さて、日曜のお昼に外食をするかどうか、これはある法則があって、前日麻雀を私がした場合、勝てば外食、負ければ自宅となる。で、昨日は勝ったので、「今日はどこ行く?」とカールは尋ねてきた。「それに花見もしたいしー」というので、どっちもかなえるために「慈眼寺公園で花見して近くにあるウナギの『美鶴』に行くのはどうだろう」と提案した。どちらも行ったことがないというのも理由の一つだ。これにカールは「いいわよ」と完全同意したので、まず時間が気になるウナギの美鶴をネットでチェックした。しかしー。がーん、なんと美鶴は日曜は定休日だった。となると、慈眼寺公園は変えずにどこか近くの産業道路あたりで食事をしようと昼前に出かけたのだった。
谷山の端にある慈眼寺公園は実は60年ほど前の小学1年生の遠足で行ったはずだが、全く風景や実地の記憶がない。覚えているのは担任の石原先生(中高年の女性教師だった)が黒板に「慈眼寺」と書いて「これは『じがんじ』ではなく『じげんじ』と読むのが正しいのですよ」と教えてくれたところ、帰宅して親に「じげんじ」に行くと言うと「違う、それは『じがんじ』だ」と訂正され、いったいどっちが正しいのだろうと子ども心に迷いと不信とが芽生えた。後になってやはり「じげんじ」が正しかったものの、多くの当時の鹿児島県人は誤用で「じがんじ」と呼び、それが通用していたということが分かった。
で、花見の季節になると、たいてい谷山の慈眼寺公園が一番早く咲き始め、満開になるのも早いと報道がなされる。今回はSNSで友人のバンバ君が3日ほど前に「慈眼寺公園、満開なう🌸。凄い数のお客さんが敷物広げて楽しそう」とアップしているのを見たこともあって行ってみようかと思ったのだ。平日の昼間だったそうだが「市内でも、とびきり早く満開になるから、人気集中😊」と書いていた。高速を使うと15分ほどで近くの国道225線に出る。まずはどこかで食べようとなったが、「このあたりはあんまし好みの店があるかどうか・・」とカールは気にしていた。で、ぐるぐる回ったところでカールが「あそこのモスバーガーでもいいよ」というのでそこにした。実は近くに博多ラーメンの「暖暮」もあったのだが、気づいたのはバーガーを食べ終わった後だった。「暖暮」には行ったことがないカールはそこでもよかったそうだがねー。