外来&当直担当のタッピーNsが話しかけてきた。
「先生、この間の当直の時だったのだけど・・」
それは午前2時頃のこと、患者が運ばれ、治療が一段落して、タッピーNsはカルテ記録にとりかかっていた。その時、患者の父親が不意に大声で叫んだのだ。
「幽霊が来たーぁ!!」
もうびっくり。「何事ですかぁ」と言うと、その高齢の父親は「あそこのドアから幽霊が入って来たー」と救急外来の自動ドアを指さしたのだ。誰もいないのにたまに勝手に開くことはある。強い風邪や何かが当たって偶然開くことがあるのだ。
「あれは絶対幽霊が入って来たんだ」「ほら、また入って来たぁー!!」とまた動いた自動ドアに反応し、もうその声にタッピーNsはビビってしまった。
「前の古い(青雲)病院でも2回見たことがあってなー。オレには霊感があるのよ、分かるんだ」とのたまったそうだ。それ以来、タッピーNsは当直の夜が少し怖くなって外来詰め所にいると何かしらゾクッとするものを感じたとか。それでふと後ろを振り向くと・・。
後ろには監視モニターがあって画面が4分割されて映っている。で、そのうちの一つが救急外来入り口だ。そこのモニターをよーく見ると・・ぼーっとした白い影が二つふわんふわんと揺れていた。あれってオーブって言うのかしらん。ぞくーっとして彼女は自分の左肩の辺りを振り払い「(幽霊さん)私に来たって何のためにもならんよー」と叫んだのだとか。
それを聞いていた一応Nsが「私も病棟にいた時は食塩を胸のポケットに入れてました」と対策を教えていた。どうやら病院に幽霊がいるのが前提というか当たり前になっているようだ。病院って幽霊の巣だったとは。知らなかったわ・・。
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