前々回はジャズ魔にやられ、前回は見せたまえが大勝ちした。今回は・・前半、見せたまえが大きくリードした。逆にジャズ魔は最初の半荘で早い国士無双を聴牌したのに上がれず放銃したのが痛手でずるずる沈んでいった。私はちょい浮きで進行していた。夕方になり小休憩。実は見せたまえが家族が旅行で不在のため自宅へ犬の餌やりに行かねばならなかった。ところがここから見せたまえが下り坂になった。大幅リードがどんどん削られ、代わりに我慢していたサブアラドがトップ目に。しかしーだ。今日の半荘のハイライト(とサブアラドが悔しながらも指摘した)がやって来る。
親の見せたまえが槓をしてドラが増え、それにサブアラドが防戦となり安全牌を切り出すも、海底牌をツモってなお完全に安全という牌が手元にはなかった。うーん、うーんと手牌を見つめ、親の捨て牌を確認している。その様子を私はじっと眺めていた。これはもしかすると・・。考えた末、サブアラドが切った牌は・・こぼれるように出てきて最初よく見えなかった。よく見ればその牌は5ピン。
「ロン!倍満!」と即座に私から声がかかった。呆然とするサブアラド。
いやー、大逆転。実は途中の手はドラは多いけど全然まとまりそうになく、しかも親に危なそうな赤5ピンと8ピン、赤5索を1枚ずつ抱え絶対上がれないと思っていた。しかし8ピンが槓ドラになり、5索が通り、さらに終盤5ピンも親が切って通った。狙うは七対子しかなくそして8ピンが対子になって13巡目に聴牌。七対子ドラ5とダマでハネ満という手に育った。しかしそのまま海底(ハイテイ)になり先ほどの場面になる。あと一役付けば倍満なのでその海底牌が河底に出れば8役となり倍満だなと指折り数えていたのだよ。
(↓余っている3牌全てドラというチャンスでもありピンチでもある状態)
(↓望外の8ピンが重なり七対子聴牌!5索は場に2枚で5ピン待ちにする)
(↓その5ピンが最高のタイミングで一番いい相手から出た)
結局、私と見せたまえが勝ち、サブアラドがわずかに浮いただけ。そうなったのもこの一局があってこそ、一番の勝負どころだった。
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