2026年8月12日水曜日

語り継ぐべきこと

外来の仕事の合間に、ふと今日が8月12日であの日航機墜落事故の日だってことをまた思い出した。「もう41年も前のことになるのかぁ」とつぶやくと、まだ比較的若い看護師が「何のことですか」と聞き返した。「日本航空の飛行機が群馬の山中に墜落して520人もの犠牲者が出たんだよ」と教えると「うわ〜」との反応だ。知らなかったなら当然のことだ。それよりあんなに有名な事故だったのに40年以上も経つと知らない世代が増えてくるんだ。1995年の阪神淡路大震災では6千名以上、2011年の東日本大震災では2万人近い犠牲者が出て未だ記憶に強く刻まれているが、それらですら40年後には記憶は薄れてくるのだろう。

それが倍の80年も経過した太平洋戦争も記憶の希薄化が進んでいると思われる。太平洋戦争って軍人、民間人合わせて310万人以上も出ているんだ。まさに桁が違う。日本がこの間全く戦争に加担していないのは素晴らしい。ドイツもイタリアも確か戦争はやっていないはず。苦い戦争の記憶がない国は何度も戦争を繰り返しているよなぁ。戦争のつらいエピソードを語り継ぐってのがとっても大事だと思う。この時期にマスコミ各社は戦争特集を繰りだしてくるが、最近の若い人には「え?!日本ってアメリカと戦争をしたの?」という人もいるらしいから、今後もずっと戦争の悲惨さ、むごさは語り継いで欲しい。

私はNHKが毎年のように放送する戦争ドキュメンタリーが好きで録画保存もしている。日本が東南アジアの植民地を開放したんだなどとネットなどでは正当性を強調する動画も多いが、私はそれには組みしない。それは結果としてそうなっただけで、当時の日本及び日本国民は「満州の一国くらいは」「東南アジアの資源は日本に」といった風潮だったのは間違いないんだ。

私の子ども世代が戦争に行くことはないだろうが、孫世代のサックンなど戦死してしまうことがないよう「戦争の悲惨さ」は語り継いでいって欲しい。

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