2024年9月30日月曜日

体験学習君、投打に活躍す

青雲会病院には病院見学や体験実習などで院外の様々な人たちが出入りしている。その人たちは必ず一度は院長室に来て「よろしくお願いします」と挨拶をする。そこで私は恒例の写真撮影をする。別にそれを集めて何かをするということではなく、言わばメモ代わりってところだ。青雲の職員なら私がそんなことをやっているとみんな知っているが、部外者の中には少々面食らう人もいるようだ(当然か)。最近は事前に「院長室ではそうされますよ」とたぶん説明があるようで、さほど驚かれず苦笑いで済ませてくれる。

つい先週も某高校の生徒3人が体験実習に来た。女子2人に男子1人で、見れば男子は丸刈りだ。すぐに「君、野球部?」と尋ねたら、案の定そうだった。その学校は県内でも結構強く、だいたいベスト8くらいまでよく進出している。当院看護師の息子も10年ほど前にそこに所属し夏の大会で準決勝まで行き惜しくも敗れたのはよく覚えている。そんな話を語った後「見学していってね」と見送ったが、その彼がどのポジションなのか、そもそもレギュラーなのかすら聞かなかった。まあ、補欠かもなとさえ思ったしー。後でネットで調べてみようかと思ったら、写真は名札も写っていたけれど名前は小さくて判別しづらかった。

それがだよ。今朝の南日本新聞のスポーツ欄を見て驚いた。秋の九州大会県予選でそこの高校が勝ったとあり、エースで投げ打点や3塁打など打ち投打に活躍したと出ている選手がなんと体験学習君だったのだ。名字はある程度判別できていたが名前は分かっていなかった。しかし新聞の名前を写真で見直すと字画がまず当たっている。で、病院の担当の鼓笛隊Nsに確認すると、最初から「うちの高校の野球部のエースです」って紹介があったんだって。それは聞いていなかったよー。新聞の記事は最後に「〇〇高のエース体験学習君は投打に大車輪の活躍だった」と結んでいた。
いやいや、補欠かもなんて私もまったく見る目がなかった。当院での体験学習が何らか役立ってくれたらそれでいい。秋の大会は優勝しなくても九州大会に行けば甲子園への道は開ける。頑張れ体験学習君!

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