決めなど教え、恒例の写真撮りをした。病院の写真係だからネ。少しだけ話をすると、女性外科医も毎年一人は入局してくるそうで乳腺外科を専門にしているとのこと。医師8年目だそうで一人でここに当直に来てくれるとはなかなか頼もしいわ。
新聞、ネットなどで「『噂の真相』元編集長、岡留安則氏死去」のニュースがあった。71才で肺がんだったそうだ。
最近は「噂の真相」という月刊誌があったことを知らない世代も多いだろうが私が学生から30代まではゴシップ、スキャンダルネタ満載の雑誌でちょくちょく買っては「へーえ」「そうだったのか」など読みふけっていたものだ。安っぽい紙質で毎ページ1行ネタも書かれてあってそれがホントらしくもウソくさくもありメジャーな新聞、週刊誌が扱わないネタを提供してくれ面白かった。岡留安則は鹿児島出身ということもあってなんとなく親しみを持っていたが、もし自分が公(おおやけ)の人で勝手に雑誌に書かれたらいい気はしなかったかもな。その雑誌の性質上裁判沙汰になることも多くまた法律も改正され個人情報保護法が2003年の施行されたこともあって雑誌を運営するのが難しくなり2004年には休刊宣言をした。売れなくなってのことではなく訴訟が増え今後この手の雑誌運営が困難になるだろうとの見込みだったそうだ。全共闘世代でそうした背景があってこそ反権力の姿勢を貫き、また雑誌には広告がなく(唯一パソコンのエディターソフト広告が裏表紙にあった)それゆえ好きなことを書けていた。他誌ではしがらみあり「ここでしか書けないから」とのことで有名ジャーナリストの投稿もあったりした。
最近は「噂の真相」という月刊誌があったことを知らない世代も多いだろうが私が学生から30代まではゴシップ、スキャンダルネタ満載の雑誌でちょくちょく買っては「へーえ」「そうだったのか」など読みふけっていたものだ。安っぽい紙質で毎ページ1行ネタも書かれてあってそれがホントらしくもウソくさくもありメジャーな新聞、週刊誌が扱わないネタを提供してくれ面白かった。岡留安則は鹿児島出身ということもあってなんとなく親しみを持っていたが、もし自分が公(おおやけ)の人で勝手に雑誌に書かれたらいい気はしなかったかもな。その雑誌の性質上裁判沙汰になることも多くまた法律も改正され個人情報保護法が2003年の施行されたこともあって雑誌を運営するのが難しくなり2004年には休刊宣言をした。売れなくなってのことではなく訴訟が増え今後この手の雑誌運営が困難になるだろうとの見込みだったそうだ。全共闘世代でそうした背景があってこそ反権力の姿勢を貫き、また雑誌には広告がなく(唯一パソコンのエディターソフト広告が裏表紙にあった)それゆえ好きなことを書けていた。他誌ではしがらみあり「ここでしか書けないから」とのことで有名ジャーナリストの投稿もあったりした。
最近は病院に置いてある「ポスト」や「現代」を読むとその手の記事がほとんどなく自ら買おうという気になれない。「噂の真相」にあるような記事は今ではネットがその役を担っている。雑誌で生きてきた岡留安則の死はその意味では象徴的といえよう。
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