2025年1月31日金曜日

法事が終われば

朝、予約していたレンタカーを借りに行き、カールの運転でキシュン叔父夫婦を迎えに行った。二人を乗せた後、法要&納骨のために琉球識名院というお寺&納骨堂に着いた。ここは目の前が識名園で、ここは琉球王家最大の別邸首里城の南にあり国王一家の保養や中国皇帝の使者・冊封使(さっぽうし)の接待などに利用されたところで、世界遺産の一部にもなっていて観光バスがひっきりなしに出入りしていた。
寺は土日が予約出来ず、それで金曜日になり、私は昨日今日と年休を取って沖縄に向かったわけだ。チッチも都合がついて良かった。
この寺は浄土真宗大谷派でお坊さんの読経を聴くと、鹿児島市内、頴娃町の実家とそれぞれ微妙に読経やその発声が違っている。ここのお坊さんはやたら元気がよかったな。約1時間後、懸念の法要を終えられたカールは「ほっとしたわ〜」とつぶやいていた。その後、和食料理店「彦」に行き、それぞれ定食を食べ、キシュン夫婦を送り、一旦帰宅した。

午後は今回の沖縄行きで私がやらねばならない仕事の一つ、TVの処理とセッティングだ。REGZAの42型は2008年に購入し10年ほどで現役を退いた後は、沖縄の別宅に送って使い続けていた。しかし、ついにはうんともすんとも言わなくなり、それを豊見城の家電引取センターまでレンタカーで持っていた。3千円ちょっと掛かるが自分で持って行ければこの程度で済む。帰って今度はREGZA65型のセッティングが待っている。しかしその前にカールのiPhone16購入のため、ショッピングセンター「イーアス沖縄豊崎」に行った。この辺り、私が沖縄出張に行っていた30年前には何にもなかったところだ。埋め立て地域じゃないかな。近くにはホンダ、トヨタ、日産、ダイハツなどカーディーラーが角地をそれぞれ占めていた。

カールはiPhone11と同様の鮮やかな赤色がまた欲しかったようだが、今回のシリーズにはその色はなく今一つこの色ってのがなく迷っていた。「ピンクはねぇ・・今一このピンクは好きじゃない」「青もどうかしら」と決めかねていた。白がまあまあらしいが再度が白ではなくシルバーの剥き出しなのが気にくわないという。結局消極的選択で青にした。まあ選んでしまえばそれがよくなるってことよね。
帰宅して私はREGZA65型のセッティング、チッチとカールはiPhone16のセッティングに没頭した。どちらも1時間じゃー終わらなかった。まあ予定はないんでじっくりやればいいさ〜。18時過ぎてどちらも無事終わり、夕食に出かけた。
行き先は歩いてすぐの「鳥貴族」だ。昨年10月、アキちゃんの結婚式で新横浜に集まった際にも利用して「なかなか良い店だ」と感心し、今回は予約をしてから行った。その時食べられなかった(実は店側のミス)看板メニューの「とり釜飯」を真っ先に注文し、後は焼き鳥2本370円均一をいくつも頼み、生ビールで乾杯した。私もビール一杯だけならどうにか飲める。
美味しくいただき飲んで小1時間ほどで店を後にした。3人で6660円、リーズナブルな値段で満足。焼き鳥チェーン店のみならず居酒屋チェーン店でも日本最大規模らしいがなるほどだ。外では何人も待機客らが立っていた。

小雨も降っていて早々と帰宅した。こんな店が歩いて5分もかからないところにあるのは沖縄に行った時のメリットだ。明日はモノレールで一駅は掛かるが中華料理の美味しいところに行く予定で、法事やセッティングが終わって、後はグルメ三昧だぜぇ〜。

2025年1月30日木曜日

1年3ヶ月ぶりの沖縄へ

今日は午後から年休を取って夕方に沖縄へと向かった。昨年亡くなったギボヒサコの法事のためで、沖縄行きは2023年11月以来で1年3ヶ月ぶりだ。カールは先に行っており、昨日チッチも沖縄に着いた。

鹿児島空港は快晴で空気も澄んでいて霧島連山が特に鮮やかに見えた。

特に韓国岳はうっすらと雪化粧をし見事な山容だ。
高千穂峰は雪はわずかで荒涼とした山肌と三角形の山頂が天を見すえ美しい。
機内はシーズンオフと平日のせいか、客の入りは6割ほどで私の列はなんと私一人だけだった。予定よりも10分ほど早く那覇空港に着き、モノレールで美栄橋駅まで20分ほどで着き、沖縄の別宅へ向かった。

着くと、カールは海鮮丼を作っておりチッチは今日購入したばかりのiPhone16のセッティングをやっていてそれがようやく終了したばかりだった。スマホは5年以上前のiPhone11だったが「最近は(電池)容量が持たなくて」と以前電池交換をやっていたものの使いづらくなっていたそうだ。カールはそれを見て「私も明日新調しようかしら。チッチがいるからセッティングをしてもらえるし」と同じく5年前に買ったiPhone11を変える気になったようだ。5年も経てばさすがに替え時ではある。それに比べ私はずっと安いiPhoneSE2を愛用している。チッチなどに比べスマホよりノートパソコンの使用頻度が高いからで、スマホはコンパクトで電話とLINE、時々のネットでのチェックが出来ればいいくらいなのだ。もっとも今日の機内ではダウンロードした「ジョンニョン」を視聴したりとやはり便利なものだなとは思ったがネ。

久しぶりの沖縄は気温は例年より寒いらしいが明日からまた暖かくなるとのこと。海鮮丼にビールと私にしてはアルコールも久々だ。

その後は疲れとアルコールで案の定ぐだぐだと寝たり起きたりの状態だったが、深夜にこてる日記はアップ出来た。こんなことになるだろうと2日前の出来事を昼に書き終えていたのだ。

明日は49日法要と納骨がある。他にも11月に送ってそのまま放置のREGZA65型のセッティングもある。なにかと忙しいはず。それでまだばったりと寝入ったのだった。

2025年1月29日水曜日

名作「ジョンニョン:スター誕生」

Disney+に入って2週間ほど経った。「悪魔な彼女は裁判官」「ビートルズ’64」「SHOGUN将軍」と視聴してようやく本来の目的コンテンツであった韓ドラ「ジョンニョン:スター誕生」を視聴している。この作品の評判を聞いてぜひ見てみたいと思ったのがきっかけだったのだ。いや〜、期待に違わぬ素晴らしい作品だ。

舞台は朝鮮戦争後の韓国で、その頃女性国劇という日本で言えば宝塚歌劇団のような女性だけが歌い踊り演じる演劇が大流行していた。木浦(もっぽ)という海辺の田舎に住んでアサリと魚を売って貧しい暮らしをしていた娘ジョンニョン(キム・テリ)は巡回でやって来た国劇の舞台を見て魅了される。その際にムン・オッキョン(チョン・ウンチェ)という男役スターに気に入られ梅蘭国劇団の研究生試験に臨むことになる。補欠でどうにか入団出来たジョンニョンにはライバルとなるホ・ヨンソ(シン・イェウン)や親友となるホン・ジュラン(ウ・ダビ)らがいてさらなる上を目指していくという話だ。

まず目を見張るのは劇中劇である国劇、これをテーマにした韓ドラは初めてのことで私もこれまで全く知らなかった。歌もパンソリといわれる韓国独自の歌唱で行われ、他にも剣術、メイク、衣装など各演者たちが完璧といってもいいくらいに仕上げて演じている。情報によると3年くらいそのために準備と練習を重ねていたらしい。主役のキム・テリは私はこれまで朝鮮末期のドラマ「ミスター・サンシャイン(2018)」で初めて見て以降、最近は「二十五、二十一(2022)」「悪鬼(2023)」と主演をし評判を得ていたらしいが、たまたま見てはいなかった(「悪鬼」ではSBS演技大賞を受賞)。で、今回、その演技力、表現力に驚いた。ジョンニョンはドラマでは19歳ということになっている。しかし現実のキム・テリは34歳だ。普通なら年齢差を感じてしまうところ、私はドラマ中のジョンニョンが14、15歳くらいにしか見えなかった。中盤で団員らとお酒を飲むシーンが出てきて、おいおい年齢は大丈夫か?と勘違いさえしたよ(韓国では19歳以上ならアルコールはOKとのこと)。
ライバルのシン・イェウン演じるホ・ヨンソは医師とソプラノ歌手の娘で幼い頃から歌手になる教育を受けて来たという経歴の持ち主だが、内面ではコンプレックスを持っているという役柄で、これなんかは演劇の天才北島マヤとそのライバル姫川亜弓のマンガ「ガラスの仮面」と設定が似ている。研究生のやる国劇の舞台でジョンニョンを気にくわない一部研究生らが罠を仕掛けてジョンニョンを困らせる場面など「うわぁ〜ガラカメだー」と思った。他にも端役なのにジョンニョンが悪目立ちしてしまい劇団のカリスマ団長から役を降ろされる場面もガラカメに似たような場面があった。まあ演劇をテーマにドラマを作ればそうなるのかもしない。全12話でまだ現時点で見終わっていないものの、キム・テリはマンガの北島マヤなみにすごい演技力の持ち主というのがビンビン伝わって来る。

そのホ・ヨンソ役シン・イェウンも魅力的だ。彼女も相当練習を積んできたのだろう。20年くらい前の韓ドラ「ファン・ジニ(2006)」でも主人公とライバルの演技対決がテーマの一つだったが、ライバル役の劇中劇の演技のバリエーションがあまりなくそっちに関してはしょぼいなと思って見ていた。しかし「ジョンニョン」では脇役に至るまで全く手を抜いていないのがありありと分かる。わずか全12話のためにそこまでやりきるかと感心する。
劇団のスターで男役のチョン・ウンチェはいかにもそれらしい振る舞いで話題になったようだ。彼女は他の役者より遅くキャスティングされその分最後の舞台になる演目はドラマ撮影最後まで練習し続けていたという。その甲斐あってか、ドラマの中でも現実の視聴者でも人気を得たのは良かった。
私の好みで言えばジョンニョンの親友役でお姫様役が似合うウ・ダビかな。出演者中、彼女が一番の美人に見える。ただ単なる添え物的な役柄ではなくドラマでは彼女の成長と挫折が描かれてもおり奥が深い。
そして団長を演じるラ・ミラン。この人も上手いねぇ。いかにも厳しさと懐の深さを醸し出している。
韓ドラといえばルックスの良い若手俳優が話題になるし実際それが売りのはずだが、このドラマにはその手の俳優は全く出ない。しかし準備とお金を掛け、それに役者たちがしっかり応えれば人気俳優は出なくても面白いドラマはいくらでも出来るってことだ。私はいつもは早送りして見るのにこのドラマはほとんどを通常速で見た。早送りがもったいないと感じる場面ばかりだったからだ。

このドラマを見るためにDisney+に入会しても損はない。個人的には各賞を総なめにした日本とハリウッドの「SHOGUN将軍」よりはるかに面白いと思うほどだった。

2025年1月28日火曜日

会議の後は博多ラーメン

19時から霧島市の消防本部での会議に出席した。昨年10月3日以来だ。前回は初めて行く場所だったので駐車場を間違ったりして数分遅刻したが、今回は開始前には到着出来た。

この会は姶良霧島伊佐地域の救急搬送に関する協議会のワーキンググループ部会で医療関係、消防救急関係、役所関係の人たちなどリモート参加者も含め40名近くが参加し、まじめな討議が1時間半続いた。内容は、病気や高齢で人生の末期にある人がいよいよ危ないという状況に陥った時に事前に本人及び家族が心肺蘇生をしないと決め、かかりつけのドクターとも書類に記して家族も納得している場合は、仮に救急要請があったとしても、現場でその旨確認出来たら救急隊は医療機関には救急搬送せずそのまま帰ることが出来るというシステムを構築しようという話し合いである。

そんな取り決めをしている家族や施設の職員が何で救急車を呼ぶの?と思われるかもしれない。まさにそのとおりなんだが、人は急な状況になると冷静に判断出来ずに救急要請してしまうこともある。そういう時に救急車は当然出向くが冷静になった家族や施設の人から「実は・・」と急変時や臨死時の心肺蘇生はしないことになっていたという証明の書類とかかりつけ医への確認がちゃんと取れれば、その意を汲み搬送しないという画期的な試みだ。東京都ではすでにその様な取り組みが始まっていてそれなりの効果を上げているという。姶良霧島伊佐地区もその東京モデルを参考にシステムを作り、来年の4月以降に実施していこうと目論んでいる。

日本人は「人は必ず死ぬ」ということを知ってはいてもその間際の時の対処を決めている人は少ない。ACPという言葉が最近よく使われる。アドバンス・ケア・プランニングの略で「人生会議」とも言われ、将来の変化に備え、将来の医療及びケアについて、患者さんを主体にその家族や近しい人、医療・ケアチームが繰り返し話し合いを行い、患者さんの意思決定を支援するプロセスのことである。具体的には「寝たきりで意識もない状態になったら人工呼吸器はつけてほしくない」とか逆に「いや、私はできるだけ延命治療もして努力してほしい」などいったことを事前に決めておくわけだ。

今回の会議でもこのACPを各地域の住民らにアピールしておくことが大事もしくは優先ではないかという意見も出ていた。ただ今回の会議ではACPは元気ばりばりの人にも必要ではあるがもっと現実に死が身近な高齢や病気がちな人たちを対象にする狭義の意味でのACPを進めて生きましょうと司会者が言っていた。むべなるなかだ。で、このワーキンググループ会議、予定では今年中にあと5回も組まれている。ちょっと多いのではないかと内心思っていたら司会者も「あと3〜4回くらいで・・」と減らす意向もあるようで、少しほっとした。

終わって外に出るとやはり寒い。まだ夕食も摂っていなかったので国道10号線を下り、ラーメン屋に入った。そこは以前「暖暮」という博多ラーメンチェーン店だったのが「喜喜」という別の博多ラーメンチェーン店になっていた。そういえば暖暮は客は少なかった印象がある。ラーメン屋ってあっという間につぶれたり別の店になったりするよなー。
ここは味付けを3種に分け、それぞれ皿の色を白、黒、赤に分別している。私は白の「純粋な深みのある豚骨スープ(辛味なし)」の中から煮卵入り880円にした。紅しょうがと胡麻は卓にあったのを付け足したものだ。食べてみてまあ普通の細麺の豚骨スープで典型的な博多ラーメンだ。スープは確かにさほど臭みがなく飲みやすいかな。うーむ、以前の暖暮とそんなに違ったかなぁ。博多ラーメンってこんなものだろう。麺は普通の細麺で硬さは普通にした。バリカタは食べたことがなく頼むのがちょっと怖い。まあバリエーションがいくつもあるので今度寄ったら別のを頼んでみよう。ずるずるぅ〜。

2025年1月27日月曜日

ハナビはなぜにTVに向かったのか

昨日のことだが、朝食を終えた頃、台所にいたハナビが急にテーブルからREGZA75型をめがけて飛び込んでいった。「え!何?」と思ったらNHKの自然番組の中の鳥に反応したのだった。知床の自然、特に野鳥のビデオ放送だった。あは、いかにもネコらしい。ゲンちゃんも以前は「世界ネコ歩き」などの画面の向こうのネコに反応したものだ。

今のゲンちゃんはそんな反応はまずしない。もうおじいちゃんだもんね。それに比べハナビはまだ若いってことだ。

思えば、いくらインドア派の私でも若い頃は休みの日はどこかに出かけていたような気がする。そんな気質(インドア派)だからと自分に言い訳して、本当は年寄りになったってことかもしれない。ハナビの突飛な行動を目にして、ふとそう思うことだった。

2025年1月26日日曜日

刑事コロンボ「二枚のドガの絵」

何も予定のない日曜日、外食もしなかったので、インドア派の私は家から一歩も出ることなく過ごした。それが全く苦にならないので生粋のインドア性分なんだろう。

インドアといってもだいたいネットサーフィンかYouTube、TV録画鑑賞、たまにネット麻雀をするくらいなんだが、今日は録画鑑賞。昨日NHKで再放送されていた刑事コロンボの「2枚のドガの絵」を初めて鑑賞した。このシリーズは私が中学生以降、何度も再放送されているが何を見たのかはっきりおぼえていない。「ロンドンの傘」はラストシーンの犯人の態度が印象的で覚えてはいたが・・。数年前にNHKが人気投票をやってそのベスト20くらいを録画したにも関わらず1作も見ないままそのハードディスクはREGZAの65型ともども沖縄に送ったので、今は見たくても見られない状態だった。

そんな中、YouTubeで「二枚のドガの絵」のラストシーンが動画でアップされていて犯人をコロンボが指摘したところでストップモーションになり、それがいかにも鮮やかで全体と通して見たくなった。それが間の良いことに昨日放送されたものだからねぇ・・。

いや、わずか1時間20分弱の放映時間の中で、出だしの何の説明もないままいきなり犯人がピストルで殺すシーン、その後の無駄を省いたカット、テンポの良さ、犯人がミスを仕向けるコロンボのあざとさ、そしてラストのシークエンスでコロンボがずっとコートに手を突っ込んだままだったのがなぜかを視聴者に最後の最後に気づかせるテクニックなど実にスタイリッシュ。いや、NHKでの人気投票第2位というのも納得だ。ちなみに犯人の叔母のエドナ役の人はあの猿の惑星に出てきた猿のジーラ博士役だった。

NHK人気投票での1位は「別れのワイン」という作品だそうでこれは沖縄に行った時にしか見られないなぁ。いやまて、YouTubeで探せば動画もあるようだ。ふむ、そうしよう。名の知れたシリーズものでもまだまだ楽しめるって素晴らしい。インドアだけでも楽しむにはまだまだ時間が足りなーい!

2025年1月25日土曜日

ココちゃん8ヶ月

セージの長女ココちゃんだが、最近は前歯2本は生えそろってきてハイハイもよく出来るようになっていると「見てね」に投稿してくれて、私たちも毎日のようにその成長具合を見ている。3月にはひな祭りもするとかで、ひな人形のセットの写真も投稿されていた。
へえ、なかなか綺麗なお人形さんだねぇ。ココちゃんはまだ立てないし歩けないが、動画で装具を使い、いかにも立って喜んでいるような様子もあって微笑ましかった。
そして何でも口に入れる癖があり、ていうか1歳未満の赤ちゃんってみんなそうなのかな?私も自分の子たちは30年も前のことだからよく覚えていない。↓上目使いで可愛いよ、ココちゃん。
そしてしばらくしたらオネンネだ。赤ちゃんは食べてはしゃいで寝て、少しずつ確実に成長しているわ〜。

2025年1月24日金曜日

「SHOGUN将軍」

Disney+に1ヶ月間入会していることもあって昨日から「SHOGUN将軍」を見始めた。この作品は昨年の最大の話題作で、エミー賞を受賞し、最近はゴールデングローブ賞もテレビドラマ部門で受賞した。

見れば相当金を掛けていることがすぐに分かる。ロケはカナダのバンクーバーに巨費を投じて城の内部や村のセットを建設し約10ヶ月に渡って撮影されたという。主人公は本来は三浦按針をモデルにしたイギリス人ジョン・ブラックソーンなんだろうが、徳川家康がモデルの吉井虎永に扮する真田広之が重厚な演技で場面場面を引き締めているので主演賞を取ったのだろう。細川ガラシャがモデルの戸田鞠子役を英語が堪能なアンナ・サワイ=澤井杏奈が演じブラックソーンの通訳としてほぼ出ずっぱりだ。彼女はゴールデングローブ賞で

登場人物が9割以上が日本人で話される言語も7割以上が日本語だ。知らなければ日本製作のドラマと思っても不思議はない。舞台は太閤秀吉が亡くなって石田三成(ドラマでは石堂和成)が中心になって大坂城(大阪城)で権勢を振るうも徳川家康(ドラマでは吉井虎永)が対抗し不穏な情勢ということで、本来ならNHKが1年間大河ドラマで描いてもおかしくない内容だ。登場人物の名前が全て別名になっているので私はWikipediaにあるSHOGUN将軍で毎回名前を比較しながら見ている。史実に近いエピソードもあれば全く創作としか思えないものあるが、役者の所作、衣装、メーク、背景の美術制作など日本の東映京都撮影所が担当しているためほとんど違和感がない。製作も担当した真田広之の執念が感じられ、それが欧米人にも伝わったということだ。全10話で1話あたり10億円を超える制作費を投じて作られておりさすがにこれはNHKや日本の映画界では作れないか。

ストーリーは日本人の私が見ても背景など知らないとなぜ登場人物たちがそのような行為をするのか分かりにくいところがある。しかし見続けると当時の日本人の価値観、名誉といったものが分かってくる。これが欧米の視聴者にもさほど違和感なく受け入れられたようで、初回エピソードの世界配信開始から6日間で900万回の再生回数を記録し、これは同じくDisney+にて配信されたリアリティ番組「カーダシアン家のセレブな日常」のシーズン1を上回り、世界配信されたドラマシリーズの再生回数としては歴代1位であったそうだ。

「SHOGUN将軍」は戦国武将の物語ではあるけれど当時の武家の女性の活躍も相当な比重を占めている。通訳が絶妙な鞠子様はもちろん、夫と子どもを殺されブラックソーンの正室にさせられる藤様も誇りを失わず凜とした演技で好評を博したり、遊女であるお菊も第6話で茶屋でのブラックソーンと鞠子の間に立ち通訳する鞠子の気持ちを代弁するような演技、演出には唸った。後半からは淀殿がモデルの落ち葉の方を二階堂ふみが出てきて武将たちに負けないまなざしでさすがと思わせた。カールはすでに見終わっていて「日本人の私ならまあ分かっていても、首が跳ねられたり簡単に切腹するシーンが多く、外国の人たちは日本人ってこんなことで簡単に死ななくてはならないのかと誤解されそう」といった感想だった。確かに首や胴体、手足が真っ二つに裂かれたりするなど子どもにはどうかと思われるシーンも多い。そのあたりは大河ドラマでは表現出来ないな。

ともかくも重厚、荘厳かつ面白いドラマであることは間違いない。Disney+でしか見られないのが最大の欠点かな。まあ990円で1ヶ月以内で視聴するという条件さえ飲めば楽しめるからその気になればたやすい。お勧めのドラマだ。

2025年1月23日木曜日

竹田恒泰氏指導の和食洋食のマナー

中居君、とうとう芸能界引退に追い込まれたね。松本人志にしても今の時代普通の倫理的なるものをちゃんと持たなければどんな大物芸能人ですら休業や廃業に追い込まれるってことだ。女性問題を起こすお膳立てをしたらしいと言われているフジTVもちょっとヤバいな。社長の会見自体も動画規制をしたりしておよそTV局らしくない対応で、スポンサーのCM撤退というTV局としては根幹に関わる危機を招いている。30年くらい前は視聴率1位を取っていたのにこの10年ほどはどんどん落ちて来ているのも何かしら社内に問題があるのだろうと推測する。思えば私が見る最近のフジTV番組って「ドッキリGP」くらいだもんな。

そこでちょっと天邪鬼をしてフジTVって今どんな番組をやっているのだろうとタイムシフトで拾って視聴してみた。その中で「かまいたちの机上の空論城」という深夜番組があった。その時のゲストが皇族の血を引く竹田恒泰氏でレストランでのマナーがテーマになっていた。かまいたちの二人とアシスタントの渋谷凪咲が行った作法を竹田が良い悪いで指摘していくというもので、あまり作法に詳しくない私にもとても参考になった。以下、和食と洋食でのマナーの基本の一覧が↓だ。
特に手皿をしてはいけないとスープの飲食には絶対に音を立てず重力を利用して飲み込む、音を立てるのは人前でチ〇チンを見せるくらいの恥ずかしいレベルなんだと強調していたのはよく分かった。
手皿は特に女性がしがちだが、顔と口を食器に近づけ(食器は手に持たずに食べる)食べればこぼさずに食べられると実演してみせていた。

さらにポイント図には出て来なかったが洋食でのナプキンは最後きちんと折りたたんで置くのは気を付けねばならないとのこと。なんと、それは「まずかった。もう二度と来ない」というサインということで、これにはかまいたちが本当かと確かめると、番組出演していた有名ホテルの職員も同意していた。いやー、知らなかったねぇ。
ふむ、なかなか面白い番組を作るじゃない。でも調べると、本家のフジTVではなく系列の関西TV製作の番組だった。さあてフジTV、世の中の意向をしっかり組んで本当に興味を持てる番組を作れるか、それが問題だぞー。

2025年1月22日水曜日

SMAPがそろった(おそらく)最後の生放送って

日頃はTV番組の録画はREGZAのタイムシフト全録とハードディスク録画の2台で行っていて、昔からあるブルーレイ&ハードディスク録画はほとんどやっていない。機器は10年以上前からのパナソニックのものでちょっと不要なものを消して整理しようと録画記録をチェックしてみた。REGZAとかぶっているものもありこれは当然削除だ。そんな中「第66回紅白歌合戦」というのがあった。紅白もここ数年は録画をしなくなった。しても結局見直すことがほとんどないからだ。で、これも消そうと思ったが念のためどんなのが録画されているのか再生してみた。

びっくりしたねぇ。

司会の井ノ原快彦が次はSMAPだと紹介し、SMAPが一塊になって全員深刻そうな顔で待機していた。5人がそろっている!そしてその中心にいるのは今世間を騒がせている中居正広だった。
この紅白第66回って西暦何年なんだ?ええとSMAPが当時のジャニーズ事務所のトップからよく分からない叱責を受けて公開謝罪をTVでやって稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾の3人は事務所を出たのっていつだったかな、少なくともこの紅白より後なのは間違いない。

歌は東日本大震災後の復興を祈念したような内容でまず香取慎吾が歌い始めた。次に中居正広だ。うう、音程がすごく不安定。ちょっとTVで歌う歌手のレベルとは思えない。なるほど中居がSMAPの枠を外れてからは司会業をメインにバラエティーなどに多く出ていたのもうなずける。どうもこの紅白は2015年の大晦日と分かって来た。こてる日記で確認すると、この日の夜は当直で救急患者8人もいて超忙しく紅白は全く見ずにいた。そしてSMAP解散危機が報じられたのはこの紅白の直後2016年初頭からだとネット情報を調べると出てきた。あの謝罪放送は1月18日ですでにこの紅白放送時のメンバーの顔を見れば不穏な雰囲気が出ているように感じられる。てーことは、SMAPの5人がそろって生放送で歌い踊ったのはこの時が最後だったんじゃないかな。

今から9年前のことでおよそ10年も経てば本当に一昔というけれど確かにそうだ。

この後、森進一が紅白連続48回出場しこれで紅白は卒業、つまり最後の紅白だとも紹介された。歌ったのは「おふくろさん」。一番から三番までフルバージョンで歌った。最後には歌詞にない「おかぁーさん!」と絶叫までしていた。
歌唱はしっかりしたものだったが、私はどうしてもアップになった顔のシワが気になって仕方なかった。不自然なんだ。妙に引っ張られていて本来自然にあるべきシワではない。調べるとこの時森は68歳か。常に「見られ」を意識せざるを得ず、芸能人って大変だ。森は母親が鹿児島出身で自身も中学は鹿児島市内の長田中学校を出ている。この紅白の後も毎年1曲は新曲を出し続けているのを記しておこう。郷里の大スターゆえに応援していきたい。

紅白にはこの年あたりまででその勢いがなくなっていくAKB48も多くの場面に出てきていた。↓の画像の真ん中に映っている渡辺麻友もこの後卒業しドラマなどに出ていたのに急に引退し今では顔も見ることが出来なくなった。右後ろの私の推しだった松井珠理奈もほぼ引退状態だ。
いや、紅白って時間が経てば貴重な映像だらけだ。これは消すわけにはいくまいて。

2025年1月21日火曜日

「ビートルズ’64」と「THE YES MEN」

Disney+で「悪魔なカノジョは裁判官」は見終わって今度はビートルズのドキュメンタリー「ビートルズ’64」を見た。これもDisney+のみでの配信だ。ビートルズがアメリカ進出を果たした1964年2月前後を当時のアメリカの若者、関係者などのインタビューも交えての映画だ。当時高校生だった少年がビートルズが何者かをさほど知らず、当然アメリカ初上陸とも知らずワシントンDCでコンサートを見に行って衝撃を受けたというインタビューがあった。その少年は後の映画監督デヴィッド・リンチで「おおっ」と思った。だってついこの間亡くなったばかりでしょ(2025/1/15死去)。おそらく1年ほど前のインタビューでその意味でも貴重だった。

ビートルズのメンバーはワシントンのイギリス大使館に招待されて行ったはいいが、当時は上流階級の大使館職員らは労働者階級出身のビートルズのメンバーにあからさまな差別的態度を取っていた。これはビートルズうんちくに詳しい私でも初めて知った。職員の一部はリンゴスターの髪の毛の一部をカットしたりするなど傍若無人な行為も行い、さすがにメンバーも切れて早めにその場を去ったという。当時のビートルズはイギリスでもアメリカでもやかましいヤーヤーという歌と長髪のスタイルが新奇な目で見られていた。もしその職員が現代、いやその数年後にですらタイムスリップしたら、ビートルズはグレイトになり過ぎて、大使館職員ごときの人間がポールやリンゴには畏れ多くて近づけさえしなかっただろーに。

ただこの映画、私みたいなビートルズオタクには興味深いものであったが一般の人にはちょっと退屈でマニアック過ぎる内容だったかもな。年末にジョンとヨーコのロングインタビューもNHKBSで放送され、年が明けて地上波でも放送されているが、やはりマニア向けという気がする。しかしビートルズがらみであればたいてい何でも私には面白い。中学生の頃にビートルズを聴き始めてもう半世紀を過ぎた。それでも飽かず聴いて、見て楽しんでいるってビートルズ以外にはない。

鹿児島にもビートルズのトリビュートバンド「THE YES MEN」ってビートルマニア4人がいてライブパフォーマンスをやっているらしい(https://theyesmen-kg.hp.peraichi.com)。もうビートルズ自体のライブは絶対に新たには見ることはできないので、ライブでは彼らのようなバンドのパフォーマンスで楽しむしかない。以前話題にした湧水町での「イマジンカフェ」でもライブをやっていて、私の大学内視鏡室の後輩でビートルズファンのアカチャンDrもTHE YES MENのライブを見に行っていると自身のSNSで公開している。
50年以上前には既に存在しなくなっていた音楽グループが未だにこうして人々の関心を集め続けている。ビートルズは偉大だ!

2025年1月20日月曜日

薬も過ぎれば毒となる

午後の大腸内視鏡が終わって結果説明をしようとしていた。その患者さんは採血も受けていてその説明をしなくてはならかった。で、結果を見ると、若干の肝機能異常はあるが大したことはない・・あれ?

カリウムがその人は異常に低かった。K(カリウム)は正常値が3.6〜4.8である。それが2.6まで低下していた。この数値はやばい。不整脈を起こしやすく時には致命的にもなり得る。いつから低いのだろうと検査結果のグラフを見ると↓のように2023年の7月から低下し始めていた。
私の受け持ち患者ではなく、担当医もその程度の低下は気にとめなかったのだろう。しかし2.6という数値は医師なら誰もがびっくりする数値だ。

こんな時まず考えるのが下痢が続いてKを含む電解質が喪失したのかだが、この方は検診で便潜血陽性のための大腸内視鏡であって下痢はしていなかった。ならば次に考えるのは薬剤性の低Kだ。Kを下げてしまう薬剤にはまず利尿剤が上げられる。例えばフロセミドは非常に利尿作用が強く昔からよく使われるが低Kを起こす薬剤として知られている。しかしフロセミドはおろか利尿剤の使用歴は全くなかった。しかし、よーく処方内容を見ると「半夏瀉心湯」が朝夕2包出ていた。あ、これやー。成分をチェックすると案の定「甘草」が含まれていた。薬の注意事項に「本剤はカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値に十分留意すること」と書かれている。甘草にはグリチルリチン酸という成分が含まれこれを多量摂取し続けるとKが低下しやすくなる。この人は2022年の12月から半夏瀉心湯が処方されすぐにはKは下がらなかったが半年後からゆっくりと下がり始めとうとう危険値にまで下がってしまった。

すぐにこのことを話し、今日から服用を中止、そしてK補充の錠剤を処方した。そもそもなんでこの漢方が処方されたのか。カルテ記載では「患者本人が希望」とあった。胃もたれなどでこの漢方が効くと知り所望したようだが漫然と使い続けるとこういうこともあるのだ。私は以前、他医紹介の患者で同じようにKが2台のケースがあり、甘草を多く含む漢方が1日3包計6包も出ていて即刻止めさせたことがあった。特に「漢方は副作用がないから」を誤った知識を持っている患者さんも多いから注意が必要だ。専門的なサイトになるが漢方の低Kについてのまとめが→https://www.nikkankyo.org/seihin/take_kampo/110405c/kanzou.pdfだ。参考までに。

今日の教訓:「薬も過ぎれば毒となる」

2025年1月19日日曜日

天丼「一心」でお昼だよ〜

今日のお昼は「外食にしよう」と私が提案した。実は昨日の麻雀初打ちで大勝したからだ。土曜の麻雀で勝てば日曜の昼は外食というのがここ最近の定番パターンなのだ。外食にはカールも当然賛成なのだが、ここでどこに行く?でよく迷う。しかし今日は私が「中央駅の近くに天丼屋があるそうだがそこはどうか」と提案したら、「ああ、いいわね。そこでいい」となった。カールもたまにその辺りを通る時にチラッと見る店で「一心」という屋号だった。

なんで私が行ったこともないしかも天丼などと滅多に食べないものを言ったのかというと、昨日の麻雀の最中、見せたまえDrが「明日は天丼でも食べに行こうかと思っている」とつぶやいたからだ。ほうと思い、どこの店かと尋ねたら「一度も行ったことはないがネットで調べたら美味しそうだったから」と鹿児島中央駅近くにあると教えてくれた。天丼専門店ってあまりないのでその店で間違いないだろう。天ぷらはこの日記でも頻繁に出てくる「左膳」を利用するが天丼はあまり注文したことはない。たまにはいいかもとパクったわけだ。

「左膳」や寿司屋の「めっけもん」などは開店前には行っておかないと何十分も待たされるので念のため午前11時にはその店に着いた。しかし店内はガラガラでちょっと拍子抜けした。もしかしたら見せたまえファミリーとかち合うかもなんて心配も無用だった。

メニューは普通の天丼が1500円くらいでそれにカニやら牡蠣やらステーキやらをトッピングするとやや高くなる。私はせっかくだからと一番高い「贅沢天井」を頼んだ。これはサーロインの半身とイカ、温泉卵がエビに付いてくる。それで税込み2167円。カールは「牡蠣天丼」税込み2046円で二人ともまずまず高いのを選んだ。↓上が贅沢、下が牡蠣。
で、私のサーロインは美味しいけれど5つも乗っていてこれは2つくらいにして海老が3、4つくらいがバランス良かったかな。カールは海老2つがちょうどよかったそうで牡蠣は3つで2つでお腹いっぱいになったと私に残り1つをシェアした。ほいほいと食べたがこれで私もかなりお腹いっぱいになりちょっと苦しいくらいだった。天丼って脂で身をつつんでいるせいかなぁ。平日はランチ天丼というのが880円であり、かなりリーズナブルな値段で食べられるようだ。

この店は中央駅一番街からちょっと出たところにあり、昼にこの辺りに来るのは久しぶりで新鮮でよかった。うん、また麻雀に勝って日頃行かないような新たな店を開拓していこーぞ。

2025年1月18日土曜日

Disney+で「悪魔なカノジョは裁判官」を見る

年始早々のいわゆる喉(のど)かぜもようやくほぼ回復した。咳き込みもほぼないし倦怠感もない。朝礼スピーチが終わったのも大きい。あれはストレスのかたまりでアレを控えていると主立ったことが何も出来ない感じだった。ストレスフリーにもなって、ようやくネット配信のディズニープラス1ヶ月間分を申し込み、ドラマ視聴をし始めた。

このところのネット配信では王者のNetflixは無論話題作を次々に出しているが、1、2年前からディズニープラス(Disney+)も引けを取らなくなってきていて、昨年はなんといっても「SHOGUN将軍」の大ヒット&エミー賞受賞が大きく、見たくてもディズニーに入らなければ全く叶わない状況だった。それに韓ドラも話題作が多く、中でも「ジョンニョン:スター誕生」と「悪魔なカノジョは裁判官」は見たいと思っていた。それにビートルズの新作ドキュメンタリー『ビートルズ '64』もディズニープラスだけの配信だしー。2年前は1ヶ月無料サービスでディズニープラスでしか見られない「ムービング」「ビッグマウス」「わずか1000ウォンの弁護士」の3作を大急ぎで鑑賞したものだ。

正月にセージの家に行った時に、ディズニープラスに入っていたので「悪魔なカノジョは裁判官」の第1話と2話途中まで見て、続きを見たいと思っていた。料金は1ヶ月でスタンダードプラン990円とプレミアムプラン1320円の二つがあり、990円でも十分でそんなに高くなくそっち申し込んだ。少なくとも上記の3作を見ると思えばまあ安いものだ。貸しDVD時代、一作品がDVD1枚2話構成で200円、16話から20話くらいあったから一作品で1600円以上払っていたことを思えばねー。

で、途中視聴に終わっていた「悪魔なカノジョは裁判官」を早速見始めた。せっかくだからとREGZAの75型で見た。スタンダードプランでも画質は良好だ。ただディズニーは基本倍速視聴が出来ない。韓ドラはせめて1.5倍くらいの視聴がちょうどいい。それでパソコンのChromeに「ビデオスピードコントーローラー」という拡張機能が付いていて倍速視聴が可能になりこれを利用した。Safariにはないのでビデオ視聴にはもっぱらChromeを使っている。「悪魔なカノジョは裁判官」は子役時代から有名なパク・シネの最新作で、ラブコメがメインだった彼女の新境地を示す役柄がなかなかに面白い。殴る蹴る刺すなどの暴力出しまくりで、キャラも我が強く毒のある役なんだ。見た目は美人裁判官だがなんてったって中身は悪魔なんだから。
彼女が担当する被告人たちがまあ、クズとワルばっかしで、それを彼女が裁判でスカッと裁くのかと思いきや、予想外の甘い判決を連発する。だが実は・・という展開で、これがだいたい2話くらいで一挿話あり、後半は全体に通ずる悪の張本人と対決するストーリーだ。今日は一気に6話分を視聴した。全14話なのでこれでもまだ半分程度だ。

カールもディズニープラスを見られるように彼女のM2 MacBook AirにChromeとDisney+をセッティングしビデオスピードコントーローラーも出来るようにしてアクセスの仕方を教えた。で、さっそく「SHOGUN将軍」を見始めていた。

いやー、現在UーNEXT、Amazon Prime、NetflixにDisney+と4つもネット配信が見られる状況になった。このサブスクリプションというシステムは便利で安価でもあるが、はっきし言って全部を平等には見ることは出来ずその分無駄が生じている。私はこの他にYouTube Premium月1280円、ネット麻雀「天鳳」月550円に入っている。これらの中で毎日利用しているのはYouTubeだけだ。あれだけやっていた天鳳も2024年前半は600半荘ほども打ちまくっていたのに後半はたった1半荘しか利用していなかった。何も利用しなくても毎月少しずつお金を払っていることになっている。

ネット配信ではUーNEXTが一番高くて月2,189円、Netflixが同じくらい高いが実は青雲会病院のマリンNsのアドレスで視聴しているので0円だ。その分UーNEXTをマリンちゃんには一回線分ただで上げるという相互補助をやっている。Amazon Primeが年間5900円で月だいたい月500円くらいだがAmazonでの買いものは基本送料無料になるのでそっちのお得がある。メジャーリーグが始まるとSPOTVNOWが月2000円もある。そうなるとなにやかにかでサブスクに月8000円近く支払うことになり年10万円近くにもなる。ふぅー!

Disney+は見たい番組を集中的に見て1ヶ月経ったら解約しよう。いずれ見たいのがあるからずるずるとしていたら、いつの間にか銭失いになっちまうぜぇー。

2025年1月17日金曜日

グッちんDr、震災を語る

30年前の今日、阪神淡路大震災が起きた。

その頃私は沖縄出張中だった。前日に3連休で石垣島、八重山観光から帰ってきての火曜日で、朝6時台には起きてTVを見ると地震報道一色になっていた。火災も起き、高速道路も倒壊していた。当時あまり地震が起きないと言われていた阪神地方での発生に驚きもしたし、なにより被害の大きさが衝撃的だった。神戸には前年、前々年にDDW(消化器病週間)という大規模学会に参加もしていて全く縁遠い土地でもなかった。その年は確か横浜が会場に指定されていたので幸いにも開催されたが、もし神戸だったら中止に追い込まれたかもしれない。学会が大規模なためこれまで神戸のポートピアでの開催が半分近く(32回中15回)あり特に最近はほぼ神戸固定での開催になっている。もし第2の阪神大震災が起きたらと思うと他人事ではない。

震災後30年が経過し、今日はTV始めマスコミがそれぞれ特集番組をやっていた。昨日、元青雲会病院非常勤のグッちんDrが自身のホームページ(https://jushinkai.doorblog.jp)で「明日、2025年1月17日。阪神淡路大震災発生から30年目の節目となります・・・地元放送局の取材にお話をさせていただいた一部が明日の夕方のニュースで放送されるそうです。私の僅かばかりの経験も何かの役に立ってくれたら嬉しい限りです」と書いていたのでどこの局だろうとは思っていた。夕方18時を過ぎ、いつものように帰宅前のコスモスへの買いもので駐車場に着いた時、車中モニターを見るとKKBの天気予報の後に震災特集をするという画像が出て、瞬間「あれ?グッちんDrじゃないかな」と思った。直に会ったのは10年くらい前で少し髪に白いものが混じって違う印象はあったがたぶんそうだ。そのまま番組を見続けたいがCMが長いだろうしこんな時のREGZAタイムシフトがあるので後で見ればいい。でもカールには教えておきたくて電話で教えた。

帰宅後、カールが「出ていたわよ。若い頃のグッちん先生と奥さんの写真も出ていた」と教えてくれた。10年以上前、子どもたちが学年は違ったが同じ学校にそれぞれいてカールは奥さんとは運動会や奥様会などで面識があった。
今では災害医療では常識になっているトリアージやDMAT派遣、ドクターヘリなどはこの震災後に一般的になったというのは、指摘されて「ああそうか、そうだよな」と思った。
ただ、震災ごとにそれぞれ特徴が違い、グッちんDrは例えば東日本大震災では建物崩壊の被害より津波被害の方が圧倒的でDMATの派遣がさほど活かされなかったことや昨年の能登半島地震ではそもそも道が塞がれたどり着けない課題があったと指摘していた。そして↓のよに地震は多様でそれぞれの震災に応じた対応が必要だと締めていた。
ニュースでは話をしていなかったが、グッちんDrはもし地震が起きたらとの備えを自宅ではしていると語っていたことがあった。一度あんな大きな被災を経験したらちゃんとしておかねばとなるわけだ。その点、私たちはまだ甘い。この20年に限っても↓のように3年おきくらいに震度6強や震度7の地震が全国各地で起きている。つい4、5日前も日向沖で地震があった。30年前の教訓はきちんと活かしたいものだ。