朝は毎日院長室に各所属長が状況報告にやってくる。それらを確認してサインまたは印鑑を押すのが院長のルーチンだ。
その各長の中に鼓笛隊Nsもいる。医療安全対策室の室長で青雲会勤務も長い。その彼女が今日の報告の後にすぐに退室せず、じっと私の机の上を見つめていた。うん?どうした。
「先生、この写真の彼女ですけど、私ちょっと度忘れしてしまってどの部署の誰だか思い出せないんです」とその写真を指さした。↓写真の黄色丸。
言われて、私はニヤリ。「思い出すも何も、その人は職員じゃないよ。私の妻だもん」「えーえ!」机に飾ってある3枚の写真は私と青雲会職員の写真とばかり彼女は思っていたようだ。しかしどうしても黄色丸の女性は誰だか分からない。当然だね。職員じゃないもの。なぜに当時青雲職員のオイドリッチNsといっしょに写っているのかは、この日は大晦日の日直で彼女といっしょに仕事をしていたところ、カールが青雲隣のダ・クオーレにお節料理を取りに来ていて、その次いでに病院に寄ったので3人で写真を撮った。2014年にはいっしょに台湾旅行にも行っているので二人は顔見知りでもあった。
そのことを教えると鼓笛隊さん「へーえ、そうだったんですか。奥さんお若いですねぇ、ほら、隣の彼女と並んでもそんなに差がない」と最大級の褒めようだ。おいおいそこまで言うかとじっと眺めると確かにこの時のカールはえらく若く見える。二人の生年月日を計算してみた。え?!29歳差だ。うわー、美魔女じゃん、カール!