2025年11月8日土曜日

何をしても可愛い時期

だいたい2日に1回はココちゃんの動画、写真が「みてね」サービスに投稿されるので、私たち祖父母は遠くにいながらにして孫の成長を日々見ることが出来る。ココちゃんはちょうど今月半ばで1歳半になろうとしていて、ちょこちょこ歩き回って遊んだり興味あるものにお手手出したりと目が離せないようだ。

今日の動画ではココちゃんが道路で鳩に興味を持って追いかける様子があった。それをカールが「まるで30年以上前のテルみたい。さすがテルの姪っ子だ」と感想を言っていた。確かに興味もを持ったら怖れを知らず向かって行く態度はテルを彷彿とさせるな。私は10月末のハロウィーンの格好が印象に残った。同じ保育園の仲間たちだろうか、カボチャっぽい扮装をしていっしょに写っているが、4人の中ではなにかしら貫禄があった。その辺はセージっぽいね。
別の日は魔女帽子を被っていた。なんでそんな格好をさせられているかは分からなくても後になれば貴重な一枚だろう。
一昨日撮影されたのはバイキンマンの小さい人形といっしょのやつだった。
ふんふん、「マンマ」などの言葉はしゃべるが、まだ意味のある会話は出来ていないようだ。子どもと普通に会話出来るようになるっていつ頃なんだろう。子ども3人育てているのに全く思い出せない。今は一言しか言えないが、それが二言になり、やがて三言は言えると会話も可能になるだろう。親や祖父母としては最初はうれしいが、多言になると・・やがて「うるさい、静かにしろ」なーんてネ。それでも親は子どもといっしょに過ごせるのは丸18年から長くて22年程度、何でも可愛い今の時期はとっても貴重ってことだわさ。

2025年11月7日金曜日

ネタに困った時は・・

午前の外来が終わろうかというころ、5階病棟の「まつげ下」Nsが受診に来た。ちょっとした症状で内服薬希望ということで、すぐ処方してあげたのだが、そういえば彼女のこてる日記名は何だったかなと名簿テキストを確認すると、何にも記録されていなかった。あれれ、おかしいな。確か2年くらい前に他の5階病棟看護師らと食事にいったことがあったはず。調べるとやはりあった。ヤマミューNs、ツルリーズNsらと彼女の3人を吹上庵に連れて行き、いっしょに食事をしたんだった(→2023/7/12「男であろうが女であろうが」https://koteru-nikki-2015.blogspot.com/2023/07/blog-post_12.html)。

その時に彼女の名を「カインドムン」Nsと名付けていた。ただ、それを名簿テキストに記録保存するのをすっかり忘れていた。でも、何でカインドムンなの?付けた自分ですらその由来が分からない。ヤマミューさんは明らかに姓と名をくっつけたパターンだ。ツルリーズとカインドムンはなぜ付けたか思い出せない。そんなわけで今度からまつげ下Nsと呼ぶことにする。いったん名付けたはいいが今一気に入らず後で別名になる人もいる。ご容赦を。↓の写真では「まつげ下」なのになぜか「眉」を触られている(笑)。

そんなことを話していると、別件で4階病棟の「しまった麻里」Nsが来た。彼女もこてる日記にはこれまで登場していない。もう勤務5年にもなろうというのになぜかあまり私とからみがなかったんだ↓。
そうこうするうち、リハビリの「地下畜生」主任も受診で来た。診察そのものは大したことはなく、家の周りに出没する野良ネコ3匹が車のボンネットに乗るので困っているというネコ対策の相談が主だった。それってちょっとむずかしい。私たちの場合、ハナビを家ネコにしちまったが・・。それはともかく、彼女のこてる日記名の「地下畜生」はさすがに付けた私ですらひどいな〜と思うので別名にしようとなった。そこで旧姓を使って「二つ待たず」主任に改名することにした。ふむ、この方がいいわ。そもそも旦那が同じリハビリの「チクショウ」主任だったのでそう名付けたのが良くなかった。人聞き悪すぎるわな。そもそも名簿テキストを見てみると、以前はあまりにも可哀想な名付けをよくしていた。めったに登場しないかすでに辞めていて文句は言われていないが、ハキダメNsとか変態句よNsとか。

今日は日記ネタがなくてちょっと困っていたが、この前の朝礼スピーチで「こてる日記名」を話題にしたので職員ともその手の話題ができ、それがさらにネタ不足の際の日記ネタにもなった。うしし・・。

2025年11月6日木曜日

お腹にゲンちゃん

たまにだが、ゲンちゃんが私のところに来て抱っこをせがむことがある。背伸びして膝上からお腹に乗っかってくるのだ。昨夜のことだが、オフィスチェアに座りパソコンでYouTubeなど見ていたらやって来た。お腹に乗せてイヤホンでYouTubeを見聴きしていると・・

いつの間にか寝込んでしまい、その姿をカールにばっちし撮られていた。口も開けててマヌケなことよ。上の写真は夜の21時ちょうど頃で、この後覚醒したのは23時から24時だったか。その時にはもうゲンちゃんはいなくなっていた。

朝方、今度はパーソナルチェアに座ってTVを見ていたら、ゲンちゃんがやって来て、またお腹に乗っかって・・

これは実はカールに対してやることがずっと多いのだが、たまには私にも寄ってくる。
ゲンちゃんにしてみれば育ててもらって丸15年。どちらでも安心できる相手ってことなんだろう。ハナビはというと私にはたまに乗っかるがカールには一度もないんだ。ふふふ。この2年あまり私のより相手しているからねぇ。ゲンちゃんがカールに抱っこされていると、何となくハナビがうらやましそうに見つめているそうだ。ふむ、いつの日かカールにも乗っかって来ようぞ。まだ少し野良の気質が残っているハナビもそうなったら完全に家ネコ化やね。

2025年11月5日水曜日

若者よ、囲碁も面白いぞ

今日の外来は医師事務作業補助者の「君や」さんが付いてくれた。以前は私には補助者は付いてくれなかったが、増員されたこともあり、数か月前くらいから「僕や」さん、そして「コンフォート」さんと代わる代わる付くようになった。最初は別に付いてくれなくてもーなんて思っていたが、やはりかなり助かるねぇ。

昼前の一段落した頃、彼女と話をすると、妹が二人いて二人とも子どもの頃は囲碁の教室に通っていたそうだ。これにはちょっと驚いた。私の周囲には囲碁をたしなむ女性ってのがほとんどいないからだ。男性ですら最近はあまり聞かない。囲碁人口は減少の一途で、日本の囲碁の総本山日本棋院も赤字経営が続き「あと4年ほどで破綻するかも」とか「市ヶ谷の日本棋院東京本院ビル売却か」などの厳しい報道があったばかりだ。

私の自分の三大趣味というか三大レジャーは囲碁、麻雀、ボウリングで、それぞれ50年、40年、30年以上続けている。三者平等にハマっているわけではなく、例えば今は麻雀は定期的に打っているがボウリングをほとんどしていないし、囲碁はネットで棋譜を眺めるくらい。これが20年ほど前は麻雀はまったくせずボウリングばっかしだった。囲碁は近くに碁敵がいる時と90年代のパソコン通信時代にはハマってよく打っていた。子どもたちにもその三つを勧めたが、面白いのは麻雀は長男のテルだけがしていて、囲碁は子ども時代のセージだけが囲碁教室に通っていて、ボウリングは三男のチッチだけがしている。3人に分割して遺伝したってことか。

君やさんの妹たちが囲碁を始めたのは、ちょうどマンガ「ヒカルの碁」が流行っていたからだそうだ。そうそう、セージもヒカルの碁がきっかけだった。君やさんの年齢はテルとセージの間ということでほぼ同世代だ。で、下の妹さんは最近麻雀にも興味があるらしい。なんでも「推しの雀士」がいるんだとか。ははあ、これってMリーグが若い人にも注目されているからだろう。妹さんは女性にしては珍しく勝負事が好きな体質と見える。なんなら一度囲碁か麻雀かお相手願いたい気もするが、特に麻雀など卓を囲んでの実践経験はまずないはず。今はネット時代で牌を握ったこともないが麻雀は出来るなんて若者が増えているらしいしね。↓は一例としての佐々木寿人麻雀プロ。

麻雀界はかなり頑張っている。囲碁界も本来は人生を掛けてもいいくらい面白いゲームなんだ。あの小学生で囲碁プロになった中邑菫さんは今韓国囲碁界に行って若手女流棋戦で活躍し今日も準決勝を勝ち上がっていた。私は毎回彼女の棋譜を見るのが楽しみでもある。囲碁界よ、本当に面白いゲームなんだから、自信を持って若者をもっと取り込んでいこーぜ!

2025年11月4日火曜日

言ったでしょ看護師

連休も終わってワールドシリーズも終わって11月になってまた仕事が始まった。朝礼後、安海苔総務部長から「昨日の家事はニュースで見ましたか?」と聞かれた。「いや、知らない」「MBCニュースでは炎がいっぱいですごかったです」というその火事とは、なんと青雲会病院と隣接する人家で起きたものだった。Yahooニュースにも出て、焼け出された御婦人は県外の親戚からも連絡があったそうだ。
人家は全焼したが、幸い青雲会病院の施設にはほとんど影響がなかった。可愛いんだ理事長や深夜番の看護師らは火事を見ていて、理事長など「いったん燃え上がったら消防隊が来ないともう消せない。初期消火のために私は消火器をもう2本注文したよ」と言っていた。

朝礼では30歳の男性看護師が入職したと挨拶をしていた。あとで彼と話をすると「こてる先生、15年前はお世話になりました」と言うではないか。うん?その「言ったでしょ看護師」は名前に確か記憶があった。彼が言うには私がその病気を見つけ治療をしたが悪化し、鹿児島市内の病院に移っていろいろ治療を受けていたと。ああ、確かにそうだった。治療後、看護師を目指して頑張っているとも聞いていた。でも会うのは10年以上ぶりで顔も記憶がなかった。見た目も元気そうでとても大病をしたようには見えない。
うん、きっと患者の痛みがよく分かる看護師になっていることだろう。病気がきっかけで職業も職場も青雲会病院と縁が出来た。これを活かさない手はないね。これからもよろしく・・!

2025年11月3日月曜日

ワールドシリーズ最終戦は松山商対熊本工の試合とそっくり

日付は変わったが、まだ昨日のワールドシリーズの余韻が残っていた。YouTubeなどで両チームのファンの観戦実況の様子など見たりしていた。どっちもハラハラドキドキ、バンザイガックリで面白い。 ドジャースファンの中には喜びすぎて自宅ドアをでて庭のプールに飛び込む人とか(それを見て飼い犬が吠えている(笑))、ブルージェイズファンの中には液晶TVを渾身のパンチでぶっ壊す男性が2人もいた。怖っ。(ただし、単なるファンではなく、賭けていて、勝てば日本円にして4〜500万は入っていたんだってさ)→https://www.youtube.com/watch?v=bkdo_hfPqfo

私が「この試合、もしかしたら勝てるかも」と感じたのは、9回裏の大レフトフライをパヘスが捕球し、延長に入った時だった。長年いろんな野球を見てきていて似たようなシチュエーションがフラッシュバックしていた。私が思い出したのは1996年の夏の高校野球決勝のシーンだ。あの松山商対熊本工戦である。3対3の延長10回裏、熊本工が攻めて犠牲フライでもサヨナラというシーン。この回、熊本工は先頭の星子が2塁打を放ち、次打者は送りバントで1アウト3塁になった。そこで松山商は2人の打者を敬遠し満塁策を取る。その時にはライトを守っていた投手の新田を澤田監督は本来の矢野に交代した。これはバックホームになった場合少しでもホームで刺せる可能性を残すためだ。そしてご存じそのとおりの結果になる。

昨日のワールドシリーズ、9回裏はほぼ同じ場面だった。1アウト満塁になってドジャースのロバーツ監督はセンターを本来のパヘスに交代した。これはバックホームを想定して脚の怪我の影響の残るエドマンより肩も強いパヘスにしたわけだ。次打者は山本の低めの球を引っ掛け内野ゴロになりバックホームで2アウト。これでまあ犠牲フライサヨナラのシーンはなくなった。しかしパヘスに交代させていたおかげで、より確実に大飛球を捕れて延長戦に持ち込めたってことだ。

話を戻すと、サヨナラ勝ちと思った熊本工ナインは星子の証言によると「頭の中が真っ白のまま呆然と守備に就きましたが、皆も同じだった。11回表、先頭の矢野が初球を叩いてレフトの澤村が後逸し・・」気持ちを切り替えることが出来ず結局3点を入れられ負けてしまった。奇しくもピンチをしのいだドジャースが先攻で立場は逆だが9回にホームランで同点に追いついたのも似ている。守備を変えたらそこに打球が飛びアウトにしての延長戦ゲームというシチュエーションがそっくりだった。「延長に入って先に点を取り、結果勝てるかも」と松山商とドジャースが重なって見えたんだ。

夏になるとよく高校野球が話題の番組がTVなどで組まれる。今年は大逆転劇の試合の特集だったが、名試合の時には必ずといっていいほど松山商対熊本工戦は紹介される。私は戦前や戦後の名試合も書籍などを通じてよく知っている方だが、一つだけあげろといわれたらこの試合だ。舞台、白熱性、ドラマ性、教訓など全てが詰まっている。「まだ同点なのに『勝っていたのに』とか『負けた』と思ってはいけない」のだ。松山商は9回裏2アウト、後アウト1人と優勝という場面で1年生にホームランを打たれる。松山商ピッチャーの新田はまるでマンガのように膝から地面にがっくりと崩れ落ちる。それを見て私は「あ、熊本工が勝つかも」と思ったが、松山商ナインは内野陣がすぐさま抱え起こし、声を掛け「まだ大丈夫」と正気に戻らせていた。後に熊本工の星子は「そこが『夏将軍』と呼ばれ結局優勝5回もする松山商と優勝を逃し続けていた熊本工の違い(準優勝3回)だと、後になって知った」と語っている。がっくりしてライトの守備についていた新田を万一に備えて矢野に交代させた澤田監督もしかりだ。

今回はワールドシリーズ8回優勝でこの6年で3回出場のドジャースと2回優勝で32年ぶり出場のブルージェイズと比べると、経験や総合力でわずかにドジャースが優っていたといえるんじゃないか。今回のドジャースは、9回裏までは3点先行され1点ずつ返していき9回にホームランで同点した熊本工の立場で、延長戦に入ってからはサヨナラ負けの危機を外野手の奇跡で防ぎ次の表の回で勝ち越した松山商の立場に入れ替わった。松山商もドジャースもいわゆる伝統の力が最後にはものを言った。だから熊本工もブルージェイズも今はそうでも地道に力を付けていけば何十年かあるいは百年後かは常勝するチームになれるかもしれないんだ。ついこの前の高校野球九州大会で熊本工はベスト4に入った。これで来年春の甲子園出場が濃厚だ。頑張って欲しい。野球はまだまだ続く。

2025年11月2日日曜日

ワールドシリーズ第7戦

下の写真はまだ朝6時半の我が家の居間の写真だ。


ハナビとゲンちゃんが対峙した後、2匹とも私を見ている。少し遠くのテーブルにはカールが座って朝刊を読んでいた。なぜかみんな朝早くから起きている。私は何度も寝たり起きたりを繰り返していて、今日午前9時10分から始まるワールドシリーズ最終戦を観戦するために気持ちを整えていた。そして、私にしては珍しく験を担ぎ、昨夜風呂上がりにはドジャーブルーの色のパンツを履いていた。先週、見せたまえDrとの麻雀で「オレはドジャーブルーのハッピを着て今日は打つんだ。お前はそうはしないのか」なんて言われていたしね( ・_・;)。9時前になると何にも知らないネコ2匹は畳部屋の毛布や寝床でお休憩を始めていたよ(笑)。

さて、泣いても笑っても勝った方が世界一となる決戦は、ドジャースが予想通り大谷翔平を先発に立ててきた。昨夜カールに聞かれて私は「明日は大谷が先発するかも知れないし、投手は山本以外はみんな登板する可能性がある」と答えていた。対するブルージェイズは超ベテランにしてサイヤング賞3回のシャーザーだ。ブルージェイズ監督曰く「昨日、彼とすれ違ったら今から誰かを殺しに行きそうな顔つきだった」というから気合いが凄まじかったようだ。チャンピオンシップシリーズでは監督に降板をものすごい形相で拒否しそのまま抑えきったこともあったしな。

気になる大谷の投球、調子は今一つだった。変化球は切れが悪かったり引っ掛けたりしていた。ボール先行し、スリーボールになればどうしても次の球はストレートが狙われやすくなる。案の定ヒットも打たれピンチを招いた。ただ、さすがは大谷で1、2回は0点に抑えた。でもなー、3回ゲレーロJrを申告敬遠にして1、3塁の場面、まるで狙われたいたかのようにスライダーをビシェットにホームランされ3点献上した。その瞬間私は「あーー!負けた。この試合負けるわ〜」と叫んだ。ロジャース・センターは観客らが飛び跳ねての大歓声に包まれている。序盤に3点もリードされ、大谷は手を膝につきがっくりだ。思えば異様に汗をかいていて本調子でない感じだった。

この後、私は何度もドジャースの負けを覚悟させられた。チャンスはそこそこ作るけれどタイムリーヒットが出ない。4回表に入った1点も犠牲フライのもので、打線がいいときのドジャースなら2、3点は楽に入っている場面だ。だが、後から考えればウロブレスキー、グラスノー、シーハンとドジャースリリーフ陣がブルージェイズのチャンスに決定打を与えずに少しずつ得点し勝負形にしていたんだ。得点2ー3になったときは確かにまだいけると思った。しかしその直後1点取られ2ー4だ。そして8回表になった。この時ブルージェイズは7回に崩れそうだったが持ちこたえたルーキーのイェサベージを続投させたよね。これは判断ミスと思った。今日のイェサベージは球が高くて前回先発の時のような低めの変化球で三振を取れる球質ではなかった。7回はたまたまダブルプレーで抑えられただけ。だから前打席でヒットが出ていたマンシーがホームランを打った時も十分ありうる場面と思っていたのでそれほど驚かなかった。そしてそこでアウトにならなかったゆえに9回表までには大谷への打席が回ってくる計算もたち、残り1点差はどうにかなるかもと淡い期待を抱けた。

しかし9回表の先頭打者8番キケ・ヘルナンデスが打てないくせにくそボールを振って三振1アウトになったときは「あかん」とつぶやいた。大谷の前に少なくとも1塁に出なくてはならないんだよ。でないと大谷と勝負してもらえない可能性が高い。打つふりをして四球を選ぶようにするなりしなくては。こうなったらせめて1アウト1塁にしなくては・・次は9番ロハスか。打てないけど彼はうまく四球を選んでくれるだろうか。1球目、キケ同様に外角下のくそボールを振りやがった。アカン。しかし次とその次の低めのくそボールは振らなかった。ふむふむねばっているねー。そして4球目の外角153km/hの速球はストライクコースだったので振ったがファール。カウント2ー2。場内は「レッツゴー!ブルージェイズ!」の大合唱だ。次もやや外角の速球154km/hはまたファール。そして次は内角高めのスライダー。これがボールになった。カウント3ー2だ。次はどんな球を投げる?相手ピッチャーに余裕があるならまた外角低めのスライダー系のボールになる球で三振を狙うだろう。しかし見逃されると四球となり次の大谷と勝負しなくてはならない。ここでNHKBSでの解説の田口壮は「ロハス、かなり集中してますね」といい感じであることを指摘していた。私も四球かしぶいヒットくらい打ってくれるかもと少し期待はした。この場面でテオスカー・ヘルナンデスならまず三振だ。何十回とそのシーンを見せられてきた。でもここはしぶといロハスだ。さあ、どうなる?!

「レフトへ!大きいーー!入りましたぁ〜〜!」

ここに来てストライクを狙った甘いスライダーがほぼ真ん中に入った。今シーズン右投手から1本もホームランを打ったことないロハスが、なんとホームランよ。さすがにこれは全く予想しなかった。静まりかえるロジャース・センター。バットを持ち大きく両手を広げて喜ぶ大谷。顔が真っ赤になって呆然のブルージェイズ監督。
この時のドジャースのブルペンの様子が実に興味深い。みんな予想外のパヘスのホームランに佐々木始め喜ぶリリーフ陣の中で山本由伸だけが緊張した面持ちだったのだ。後になって思えば同点以上で自分が登板する可能性を感じていたんだろう。この頃には山本が投げる可能性が解説陣にも分かるようになって来ていた。山本が投げられるのなら彼以外にこの大勝負を任せられる投手は今のドジャースにはいない。

この後も9回裏のピンチに山本がリリーフしての1アウト満塁のセカンド内野ゴロをロハスがホームフォースアウトにしたこと(捕手スミスの足がベースから離れていたのでは?とのチャレンジは画像確認するとちゃんとベースに着いていた)、
その前にセンターをエドマンからパヘスへ交代させた後の2アウト、抜ければサヨナラのレフト大フライをそのパヘスが取りきったこと(レフトのキケ・ヘルナンデスはボールを取れず負けたと思ってしばらく立ち上がれなかった)、
スミスが勝ち越しホームラン後の11回裏1アウト3塁で敢えて四球にした後のダブルプレーゲームセットなどヒリヒリ、ハラハラ、ドクドクの緊張場面はいくつもあった。よくぞドジャースは勝ちきったなとほとほと感心した。逆にブルージェイズには幾度も勝負を決めるチャンスがあったのに決めきれなかった。7戦全体をみても攻撃、投手力いずれもブルージェイズの方がドジャースを上回っていたのだ↓。特に打率の差は決定的だったはず。
ドジャースの勝ち試合はいずれもぎりぎりの内容だった。山本が完投した第2試合も5ー1で勝ったけれど途中までは接戦だった。こうした守備力、投手力のしぶとさがどうにか4勝出来た要因だったろう。大舞台での経験の差もあったかも。

ワールドシリーズ連覇は滅多に出来ない偉業だ。20世紀末のヤンキース3連覇以来というからここで満足せずに来年も勝って3連覇はして欲しい。ただ、ドジャース番記者のディラン・ヘルナンデスさんがいみじくも指摘していたように「今回の優勝で一番ホッとしているのは編成部長のアンドリュー・フリードマンかも」というのは忘れてはならないだろう。そもそも山本があんな無理なことをしてまでワールドシリーズを闘わなければならなかったのはディランさんのいう「立派な宮殿を作ったとみえてトイレを作り忘れた」ということで、先発は立派でもリリーフの補強を完全に失敗していたフリードマン編成部長の責任だ。ドジャースにはかつてのヤンキースみたくダイナスティ(王朝)を築いて欲しい。そのためにも来年は山本に今年のような活躍をさせてはならない。

7ヶ月以上にわたる今年のメジャーリーグ観戦は終わった。で、さっそく今日のうちにSPOTVNOWのサブスク月2千円は解約した。心配しなくていいっすから、また来年4月初めくらいに契約しますよ、SPOTVNOWさん!

2025年11月1日土曜日

シェーバー、買うのはAmazonか楽天か

さて今日の午前中に新幹線で鹿児島に帰る予定だが、数ある新幹線の乗車時刻をいつにしようか。

まずは停車駅が少なく乗車時間も短い3時間半ほどの「みずほ」に乗りたく調べると、午前8時2分発が一番の有力候補だった。 これが「さくら」になると4時間ほどかかり乗り換え客も多く煩わしい。でも最重要事項は午前9時過ぎから始まるワールドシリーズ第6戦を車内で観戦出来るか、である。となると8時2分発の「みずほ」はちょっと早めで決着が付く前に鹿児島に着いてしまう。そこで8時13分発か8時18分発(これは土曜のみ増便)あたりを当てに新神戸駅を目指した。ただ阪神三宮駅から歩いてどう行くべきか分からず、方向違いをしたり、さらに遠回りで駅外の地下入り口から入る羽目になり8時13分には間に合わなかった。汗をかいちまったぜ。

で8時18分発に乗車したが前車と5分しか違わないせいか相席になる客もほとんどいなくてラッキーだった。M2 MacBook Airを広げ、NHKONEに接続し、イヤホン付けて、9時くらいから視聴を開始した。トンネルに入るたびに回線切れのような停滞があったけれどおおむねきれいな画像で視聴出来た。ほぼリアルタイムで衛星中継のスポーツ番組を列車の中で視聴出来る、いい時代になったもんだ。

試合は山本由伸が投げて3回表にドジャースが3点を先制したので少し余裕を持って観戦出来た。結局、3対1でドジャースがしのぎきって3勝3敗のタイに戻した。見ていて、ドジャースはよく勝てたなぁというのが感想だ。ヒット数はブルージェイズが8本なのにドジャースは4本。ほとんど3回の集中打と大谷への申告敬遠で3点もぎ取っただけで全般に相手に押されていた。山本が決定打を与えず、リリーフもウロブレスキー、佐々木、そして先発要員のグラスナウまで出してようやく勝てたって感じ。ひやひやしどうしだった。ドジャースは打撃陣がまだ本来の姿に戻っていない。対してブルージェイズは打撃力は明らかに上で、明日の最終戦が心配で負けても不思議はないというのが私の予想だ。

帰宅してすぐに確かめたのがシェーバーで、充電器で充電を試すも全く反応なしだ。コードに直接つなぐも反応なし。これは本体がいかれちまったか。いつ購入したのかAmazonで検索して調べると2021年の7月だった。なんと4年も経っていた。その前のシェーバーも4年で壊れていた。パナソニック製でだいたい毎日使っていると4年くらいで壊れるんやな。ひげ剃りは毎日の習慣なので急いで新品を注文することにした。パナソニックは新機軸の5枚刃タイプシェーバーを数年前から出しているがそれはちと高い。旧製品の改良版で十分で2万円台の2023年製のものがあった。また洗浄機がこれまでのものと同じタイプでそれが結構重要なんだ。沖縄に置いてある洗浄機をまだ使いたいからだ。

Amazonだけでなく楽天ではどのくらいで販売しているかもチェックだ。するとちょっと安い店もあった。楽天だと自分が保有しているポイントも結構使えるのでお得なことが多いが、今回はAmazonにした。というのもAmazonは今日注文すると明日午後までには届くと明言している。一方、楽天は早い店でも4日後くらいだった。安全カミソリを使いたくない私にその差は大きい。

今回はAmazonの勝ちだったな。

2025年10月31日金曜日

良いも悪いもハプニング

今回の学会行きでいくつか小さな失敗があった。その中でデジカメ忘れに次いで大きかったのがシェーバー動かず問題だった。今朝、いつものように髭を剃ろうとしたらシェーバーがぴくりとも動かないんだ。家では充電兼洗浄機に置いていて充電十分なので旅行へは電源コードなしでも数日は軽く持つ。しかし作動しなけりゃどうしようもないのでホテル備品の安全カミソリで剃ることにした。以前沖縄行きでシェーバーを忘れた時もだったが、私はこのカミソリで剃るってほとんどしたことがなく、おっかなびっくりだった。肌に塗るクリームがどれなのかも分からず間違ってスキンオイルを使ったりして・・。不十分な剃り跡でそれを隠すためマスクをして学会会場へ向かった。

ホテルから最寄り駅へは歩いて10分弱、外は小雨模様でどうにか大きく濡れずに着き、阪神電車に乗って三宮へ向かった。ポートライナーに乗る頃は本格的な雨になっていた。ポートアイランドの市民広場駅で降りて、ここでまた失敗だったのがすぐに国際展示場館へ向かったつもりが反対方向の国際会議場方面へ向かっていた。昨日はちゃんと国際展示場でポスターセッションを聴いたのになんか場所が全然違っていた。そこでポートピアホテルのメイン広場に行って案内役の女性に「国際展示場館にはどう行けば?」と尋ねたりした。

合点してエスカレーターに向かおうとした時だった。すれ違った学会参加者の顔に見覚えがあった。坊主頭で一重の眼のこのお顔は、確かてげてげDrの息子で私とは「はとこ」に当たるヘイシューDrでは?数m過ぎた後、思い切って引き返し「もし」と声を掛けた。怪訝そうなその参加者のネームカードを見て、やはりヘイシューDrと確信し「ヘイシュー先生、私、こてるです」と名乗るとハッとして誰なのか分かったようで「あーあ」と返事してくれた。そして「よく分かったですねー。私とは(法事などで会うことはあっても)そんなに話をしているわけでもないのに」と言うので特徴的な風貌のおかげだと答えておいた。(↓お互いにスマホでツーショット写真を撮り合った。私のヒゲ剃り跡は修正してます)

彼は専門が消化器系で現在福岡在住、現在青雲会病院に非常勤のクニンダDrとは大学病院時代いっしょだったとも聞いている。それもだが「昨日は阪神が負けてしまいましたね」と野球ネタを話すと案の定「(父のてげてげDrが)落ち込んでますねぇ」と予想通りの返答だった。阪神ファンにとっては昨日の負けは相当応えただろうな。今の私はソフトバンクや阪神よりドジャースなので明日の第6戦で負けたらきっと同様の落ち込み状態になるのは間違いない。

さて学会は午前の部が終わってランチョンセミナーのために国際会議場の3階に向かった。思えばここは駅から一番遠いところにある会場だ。セミナー内容は胆膵系の特殊手技に関する内容で本来なら別のセミナーが良かったのだが予約を取るのが遅れてここになった。でも今回の学会でヘイーシューDrに会えたこととこのセミナーに当たったのはラッキーだった。というのもセミナー会場前のホールにスイーツコーナーがあったのだ。学会のパンフレットには「JDDW 2025では神戸市のご提供により、学会期間中にスイーツコーナー(世界の珍しいチョコレートの提供)を開設いたします。※12:00~17:00で数に限りがございますので、予めご了承ください。」とあり、私は着いたときにちょうどその提供が始まったばかりだった。美味しそうなチョコがたくさん並べられていた。そればかりではなく飲料メーカーから「ご自由に」とお茶やコーヒーの缶飲料がたくさん提供されていた。済みません、何回かその辺りを回りました、てへっ。

帰りは大雨ゆえに三宮駅で私は初めてコンビニでビニール傘を買った。こんな傘、今は良くても後で邪魔になるからホテル近くの駅からアパートまでタクシーを利用しようかとも考えた。しかし、私が利用した阪神電車の石屋川駅って周囲に何もなくてコンビニはおろか道路も目立つものがなくタクシーなんて1時間に1台も通りそうにないところだ。(↓の写真は駅近くの「処女塚古墳(おとめづかこふん)」。なんと3世紀ごろの古墳で万葉集にも歌われているとか)
結果、やはりそれが正解だった。いやはや、傘まで買う羽目になるとは・・学会行きでは良いも悪いもハプニングってあるんだよね〜。

2025年10月30日木曜日

神戸学会初日

 消化器病関連では日本最大の学会であるJDDW参加で久しぶりに神戸へ向かった。DDW自体は3年前の福岡には行ったが去年一昨年の神戸はオンデマンド参加だった。コロナ禍もあって6年ぶりだった。8月末にはホテルの予約を取ろうとするも、会場のポートアイランドや三宮周辺はほとんど取れず(あってもバカ高)、今回は少し離れた鉄道沿線のホテルを予約した。新幹線で向かう予定でカールに送ってもらった。ただ、7時32分発の「のぞみ」には間に合わなかった。ま、乗る便はいくらでもあるので慌てない慌てない。

しかしー。往復券のチケットを購入後、改札口に入る直前、ある重大なミスに気が付いた。常に持っていると言っても過言ではないデジカメがないんだ。いや、出かける前は間違いなくバッグに入れたはず。はっ!カールの車中でいったん手に取って確認した後、カバンじゃなくて後部座席に置いたような気がする。カールにスマホで連絡するが出ない。また引き返して持って来てもらうというのも無理だ。カールは8時以降に着付け教室に行く予定があると言っていたんだ。もう一度カバンの中を確かめるもやはりない。はぁ・・今回はどうしても撮影するならスマホを使うしかないか。8時過ぎにカールからPowerShot G7X Mark Ⅲの写真が送られて来て案の定座席に忘れていたと分かった。がくっ。

さらに落ち込んだのは座席でのドジャース対ブルージェイズの第5戦のネット観戦だ。初回にスネルがホームラン2連発を喰らった。これは前日の記者会見でスネルが「明日は速球の精度を上げていかねば」なんて正直に語っていたからだよー。絶対初球のストレートを狙っていたもん。その後キケ・ヘルナンデスの一発で1ー2にするもどうにもドジャース打線に活気がない。このシリーズで打線爆発が一度もないんだ。神戸に着く頃、1ー6の大敗で終わり、これで2勝3敗、後がなくなった。はあ・・。

学会へは午後からの参加でポスター発表では大腸憩室出血のセッションに行き、その後ワークショップの「緊急内視鏡診療の適応と限界」を聴き、17時過ぎは商品展示や書籍など見ながらサテライトシンポジウムを聴くために会場に向かった。これ、夕食の弁当もらいが半分目的なんだが腸管の穿孔、出血予防のための最新器具の使い方など非常にためになった。↓はそのお弁当。

で、後はホテルに行って日本シリーズ第5戦を見ていたわけだが、ソフトバンクファンだけど今日は阪神を応援していた。2ー0でリードしていてこのまま逃げ切れるかと思って、シャワーを浴びて出てきたら・・なんと2ー2の同点になっているじゃない。柳田の2ランが出ていた。左打者があそこに打ち込むかぁ。こうなると延長は12回まで、メジャーリーグと違い日本では引き分けがあるからそうなるのか・・と思っていたら、11回に野村のホームランでソフトバンクが勝ち越し。これでほぼソフトバンクの勝利とシリーズ制覇は決まりだろう。おそらくその裏に同点、逆転の力は阪神にはない。接戦続きではあったがソフトバンクの地力が上回った格好だ。特にホームランが打てないと短期決戦は勝ちきれないな。

それとだが、日本のプロ野球機構もあまりに飛ばない現状のボールはどうにかしてくれないか。試合が地味すぎるんよ。メジャーリーグはよく打つと思われているが、実は裏話があって毎年打撃と得点データをチェックし、投手優位だとボールの反発係数を上げて打者寄りにし、その逆も行って平均得点が一定になるように調整しているのだ。なぜそうするとかといえばファンや観客のためなんだ。日本シリーズに限らずレギュラーシーズンもじりじりとした地味展開が多かったでしょ。試合時間もメジャーでは数年前からピッチクロックという仕組みを導入し、ピッチャーが早く投げるように促し、結果試合時間が平均30分は縮まって見やすくなった。そして来年からはストライクボールの審判判定にも画像判定システムが導入される。そこら辺のダイナミックさを見習って欲しい。最近の私はたまにプロ野球見るけれど、ほとんどメジャーリーグ観戦ばっかしになってしまっているのは、大谷や日本人選手の活躍ばかりじゃないのだ。

神戸のホテルの一室でうなだれる阪神ファンと歓喜のソフトバンク選手の映像を見ながらそんなことを考えていた。

2025年10月29日水曜日

スチョルDrの呪い

ドジャースが2勝1敗となってのワールドシリーズ第3戦、大谷翔平がピッチャーで投げるとあって一気に3勝目と思いきや、ゲレーロJrに甘いスライダーを打たれ2対1と逆転されたのが痛かった。でもその後は踏ん張って接戦だったのだが、今のドジャースは打撃が低調期に入ってしまっているようで、カワウソみたいな名前の相手投手を打てずいつものガス缶クルーのリリーフ陣がまた打たれ2対6で敗れてしまった。

ここでちょっと前にネタにしたAKI猪瀬の呪いがちょっと頭をかすめてくる。彼が勝敗予想すると結果はその逆になるというもので、彼はワールドシリーズを「ドジャースが4勝2敗で優勝」とした。現在2勝2敗でこの後ドジャースが2連勝すれば珍しくもぴったり当たったということになる。でも呪いってそんなに解けるもんじゃないぞ。これはブルージェイズが4勝2敗で優勝ってことだったんじゃ・・。猪瀬さん、せめて当たらなかったのは勝ち負けの数だけで結果はやっぱりドジャースであって欲しいよねー。

私の親戚のスチョルDrは兄のてげてげDr同様60年来生粋の阪神タイガースファンだ。そのスチョルDrから夕方にLINEで「今から、ホテルを出て、甲子園に向かいます」と来た。ほうほう。第4戦を観戦しに行くとは聞いていた。もしかしててげてげDrもいっしょかも。今回の日本シリーズ、なぜか阪神は日本一をかけてホークスを当たることが多く今世紀に入って確かこれで3度目だ(2003年はダイエー、2014年と今年はソフトバンク)。で、私はセ・リーグでは阪神、プロ野球全体ではソフトバンク推しなのでなかなか痛し痒しのシリーズなんである。ただ今年は阪神が勝ってもいいかなとチラリと思っている。だってセ・リーグでは圧勝だったでしょ。投手陣すごいしー。ただソフトバンクも去年DeNAの勢いに押されて日本一になれなかったし優勝から5年遠ざかっているしで60年前の山本リンダ状態だ(古すぎて平成令和世代には意味分からんやろな)。

ただねー。TVで接戦の日本シリーズを見ていたがあるジンクスを思い出したのよ。それはスチョルDrが以前言っていた「おれが阪神の試合を見に行くと負ける」ってやつ。かなりの確率でそうなるらしく、過去一度だけこてるファミリーがソフトバンクをスチョルDr夫妻&関係者が阪神を同時に観戦しに行った交流戦(こてる日記の2017年6月11日「
交流戦ソフトバンク対阪神、いざヤフオクドームへ」→https://koteru-nikki-2015.blogspot.com/2017/06/blog-post_11.html)でも阪神は負けたもんな。で、その呪いはやはり解けず2対3で阪神は負けてしまった。スチョルDr、がっかりしているだろうな。「オレが見に行くと負ける・・」でも観戦&応援したいだろうしねぇ。↓は山川の先制ホームラン。

これで阪神は1勝3敗とかなり日本一には厳しくなった。だいたい阪神って日本シリーズには弱いイメージがある。初の日本一が1985年(昭和60年)だから40年前で、2回目がやっと2年前で通算2勝5敗だ。でも嘆くことはない。今は常勝軍団イメージのホークスだが前前身の南海時代はシリーズには登場するも負けばっかしだったんだ。なんと2勝8敗。ダイエー時代になって勝つようになり2勝1敗。ソフトバンク時代になってから勝ち癖がついて7勝1敗と圧倒的になった。メジャーのドジャースだってひどいもんだったのよ。1955年にヤンキースを破って初優勝するまでにワールドシリーズ7戦全敗だったのだ。シリーズ初登場の2015年から40年かけてやっとこさの優勝だった。その後1988年まで5勝5敗でまずまずも、以降しばらく低迷期に入り、2017年からまたワールドシリーズに出るようになり去年の優勝で8勝14敗と名門と言われるチームですらこんなもんだ。

阪神は今世紀に入ってから昔のダメダメ阪神ではなく常に優勝を伺うチームになった。メジャーで言えばボストン・レッドソックスが似ている。2004年になんと86年ぶりに優勝してから今世紀4回優勝していてこれはメジャーリーグではトップの数だ。ライバルがニューヨーク・ヤンキースで優勝回数がダントツの27回と阪神のライバル巨人22回優勝というのもそっくり。ベーブ・ルースをヤンキースに売ってから勝てなくなったバンビーノの呪いが解けたらこうだよ。だから今世紀はライバルを差し置いて阪神の時代になる可能性も多いにある。再来年からセ・リーグもDH制を導入する。これがきっかけとなって昨今のパ・リーグ優位も徐々に薄れ、またセ・リーグのチームが勝ち出すと私は睨んでいる。あの甲子園の応援の熱気はすごい。スチョルDrの呪いもやがて解けるだろう。これからは阪神の時代だ。

2025年10月28日火曜日

7年前のワールドシリーズ分析に我ながら感心する

はあ・・なんという試合だったんだろう。ワールドシリーズ第3戦は内視鏡検査の合間などにチェックし、大谷が活躍しシーソーゲームになっているのは分かっていた。昼休み時間になっても今日は胃瘻造設術などがあり、観戦は出来ずも5対5の同点で延長戦に入ったというのは知っていた。

ようやく昼食のため職員食堂に行くと数名の職員がぱらぱらといるだけでスマホなど見ていた。小さな液晶TVは昼のワイドショーなどやっている。私は「何とマヌケな」とばかりにNHKBSのワールドシリーズ中継に切り替え、給食用トレイをTVに一番近いテーブルに置いて、観戦しつつ食事をした。いつもはTVから一番離れた席に座っているのに〜( ・_・;)。

ドジャースが若干のピンチを迎えているところで、なんとカーショーが出てきた。最悪1点取られても裏の攻撃があるから即終了にはならないが、レギュラーシーズンと違ってタイブレークがなく簡単には得点出来ないからそうなるとすごく苦しい。急いで食べ終え(まあいつも早いけど)院長室に戻った。部屋にはTVはないのでネットでのSPOTVNOW観戦だ。カーショーはどうにか切り抜けたようだ。その後もじりじりする展開だった。それで全く目が離せなかった・・かというとそうではなく、食後と検査疲れもあってこくんこくんとやっていたようだ。とうのもドジャースのリリーフがエンリケスからクライン・スミスに代わったのに気づいていなかったんだ。

その後内視鏡室から午後の大腸内視鏡に呼ばれ、1件済ませたはいいが、試合はまだ決着がつかない。延長も16回か17回だぜ。いい加減点取ってくれよ〜。大谷は毎回申告敬遠でその後のベッツが打てない。2018年のドジャース対レッドソックス戦みたくなってきた。あれは延長18回にマンシーがサヨナラホームラン打って決着ついたんだった。あの頃は熱心にメジャーは見ていなかったが確かドジャースを応援していた。こてる日記で調べるとなんとその日は土曜で朝から夕方までTV観戦していたわ。「延長18回をずっと見る(2018年10月27日)」のタイトルで日記ネタになっていた。見たのは覚えていたが日記ネタにしていたとはすっかり忘れていた→https://koteru-nikki-2015.blogspot.com/2018/10/18.html。結局4勝1敗でレッドソックスが勝ち、確かに実力もその通りだった。ドジャースは前年もワールドシリーズ進出したがアストロズの組織的サイン盗みなどもあって3勝4敗で敗れ、「最近強いのに優勝出来ないなぁ」と同情していたんだ。なお、翌日の10月28日もドジャース対レッドソックス戦をネタにしていた(タイトルは「勝ち癖」→https://koteru-nikki-2015.blogspot.com/2018/10/blog-post_28.html)。そこでの私の試合感想がいい。当時はロバーツ監督のことはよく知らないのでドジャース指揮陣のリリーフ判断に疑問を呈している。あれれ、このところのドジャース・ガス缶クルー(火を付ければすぐに炎上する)リリーフ陣と似たような采配はその頃から変わらないってのが自身の日記を読んで知ったわ。

それが今では大谷、山本、佐々木と日本人選手3人もいれば応援にも熱が入る。18回裏が始まる頃「先生、最後の大腸内視鏡が準備出来ています」と服緑Nsに急かされたけど、「うーん、ちょっと待ってー」とフリーマンの打席を見ていた。そしたら皆さんご存じの通り、センターバックスクリーンへサヨナラホームラン!すぐにSPOTVNOWを切って検査を始めた。これでようやく落ち着いて内視鏡も出来るというものよ。
終わってLINEを見ると、カールから「すごい試合だったわ。今からクリーニングに行ってきます」とあった。時刻は15時53分だった。へ、いつもは午前中にクリーニング店には行くのに朝からずっと見ていたのか。いや、観戦しているだけで疲れたはずよ。え、6時間半以上ってか。ぴったり2試合分だもんな。そりゃ疲れるハズですわ。日本国中でおそらく1千万人以上がこのゲームを見て、チェックしてお疲れモードになったのは間違いないやろ〜。へとへと・・。

2025年10月27日月曜日

「ニックネームで遊ぶ」

今日は朝礼スピーチの日だ。ここ10日間ほどはこのスピーチのスライド作りを毎日やっていたと言っても過言ではないくらいだった(10月16日の日記「スピーチネタを思いついた!」参照)。いったん先週日曜には完成していたものの、通しで見ておくと細かな不備が目に付き修正をしていった。タイトルは「ニックネームで遊ぶ」と題したが、本質は職員紹介の面白エピソード紹介なのだ。従って、「特に役には立たず中身はないけれど・・面白い」といったものできっと受けるだろうと思っていた。

およそ10分、毎分ごとにオモシロエピソードを披露し、スピーチ中も受けているなぁと実感はあった。まずは1発目の可愛いんだ理事長。名前もじりで名前ほぼそのままのパターンの代表である。

理事長だけは写真を使わず似顔絵ケーキを使った。「可愛いんだ」にふさわしい写真がなかったからだ。まあ名付けそのものがギャップの可笑しさやからね。

次に受けたのがマチルダ師長。これはもう20年ほど前の忘年会余興の扮装だけで大受けだった。聞いた話ではマチルダ師長本人も爆笑していたとか(⌒о⌒)。

意外に受けたのが深バッバNs。これも忘年会での扮装がよかったかな。
そして動画で紹介したのが難ガター科長。↓がその動画の最終場面でニックネームの通りにガターする場面だ。
いや、この動画が受けて良かったヨ。というのも何千何百とある私のボウリング動画の中から彼のガターシーンを探し出すのに1時間半以上かかったから。ストライク動画はたくさんあるけれどガター動画は失敗場面だけに撮影即消去されることが多いんだ。先々週土曜の大谷が10三振&3ホームランの試合を見ながらようやく見つけた頑張りが報われて何よりだった。

そして2枚目の動画はラブカメ先生だ。これは名前を英語読みするパターンだ。すでに青雲会病院は退職されているが、毎回朝礼の前に昨年の忘年会の動画が流されていてそこで外来看護師に囲まれて「良し!よく言った」と言うシーンがある。それを利用して私が「ラブカメで良かったでしょうか?」と尋ねると画面の中の先生が「良し!よく言った」と答えてくれるって仕掛けである。

やはり動画は受けっぷりがいい。

静止画の中では名前から連想されるパターンの一つ「手帖」Nsが受けた。

ただ残念ながら手帖Ns本人は外来業務があって朝礼には出席していなかった。その後も忙しくしていて外来スタッフは「朝礼のスライドに出ていたよ」と教えるチャンスがなかったそうだ。でも4階に妹の妹手帖Nsがいて夕方帰宅するころに「お姉ちゃん、スライドに出ていたよ」と教えたところびっくりしたんだとか。実はスライドに使った写真、使えるいいものがなかったので、先週「はい、にっこりいい表情をして〜」と何に使うか教えずに数枚撮っていたのだ、ハハハ。

そしてこれも連想パターンの代表、背後霊主任だ。実は7年前の朝礼で一度紹介して受けが良かったスライドで、案の定また受けた。

写真を見て、みんな「あ〜あそう」と思ってくれたみたいねー。

そしてみんなの意見では一番面白かったとの動画が↓で、実はこれ去年と数年前にも朝礼で紹介したもので、スピーチでも「評判が良かったのでまた見せます」と断っていた。

画像を見れば分かるとおり、私の不意の訪問に驚いた男性看護師が胸に手を当てその格好はまさにフランシスコ・ザビエル。この動画がなければなぜ彼がザビエル看護師なのかさっぱり分からない。あとで彼は「また(出したん)ですか」なんて言っていたけれど、マチルダ師長などは「確かに前も見ていましたけどまた笑ってしまいました」と語ったように、面白い動画は二度三度見てもやっぱり面白いんだわ。

そんなこんなで「中身はないけど面白い」私のスピーチは好評裡に終わったのだった。

2025年10月26日日曜日

クロが寄って来ないワケ

ワールドシリーズ第2戦は自宅でじっくり観戦できた。昨日は試合中は外来仕事だったし、途中からは負け試合が見えていたのであんまし見る気も起きなかった。結果、山本が先発でそら見事な投球だった。打線活発なブルージェイズを1点に抑え、4回からは一人のランナーも出さないなんてー。これで1勝1敗、どうにか連覇への道が開けた。よしよし。

自宅にいると、庭に隣の家のキタローや野良のクロが来てはエサねだりなどよくする。それが今朝はクロが駐車場からこっちをじっと見たままなかなか寄って来ない。何している?

そしたら分かった。こてる家の窓のそばにキタローがどべっと陣取り、休憩をしていたんだ。それでエサのある皿になかなか近づけなくなっていたんだ。
これを家の中からゲンちゃんがそーっと観察していた。なんかおかしい構図だ。
その後ゲンちゃんが移動してほぼ一直線に並んだ。弱虫のクロちゃんは駐車場から一歩も入って来ない。
結局、クロちゃんはどこかに行ってしまい午前中はこてる家に近づかなかった。弱虫でいるのもまた智恵なのだ。ハナビみたいにずうずうしくするのもまた別法。キャラに応じて生き抜く方法はいくらでもある。今回は仕方ない、こんな時もあるさ。またおいでね、クロちゃん!

2025年10月25日土曜日

心房細動にはパルスのアブレーション

昨夜は天妖怪病院の砂糖大好きDrの講演が面白かった。タイトルが「心房細動治療が進化したのか?いいえ、革命でございます」と、なかなか刺激的で興味がそそられた。

この30年ほど前から不整脈の治療には「アブレーション」といってカテーテルを用いた治療がかなり一般的になってきた。私は専門家ではないのでネットでの解説をそのまま記すと、「カテーテルという細い管を血管から挿入し、心臓内部で不整脈の原因となっている異常な電気信号の発生源や回路を「焼灼(しょうしゃく)」することで治療する方法です。高周波電流、冷凍、レーザーなどのエネルギー源が用いられ、不整脈の原因を取り除くことを目指します。この治療法は低侵襲で、体の負担が少なく、動悸や息切れなどの症状緩和やQOL(生活の質)の改善につながることが期待されます」ということだ。

その「革命でございます」という治療法はアブレーションの一種で新しいタイプのカテーテルを用いるものだった。超短パルス高電界アブレーション(Pulsed field ablation:PFA)というものでこの1、2年で出てきた治療法らしい。
                                
何がいいって、まず合併症がほぼゼロということ、それに手技が非常に簡単で治療時間もかなり早く終えられるということなんだ。「心房細動アブレーションはPFA一択」「PFAしか勝たん」とスライドで先生は語っていた。いや、聞いていて確かにそうだと思える。
さらに先生は略して「パルス」と言っていた。確かにその方が覚えやすい。なぜそう言えるのかをこれでもかと解説しての最後、「今日覚えて欲しいのはたったこれだけです」と言い「心房細動を滅ぼすたった3文字の『滅びの言葉』」それは「ぱるす!」と会場の参加者に唱和させた。
ハハハ、これはジブリ映画の「天空の城ラピュタ」に出てくる滅びの呪文「バルス」をもじったんだというのはあまりジブリ映画を見ない私でも知っている。インターネット上では、毎年「天空の城ラピュタ」がテレビ放映される際に一斉に「バルス」とつぶやく「バルス祭り」が文化として定着しており、ツイート数の世界記録を何度も更新している。なかなかやるねぇ。

幸か不幸か私には不整脈はないが、同世代の連中が患っているのはよく聞く。現時点では高額医療になるがいずれ普及するのは見えていて、いずれ手頃な価格の治療になるだろう。ただ病院側は高額な機器と器具を使うため現状の保険点数では収入にやや不満が残るそうだ。天妖怪病院の理事の阿辻維新Drは「病院で購入する医療用品は消費税なしにして欲しい。このままで医療用具会社が一番儲かるだけ」とつぶやいていた。ごもっとも。

私が学生時代に有名な井形昭弘教授から聞かされた「医療は30年も立てば治療法はガラリと変わる」というのは本当にそうだ。消化器分野もそうだが循環器分野も同じだ。今日の講演を聴いてますます実感した。

2025年10月24日金曜日

今日は入院患者が5名だって

今週の金曜日は内科のDrが少なかった。ダヒロDrは月から木までの勤務だし、トマリンDrは前夜が当直のため仕事は午前までで午後は早帰りする。タクミDrは内視鏡担当で、その上来週に腰の手術を控えていて昨日ぐらいから新規入院患者を持たせないようにしていた。

そしてそんな日に他医紹介患者や急患が集まることがある。それでヘモグロビンが通常12〜13のところ5ぐらいしかない貧血症状の高齢女性の紹介、おなじく黒色便とヘモグロビン5台で貧血の高齢男性、胃瘻造設依頼の高齢女性患者、腹痛で胆石があった高齢女性、以前も大腸憩室炎入院歴があり同様症状で入院した比較的若い70歳代の女性患者と5名もの入院患者を私が抱えることになった。実はもう一人、他医紹介で新鮮下血の40歳代女性患者がいたが、夕方に大腸内視鏡を私がした(本来は私は内視鏡担当ではない)ところ、大腸にはどこも出血の所見はなく、痔出血と判明しどうにか6人目の入院は避けられた。ふぅ〜、院長先生でございとふんぞり返るなんてことは全くないんだ。現役バリバリの壮年Drと変わらんね。

夕方は新規入院患者らの週末にかけての処方や点滴などを見直して漏れや間違いないがないかをチェックした。さらに入院サマリーも出来るだけ今のうちに書いておくようにした。退院までに書いておけばよいのだが、出来るだけ入院時に書き始めておくのが後で楽なんだ。1週間か2週間後にいざ書こうとすると細かな経緯やデータなど忘れてしまっていて一苦労することがあるからだ。

そんなこんなで終業時から約1時間電カルの前で過ごし、19時から病院の大会議室で行われる天妖怪病院と青雲会病院との病院連携の会に参加した。その様子は今は疲れて書けない。元気だったら明日書こうか・・。

2025年10月23日木曜日

48秒!

今日は内視鏡担当のエイエイコーDrが遅い夏休みで不在で、いつもは3人のところ私とダヒロDrの2人で忙しく立ち回った。胃カメラが終わって、大腸内視鏡は親戚のスチョルDr夫妻を済ませてからいったん昼食を摂り、午後はまた3件が控えていた。

そのうちの1件は大腸内視鏡が初めてという38歳の男性だった。沈静処置を希望していたが私は「男性の場合ほとんどが沈静の注射を打たなくてもすぐに入りますよ。でも途中で痛がるようなら使いますから」といって沈静なしで始めることにした。まあいつものパターンだ。

でもそこからが違った。どうなったかというと、なんと鎮静剤を使うどころか、あっという間に盲腸まで到達しわずか48秒しかからなかったのだ。私はいつも到達時間をしっかり測っていてこれが確か最速の所要時間になった。早く挿入出来る人でもだいたい2分以内で1分を切るのはそうそう滅多になく50秒を切るのは初めてだった。大腸って約1mの長さがある。S状結腸や横行結腸は屈曲していることが多いので腸が長めの被検者だったり、入れ方がまずいと1m30cm以上にもなりスコープの長さが足りなくなることもある。スコープを短縮化&直線化したりして早くそして痛がらせずに挿入する必要があるのだ。今回は入りやすい形態の人だったこともあって48秒で済ませられた。最初から記録更新を狙っていればあと数秒は短縮出来たかも。

ネットで調べると「最短は42秒」ってあった。ほう、頑張っても30秒以内はまず無理でまあそんなものかも。ただ100m走じゃないのでそこまで時間短縮は意味がない。大腸内視鏡は観察が大事なので抜きながらしっかり見てポリープや癌などの見落としがないようにしなくては。そのためには最低5〜6分の観察時間が必要だ。この男性は特になにもなく、沈静なしの意識もしっかりしていたので、検査終了と同時に説明も終わりで笑顔で帰っていかれた。めでたしめでたし(⌒о⌒)。

2025年10月22日水曜日

ギボヒサコはどうしている?

カールが月曜から沖縄に行っていて、ヨーコバーバやその家の整備の案件をこなしていた。ヨーコバーバも最近は認知は変わらないものの内科系の病気は落ち着いているそうだ。そこでカールは老人施設からギボヒサコのお墓参りに連れて行った。ヨーコバーバはそこで神妙に手を合わせ「ヒサコもとうとう亡くなったのねぇ」としみじみしていたそうだ。
カールはヨーコバーバの誕生日が近いそうでお祝いも兼ねて昼食をいっしょにすることになった。当然車に乗せて予約していた店に向かおうとした。が、その時だ。衝撃の発言を聞く羽目になった。

「ヒサコはどうしている?」

カールは愕然とした。ほんの数分前、亡くなったヒサコのために祈りを捧げていたばかりなのに・・。その後食事をして施設まで送ったそうだが、認知症って・・残酷やね。

2025年10月21日火曜日

高市総理誕生&AKI猪瀬の呪い

昼食時に食堂のTVを見ていたら、臨時国会で自民党の高市早苗総裁が選出されたと報じていた。事前に維新との連立が成り立っていたから予想通りとのことだ。

画面では背後の岸田と管の二人の元総理の表情を見ると、岸田さんは笑みを浮かべているのに管さんの表情はややうつろでこわばっているのが対照的だ。これにはネット民からも「管さん、大丈夫か?」との声が上がっていた。政治的な確執より体調が悪いのかもしれない。

それにしてもあんまり女性初の総理というのがそれほどフィーチャーされていないな。マスコミも自民党もそこはあまり強調してこない。かつてのイギリスのサッチャーの時はそればかり言われていた気がしたが、21世紀にもなっているので「あ、そう」くらいなのかも。でも新鮮さがあるうちに今課題となっている経済や物価高などに成果を出してほしい。それと私はやはり医療界へのアプローチだ。日本全国の病院の半分以上が赤字になっている現状をどうにかして欲しいと思う。

メジャーリーグはア・リーグが第7戦までもつれ、トロント・ブルージェイズがシアトル・マリナーズを逆転3ランの4対3で勝ち、ワールドシリーズ進出決定、ドジャースと日本時間の10月25日に開幕を迎えることになった。うん、ブルージェイズか。ま、一度もワールドシリーズに行ったことがないマリナーズに出て欲しかったがそこは勝負だからな。ここでまた勝敗予想の話だ。メジャーリーグジャーナリストAKI猪瀬氏がポストシーズンの予想で「優勝予想はマリナーズ」と語っていた。去年のその手の話題で知っている人は「あ、これでマリナーズの優勝はない」と思った人が多かったのではないか(笑)。ちょうど去年の今日10月21日のこてる日記は「楽しい予想合戦」と題してポストシーズンの予想を話題にした。そこでもAKI猪瀬氏はハズしまくっていて、「AKI猪瀬の逆張り」なんて言葉も生まれたくらい。今年もドジャース優勝を予想してくれなくて良かったわ。今年もさっそく「AKI猪瀬の呪い」って言葉も出て来ている。お願いだから応援しているおらがチームを勝利予想しないでくれぇ〜って(笑)。

そこで、AKI猪瀬さん、ワールドシリーズの予想、絶対ブルージェイズ勝利だよね、お願い!