そのカールだが、絵手紙を習っていてこれがうれしいハプニングを呼んだ。私の患者でお歳暮を贈ってくれた御婦人がいた。博多の明太子だったのでそれをカールが絵手紙にしてお礼状を送ったところ、えらく感激して「味があってとっても素晴らしいの。先生に見せたいわ」と言っていた。それを見せてくれたのだが、私はよく聞いていなくてカールのものとは思わず「へーえ、写真に撮らせて下さい。うちのも絵手紙やっているんで見せたいです」とデジカメに撮っていた。御婦人は少し変に思ったかもしれない。私は「ふむ、さほど上手いとは思わないがそれほど言うなら何かあるのだろう、カールに見せてあげねば」と思っていた。で、デジカメ再生して「ほら見てみて」とやってしまった。きょとんとするカール。「それ、私が描いたものよ」・・はぁ?確かに「か」の印字もありカール画伯の作品だった。思わず頭かきつつ大笑いだった。
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