2026年4月6日月曜日

「大腸に白い風船」

今日は朝礼発表があるというのに、未明にドジャース対ナショナルズの第3戦をTVで視聴した。ただしソファ寝して、半分ウトウトしながらだった。佐々木朗希が投げ、前半大谷翔平が今季第2号ソロホームランをかっ飛ばし、良い感じでまた勝つのかなと思いきや、3回裏に2点、4回裏に3点を取られ1対5で佐々木は降板させられてしまった。いや、ストライク先行していたし投球はそんなに悪くなったように思えた。私が一瞬寝ていたときに一塁ベースにボールが当たってアウトになるはずがセーフになってその後3ラン打たれたとか。後でロバーツ監督も「取られた点数ほど悪くはなかった」とコメントしていた。ふむ、私と同じじゃん。

この試合は負けかなと思ったが、ドジャースはその後粘り強く点を重ね、終盤はナショナルズのリリーフ陣の弱さもあって大谷の犠牲フライで7対6とついに逆転し、最終的には8対6で勝ってしまった。9回裏はエメロン・ディアスが締めて万全の終わり方。なんかナショナルズのリリーフピッチャーがじりじり打たれて負けるパターンは去年のドジャースみたいだったよ。逆転にここ10試合くらいのドジャースの戦い方は去年よりずっと安定感があり、頼もしい。

さて、朝礼発表はスムーズに進められた。そしてここ数回の発表の中では一番の反響だった。

職員みんなが「面白かった」「ためになった」と言ってくれ、夕方の所属長会議では可愛いんだ理事長など「今日のこてる院長の朝礼スピーチは面白かった。先生は動画をうまく使うから面白いんだろうな。それでだが、スピーチを毎週やってくれんか」だって。いや、それはさすがに無理というもの。朝礼スライド作成時のストレスって相当なものなんですよ。毎週どころか月1でも大変で、現状の3、4ヶ月に1回でご勘弁をー。

なんでみんなに受けたのか。これはある程度予想が出来た。私の内視鏡検査&処置の中でも屈指の面白い症例がいくつも含まれていたからだ。なかでも「大腸に白い風船」は2017年1月のこてる日記では披露したものの、院内の勉強会などでは発表したことはなかった。見せれば誰もが興味を抱かざるを得ない代物だ。そこで今年2月の医局会で症例発表しようと思ったが、他の症例も多くて「後半はまた次の機会に」で終わってしまっていた。そこで今回の1週間前の「朝礼発表をして」だ。よし、ここで使おうと思った。

↓はこれも受けた症例。その男性は3ヶ月前に電池を2個飲み込んだ時は、内視鏡を完全拒否していたが、今度は取ってくれという。そこで内視鏡で覗くとなんと10個以上の電池が胃の中に入っていた!胃の中の蛙(かわず)ならぬ電池のその数に職員も「わぁ」と声を上げていた。

一番受けるであろう「風船症例」は無論最後に呈示した↓。
面白いのは取り出す瞬間だ↓。
締めは「こんなの生まれました」とシホねえNs(現、プーさん病院)がお見せするシーン。
なんで風船なんか入れたのか?実はそこは聞き損ねていた。ただ、シホねえNsが「風船、お持ち帰りになりますか」と聞いたところ、「いらない」との返事だったそーな(笑)。

いや〜、いつかは世に出そうと思っていて9年が過ぎていた。みんなの感想ではやはり風船についてが一番多く、特に「内視鏡で取り出す時に風船を割って取り出してもよかったのでは?」という質問を5人以上から受けた。確かにそれでも良かったかもしれない。しかし、破裂させたときの衝撃で大腸に何らかの影響があるとまずい。とにかくこんなケースは文献でも学会でも見たことも聞いたこともない。風船のつまみの部分を把持出来たし、そこでそのままゆっくり引き抜いて見事摘出に成功したってことだ。

最後に「良い子の皆さんは決して真似をしないように」と忠告して、スピーチは成功裏に終わったのだった。

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