2026年2月11日水曜日

「建国記念の日」から九条の会を連想する

今日が祝日で週の中日が休みとなった。有り難い。水曜日が休みだとなんかいいね。そういえばなんで祝日だったっけ?「建国記念の日」だ。以前は右派、左派ともに集会を開いてこの日のあり方に賛成反対の意見を出し合ったりしていた。よく、夕方のニュースにはその様子が出ていた。5年前の日記にもその話題から鹿大時代の荒川譲ドイツ語教授の話題を書いたこともあった(→「建国記念の日」から大学教授を連想する)。鬼の荒川と言われるほど単位が取りにくいと言う噂の先生で、語学が苦手な私は先生が担任にならず本当にほっとしたものだった。1999年に鹿大退官後も平和護憲運動でたびたびマスコミに出てきていた。5年前の日記は2月11日に書かれ「まだ御健在だろうか」と書いていたが、奇しくも同年5月23日に亡くなられていた。鹿大広報に退官時の顔写真が出ていてその表情にもどことなく厳しさが表れていた。
うーむ、私が思い出すのは今から20年ほど前、訪問診療を担当していたころ、ある老人の家に入ると大きなポスターが張られていて「九条の会」という文字が掲げられ、そこにいわゆる著名文化人9名の写真が円上に載っていた。ははあ、憲法九条の改憲を許さず、この条文をしっかり守ろうという会なんだなという主旨は鮮明だった。でも一番印象的だったのはそのお顔が厳しくて怖いことだった↓。特に小田実と加藤周一さんは怖い。で、荒川先生もその方方に似ているような・・。
夕方のニュースでは高市首相は「憲法改正も視野に入れていく」と堂々と発言していた。今では荒川先生も九条の会の発起人9人も半数以上が故人となられていて、こうした国のトップの発言をどう思われているか。さぞかし苦虫をかみつぶしたようなお顔をしているのは間違いないだろう。

私は憲法改正については「今の日本国憲法が改正を全くされたことがない現状はおかしい。10年に1回は憲法は改正しなければならないという決まりを作ったらいい」とさえ考えている。いや、九条だけでなく約80年も経過すればあちこちに現状と合わない条文がいくつもあるはずだ。法律はしょっちゅう改正されるのに、憲法がその最上位にあるからといって全く改正できない、出来にくい状態は違憲ですらあると思うのだ。改正には衆議院と参議院それぞれの3分2以上の賛成と国民投票での過半数が必要というのはあまりにもハードルが高すぎる。ただでさえ日本という国は古い法律を変えずに解釈で解決していこうとする国民性がある。変えていかなければ昭和20年と令和8年の世界の情勢、日本の国情は相当違うのに「改憲許すまじ」というのはおかしい。

ただ、こんなことを九条の会の方々や荒川先生に言ったら苦虫だけなく拳骨(げんこつ)も飛んできそうだ。おお、怖い。

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