朝、病院に寄ってギボヒサコの入れ歯や歯磨きなど持っていき、その後約束していた見せたまえ雀荘で久しぶりに腹出しDrと囲むことになった。他はいつものサブアラド、見せたまえDrだ。終わってみればサブアラド、見せたまえが勝ち、私はちょい負け、腹出しが負けた。私らと打ち始めた昨年秋からは腹出し君、勝ちっぱなしだったのに年末に負けてこれで2連敗だ。しかし実力者だからこれくらいは屁でも無いと思っていることだろう。
そんな雀士腹出しの本日を象徴するシーンがあったので以下に紹介しよう。こてる日記の中で麻雀ネタはあまり一般受けせず人気がないのは知っているが、今日の闘牌シーンは敢えて書かねばならないだろう。長らく麻雀をしていても初めてのケースで、まるで麻雀劇画にでもありそうなシーンだった。
腹出しDrがラス目の某局、先に私とサブアラドDrが仕掛けた。私は発ポンのドラドラの3900の手でサブアラドDrは白混イツドラ1の満貫手。こっそり面前でタンピンドラドラの親満手を聴牌していたのが見せたまえDrだ。ここに残りツモ回数が1回しかないという場面で腹出しDrがリーチを掛けて来た。
「ええ?!リーチする?」と私は驚いた。だって残り1回ずつしかツモはない。ただ海底(ハイテイ)牌は腹出しに行き、ツモればリーチ一発ツモ海底のそれだけで満貫になる。よほど待ちに自信があるのか・・。見せたまえと私は幸い安全牌の字牌で事なきをえ、サブアラドはやや強めの1索を切った。セーフ。さあていよいよ海底牌、もしかすると私の上がり牌の五八萬が出るかもと身構えた。おもむろにツモる腹出し、「え?」というような顔をしてバシッと八萬を打ちつけた。当たりだ。私は海底が付いて満貫になったと喜ぶ間もなく「海底!」と叫んで闘牌した。「ロン!」「ロン!」・・「えっ」何?何?、なんとサブアラドも見せたまえも同時にロン!宣言、闘牌したのだった。
「三家和(サンチャホウ)」
3者が同時に残り1者から上がり宣言するとそれらは全て無効となりその局はやり直しとなる。下の画像をみて分かるように私と見せたまえは五八萬待ち、サブアラドは八萬待ち。対する腹出しは五萬と八萬を暗刻にして見事に当たり牌を抑えている。そして待ちは8ピンと私ら三者はいずれも不要な牌で握れば出す牌だ。
そこまで考え、勝算ありと煮詰まった状況で腹出しはリーチを仕掛けて来ていたのだ。場況を読み切っての強者ならではの打牌だった。が、しかしまさか海底で当たり牌の八萬を持って来るとは。
麻雀のルールを知ってる人ならご存じだろう。本来なら4枚目の同一牌を持ってきたら槓をして王牌からもう1回ツモることが出来る。しかし唯一、海底牌だけは最後のツモ牌であるという規定があるため槓は出来ない。上がり牌でなければツモ切りするか手の内の牌と入れ替え切らねばならない。しかし彼はリーチしている故にツモ切りするしか方法はなかったのだ。だからツモ牌を見た時にやや動揺したのだった。でもまさか三家和とは!これが2者の当たり牌ならダブロンありのルールにしているので腹出しはドボンでラス、終了になっていた。結果、三家和で大助かりしたわけだ。
以前、天鳳でサブアラドがリーチして私の親満の当たり牌を出した時にもそれが三家和になり流れたことがあった。大助かりしたサブアラドはその後ついて、逆に上がりを逃した私は沈み、ラスになってしまったことがあった。今度もこれがきっかけで腹出しは浮上するか?しかし麻雀は水もの、その後も不調は続き、最初に書いたとおりの結末となった。私は麻雀のドラマチックさをしっかり写真に収められ多少の負け分はさほど気にならず満足して帰宅出来た。また麻雀やろうぜ!
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