今夜のチェコ戦も楽勝だろうと思って見ていたら、初回に3塁村上の悪送球で1点を献上し、打つ方も大谷が時速110キロ台のチェンジアップかカーブかヘロヘロ球に三振を喫するなど「あれぇ」という出だしだった。しかし中軸をすべて各球団の4番バッターで揃えた打線は3回以降打ちまくって5回を終わって8対2とほぼ勝ちを決めた。投手も佐々木朗希以下が締めて危なげなかった。
こんなに安心して見ていられるWBCも過去になかった気がする。私は2013年のWBC予選では台湾対キューバ戦を東京ドームで観戦したことがある(こてる日記にも書いたが現在は読むことは出来ない)。そして2017年予選の日本対オーストラリア戦を日記に書いた。読み返すと日本は勝つには勝ったがようやくという感じで今大会のあっぱれな勝ちっぷりではなかった。以下、2017年の日記の一部再掲してみる。
「今日はTVで第1ラウンドの2試合目日本対オーストラリアを見た。菅野がいいピッチングをしていたが先に1点取られ5回にようやく追いつくもその裏1アウト1、2塁のピンチになりピッチャーが岡田俊哉の交代した。しかし岡田が見るからにバクバクしていてあっという間に1死満塁だ。もっともここは満塁の方が守りやすい。でも制球が定まらずここでキャッチャーの小林がタイムをかけた。おもわず「そうだ!」と言ってしまった。まさにここで落ち着かせなくていつするというタイミングだ。その結果ダブルプレーで切り抜け、このあと中田や筒香のホームランで4対1にして勝った。勝つには勝ったが紙一重という印象だ。岡田が踏ん張れなければ大量失点もあり得た。そして細かい野球ではなく一発を出す選手がいなければ勝てないこともよく分かった。1次リーグでこれだからこの先もっとハラハラさせられるだろう。
ただ日本代表はさすがにイージーミスが少なく一つ一つのプレーがしっかりしている印象があった。これって甲子園を目指す高校野球で選手みんなが慣れているからじゃないかという気がした。一発勝負の試合の感覚が身についているというか。WBCで過去優勝、優勝、準決勝進出という一番の成績を残しているのもこうしたトーナメント戦(1次はリーグ戦だが実質はトーナメントに近い)での戦い方が身についているのも一因だろう。これに筒香、中田のようなパワーヒッターが多くいれば優勝も十分可能(あとピッチャー大谷が・・)なんだが。
今回はメジャーリーガーや大谷選手が出場せずさほど期待していなかったが、それでも国別代表戦は面白い。今日の試合でやはり代表は強いと思った。強化試合で負けが込んでいたのもピークを後半にもっていくための調整だったかな。2勝したことで2次リーグ進出は確定した。せめて準決勝、いや決勝までは行って欲しいものだ。」
わずか6年前のことだが、当時主力選手が今は誰もいないことに気づかされる。そして大谷の不在を私は嘆いている。結局準決勝でアメリカに1ー2で敗れ優勝は出来なかった。その時と今大会の日本代表の充実ぶりを比較するに優勝しても全くおかしくはない。このところサッカーも野球も日本代表が活躍するんで観戦が非常に楽しみだ。視聴率が40%越えするのも当然やぁー。
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