「消化器内視鏡」を専門とするDr.こてるです。
趣味のボウリング、麻雀や病院での出来事、家族の内輪ネタから時事問題まで
日々の徒然を「こてる日記」として、毎日アップしています。
2000年5月から開始し2015年5月分からブログに移転しました。
2024年4月4日木曜日
あの時、太魯閣に地震が来ていたら
昨日4月3日に台湾で大きな地震があったとの報道があった。日本では「沖縄に津波注意報が出た」とのことで宮古八重山の海岸や那覇空港での避難騒ぎがまずニュースになった。今日は台湾の花蓮での被害状況が大きく報道されていた。1棟だけ崩れ落ちたビルや花蓮の近くの有名観光地太魯閣(たろこ)渓谷での被害も出ていた。これはちょっと見過ごせない。というのもちょうど10年前の2014年の今頃、私とカールは青雲会病院の職員グループらと台湾旅行に出かけ、まさにその太魯閣渓谷の観光を楽しんでいたのだ。渓谷入口の門の前は撮影スポットだ。今回、その近くにまで大きな岩石が落ちて来ていた。さらにすぐ近くの山が地滑りで剥げているのが分かる。太魯閣渓谷はなかなかいいところで、その時の台湾観光のメインでもあった。大きな岩や渓流など見所が多い。しかし「落石注意」の看板もあり地震がなくてもヘルメット着用場所もあったりで、そこに地震があれば被害が大きくなるのはもっともだ。12名の死亡が確認され行方不明者も10人以上いるという。他人事ではないと思った。思えば台北の松山空港から花蓮に向かう際はトランスアジア航空のプロペラ機に乗ったのだが、その同型飛行機が翌年2月に松山空港離陸10数分後に墜落事故を起こし58名中43名が死亡した。その墜落した機体番号はB-22816。私たちのはB-22815で1番違いだった(撮影禁止とは知らず、私は乗る飛行機の写真を撮っていた)。あの時花蓮に向かう機体はいい揺れ具合で多くのグループ人員は着陸前には顔が青ざめていた。運が悪ければ自分らも亡くなっていた・・かもしれない。私たちは運のいい橋を渡っていただけもしれないのだ。今はただ被災者の無事を祈るばかりである。
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