2020年10月19日月曜日

「死亡フラグ」立ちました

昨日のフジTV系番組の「ワイドナショー」で「死亡フラグ」なる言葉を知った。物語で登場人物が言ったセリフや行動で“このキャラクター絶対に死ぬ”と思ってしまうシチュエーションを集めた1コマ漫画『明日から使える死亡フラグ図鑑』(宝島社)の紹介で出てきた。

いったいどういうことを言うのかというと、一番の典型例が↓を参照。
まず死ぬね、こいつ。このシーンを見た時に視聴者は「あ、死亡フラグ立った」と思うわけ。同じようなパターンで「決戦前に暖かい身内のことを話してくれる人」もたいてい死ぬ。

戦いものでいえば殿(しんがり)を務め、先に仲間を行かせるヤツもたいてい死ぬ。
↓「へっ、後で向かうから酒でも用意して待っててくれ」と言われても・・。
それと、マンガや映画でおなじみ、師弟がらみのシーン。病を患っている師匠は・・。
やはり死亡フラグが立つ羽目になる。それと悪役の中では敵幹部にもフラグが立ちやすい。↓。
主人公にやられるか、無慈悲なボスに殺されるかのどちらかだ。

この他、ホラー映画で序盤にいちゃついているカップル(「13日の金曜日」など多数)はたいてい最初の犠牲者となるし、閉ざされた洋館で殺人事件が起こり「この中に犯人がいるに決まっている。いっしょにいられるか!」と一人だけ部屋を出て行くヤツ・・次の犠牲者は絶対にこいつだ。あとマッドサイエンティスト。得体の知れない怪物もどきを作り上げ「素晴らしい、これは私の最高傑作だ」と両手挙げて感激に浸ると、たいていはその最高傑作に殺されてしまう。

脇役は脇役だけに全般に死亡フラグが立ちやすい。脇役には言ってはいけないセリフがある。

「そうか・・そういうことだったのか」
主人公が言ったのなら事件は解決に向かうが、脇役の場合ほぼ確実に次の犠牲者となる。脇役は主人公に伝えようと約束を取り付けるが、その後犯人に襲われ約束の場所には現れない場合が多い。そん時早く言っておけよと視聴者はじりじりとするんだ。

「この事を他に知ってる者はいるのかね?」「いいえ、私だけです」
脇役が組織内で気になったことを上司などに報告した際に上のように答えると高確率で立つ死亡フラグ。報告した上司が黒幕の1人であることが多い。

「おや?こんな時間に誰だろう?」
 深夜などのアポなし突然訪問は誰でも警戒すべきだが、先の脇役場合、このシーンが出てきたら確実に死ぬこととなるのは確定だ。

「おい!誰かいるのか?」
警備員も脇役の代表だ。夜間、犯罪者やエイリアンなど危害を加える存在が潜んでいる時に、見回りしているに立てやすい死亡フラグである。私が子どもの頃「ウルトラQ」の冒頭場面はこのパターンが多かった。これと似たようなのが・・

「なんだ、ただのネコか・・」
そんなんつぶやいたらフラグ立ちますって。その直後に凶悪な犯人or怪物にやられてしまいます。

「もうすぐまとまった金が入るんだ 」
チンピラや情報屋などが立てやすい死亡フラグ。ほとんどの場合まとまった金の出所は危ないものであり、脅迫相手や仲間割れ、口封じによって金を手に入れる前に殺される。そしてチンピラで改心しても危ないことが多い。

「これできっぱり、足を洗うんだ」
これを言うと、足を洗ったか洗う直前にチンピラ仲間か敵対相手に殺されてしまうことが多い。また、チンピラとは正反対の刑事も同様だ。

「明日で定年なんだ」
はやばいんだ。長年事件を追い続けて近々定年を迎えるという刑事には死亡フラグが立つことが多い。私が初めてこのパターンを認識したのは本宮ヒロシの「俺の空」だったかな。悪い組織に殺され、その時はなんて可哀想と子どもながらに思ったものだったが・・。

以上よくあるパターンの死亡フラグをあげてみたが、最近ではNHK朝ドラでもあった。藤堂先生の出征が決まった時やハーモニカを吹く少年弘哉君が主人公の作った「若鷲の歌」を聴いて感激し「予科練に合格しました!」と言った時、これがまさに死亡フラグが立った時なんだよなぁ。見ていて「死ぬのかな・・」ってつぶやいたもん。案の定だったわ。

ま、この死亡フラグの話、いずれも映画ドラマアニメ小説でのお約束って思うでしょう。でも、現実世界でも死亡フラグはあるんだよ。ここ鹿児島などでは特にそのフラグを立てないよう気を付ける必要がある。それは・・

「台風が来た時に、川や田んぼの様子を見に行く」
 田舎に住むお年寄りが立てがちな死亡フラグだ。見に行ったところで自然の脅威に太刀打ちできるわけでもないのにどうしても行きたくなってしまうらしい。そんなお年寄りがいたら家族は必死で止めよう・・ゼ。

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