病院に「大塚薬報」4月号が届いていた。大塚製薬が提供する表紙が読者投稿写真の月刊誌で医師にはおなじみの雑誌だ。昭和25年創刊で今号が814号というからかなり続いている。今回は桜を背景に魔女の宅急便を模した少女が写っており遊び心のある表紙だった。
私は毎回、表紙写真と選には漏れたが佳作の写真6選の解説を読んでから本文に入る。その写真の良い点、やや物足りない点などプロの写真家が分かりやすく教えてくれるんだ。雑誌の内容はカルチャー、医療、歴史、文学、絵画、小説、ペット紹介など多岐にわたり、病院紹介では10年以上前だったか青雲会病院も紹介されたことがある。ドクターの趣味、レジャーを紹介する「我 夢中人(われ むちゅうじん)」というのもあって、今回は「おおっ」となった。今回の紹介ドクターは夢中対象が「ボウリング」だったのだ。紹介されていたのは宮城県石巻市で内科クリニックの副院長をされている佐藤文彦氏である。年齢ははっきりしないが小学生の頃一大ボウリングブームの頃の小学5、6年生に父に連れられ初めてボウリング場に行ったとある。私より約2歳ほど下のようだ。
NBFというアマチュアのボウリング団体の会員になり、リーグ戦に参加したり、年1回10月にある「医師またはその配偶者」が参加資格の「全日本医師ボウリング大会」2日間が一番の目標で、2008年にその大会で準優勝したのが最高成績だという。その全日本医師ボウリング大会だが、私が沖縄に出張して大いにボウリングにハマっていた頃、私の噂を聞き、直接は知らないがボウリング好きな年配のドクターから「いっしょに参加しませんか」とMRを通じて打診されたことがあった。4人チーム戦やダブルス戦があるということだからそのドクターも参加仲間が欲しかったのだろう。しかし出張3年目のその頃の私は、投げ過ぎが原因で右手首の腱鞘炎に罹ってしまい、数ヶ月間投げられない時期だった。ゆえに丁重にお断りをし、参加することはなかった。佐藤先生が使っているボールに私は興味があり、ロゴははっきりとは写っていないが見覚えがあった。確かメーカーはDV8社かラディカル社だったような・・。そこでGeminiとChatGPTに切り抜き画像を送って調べさせた。するとGeminiは「このボールはブリジストンのターボXです」なんてとんちんかんな答えを出すし(タイヤじゃないのよ)、ChatGPTは「このボールはかなり高い確率でStorm社のTropical Surge系列(特にブルー系カラー)です」との答えだったが、調べるとロゴが全く違っていた。結局、自分で探した方が早く、DV8社のウィケッド・コリジョンというボールであった。オープンAIも提供した情報量が少ないと間違うね。私のメインボールもつい先月までDV8のプロウラーであった。それにしても佐藤先生、青色系のボールが好みとみた。ボールはそれぞれ動きに特性があり色はまあ関係ないのだけれど、ボウラーは色やロゴのデザインで選びたくなる意味合いもあるんだ。私も青や紫系が好きなのでそんな気がしたよ。
そして昨年3月6日にリーグ戦の3ゲーム目に念願のパーフェクトゲームも達成したという。これも私とよく似ている。私の場合は2016年の9月23日の串木野ゴールデンボウルでのリーグ戦の第3戦目だった。1ゲーム目179、2ゲーム目180とそれほど高得点ではなかったのになぜか3ゲーム目はストライクが続いた。佐藤先生も194、194と来て3ゲーム目にストライクを連発している。そして8フレ9フレではスプリットになりそうな状況でも不思議とピンが倒れてくれたりしたそうだ。それで10フレは落ち着いて投げられたという。私も10フレ2投目が完全に10ピンが残ったのに左壁から跳ね返った1番ピンが倒してくれストライクになり、最後の投球時はこれはパーフェクトにきっとなると思いながら投げた。
ただ決定的に違っていたのが、先生は東日本大震災で被災し、自宅全壊、1ヶ月避難所暮らし、賃貸を経て自宅再建まで5年を要したことだ。生半可な苦労ではなかっただろう。身内に犠牲者がいなかっただけが幸いであったが、かかりつけ患者にも多く犠牲者が出たという。ボウリング場も当然被災したりでしばらくはボウリングからも離れた。再開しパーフェクトも達成し、今後も「ボウリングは日頃の多忙な診療からのリセット、気分転換、ストレス解消やフレイル予防(虚弱予防)などの効能・効果を持つ『薬』である。私の常備薬であるボウリングからは当分離れられないであろうと思う」と結んでいた。
うむ、なかなか上手くまとめておられる。私も佐藤先生ほどではないが、頓服薬としてのボウリングは当分離さないであろう(⌒о⌒)。

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