午後は早帰り、といってもほぼ夕方に近かった。夕食までの時間を利用して20年ぶりに新たな散髪屋に行くことにした。カールの勧めでいわゆる「千円カット」の店である。永吉2丁目の「スピードカット原良店」というところに車で行った。ところが、「定休日」でお休みだって。へー、月曜でなくて火曜が休みなのか。カールに電話すると「あら〜、以前は定休日なんてなかったのにこれも『働き方改革』かしら」とはいってもどうする?「すぐ近くに『3Qカット』て同じような店があるから」とのことでそっちに向かった。
店に入ると客は3人ほどで待ち客は私だけだった。実は前料金で支払機からカードをもらわねばならなかったのだがそれを知らないため順番の書かれた椅子の6番目にただぼうっと座って待っていた。しばらくして子ども二人連れたお母さんがやって来て支払機に向かったのを見て店員が私に「(誰かの)付き添いですか?」と尋ねてきた。「いやカットに来ました」「ではこちらで支払いを」と1200円を払うと「1番の椅子にお座り下さい」と指示された。ほうほう、私は全くこの店のシステムを分かっていなかった。町の散髪屋で「いつもの通りで」と一言で済ませていたので不慣れなことよ。なお値段は数ヶ月前まで1080円だったらしいが値上げしたようだ。
少し待つと奥から店長らしき男性が来て私のカット担当になった。「どのくらいにしますか」「やや短めに」「もみあげは」「これくらいで」と指で指してすぐにカットが始まった。結構大胆に切って、もみあげは電動バリカンでさっとカット、最後は掃除機じゃなくて吸引器で散らかった髪の断片を吸って終わり。12分くらいで終わった。思ったより短くなっていたがこれから暑くなるのでちょうどいいくらいか。仕上がりもまずまずだ。
帰宅してすぐにシャワーを浴びたが思いの外、髪の断片が残っておらずそこはよかった。これまでも私は洗髪と肩もみは頼まず3500円を2300円にしてもらっていた。最初のころは散髪時間に1時間近くかかっていたのがやや苦痛でそれで30分になって良かったが、これからは時間も値段も半分で自分にはなお良い。帰るころには客が増えてきていて私が入ったのはちょうど閑な時間帯だったようだ。「土日は客が多くて待ち時間があるわよ」とカールは言う。車の往復時間がありトータルで掛かる時間は長くなった。「だから、何かの買い物の次いでに私は寄るの」とはさすが1000円カット先輩のカール様。
町の散髪屋と違って味気ないがスピードと安さは今の時代に合っているのだろう。「岩ちゃん倶楽部」が閉店になったのも時代の流れだったか。
0 件のコメント:
コメントを投稿