先週、近医から電話で「食欲不振、疲労感あり、検査で白血球増加、軽度貧血、血小板低下でLDH上昇のある高齢女性を明日診てもらえないか」と依頼があった。翌日、私の外来に来てもらい、紹介状に添えられた検査データを見ての私の第一感は「何らかの血液疾患」だった。そこで採血再検とCT撮影を実施した。内臓に癌らしき所見はぱっと見ではないようだが、脾臓が大きいのがまたもや血液疾患を思わせた。検査科の難ガターさんに鏡検でよく見て欲しいと依頼すると「(白血病が)怪しいが断定出来ない」とのことだった。
その人は娘さんが東京に居てかかりつけ医から連絡があったようで、午前の便で鹿児島まで駆けつけていた。私は「どうも血液の病気が一番疑わしい。となると青雲会病院では詳しい検査も出来ないし、血液疾患であれば治療するにも専門医がいない。だから紹介状を今すぐ書くのですぐに診てもらえる病院に明日行ってもらいましょう」と説明し、ソーシャルワーカーに相談し、鹿児島市内の某病院なら明日でもOKとの確約をとってすぐに紹介状を書いた。娘さんも予定では明後日また東京に帰るということだったし、ここは急ぐに越したことはない。
近医には他医に紹介した経緯を書いて返書を郵送指示し一段落したと思っていたら、夕方、その近医から「あの患者さんは・・(どうなりましたか)」と確認の電話があった。いやこれは失礼した。経緯を話すと「やはりそうでしたか。ありがとうございました」とお礼を言われたが、私も郵送だけで済ませず、やはり電話で一報を入れておくべきだったな。
で、1週も経たない今日、その鹿児島市内の病院から返書が届いていた。担当医はなんと私と同い年、大学卒業も医局も同門の女医さんだった。↓写真参照。
うーむ、やはり「急性白血病(おそらく急性骨髄性白血病)」とのことで受診したその日に入院になっていた。病気の重さは仕方ないとして、迅速に対応していただき娘さんも安心されたことだろう。近医から電話があって2日後には専門医のいる病院に入院出来たというのは医療機関同士の連携がスムーズにいっていると言えよう。で、最後に担当医から(4月から月・火・木で非常勤勤務となりました)と近況報告も添えられていた。これは明らかに私宛てに書かれた文言だ。もう常勤は下の世代に任せる、そういう年代だよな。が、まだまだ地域医療を担うには大きな戦力だ。世間では定年だ年金だという世代でも、医者はまだまだ頑張らねばーってことだよ。
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