私が毎月定期購読している雑誌Bowling magazineにおやと思う記事があった。丸々1ページが割かれ「取手市小中学生無料招待」といった内容に見覚えのある顔が写真に出ていた。藤井信吾市長。ああ藤井君かあ。
「茨城県取手市のフジ取手ボウルは、7月21日から8月31日まで『夏休みボールスタンプカード』を実施。取手市の主催で市内の小中学生を毎日、無料招待した」
子どもの無料招待はボウリング場がよくするイベントだが行政と連携したのは全国でも初めてのケースらしい。フジ取手の野田社長がかねて親しい藤井信吾市長に企画を提案し、教育委員会の協力も得て実施の運びとなったとか。市内の小中学生はスタンプカードをもらい1日1G毎日無料でボウリングが出来るのである。2019年の茨城国体のボウリング会場にフジ取手ボウルは決まっているのも背景にあるという。「これを機会に力のある選手を取手で輩出できればと願っています」と藤井市長は語り、市長自身もマイボールを持ち市役所から徒歩5分のフジ取手で機会あるごとに投げている、んだそうだ。
藤井君は小中学の同窓生だ。一言で言って勉強でのライバルだった。お互いお猿中の受験には失敗したものの光頭中に入ってからは私は藤井君には負けたくないと学年1位を目指しせっせと勉強したものだった。若干私の方が負けることが多かったかな。中3になると種子島からえらく勉強の出来る奴が転校してきて(市内の高校に入るためだった)私と彼はその後塵を拝することが多くなった。高校受験では3者分かれた。藤井君はツル前高に種子島は兄のいたコナン高に私はセントラル高だった。藤井君は現役で東大文一に受かり法学部政治学科を卒業し、生命保険会社勤務20年を経て家を建てた取手に住んでいたところから市長を目指し最初は落選したものの2回目で当選し現在3期目である。会ったのは私が鹿大医学部に合格したよと彼の家に報告に行った時が最後でしばらくは行方を全く知らなかった。彼が市長を目指しているとその後知り、当選したときにメールでやりとりしたのが8年くらい前でまだ再開を果たしていない。写真で見ると少し老けたものの若いときとそうは変わっていない。彼がマイボール持ってボウリングをしているというのは知らなかった。けれど我々世代はあのボウリング熱狂ブームを知っていてマイボールを持って投げるということに多少のあこがれがあった。お互いボウリングに縁があるのを知り思わず頬が緩んだことだった。
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