日中は1ヶ月ぶりのリアル麻雀をしていたので通常ニュースやネットの情報をほとんど知らずに過ごしていた。その代わりに病院の断水対策のリアル情報がLINEでひっきりなしに届いていた。給水車のフル活動でどうにか透析や入院用の水が足りているとかなどで一時はペットボトルの水で洗浄したりなど大変だったようだ。しかし明日以降も給水してもらわないといけなく、姶良市の危機管理課や水道局とも畠鏡事務長は夜まで連絡を密に取り合っていた。いやいや頭が下がる。
帰宅後、「(夏の甲子園大会出場の)広陵が出場を辞退したって」とカールから聞いた。ちょっと驚いたが、最近なぜかSNSを中心に広陵が批判されているというのは知っていた。部内で暴力事件が今年始めにあってその報告は高野連にもちゃんとされたが、被害者側がそれだけではない事実がどうのこうのと言っているのを外野のネット民らがどんどん大きく事にしていたようだ。「ようだ」と書いたのは、私があんましその手の話題に興味がないからだ。仮にその事件のあらましを知っていてもいちいちSNSに上げる気はしない。それよっかちゃんと高校野球が見たいだけだ。
大会期間中に出場を辞退するのは大会始まって以来のことだ。大会直前に不祥事で辞退はこれまで春センバツは特に多く(連帯責任という嫌な風潮があった)、夏も明徳義塾が20年前に暴力、喫煙、報告なしで辞退に追い込まれたことはあった。明徳の時は、まあしょうがないと思ったが、今回はそれほどか?と思った。事の詳細は別にして、事前に報告し主催者側の判断も仰いでいる。それを外野がうるさく騒いでいる印象だ。野球界大御所の広岡達朗は広陵は辞退などする必要はない」と主張していた。 「すでに学校側も調査して高野連からは厳重注意という処分が下されている。SNSの時代にその時点で公表しておかないから、こんなことになるのだが、これは終わった話で、大会が始まってから、いまさらぶりかえして、とやかく言うのはおかしな話。学校の調査が正しかったのか、厳重処分でよかったのか、辞退すべきではないかという議論は、県大会が始まる前にすべきこと。一生懸命にやって甲子園への切符を勝ち取り、憧れの舞台でプレーしている子供たちにいまさら辞退しろはかわいそうだ」と。そして「馬鹿げた社会になったもんだ。先の参議院選もそうだ。SNSに振り回され、何が本当なのか、悪かったのは誰か、そんなことが見えなくなっている。これはスポーツだけの問題じゃない」と氏は、辞退の背景にあるSNSによる「キャンセルカルチャー」に警鐘を鳴らしていた。
いや全く同意だ。報道によると、氏は最後にこうメッセージを残したという。「監督、部長、コーチも責任を取るだろう。本当は何があったかはわからない。暴力はいかん。暴力がまかり通るようなチームなどあってはならないが、厳しさの中で人間は大きくもなる。高校野球は教育の場。では、今回のこのやり方が教育なのか。私は辞退という結論も含めて責任を持つべき大人たちが判断を見誤って、子供たちに悲しい思いをさせたとしか思えない」と選手、監督として一時代を築いた人の言葉だけに重みがある。
SNSでこの問題に関わっている人たちって日頃何をしているのかな?かつてのPL学園についても清原が後年のバラエティー番組で「PLがしごき、暴力ですか?はあ、そんなの当たり前だったでしょ」と言い放っていた。当時はそんなのは問題にならなかったし、今でも桑田清原のPL優勝や立浪などの春夏連続優勝などの偉業を称える風潮が強い。しかしPLにはいじめがきっかけで近くの池で下級生が死亡するという大事件も起きていた。さあ、SNSの皆さん、どんどん取り上げてよ。ああ取り上げないか、だよねぇ、休部になっているし大会にももちろん出ていやしないし、たたく意味がないか。
今回の問題、二度と大会期間中に辞退となるような状況を作らないように、高野連&朝日新聞の主催者には対策をしてほしい。高野連も今回は対応がおかしいし遅い気がした。今はSNSには賛否はあれど、もう無視はできない時代になっているのだ。試合に負けてなら納得もするけれど、いじめに加担してもいない部員もいただろうに、悔しいよなー。広陵の夏初優勝を何十年も前から期待している高校野球オタクのつぶやきでした。
0 件のコメント:
コメントを投稿