2023年6月18日日曜日

串木野ゴールデンボウルが閉鎖だと

朝、南日本新聞を読んでいたカールが「串木野ゴールデンボウルがなくなるってー」と私に教えた。「え!」と一瞬驚いたものの「そうかもな」とも思った。

今度の6月23日金曜日が最後だという。私は2011年から2020年までちょうど10年間、月2回のトリオリーグ戦にも参加していた。しかし3年前、コロナでリーグ戦が中断となり再開されることなく、そしてそもそもボウリング場がなくなるということだ。記事を読むと、この20年近くの日本のボウリング場の問題点「老朽化で建て替え必要だが、将来性を考慮するとそれは無理で、廃業せざるを得ない」の典型パターンだ。

今回初めて知ったのが、開業が1972年2月だったということ。もっと前かと思っていた。私が初めて国鉄串木野駅の正面に「串木野ゴールデンボウル」の看板を見たのがちょうど1972年の夏くらいだったか。ちょうどオープン間もなかったんだ。友人らとその看板を見て大笑いしたものだ。「おいおい、ゴールデンボウルってキン〇マじゃん!」ってね。無論、金山が有名だからというのを中学生のその当時勘づくはずもない。

初めてボールをそこで投げたのが20年後の1992年だった。串木野の病院に週2回勤務となったため、仕事帰りなど一人で練習をしたものだ。たまに昼休みに抜け出してでも投げたりしていた。前年から始めたボウリングにのめり込んでいた時期だったからね。

そしてリーグ戦参加していた川内ガラッパボウルが閉鎖になった2011年からは串木野でリーグ戦参加するようになった。丸10年といえば通算200回以上も姶良や鹿児島から通ったことになる。そして2016年9月23日にそのリーグ戦で自身初めてのパーフェクトゲームも達成できた。その記念パネルは当初は達成レーンの頭上に、後からはレーン脇に飾られていた。それも無くなるか・・。下のパネルの「東福貴裕」さんは去年の栃木国体の成年男子チーム戦の優勝メンバーでもある。彼はパーフェクトを何回もしていたね。→http://koteru-nikki-2015.blogspot.com/2016/09/300.html

串木野ゴールデンボウルが閉鎖となれば北薩地域にはほとんどボウリング場がなくなってしまう。阿久根、市比野、川内と来て串木野よ、お前もか、だ。新聞にも書いてあったが一応国分スターレーンが残ってはいる。しかし串木野、川内からは1時間以上もかかる。おいそれと投げには行けない。北薩人にとって事実上ボウリングが出来なくなるに等しい。

ボウリングが新しくて話題性の高いスポーツ&レジャーだったのはちょうど50年ほど前のことで、そのピークの後も幾たびか「ボウリングブームが来た」なんて言われたけれど、ゆっくりと衰退してきてこのざまだ。お年寄りにも優しいスポーツとも言われるが、やはり若者の遊びで少子化が衰退の背景にある。してみると、ボウリングに限らず徐々に流行らなくなってきているものが他にいくつもあるに違いない。ボウリング場の閉鎖というニュースは少子化問題が現実化してきていますよという警告なんだ。はあ・・。

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