そうそう、昨日話題にしようと思っていたことを思い出した。
外来で診ている中国籍の中年女性がいて、診察の終わりに「先生、今日は夕方までずっといますか?」と尋ねるので「ええ、いますよ」と答えると、「私の友人がブドウを作っていて今日はその規格外品をもらうことになっている、よかったらそれを先生にも持って来たい」というので、それは有り難いと了承した。
昼過ぎにそのブドウを2房もらった。そこで私は「謝謝(シェシェ)」と感謝のポーズとしたのだが、「先生、それは違う。正式なポースはこうよ」と教えてもらったのが、左手をグーにして右手でそれを包み込むポーズだった。
「そうそう」と言われ、写真にもポーズを収めたのだが、注意しないといけないのは左右反対にすると「感謝」ではなくて「哀悼」の意味になるんだとか。いや、そもそも正式なポーズもしらなかったんでいい加減になるといけないね。
それで日記にアップするに当たって、その中国籍の女性の教えが本当にそうか調べてみた。すると、「抱拳礼(ほうけんれい)」といって右手を拳にして左手で包み込む中国の伝統的な挨拶であるとちゃんと出ていた。そして解説では、一般的に、右手が攻撃を表す「武器」を持つ手と考えられているため、それを左手で包み込むことで、相手に「私は攻撃の意図を持っていません」という意思を伝えるとあり、右手を拳にするのが正式な作法で、左手を拳にすると哀悼の意を示す形になるため、注意が必要だとのこと。ふむふむ。
あれ?!
0 件のコメント:
コメントを投稿