2024年11月24日日曜日

葬儀を終えて

葬儀は昼12時からだが、10時過ぎには葬儀会場に行った。ちょうど同じタイミングで沖縄からギボヒサコの弟のキシュン叔父さんとその長男きいちご君が到着していた。沖縄からはこの二人だけの参列で、きいちご君から聞いたところ、キシュンは「ぜがひでもヒサコのお顔を見ておきたい」 と切望したのだそうだ。そして、棺のヒサコのお顔をじっと見つめること数分。80年以上ともに生きてきて、様々な思いがこみ上げてきたことだろう。

葬儀が始まる前は親戚、家族とお互いに写真を撮りあった。思えば家族そろっていっしょに写真を撮るって最近では滅多にない。今回は家族5人の写真をたくさん撮ってもらった。ギボヒサコを含む6人がいっしょに写った写真を探したが意外に少なかったんだ。今朝、ようやく阿蘇ファームランドで撮ってもらった6人いっしょの写真を見つけプリントして棺に納めた。写真ってやっぱり大事だわ。

葬儀が終わったら火葬のために小山田にある北部斎場に向かった。キシュン叔父さんらはとんぼ返りで沖縄に帰った。この後の火葬、収骨、初七日法要と夕方まで付いてくれたのはヒラーキ夫妻とレッドサキブラザーズの3人だけだったが、気心知れた親戚と故人を偲びつつこじんまりといい葬儀だった。夕食も法要の中で済ませて、位牌や骨壺の片付けをして一段落だ。子ども3人はゲンちゃんを抱っこしてちょいと騒ぎ、まるで14年ほど前に戻ったかのようだった。

14年前、テルに拾われ我が家の一員になったゲンちゃん、テルちんが来ると今は逃げるほどになっているが、3人が相手じゃ捕まっちまったねぇ。子どもたちは葬儀を終えて少しはじけちゃったかな。そうそう、アガサ・クリスティーの作品中、大好きな「葬儀を終えて(1953年)」から今日の日記タイトルを借りることが出来た。誰も「だって、ヒサコは殺されたんでしょう?」とは言わなかったけれどね(笑)。

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