2024年9月20日金曜日

あっという間の50−50

今日は早くから起きて、5時半からのドジャース対マーリンズ戦を観戦した。

大谷、第1打席からホームラン性の2塁打で調子よさそう。そして3塁への盗塁を試みて「あ、アウトだ」と思ったが、何とセーフ。スローで見ると相手3塁手のグラブの置き所が悪くセーフにさせてしまった。ラッキーな大谷、べろ出してむふふって表情だった。ただこの打撃を見たNHKBS解説の田中賢介が「かなり良いスイングでしたから、ホームランが出るような気がします。これはどんどん良くなりますよ」と今日の活躍を予言していた(やるね)。

次の打席はシングルヒットでランナー2者を返し打点も付いた。そして第3打席もランナーがいてピッチャーに押し込まれるもしぶとく左中間に球を運び2塁打かと思いきや大谷は3塁を目指した。え、暴走では?と思ったとおり相手中継プレーでアウトになった。打った直後、大谷はすぐに全力疾走せずにほんの0.01秒くらいだが躊躇する様子がビデオで見えた。この後すごいことが起きて記録ずくめの試合になるのだが、後から思えば唯一この第3打席だけが少し残念だった。これが3塁打なら今日は本人2度目のサイクルヒットだったろうに・・。

約2時間経過し第4打席で大谷は完璧なホームランをかっ飛ばした。49号でこれでとうとう50ー50達成にリーチを掛けた(すでに盗塁は51に達していた)。ずっと見ていたかったがそろそろ仕事のため家を出ないといけない。高速道路を運転中、TVのワイドショーで「やりました大谷選手、50号ホームランを打ち、これで50ー50達成です」と言っているではないか。なになにそんなにあっさり達成しちゃったの?!カールからも8時1分にLINEで「あっというまに。50号」と来ていた。チッチも見ていたそうで「朝から元気をもらえる」とか言っていたそうだ。確かに。
院長室に着いたらすぐにネットでSPOTVNOWを立ち上げドジャース対マーリンズ戦を観戦した。すでに14対3でドジャースの圧勝は間違いない。5打数5安打って大谷はメジャーで初めてだし、打点7は確か8をエンゼルス時代にやっているからそれに次ぐ数字だなんて思っていたら何と9回に下位打線が頑張って大谷に打順が回ってきた。いや、打線が頑張ったは間違い、すでにこんな試合のメジャーのお約束で投手が投げないで野手が投手の代わりをする場面だったのだ。おいおい、これってホームラン打つよね。いいんですか。野手は2回続けて外角のクソボールを投げた。バットが届きそうもないボールだ。これに場内の観客が大きくブーイングした。これはストライクを投げるしかないだろう。となると今の大谷には格好のホームランボールだ。ネット解説のAKI猪瀬さんも「これはホームラン競争(と同じ)でしょう」と語るや否や、カキーン!。もう予告ホームランもかくやという当たりで51号ホームラン達成だ。なんと6打数6安打で3連続ホームランの打点10、もうマンガでしかありえない展開になった。しかも51ー51で50ー50達成前にプレッシャーで苦労するのではと予想する識者もいた中、あっという間だ。

いやはや〜。

50ー50がなぜすごいのか。ホームランを打つ打者というのはパワーが必要だ。必然体重のある打者が多く走力は落ちる。今回の大谷でシーズン50ホームラン以上は延べ50人になるそうだが、50ホームラン打者の平均盗塁数は10盗塁くらいで、逆に50以上盗塁をするスピードに長けた打者の平均ホームラン数は8個くらいだという。これで分かるとおり、この2つを両立させるのは至難の業(わざ)なのだ。大谷は今年だけが打者専念で来年以降はさすがに投手をしながらの50ー50は無理だろう。これで個人成績はもうお腹いっぱいって感じ。あとはチームのワールドシリーズ制覇、これだよ。これがないとどうしても片手落ちになる。優勝に貢献出来てこそさらに価値が高まるというものだ。今年のドジャースは投手力に不安があるのでワールドシリーズ制覇はかなり厳しいだろう。しかし大谷ならば早ければ今年、今年が叶わなくてもきっと来年以降やってくれると思う。そんな期待と元気をもらえる選手だ。礼賛!

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