2022年11月30日水曜日

未明のM2 MacBook Airセットアップ

M2 MacBook Air(シルバー)が届いていた。メモリー8GでSSDも256GとMacBook Airシリーズの中で最小限のスペックしかないが定価は16万4800円もする。さっそく箱から取り出してみた。へーーっ。思っていたよりシルバー色がきれいで素敵だ。以前のMacのシルバーよりクオリティが上がっている。カールは「わー、こっちの方がテルくんの(ミッドナイト)よりいい、私はこっちが好きだわ」とすぐに気に入ってくれた。私も同意せざるを得ない。ミッドナイトは指紋が付きやすいのにシルバーはほとんど付かないのもいい。↓左、私のミッドナイト。右、カールのシルバー。ミッドナイトは表面の指紋をいっぱい拭いてどうにかシルバーと比べられる程度。
ただ、すぐに開くことはしなかった。開くとすぐにセットアップが始まってしまうからだ。その前にMacBookProのデータをタイムマシン機能を使ってハードディスクにコピーをする必要がある。深夜になってようやくセットアップ作業を開始した。カールのパソコン容量が少なかったので20分ほどで移行完了。アップルID入力や指紋入力が必要になったころ、グッドタイミングでカールが起きてきて指紋を記憶させることが出来た。

ここまでは順調。しかし、ほぼ、おニューのマシンが使える状況だったのに、ついでにとMacOSVenturaのバージョンアップも始めたのが失敗だった。この後1時間どころか2時間もかかってしまったのだ。最後は眠くって完了したのを見届けられなかった。くーっ。

途中はアルゼンチン対ポーランドの試合を「ながら」見していて、メッシがPKをハズしたときには「うわーっ」と大声を上げて、カールをビビらせたりもした。試合はその後アルゼンチンが得点して事なきを得たが、スーパースターがPKを外すのってW杯ではよく見るシーンだ。この大会のプレッシャーは半端ないんだろう。ちょうど午前5時前でゲンちゃんが「エサはそろそろじゃないの〜」と色目、いや食目を使っていた。
このころが睡魔がピークで、自動給餌器のカラカラって音が聞こえてゲンちゃんが目の前から消えてホッとしたのを覚えている。覚醒後、カールに「(M2 MacBook Airの使い心地は)どう?」と尋ねたら「きれいだし、画面がチカチカしないし、うごくいい」と言ってくれ、さらにホッとしたのだった。

2022年11月29日火曜日

火野正平はなぜニヤけたのか

今朝の医局会は中止と聞いていたので朝はゆっくりだった。で、NHKBSの朝ドラ「舞いあがれ!」の後は火野正平の「にっぽん縦断こころ旅」を見ることが出来た。

冒頭、火野正平が視聴者からの手紙を読むシーン。送り主の名前を見て「おっ」と気がついた。
正平さんは「進藤惠美」という名前にビビッと来たのだ。私もすぐに気がついたヨ。少しニヤけて遠い昔を思い出すかのような表情の正平さん。
「シンドウエミさん、なんか聞いたことがあるような・・」そして「昔、噂になったような気がする・・」と自らへのツッコミを入れ、ぼそっと「どうしているかな、あいつ」だって。あははー。実はこれ、以前のこてる日記でネタにしたんだ。もう50年以上前のゴシップネタだから当然ネットなどで拾った記事を元に書いたのだが、正平本人から聞けるとはー。やはり間違いなかったんだな。火野正平はこの旅番組でも自らのキャラを分かっていて、以前も大分のある市に来た時に「昔付き合っていた女性がこの街の出身だったんだー」とつぶやいたりしていた。

その日記とは2018年10月24日の「「美しきチャレンジャー」の楽しみ方」でぜひ読んでみてー。なぜ火野正平がにやけたのかよーく分かるだろう。→http://koteru-nikki-2015.blogspot.com/2018/10/blog-post_24.html
「どうしているかな」というそのあいつさんは、現在、栃木県那須塩原市内のパブスナックでママ業にいそしんでいるそうだ。正平さんもこの記事読んでみてー(笑)。→https://www.asagei.com/excerpt/14324

2022年11月28日月曜日

なんと2台目のM2 MacBook Airを買う

まったくもう、今日は受け持ち患者が瞬間20名にもなったぜー。そのうち回復期病棟患者は2名だけで他は動きの多い一般患者だ。私ももう63歳、しかも副院長だっつーのにまるで40歳現役バリバリの常勤医並みじゃないかぁ。これは内科で入院受け持ちが出来るDrが私しかいないってのが一番の問題だな。内科Dr求む。やりがいありますよって、ここは。

この間、カールが私のお古のMacBookPro(2018年版)に苦言を呈した。時々、画面がチカチカしたり暗くなったりと画面が不安定なのと、充電ポートがたまに作動しないこと、「A」のキーボードボタンが外れかかっていて時に入力が出来ないことがある点に不満があるという。

元々カールが使っていた古いMacBook Air(2016年版)は沖縄の別宅に置いているのでお古MacBookProを使わせていたのだった。「私にポンコツをくれちゃったのね(怒)」とご立腹で「誕生日プレゼントにオフィスチェアをなんて言っていたけど私はノートパソコンがいいわ」と言う。20年以上使っていたアーロンチェアの座面のメッシュが壊れたので、この間「誕生日プレゼントにおニューの椅子はどう?」と提案していたのだった。なるほど、確かに古いMacBookProは使いにくくなってきたので私はM2 MacBook Airに乗り換えたのだった。押しつけられた格好の彼女が不満を持つのも当然だ。誕生日はまだ先だけどおニューのパソコンをプレゼントをしようか・・と言うと即「ありがとう!」だって。

それで当然Macのノートパソコンの中からセレクトすることになったが、これまでカールのパソコンは10万円前後のものが多かったのに一番安い2020年版のM1 MacBook Airが13万円台でその次は私と同じM2 MacBook AirのメモリーもSSDも最低限のやつが16万円台だ。「一番安いのでいいよ」とカールは言うが、逆にその程度の差ならM2タイプが新製品な上になにかと使いやすく、今後5、6年使うつもりならそっちがいい。で、定価販売のアップルではなく確かエディオンが1万円引きセールやっているとMac関連サイトにあった気がして調べると確かにあった。ほうほう。もっと他に安売りしているとことはないか・・すると楽天の販売店のうちの一つが1台限りで1万円以上値引きのものがあり、さらに楽天だとなにかとポイントが使えるので手持ちポイント全部使ったら14万6962円で購入出来た。さらに次回以降使える楽天の7069ポイント(5倍ポイント)が付くので、アップルサイトで買うM1タイプとさして変わらないじゃんと思ったら「11月25日だったらポイントが11倍も付いてもっとお得だったのにー」とカール言われてしまった。MacBookProの不満を突きつけたのがその日だったのだ。私の決断が遅かったせいでさらに得するチャンスを逃したってことだ。


で、明後日11月30日は届くという。色は伝統的なシルバーになるが私のミッドナイトと違う点もいい。買う前は本体の発熱が少し気になったが全くと言っていいほど気にならない。モニターはLiquid Retinaディスプレイで写真がとてもきれいだし、キーボードも2018年版MacBookProの使いにくいバタフライキーボードではなく打ちやすいシザー構造のマジックキーボードだ。軽くてデザインも秀逸。カールもきっと気に入るだろう。パソコンは今や普通の電化製品より使用頻度、必要性は一番だ。まさか今年M2 MacBook Airを2台買うことになるとは思わなかったが、毎日使って4年と6年経過、ある意味当然の帰結だった。

2022年11月27日日曜日

どっと疲れてコスタリカ

午前午後の病院日直を終えて帰宅。シャワー浴び、すぐに夕食、そしてさあW杯第2戦目の対コスタリカ戦だーとREGZAの前に陣取った。

だがしかしー。

はあ、前半の戦いぶりを見て、眠くなったぜよ。AbemaTVでは本田圭佑が前回に続いて解説していて、森保采配への疑問を語っていた。そして序盤早々に「相手の5バックはこれは簡単には攻められない。それを打開するには・・」と監督の立場でいろいろ語っていたが、素人の私にもよく分かる内容で、本田は将来日本代表の監督にもなれるんじゃないかと思った。

ドイツ戦のようにスピードのある選手を入れても相手があんなに前に出て来ず引かれたらスピードを活かせない。私が考えるにここに大迫勇也がいたら前線でタメを作れて攻め様もあった気がするが彼は選ばれていない。以前から日本代表は引いて守る相手に苦戦する傾向があったが、そこを打開する力はまだ日本のチームにはなかったようだ。唯一、三苫のドリブル突破は可能性を感じたのだが・・。ゲーム終わってぐったりの日付変わるまで眠りこけてしまった。ぐああ。↓は得点のシーン。コスタリカのシュートってほとんどこれだけだったのに・・。

いやー、これでグループリーグ突破は苦しくなった。スペイン対ドイツ戦も布団の中でM2 MacBook Airで観戦してスペインを応援し途中1ー0でリードしていたので、このまま・・と思いつつ寝入ってしまった。朝起きてすぐに結果チェックすると何と1ー1に。がーん。引き分けられたら日本はスペインに勝たないと厳しい。引き分けだとドイツとの得失点差になる。コスタリカがまたドン引き戦術でロースコアに持ち込み、結果ドイツの1ー0勝ちならば引き分けの日本は進出出来るが・・。まあしやーない。コスタリカに引き分けも出来なかったら敗退も受け入れざるをないだろう。ま、真剣勝負のW杯の場でドイツに勝ったのは事実。今回はその収穫だけでも良しとしましょか。

2022年11月26日土曜日

忙年末

だんだん寒くなってくると、具合の悪い高齢者が増えてくる。今日の土曜外来もそんな年配の人たち(多くは90歳代)の入院や外来を診た。94歳の女性は発熱で入院はしたが、問題はそれより認知のすごさで看護師らもほとほと困っていた(お願いだからベッドの上で放尿しないで・・)。95歳の女性は他院外来で肺炎悪化が判明もそこが入院ベッドの都合付かずこちらに紹介されてきた。97歳女性はなんと独居生活をしていて、ヘルパーや息子の訪問で生活していたが、台所で転んでそのまま動けず、翌朝ヘルパーさんに発見され救急搬送でやって来た。

私の受け持ち患者も気がつけば18名にまでなっていてそのうち90歳以上が9名(!)もいる。最高齢は100歳の男性で他は全員女性だ。女性は長生きだわ。そうだ、某近医から90代女性の受け入れ要請があったけれど先の入院患者の件でばたばたしていてお断りしたんだった。もう全ては診られないよー。どうにか午後の13時過ぎには一段落したが、外科の貴文Drも90代の患者の入院指示で遅くなり、私とほぼいっしょに医局に上がって来ていた。お互いため息をついた。

病棟の空きベッドも残り少なくなりいかにもいつもの冬の青雲会病棟ぽくなってきている。あと数日で12月師走だ。走り回るのはお坊さんだけでなく医者もいっしょ。ますます忙しくなるわ。体には気を付けよう。↓師走ってお坊さん(師)が忙しい月だからが由来だそう。

インフルエンザのワクチンは一昨日打ったし、コロナの5回目も来ているがこれもいずれ打つつもり。ワクチンは面倒だけど罹ったときのきつさを思うと打てる時に打っておきたい。日当直表も私が担当で今日中に作らねば。あと、年賀状もあったな。今年は病院内の職員の年賀状やり取りは止めにしましょうとの申し合わせがあるらしい。そうか、それでもいいが、日頃会わない人たちにはやはり送るからプリント数が減るだけで年賀状作りはなくならない。今年はW杯観戦もまだ続くし、結局忙しい年末になるのは間違いないってことだ。

ゆったりと余生を過ごすなんて人生って本当に来るのかしら・・。

2022年11月25日金曜日

ゴミ拾い批判をする人たちって、こんな人

W杯での話題。

日本人サポーターが試合終了後にゴミを拾ってから帰ったとか、選手ロッカールームもきちんと整理掃除されていたと、まあ賞賛の声が上がっていたところ、前東京都知事の舛添要一氏(73)が25日、『日本のサポーターがスタジアムの清掃をして帰るのを世界が評価しているという報道もあるが、一面的だ。身分制社会などでは、分業が徹底しており、観客が掃除まですると、清掃を業にしている人が失業してしまう。文化や社会構成の違いから来る価値観の相違にも注意したい。日本文明だけが世界ではない』とツイートし、日本人が清掃をすることによって、現地の人の仕事を奪ってしまうという主張をしていた。

これを聞いて、ハア?と思った。バカかとも思ったよ。表面的な物知り顔でこの人はしゃべっているんだなとも思った。本来、ゴミ拾いなんて誰もしたくはないのよ。身分が低い人の仕事がなくなるだって?世界中の人たちがゴミ拾いが当たり前のようにやってくれたら世の中はきれいになるし、ゴミ拾いの仕事をしている人たちももっと良い仕事、創造的でやりがいのある仕事に就くチャンスも増えるってもんだ。アメリカの学校では氏と同じような発想なのか、「その仕事をやる人がいるから、子どもは勉強をするのが主だから」などと子どもたちに掃除をさせないため、学校はゴミで結構散らかっているそうだ。さらに大王製紙元会長の井川意高氏(58)も24日から25日にかけて清掃について批判するツイートを繰り返しているとか。↓上、舛添要一氏。下、井川意高氏。

だが、清掃を行う様子は「BBC」や「デイリー・メール」など複数の海外メディアも取り上げて賛辞を送っていて、ドイツ戦終了後には会場のボランティアスタッフたちが、清掃する日本サポーターに感謝の言葉を伝えていたという。カタールの運営委員会も「感銘を受けた」として、ゴミ拾いを行った日本サポーターを表彰したとか。あるスポーツ紙記者は、「日本人サポーターが現地会場を自主的に清掃することは、過去大会でも取り上げられてきて、「日本人が仕事を奪っている」と国際問題に発展した事例は今のところ聞いたことがありません」と。

当たり前でしょ。別に日本人は感謝してもらいたくてやっているわけではないはず。外国人が日本に来て驚くことの代表が「街にゴミがほとんど落ちていない」ということだそうだ。それってゴミ拾いの人たちがやっているのか?そうしなくても日本ではゴミは片付けるという習慣が根付いているからだ。そしてゴミがなくなって気持ちがいいのは外国人も日本人もいっしょなんだ。最近よく言われるSDGsの精神にも合致するはずよ。世界の人にこの習慣を根付かせてもいいくらいだろう。

桝添氏は公私混同の金遣いで都知事を辞任、大王製紙の井川意高氏もカジノでの損失に会社の金を使うという背任事件で辞任させられたんじゃなかったっけ。はあ分かった。こんなトンデモ発言、そんな人たちだからかー。無視してよし!

2022年11月24日木曜日

2階で死体を運ぶ

夕食時、カールは「昨日はすごく疲れていたぁー」と言っていた。そりゃ、1週間くらいの全国縦断(?)旅行は疲れただろう。「でも今日は元気」と語り普通にビールを飲み、ご飯を食べていた。しかし、しばらくして何げなく眺めると、彼女は顔をゆがめ、あまり見たことない表情をしていた。そしてすぐにその場を離れトイレ方面に向かって行ってしまった。ちょっともよおしたかな?

私はさほど気に掛けずTVでNHKのW杯デイリーハイライトを眺めていた。なんといっても日本が勝った後のハイライトだから気分がいい。そんな調子で床のビーズソファに横たわっていたのだが、あまりにもカールの帰りが遅い。テーブルを見ればまだおかずが半分以上も残っている。おかしいなと思い、トイレを開けるといない。あはぁ、2階で寝てしまったのか。でもご飯を残したままというのは滅多にない。寝ているのかだけ確かめてみよう。

階段を上って2階廊下に来てギョッとした。なんとカールは廊下に横たわったまま眠りこけていたのだ。近づいて「おい、カール、寝ているのか。大丈夫か」と声を掛けても返事がない。ただのしかばね・・いや路上で寝ている泥酔サラリーマンのようだった。少し揺さぶって「なんでこんなところで寝ている?」と声を掛けても、またムニャムニャ言って「何を言っているか分からない」との返事はあった。どうやら生きてはいるか。

こりゃ参ったな。このまま放置プレイするわけにもいかないし、寝室に運んで布団まで運ぼう。しかし、ここで私は思い知った。全く動けない人体ってすっごく重い。カールはたぶん体重50kgもないはず。しかし、だっこしようにもおんぶしようにも持ち上げられやしない。両腕を抱えて引きずるように寝室までの3、4mを移動させるのがいっぱいいっぱい。↓料理着のままで寝ているカール。
どうにか布団に寝かしつけても20cmほど足が出ていたのでちゃんと枠内に入れようとするのにも簡単に動かせない。これが逆の立場だったら私は80kgもあるしカールは一人では動かせなかっただろう。いやー、例えば死体を移動させるってそう簡単にはいかないものなんだ。だから死体遺棄の際にバラバラする事件が起きるのかとさえ思ったよ。しかしカールのこんな様を見るのは初めて。そんなに飲み過ぎたようでもなかったのにー。やはり疲れが残っていたのか。

下に降りてカールの食器を片付け&洗浄した。おそらく彼女は単に疲れとアルコールでバタッと寝入ってしまっただけだろうが、もし本当に倒れてしまったらと思うとゾッとした。日付が変わって様子を見に行くと、ちょうど覚醒したころで「なんで私はここに寝ているんだろう」と廊下に寝ていたことは全く覚えていなかった。デジカメでその様子を見せると驚いていた。でも疲労感はまだあり、またそのまま寝てしまった。そしてそのまま朝まで起きてこなかったのだ。いやはや・・。

2022年11月23日水曜日

サムライジャパン、ドイツに勝つ!

休日の午前、トヨタの営業所に出向き、例の新型プリウスがいつ購入出来るか、車検に間に合うか、を担当者に尋ねた。すると「いの一番に注文されても半年はかかります」とのことだ。ああ、こりゃ車検受け決定だぁ。

日中は天鳳など過ごして時間をつぶした。夜はそうW杯の日本対ドイツ戦がある。気合いを入れて観戦じゃー。NHKも新聞ラテ欄に縦読みすると「ドーハの歓喜を」と読めるようにして力が入っている(笑)。

試合直前、チッチからカールにLINEが来て「AbemaTVの本田圭佑の解説がイイ感じだよ」とあったらしい。それを聞いて当初地上波観戦のつもりだったがそっちに切り替えてみた。だが、約30秒遅れなのとTVとのアクセスがイマイチ悪く(同じAbemaTVでも麻雀Mリーグなんかは画質はまったく問題ないのだが)やはり地上波に戻した。しかしM2 MacBook Airではつながりも良くて音声だけは本田解説にして聴くことにした。これが正解だったね。いや、本田の解説は視聴者と同じような「大丈夫」とか「うわ、怖い」とかの発言も好感が持てて分かりやすいこともだが、現役かつ指導者としての視線から的確なのに驚き感心した。特に、前半の守備システムがドイツの攻撃にマッチせず、本来は攻撃に向かってもらいたい伊東純也が守備に回らされ機能していない、だから「前半は0ー1でいいからそこを変更しないと」と強調していた。

するとどうだ。森保監督も分かっていたようで後半すぐにシステム変更した。そして次々に攻撃型の選手を投入し始め、後半は日本も攻撃を出来るようになった。徐々に日本の方が攻勢で権田のナイスカバーもあったが浅野がかき回し始め、期待感が高まった。カールは旅行疲れ残っていて前半で観戦を止め2階に上がっていて、私は一人でTV画面にパソコンにと見聴きしていた。そしてとうとう堂安の同点ゴーール!これだけでもえらい嬉しいのに8分後には浅野の見事なトラップと快速そして思い切りのいいシュート!逆転ゴールだ。うぉーと声を上げ、2階に上がって「カール!逆転したぞー」と起こすが「むにゃむにゃ」言うだけでほとんど反応がない、ただのしかばねのようだった。

で、前日のサウジのようにながーいアディショナルタイムを過ごし、とうとうホイッスルが鳴って勝利!また2階に上がったが、カールはやはりむにゃむにゃだった。終わってのインタビューはAbemaTVの方が良かったね。長友の「ブラボー!」「ブラボー!」「ブラボー!」の迫力には負けそうだったし、それを解説の中山雅史もまねてやっていた。
いったいAbemaTVはいくらアクセスあるんだろうと、チェックしたら1300万を越えていた。すごい、こんな数、初めて見る。最終的には1344万まで行ったのは確認した。あとから聞いたら昨日のアルゼンチン対サウジ戦も越えて過去最高アクセス数だったらしい。すごいぞサッカー、W杯。この後、スペイン対コスタリカ戦も観戦したが後半の6ー0の時点でさすがに眠気に勝てず寝てしまった。日本は一応有利な立場になったが第2戦でスペインがドイツに負けると少しやばい。コスタリカに勝ってもまだ安心できないのだ。アトランタオリンピックでブラジルに勝った若手日本チームが2勝したにもかかわらず決勝トーナメントに進出出来なかった苦い思い出がよみがえる。

ま、ともかくもドイツへの初勝利の余韻をもって床につくことにしよう。嬉しかったぁ〜。

2022年11月22日火曜日

AbemaTVでアルゼンチン対サウジ戦を見る

カールが東京から帰ってくるので、夜20時ごろ、鹿児島空港に迎えに行った。帰りの車中ではチッチやセージの元気な様子や明治座で中川大志の「歌妖曲」を観劇して感激した話をしていた。今回は沖縄から東北、東京と日本を縦断するような旅行で「楽しかったけど疲れたぁ〜」と。


帰宅して、私はすぐにネットでAbemaTVを付けた。W杯のアルゼンチン対サウジアラビアがどうなっているか気になっていたからだ。パッと得点表示を見ると2対1でアルゼンチンがリード・・え?!リードしているのはサウジじゃないかーー!ゲームも後半の半分を過ぎていた。驚いたのなんの。そのまま試合観戦した。今回はアディショナルタイムが長い。せっかくリードしているのに同点に追いつかれたら・・と思うとハラハラだ。結局そのままサウジが勝利した。いやーすごい。もともとアジアの代表は南米やヨーロッパに比べ弱いのに代表枠が多いって言われ実際カタールやイランが大敗しているので、今回は一矢報いた気分だ。この時、明日の日本もドイツには引き分け以上可能だろうと期待したわ(この前も書いたようにイギリスの戦力分析家が「互角だ」と詳細なデータを元に明言していたし)。

後でアルゼンチン対サウジ戦をニュースで見直すと、前半メッシのPKで先制するとアルゼンチンサポーター面々の表情が印象的だった。みんな余裕でうんうんってな感じ。さあこれから楽勝のゲームを見せてくれるんだろうと。それが終わってみれば全く正反対の表情に。

ゲーム内容をデータで見れば支配率、シュート数他ほぼ全てをアルゼンチンが圧倒していた。ただ得点だけが・・サッカーって残酷な一面もあるスポーツやね。

AbemaTVの藤田社長がこのアルゼンチン戦を「過去最高のアクセス数だった」と喜んでいたらしいが、いったいどのくらいだったのか。以前藤井聡太のタイトル戦で500万アクセスくらいあって驚いたのを覚えている。今回は地上波放送がなくこの試合を見たければAbemaTVにアクセスするしかなかったのが大きい。さあて明日の日本戦は地上波があるのでみんなそっちを見るだろうからアクセス数更新はならないだろうと思っていたのだが・・。

2022年11月21日月曜日

「女神降臨」視聴終了してみて

韓ドラのラブコメ「女神降臨」を視聴完走した。私にとっては久々のラブコメ作品だった。2年前に見たのが「私のIDはカンナム美人」で今回の男性主人公チャ・ウヌが同じような役柄で出ていた。(前回が大学生役で今回は高校生役、年取って来たのに若い役をやらされるとはネ)この人こそあちらでは「顔天才」と言われるイケメンで、男の私ですら、ほうと思うほどの完璧ぶりだ。

女性主人公がブスで前の高校の時にいじめられ、転校を機にメイクに目覚め、美人になってからの恋あり成長ありの楽しいドラマだった。まあラブコメも悪くないな。二人のキスシーンなんかはやはりキュンキュンするしね。しっかし本来は美人のムン・ガヨンがブスメイクしているわけだが、落差ありすぎで、そこまでひどくはしないでしょレベルだ。ドラマでは誰もが二人が同一人物とは気づかない設定なのでそうせざるを得ないんだろうが・・。

ただアラカンの私が没入できるほどのジャンルではないので1.4倍速(UーNEXT)にしないとつらい。いわゆる倍速視聴が作品鑑賞するにあたっていいのかなんて問題視する向きもあるが、全然構わない。このネット配信の時代、いろいろな作品を楽しみたいのに、いくら時間はあっても足りないんだよ。私はしないがキュンキュンシーンでは実速度にして繰り返し視聴をするなど若者はすればいい。TV視聴やDVD視聴に比べネット配信はそういう意味で本当に便利。10年近く韓ドラから離れていた私が復活視聴するようになったのも配信を利用するになったからだ。

そうそう、この「女神降臨」で韓ドラ視聴数が160作目で、配信利用するになったのが81作目の「トッケビ」からだからぴったしDVD、配信の視聴数が半々になった。

私の好み&お勧め作品を紹介すると、DVD時代(2012年以前に視聴)は冬のソナタ(恋愛)、私の名前はキム・サムスン(ラブコメ)、復活(サスペンス&恋愛&復讐)、ファンタスティック・カップル(ラブコメ)、ごめん愛してる(恋愛)で、配信時代(2013年以降に視聴)ではトッケビ(ファンタジー)、恋するジェネレーション(学園&恋愛)、星から来たあなた(ファンタジー)、シグナル(サスペンス)、マイ・ディア・ミスター(社会派)、ナイン~9回の時間旅行~(ファンタジー、タイムスリップ)、愛の不時着(ラブコメ)、キングダム・シーズン1&2(ホラー&サスペンス)、イカゲーム(サスペンス)、マザー(社会派)、今、私たちの学校は...(ホラー&サスペンス)、ウ・ヨンウ弁護士は天才肌(社会派) あたりだ。

こうして書いてみると、最近の韓ドラがかつての恋愛物一辺倒から様々なジャンルに良質作品を輩出しているのが私の評価からも伺える。まだまだ韓ドラ視聴鑑賞は止められないナ。

2022年11月20日日曜日

錦秋と温泉とサッカーに浸かる

今日の日曜は昼間はは何も用事がないも夕方から病院当直が組まれていた。こんな時は休んでいても何かしらストレスがあるような気がする。

いつものように録りだめビデオを消化し、たまにネット麻雀の天鳳をやったりして過ごした。ビデオはNHKBSの紅葉を巡るトレッキングと百名山シリーズの今年は秋の穂高縦走、そして全国各地の絶景秘湯を巡る旅の3本を見た。出不精ゆえか逆にTVで鑑賞するのはこんな番組が多い。正平さんのこころ旅とかね。山の紅葉は東北か北アルプスがいいねぇ。二百名山の秋田岩手福島にまたがる栗駒山なんて何て素敵な紅葉なんだろう。↓素晴らしいよねぇ。

穂高縦走も芸能人が3つに分かれて前穂高、奥穂高とジャンダルム、北穂高と涸沢槍に挑んだ。登頂する場面はやはり危ない箇所を登っているんだなと画面からだけどハラハラした。何年か前に涸沢槍では24歳の女性の滑落死亡もあったし。工藤夕貴はNHKBSに毎年出ているネ。彼女は井沢八郎の娘なんだが当初それを隠して女優を始めた。そしてハリウッド進出も本格的に行いそれなりの結果を出した。そんなこともあってか顔とは好みじゃないけれど若い時からお気に入りの女優さんだ。今は山ガールとして私は親しみを覚えている。なんか不思議な関係だ。↓穂高の涸沢。ここもまさに錦秋、すごい!

野湯巡りでは霧島も特集され温泉ソムリエ師範の六三四さんという人が案内していた。数ある温泉ソムリエでの師範の資格は5、6名しかいないくらいすごい人(オタク)のようだった。湯ノ池地獄とか地図にもない秘湯露天風呂とかさほど温泉好きでもない私でも一度浸かってみたいと思ったよ。


夕方は病院へ。さほど忙しくはなく今夜から始まるカタールでのサッカーW杯関連番組を見た。NHKでは日本対ドイツ戦の予想と対策が出ていたが、イギリスのデータ分析のプロの予想には驚いた。日本とドイツのプレスする能力は五分で激戦になるだろうだって。へーえ。まあサッカーに限らずスポーツには絶対はない。今日から約1ヶ月、温泉ではなくサッカーに浸かる日々が続きそうだ。

2022年11月19日土曜日

5代目新型プリウスが出た

近々プリウスが5代目のモデルチェンジするとのことで、ネット上ではその紹介サイト、YouTubeでどこかしこ出ている。総じて、「スタイルが格好いい」「馬力アップでスポーツカー並」「内装も高級感あり」と好評のようだ。


全高が40mmも低くなり後方に高さのピークを持って来てシャープさが相当増して確かに格好よくはなったが、Aピラーがこんなに寝てしまうと斜め前方の視野が悪くなる。実は3代目プリウスから4代目になった時にその欠点が改善されたのだがまた元に戻り実用性を多少犠牲にしてでもスタイルの良さを追及したようだ。これはハイブリッド車がトヨタにはすでにたくさん用意されていて以前のようなハイブリッド車=プリウスではなくなってきた。プリウスの存在意義が問われ、それが売れ行きにも影響して、最近は以前ほどの販売台数は稼げないそうだ。ならば最先端のハイブリッド車という面を強調するためにこのような斬新なデザインになったのだろう。内装もクラウン並にいいという噂だ。
なかなかイイ感じでやはり次の車も3連続プリウスで行きたい、でも私にとってはより切実な問題は実際に購入出来る正確な時期と値段がいくらかということだ。というのも約7年ほど前に購入した4代目プリウスの車検が来年1月に迫ってきているのだ。報道では1月にも新型は発売するらしい。車検期限ぎりぎりで、1月に新型が購入できるなら車検代払うのは馬鹿らしい。逆に車検を受けるとすぐに新型買うのはちょっとなーとなる。値段も4代目もよりも性能アップしているのできっと高くなるはず。定価で300万は軽く越えると思われる。上のような内装のグレードは実売で350万以上もしそう・・うわぁ。

3代目、4代目とどちらも新発売と同時に購入したのは、私が新しもの好きだからではない。車検が迫っていたり、事故って廃車になったあと中古の商用車に乗っていて新型が待ち遠しかったからである。今回も発売と同時購入になるのか、車検を受けて2年後を待つ羽目になるか、まだどっちつかずの状況が続きそうだわい。

2022年11月18日金曜日

そのナースは誰だったのか

こてる日記は現在2日遅れでアップしている。即日アップは負担が大きく今後もやらないつもりだ。で、今日は11月16日のNHKの「ドキュメント72時間」のネタを書く予定だったのだけれど、話のマクラに外来ナースから「この間のドキュメント72時間見ました?」と聞かれたことを持って来るところでハタと困った。その外来ナースが誰だったのか、つい2日前のことなのに思い出せないのだ。

まずは、じゃないかと思った西友Nsに聞くが「いいや、私じゃないです」と。そこから外来のナースに次々に尋ねるが誰も「違う」との返事。あれ?内視鏡室のナースだったかなと、演歌Ns、服緑Nsに聞いてもやはり違った。確か外来担当のナースだったと思ったので、また聞きに回ると、ニッシNsが「(ベテランの)カッコちゃんNsかマシだNsじゃないの」と意見してくれた。「だいたいドキュメント72とか彼女らが良く見ていると思うよ」と。なるほど、ですぐに救急外来にいたカッコちゃんに聞くと「いいえー、でも今晩のは見るわよ」と言うので「あ、ねこ寺の回だろ。私も見るつもり」とお互いネコ好きならでの会話はあったが、目的は「青春のパチンコ台」だ。すぐに歯科口腔外科に行き、マシだNsに尋ねたが彼女も違った。うーーん、ここまで来たら私に話を振ったナースは誰か確かめないと気が済まなくなった。↓ニッシNs。写真は少し前のもの。今はナースキャップも白衣も着けていない。

ニッシNsが「きっと今日休みの人なんだよ。そうだ、ホットウォーターNsじゃないの」とまたアドバイスしてくれ、彼女にLINE電話を掛けた。しばらくして出た彼女はいぶかしげに「こてる先生?どうしたんですか」とまあ当然の反応だった。しかし彼女も違った。はぁー。誰だったっけ?どうも思い出せないよー。ここに来てニッシNsが「うん、分かった。これは絶対間違いない」とどうやら本命のナースを思い出したようだ。「で、誰?」「きっと不束Nsよ」「ほう」

そう言われれば同世代の不束Nsだったような気がする。いや、でもこれまでそうかもしれないと思って何人に尋ね回ったんだ?しかしここはどうしても確かめねば。彼女への連絡はLINE交換などしていないのでニッシNsからの携帯で電話してもらった。が、すぐには出ない。しばらくしてつながった彼女は新幹線で博多に着いたばかりのようで「わあ、びっくりした。私、何か不手際でもしたのかと思ったー」と。後は日記にも書いたとおり、尋ねたのはやはり不束Nsだった。

かくして11月16日の日記「青春のパチンコ台」の2行目は無事書き終えることが出来たのだった。こてる日記を書くにはかように苦労が付きもの、なのであった・・😓。

2022年11月17日木曜日

お好み焼き、親子丼、カツ丼

夕食はスーパーかコンビニに寄って弁当買って帰宅しあり合わせのものを交えていっちょ上がりとした。昨日は団地内のAコープでお好み焼きが美味しそうに見えて「広島風」の方を買って食べようとしたら、げっ!間違って「関西風」を買っていた。とほほ・・。

いや、もともとお好み焼きって関西風しか食べたことなくて、だからこそ広島風にしてみようと思って手を伸ばしたつもりが間違うとは・・あほじゃのう。

で、その翌日はセブンに寄って親子丼にした。私はたまごを使った料理が大好きなのだ。

これは思っている以上に美味しかった。容器がちゃんとしたお椀ならもっと良かったけど。で、翌々日はほとんど同じタイプのカツ丼にしたのだ。値段は若干こっちの方が高い。
うーん、確かに美味しいが値段を考えれば前日の親子丼で十分だ。次同じ場面に出くわしたら選ぶのは親子丼で決まりだな。

でも上の写真を見てみて、私って黄色、茶系統の食事が好きなんだなと実感した。こんなのが毎日続いたらいずれ体を壊しそう。毎日、品数多くバランス良い食事を作ってくれているカールに今さらながら感謝感謝だぁ🙏🏻。

2022年11月16日水曜日

「青春のパチンコ台」

ついこの間、昼休みにYouTubeで古いパチンコ台を打つ動画を見ている時だった。その様子を見てか、外来の不束(ふつつか)Nsが「先生、NHKの『ドキュメント72時間』のパチンコの回を見ました?」と聞かれた。「はぁ?いや見ていないけどなー」「昔ながらのパチンコ台を打ちにくる人たちの話で・・」と言うので、もしかして「タンポポ」というその手の台を提供する店の話かなとは思った。東京の福生市にあり、そこの台をユーチューバーらが実際に打ってよくアップしている。それを私はひまひまに眺めているのだ。

帰宅して、REGZAのおまかせ録画をクリックすると、BS1での再放送でそれがあった。2022年11月4日初回放送の「青春のパチンコ台に会いたくて」というタイトルだ。
「東京・福生市にある昔懐かしいパチンコ台が並ぶお店。昭和から平成にかけて稼働し、その後、歴史に消えたパチンコ台などが約90種類。時間料金制で景品交換もなし。ギャンブルではないパチンコに連日大勢の人が訪れる。この台で青春時代を過ごしたという40代の会社員、成人した子どもと親子で楽しみに来る男性。思い出の台で打つことで、自分の歩みを振り返る人も。大当たりの音が鳴り響く中、その胸のうちに耳を傾ける」と紹介文がある。

その店「タンポポ」にある台はYouTuberらがたくさん紹介していてその中でもいわゆる羽根物といわれるタイプの台を私はよく見ている。「ドキュメント72時間」でもその手の台を打っている人たちが多かった。私もセブン台より羽根物が好きだった。一発台は嫌いで一度もやったことがない。羽根物はゲームとして面白いんだよな。その始祖たる「平和」のゼロタイガーも置いてあった。私は「SANKYO」の台をよく打っていた。当時よく通っていた与次郎ヶ浜の店「太郎」はそのメーカーの台が多かったからだ。↓は羽根物の名作「ビッグシューター」
昔の台を見ていると、ヒマはあったけどお金はなかった学生時代を思い出す。講義をサボって開店前に並んだこともあった。だって前日出た台の釘調整を覚えているからその台を見て釘が変わっていないかを確かめる。変わっていなかったからマッチ箱をそこに置いて確保し、その後に球を買って打つんだ。2時間もすれば終了台になってそれから大学に行くか、下手すりゃ夕方まで打ったりとか・・。そうやってお金を貯めてオーディオセットを買ったんだ。そのころはオーディオにもハマっていていいのが欲しく、オーディオ雑誌など読みあさって調べて選んだら合わせて30万くらいもした。パチンコで17万くらいまで貯め、後はオヤジに出してもらった。1982年9月30日のことだった。なぜ覚えているかというと、その翌日が日本で初めてCDプレーヤーが発売された日でかなり話題になったからだ。その時のCDプレーヤーって1台20万くらいしたしまだCD盤もほとんど出ていなかったから当然買えなかったけど・・。

いや、番組に出てきてインタビューを受けた人たちもそれぞれ若かりし頃の思い出と結びついて打っているようだった。私も行けるものなら福生まで出向いて打ってみたいな。単純にギャンブルならばそうは思わない。当時のパチンコは釘調整との勝負という意味合いがあって自分にとってはお金を稼げるゲームという感覚だった。だからパチンコがどんどんギャンブル化していった平成以降私はまったく打たなくなった。知り合いが5万、6万はては10万以上勝ったーと聞いても心動かされない。でも「タンポポ」では打ってみたいと思うんだな。30分の間、私も青春時代を思い出していたー。

店側からNHKの取材の裏側など語ったYouTubeも出ている。NHK側の「ドキュメントを作るんだ」という真摯な姿勢に圧倒されたと語っていて興味深い。→https://www.youtube.com/watch?v=nxdi65oNlh4

2022年11月15日火曜日

麺セレクトミス

今日は内視鏡担当ではあったけどそんなに忙しい日になるはずじゃなかった。しかし、下血で貧血のある救急患者が入って昼休みが全くなくなってしまった。それでも14時過ぎには内視鏡治療が終わって昼食にありつけるかと思っていたのに・・。なにやかにやで15時までかかった。職員食堂に駆けつけたが、ああ、やはりすでに片付けられてしまっていた。長く待機させると食中毒などの問題もあり14時以降は撤収させられるんだ。で、医局にあったカップ麺のコチジャン入りのカップヌードル「甘辛コチジャンのチーズタッカルビ味」というのをセレクトしてみた。食べたことがなかったらだ。

天下の日清食品が作っているわけだから初めてでもそんなに違和感なく食べられた。でもしばらくして舌がピリピリし水が欲しくなる。そのせいでお腹がちゃっぷんちゃっぷん。そして1時間くらいは舌が少し麻痺した感じが残った。辛いものが好きな人にはお勧めですな。

夕食はカールがいないので姶良イオンに寄ってみた。いつもの東街区ではなく西街区へ行くと、19時のちょうど夕食タイムなのにどの店もガラガラだ。その中で一度も行ったことのない「鎌倉パスタ」に入ってみた。決め手はショーケースの食品サンプルが美味しそうだったのと、大盛りにすると2千円を越えるのでぐりぶークーポンが使えると気がついたから。

定番らしい濃厚うにクリームパスタの大盛りで税込み2156円というやつ。で、しばらく待って出てきた本物をみて少し後悔した。
ちょっと多過ぎたー。いや、確かに美味しかったのよ。でも、この量でなくて普通量にパンやサラダなど付けて2千円を越えさせたほうがずっとバランスが良かった。バカだねえ。最後は罰ゲームちかくになってようやく食べ終えたよ。

まったく、今日は麺にやられたメンズだったわい😭

(後記:このブログを読んだカールから「てるくん、大盛り食べすぎです!」そして「鎌倉パスタ🍝以前、一緒に行ったけど?」とLINEが来ました。ハイ、全然覚えていないし、食べ過ぎましたっ!m(._.)m)

2022年11月14日月曜日

サンマを喰らったけれど

昨日の夕げはサンマだった。今年2回目のサンマだ。しかもいずれも11月になってからである。以前は9月になれば大きなサンマがよく食卓に出て「秋刀魚苦いかしょっぱいか」などと私が口ずさむのが恒例だったのにー。

ついこの前10月末の福岡での学会で、ランチョンセミナーに間に合わないと知った私は博多駅前の地下街で定食屋を探した。サンマの定食を出しているところが二店ほどあり、「今年の初めてのサンマが食べられる」とそのうちの一つに入った。で、さっそく注文すると「すみません、サンマは売り切れです」だって。はあ、まだお昼もそんなに遅くないのにもう?隣に座っているおっさんの皿を見れば食べ終わったばかりのサンマの骨が・・。仕方ないんで天丼を頼んだのだった。

そのサンマはとっても小ぶりであっという間に食べ終えた。はらわたまでしっかり食べて少し苦かったな。


カールによると最近はサンマが高くてなかなか買えやしないという。しかも大きいサイズのがないと。サンマの不漁はここ何年も続いている。温暖化の影響とか隣の某C国が大量に獲っているのが原因だとか言われているが絶対にこれという原因はまだよく分かっていないらしい。今日、スーパーで見たら塩サンマが2匹で540円くらいだった。カールは生サンマにこだわっていつも提供してくれるけれど塩サンマでもこれくらい高くなっている。子ども頃のころから塩焼きや蒲焼き缶詰などで魚の中でも特に食べ親しんだサンマが高級魚になって欲しくない。

ただ報道ではしばらくはサンマの漁獲量の回復の望みは薄いらしい。これまでサンマを世界で一番多く食べてきた日本人へのしっぺ返しなのか。獲りすぎたのならごめんなさい。だから、情(こころ)あらば伝えてよ、せめて秋には脂身の乗った身振りのいいサンマを喰らわせてと。

2022年11月13日日曜日

天文館に龍馬の暗殺者がっ!

今日はカールが山形屋に出かけ買い物、私は散髪で、その後お昼を天文館のどこかで食べようと午前9時半には家を出た。駐車場は山形屋の立体をいつも利用する。ただ今日は入るのに結構待たされた。カール曰く「北海道物産展がある時はこうなのよ」と。ほう、山形屋の北海道物産展と言えば全国一の売り上げがあるくらいだから、人出が多くなるのか。私はその物産展には一度も行ったことがない。「なんなら行ってみれば」とカールに言われたが、山形屋玄関に着いてすぐにその気をなくした。かなりの客が整理券待ちで並んでいるじゃないの。並んでまで冷やかしする気はないわ。

散髪はすぐに済むのでとりあえず山形屋の2階へ行き、シューズ売り場を眺めてみた。以前、イタリアのネグローニ製のビジネスシューズを買おうとしたのに好みの色がなく諦めていたんだ。他のメーカーでいいのがないか・・と思って眺めていたら、カールが「これなんかテルくんの好みに合いそう」とピコリノスというメーカーのものを指さした。幅広なのが確かに私好みだ。でも私のサイズの27cmがないという。26.5cmならあるとのとことで物は試しで持って来てもらった。

すると長さが5mm短いはずなのにぴったり、しかも足幅には余裕がある。また軽くて履きやすい。デザインはそんな好きというわけではなかったが、カールが「そんなことないよ」と言うのでここはカールの感性を信じよう。たいてい彼女の意見が正解なんだ。思いのほか良い買い物をしたと満足して、私はスピードカット店に出かけ、その名のとおり10分ちょっとで終えて、カールの買い物帰りを待った。

食事は久しぶりに「いちにぃさん」でトンカツを食べ、ぐりぶークーポンも利用してお安く済ませ、また立体駐車場へと向かっていった。いづろ(石灯籠)の交差点には坂本龍馬とお龍さんの実物大銅像がある。いつもチラッと眺めてはそのまま通り過ぎるのだが、カールが「びっくり、あの人も銅像かと思った」というので振り向いた。うん?・・・ゲッ!
看板に隠れてその姿勢でじっと動かずにいる。さては、龍馬の暗殺者とはお前のことだったかっ!!

2022年11月12日土曜日

バタフライエフェクト「大恐慌欲望と破滅の1929年」

今日は、NHK番組で録りだめしていた「バタフライエフェクト」の中の「大恐慌欲望と破滅の1929年(2022/10/24放送)」を見た。

NHKの宣伝文句は「1929年10月24日、ウォール街を突如襲った株価大暴落「暗黒の木曜日」を皮切りに世界は大恐慌に陥り、多くの人生が狂わされた。『ブロードウェイの父』と呼ばれた演出家フローレンツ・ジーグフェルドは破滅、全米に愛された天才作家「華麗なるギャツビー」のF・スコット・フィッツジェラルドの人生も転落する。その一方、市場崩壊を見抜いた伝説的な相場師ジョセフ・ケネディはいち早く売り抜いて巨万の富を築き、約30年後には大統領の父となる。永遠の成長を信じた人々の欲望と破滅の物語」というものだ。

第一次世界大戦後のアメリカはヨーロッパのように戦場にはならず世界経済をリードし好景気に湧いた。給料が5年で2倍にもなり、株式も1/10の資金で株取引が出来る制度(いわゆる信用取引)もでき素人が手を出しやすくなり、エジソンの発明した市況速報機「ティッカー」で株価の値動きを瞬時に伝えられたこともあって大衆は株式投資に熱中した。実際、株価は上昇を続け、賃金も上がり、多くの人が信用取引を行っていた。株価は永遠に上がり続ける、そんな幻想が信じられていた。

そんな中でも法律の裏をかくような評判の悪い相場師ジョセフ・ケネディは巨万の富を蓄えていた。彼は「株価が最高値になるまで頑張るのはバカ者だけさ」と言い放ち、裏では今で言えばインサイダー取引や相場操縦、空売り」など違法行為すれすれで利益を儲けていたという。彼は1929年10月24日の株価大暴落の前には全ての株を売り切って全く被害を被らなかった。番組では「ウォール街で靴を磨いていたパット・ボローニャなる少年までが株式取引の話題をしているのを見て、株式市場はそろそろ危ないと気づいた」とあったが、どうも話が出来すぎている。調べるとやはり作り話のようで、実際はパトロンのガイ・カリアの「株式市場はそろそろ危ない」という忠告に従ったものだったという。
そんな目鼻がきく人がいる一方で、ブロードウェイの大物演出家フローレンツ・ジーグフェルドは舞台に大金をかけてはヒットさせ、自身も株に手を出し豪華な暮らしをしていた。有名俳優がヒット作を演じたら何かご褒美をと言われ本当に「ロールスロイスをプレゼントした」そうな。これを知って私はヒット連発していた小室哲哉のあるパーティの様子を思い出した。確か、その場のノリで来場者の一人に高級車をプレゼントするということもやっていたのだ。その後の転落を思えばそっくりじゃないか。ジーグフェルドは大暴落の後は損失額3百万ドル(現在価格70億円)となり、妻に「私を慰めてくれ、でも私には慰め方がわからない」と茫然自失となり、不景気で客が舞台に来なくなり、失意のうちに数年後亡くなってしまう。妻は借金返済のためにその後20年1日も休まず働く羽目になった。

私はこのジーグフェルドについては全くと言っていいほど知らなかった。いや、実は30年ほど前、アカデミー賞関連の本を買って読んだ時、彼を題材にした「巨星ジーグフェルド」と言う作品が初期のアカデミー賞作品賞を獲ったことでその名前は知っていた。当初はタイトルからして「大きな星が地球に迫ってきた人々があたふたするSF作品なのかな」と思っていたのは今ではお笑い草やね。
好景気と狂乱の1920年代が株価暴落で終焉を迎える構図は、その後アメリカでの1987年のブラックマンデー、2008年のリーマンショック、日本での1990年前後のバブル崩壊と似たような事態が繰り返しある。私は自分が大学卒業したころからバブルが始まったのでその時の雰囲気がよく分かる。ドクターらの会話でも株やゴルフ会員権、土地購入の話題がしょっちゅうあった。前にも書いたが、先輩Drに「こてる君、君は株をしないの?ほら、朝買った株が夕方の今はこんなに上がっているんんだよ」と内視鏡検査の合間に言われたことが強く印象に残っている。同期のDrにも「天皇陛下在位50周年の記念硬貨買わないの」とか「誰かゴルフ会員権持っていないか」なども言われた。

どうも私はその手の話題に付いていけず、またあまり関心もなかった。あまり金持ちにはなれない性分のようだ。ただ、その分大損をしたこともない。バブルがはじけた頃、株をやっていた先輩はその後額は知らないが大損したようだし、同輩も記念硬貨なんて値上がりするどころではなかったし、会員権もその頃、オヤジが「蒲生カントリーの会員権買うヤツはいないか」と言うので、前述のDrに話したら今度は「いや、いらない」とにべもなかった。すでに会員権の値段がどんどん下がっている頃だったのだ。

NHKのバタフライエフェクトはなかなかいい番組だ。30年から100年以上前の世界の出来事をテーマを絞って教えてくれる。様々なテーマがあるが番組に共通するのは過去と現代の共通点を指摘してくれるところだ。翌週10月31日の「ソ連崩壊 ゴルバチョフとロックシンガー」も現在のウクライナ侵攻とプーチンが重なって見える。番組の通りであればロシアは衰退へに道を歩むことになるだろう。毎週月曜の夜はNHK総合で「バタフライエフェクト」をみんなも見ようぜ。

2022年11月11日金曜日

2名、出ちゃいました

朝、人間ドックのスメア検査をする前に、内視鏡室から電話があった。なんと内視鏡室スタッフの茶の里NsからコロナPCR陽性が出たという。今朝、咽頭痛があって出勤前検査を受けたら反応が出た。うわ、昨日私も内視鏡室で彼女と仕事をしている。それで「濃厚接触した内視鏡室スタッフは全員PCRを受けて欲しい、そして院外DrのエイエイコーDr、今日は院外勤務のダヒロDrに電話してコロナ検査を受けるよう連絡して欲しい」とのことだ。

すぐに救急外来のPCR検査場へ行き、鼻の中をくすぐられ、結果を待つ間に院外の2人のDrに連絡をした。そうこうするうち、コッパマNsも陽性と出た。彼女は「来週始めは母親の面倒を看なくちゃいけないから陽性になったらどうしよう」とぼやいていたが本当のことになった。これはクラスター化しやしないか・・と懸念されたが、幸いその2人以外はみんな陰性で症状もなかった。そもそもDrは内視鏡室に入ると着替えと同時にN95マスクを付けるからかなり感染リスクは低いんだ。ただ、看護師は普通のマスクで検査の合間にもお互いに会話するし感染リスクは医師よりは高いかも。

で、来週以降の内視鏡検査を制限することにした。末漁内科から黄疸があるので受けてもらえないかというの依頼は断らざるを得なかった。もともと予約がそこそこ入っていた上に内視鏡室スタッフが2人減っていて検査が回らなくなりそう。

新型コロナも発生し始めてそろそろ3年が経とうとしている。行動制限はかなり緩和されてきたが、最近は第8波が懸念されていて、北海道や東北などは感染者数がぐっと増えている。鹿児島も徐々に増えてくるかもしれない。改めて感染予防に気を引き締めないとー。ハァ。

2022年11月10日木曜日

内視鏡の醍醐味

昨日の午後外来受診した80歳代男性は、施設の職員に「肌が黄色い」と言われ、家族に付き添われて来た。すぐに採血、CTを実施して、私の出した診断は肝門部胆管癌による閉塞性黄疸。即、入院となり、今日減黄のための内視鏡処置を受けることになった。癌を治す治療は大がかりな手術になるし、高年齢とあって家族の積極的治療の希望もなく、「せめて黄疸をなくす処置をすればしばらくは自宅や施設で過ごせるから」という私の提案をすんなり受け入れてくれた。今週は火曜日に総胆管結石の排石術もやったばかりで胆管治療づいている。まあ下血治療づいたり、癌発見づいたり、なにかとその週に特定の病気が集まるのはよくあることだ。

内視鏡の時間は午後の早くても15時、遅くても16時ごろと予定していた。しかしー。患者さんはこの人ばかりではないのだ。病棟から「急変です」ときてすぐに上がって蘇生処置をする羽目になった。奮闘約2時間、結局ダメだった。途中「予定のERCPは今日は中止か・・」とも思っていた。減黄のための金属ステントを留置するため業者さんにも来てもらっていたが、検査する私がいなければどうしようもない。こういう時、2年前に急死したピッピDrがいないのが痛い。そもそもこの手の内視鏡処置はほとんど全て彼に任せていたのだ。しかし17時過ぎにはどうにか開始できるとふみ、内視鏡主任の佳及Nsに準備するよう指示を出した。

ERCP用の内視鏡を入れて十二指腸乳頭を観察すると若干総胆管への挿入が難しそうな感じだった。やな予感どおり、しばらくカニュレーションが出来ない時間帯が続いた。ERCPって総胆管にカニューレが入る否かが勝負の分かれ目で、これは大腸憩室出血の出血源憩室を発見出来るか否かと似ている。15分か20分くらい経ったろうか。ひとまず膵管にガイドワイヤーが入った。これで少し希望が持てる。ステントの業者もほっとした様子だった。このガイドワイヤーを残し、そこを起点に総胆管へのカニュレーションを試みると今度はすんなり入れることが出来た。いやー、これでどうにかなるぞ。元気が出てくる。

この後はほぼ滞りなく進んだ。ガイドワイヤーを左右の肝内胆管に留置し、まず左の肝内胆管に金属ステントを留置し、今度はステントの隙間からガイドワイヤーを右肝内胆管に挿入してステントを入れ込む。こうして左右の肝内胆管から胆汁がスムーズに総胆管へそして十二指腸へ流れていける。この患者さんの画像は載せられないが、ネットで他院が披露しているほぼ同じ画像があったので↓に掲載する(湘南消化器病センター提供)。

実はこのような肝門部癌の両側肝内胆管の金属ステントによるドレナージ術を私が行うのは初めてのことだった。いや、総胆管の単管のドレナージはやったことはあるし、ピッピDrがやっているのを遠くから見たことはあった。でも彼がいない今、私がやるっきゃないべ。そういう切羽詰まった状況に追い込まれるとなんとかやれるもんだ。ドクターコトーも離島にいて患者さんを本土に送れない状況ならなんとか島内で済ませられるようなるって言っていたような・・。

後で医療器械社員の会いたかさんから「こてる先生、60歳代でERCPをばんばんやっている先生って(鹿児島には)もうあんまりいないですよ」と言われた。え、そう?「垂水のカピバラDrも(他院に)送るって言ってますし、内金Drも大御所のジュンセイDrもほとんどやってませんし、やっているのは年齢の近い時間任せDr(50歳代後半)くらいじゃないですかねぇ」だと。ううむ、私と同期のDrらでもまだやっている人はいるかと思うが、確かに還暦過ぎれば第一線をだいたい退くからねぇ。私もそうしてピッピDrに任せていたんだった。

この患者さんは翌日には黄疸の指数(総ビリルビン)がほぼ正常近くまで下がっていた。来週には退院も出来そう。説明を受け、患者の娘さんも喜んでいる様子だった。ほっとけば重症化が見えている人が1週間もしないで家に帰れる。こうした結果は内視鏡をするドクターの醍醐味でもある。まだまだこれを止めるわけにはいかないねぇ。

2022年11月9日水曜日

天才の中の天才といえば

近頃は何か分野で優れた業績や成績を残すと、その達成した人に「天才だ」なんてよく人は評価を与える。サッカーの天才、ピアノの天才、将棋の天才、はてはかなりのイケメンを顔天才などという言い方も出てきている。もはや天才の大安売りのような気がして、〇〇の天才ともてはやされてもいつの間にその名を聞かなくなるって人も出てくる。

そんないろんなあまたの天才の中でも私がいの一番に天才だと思うのは音楽の天才モーツァルトだ。モーツァルトが天才だというのに異論のある人はいないだろう。幼い頃からの卓越した演奏技術は現代人は見ることができないから伝説だーなんて見方も出来るが、作曲された曲がオペラでも室内楽でも交響曲でも宗教曲でも様々な分野で今だに演奏され聴かれ続けている点がすごい。

30歳代半ばと若くして亡くなったのが本当に惜しまれる。もっと長生き出来れば人類にとっての宝(モーツァルトの曲)がもっともっと多く残されただろうし、あるいは現代に生きていたら、浪費癖があったとしてもお金に苦しむことなく作曲の印税だけで音楽に専念出来ただろう。ロックにジャズにヒップホップに演歌にどの分野でも名曲を残しただろうと思われる。

私がもし過去にタイムマシンに行けたら晩年のモーツァルトは何らかの病気だったろうから医師として何か救える手立てがあればして上げたいとさえ思う。そんな私だからたまに聴くクラシックではモーツァルトが多い。大学生になった頃、交響曲40番を初めて聴いてからかな(ちなみに今では41番の方が好き)。オペラ「フィガロの結婚」第2幕でケルビーノが歌う「恋とはどんなものかしら」など、え?これが江戸時代に作られた歌なの、現代のポップスで歌われても素敵だーなんて思ったりもした。

最近、YouTubeで「厳選クラシックチャンネル」というクラシックを紹介するチャンネルがありナビゲーターのnakoさんが有名クラシック曲や作曲家を分かりやすく紹介解説している。そこでモーツァルトの生涯と名曲も出ていて、それを聴いているうちに日記ネタなった。→https://youtu.be/2mMkniCC2eI
秋の夜長、またモーツァルトでも聴いて過ごそうか。

2022年11月8日火曜日

「怪奇」月食

仕事を終えて病院駐車場に向かったのは18時15分頃だった。東の空を見ると、満月なんだけど左下が雲にかかって一部見えないなぁと眺めていたら、カールからスマホLINEに連絡が来た。

「皆既月食というんだけどスマホで上手く写真撮れなくてー」と。あ、今夜は月食があるんだった。そうかとデジカメを出して写真を撮ってみたが、オート設定だと光を多く取り込み過ぎて月食らしさは微塵もない。今回は天王星も月に隠れる惑星食もいっしょに見られ、それは422年ぶり本能寺の変の2年前だ、とTV新聞などで盛んに言われていた。天王星ってこれまで生きてきて一度も見たこともないよ。下の写真にも月の頭上に小さな星らしきものが写っているがそれが天王星かしらん。

シャッター速度を速めて光量を落とすと、月食は一応それらしく撮れた。
帰宅直前の信号待ちで撮った月は上弦の半月くらいになっていた。
さらに40分ほど過ぎて19時半ごろ、自宅から出て道路歩道から薄赤く染まった皆既食の月を写真に撮った。東の空を眺めつつ、やはりコンパクトデジカメでは望遠が弱く肉眼で見えるようには上手く撮れないなと思った。
カメラを掲げて撮影していると、私の邪魔にならないようにと思ってか、顔は見えなかったが近所のおばあさんらしき人が腰をかがめて通り過ぎていった。月食だと知られていなければ暗い夜道で空を撮影している変人にしか思われなかったろう。↓はネットで拾った写真。
さらに天王星食との共演↓。左下に月に隠されようとする天王星が写っている。
織田信長も見たであろう皆既月食&天王星食の瞬間に立ち会えただけでも満足し、帰宅すると、カールが「あれ、外に出ていたの?私も今見て帰って来たばかり」と言う。うん?さっきのおばあさん、あれはカールだったのかぁ!お互い気がつかなかったとは・・まさに何百年ぶりの「怪奇」月食の成せる業・・だった。