朝の医局会では薬品説明会があり、今週はファイザー社のコロナワクチンやコロナ治療薬の紹介とその説明だった。5年前の新型コロナのパンデミック以来、何度も流行が起き今は第何波なのか知りもしないし、知ろうとも思わないほどに当たり前の感染になった。面白いのは毎年夏に大きな流行があり10月ごろにかなり収まるがまた冬になると流行し出すというサイクルが続いていることだ。今の9月冒頭は大きな波の後半ってところか。
コロナで入院したり、重症化して不幸になくなる人ってどんなケースが多いのか。それを重症化リスク因子といって↓のスライドにも紹介されているように「65歳以上の高齢者」「喫煙」「肥満」「高血圧」「糖尿病」「喘息」「ワクチン未接種者」などが因子として出ていた。しかしだよ、肥満で糖尿病で高血圧を持っている人は相当気を付けないといけないのかというと必ずしもそうではないのだ。上のリスク因子を平等に並べて論じるから誤解を招きやすい。↓のスライドを見て欲しい。どんな重症化リスクを持っている場合が特に危ないのか?↑のスライドで一目瞭然だ。「65歳以上」かそうでないかが一番重要で、他の因子に比べて20倍も影響がある。肥満なんてリスクとは言えないほどでしょ。65歳以上の次に危ない因子は糖尿病でも喘息でもなく「50歳以上から64歳まで」と、要するに年齢が一番重要なんだ。持病があるかどうかよりずっと大事ってこと。これは高齢者ほど免疫力が低下するからだと考えられている。自治体がコロナワクチン接種について65歳以上に補助があるのも肯けるわ。してみると・・・すでに65歳以上の私は危ないってことだ。やだねー。気持ちはまだ40歳くらいなんだがー。今度のワクチンは新しい株にも有効ということだから秋に予定されているコロナワクチンはちゃんと打っておこうと思ったわ〜。
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