2019年8月31日土曜日

「のん」こと能年玲奈の復活を

NHKの朝のニュース「おはよう日本」に女優「のん」こと能年玲奈がでていた。彼女が舞台に出て活躍しているといった内容で、事務所とのトラブルがもとでTVでの出演はほとんどない「のん」を取り立ててニュースになるほどの内容でもないのにわざわざ天下のNHKが放送している、これは意図的にやっているとしか思えなかった。「のん」は初めての舞台に挑みながらも前に進むことが難しいときの心構えを「憧れの気持ちを持つことで続けていられる」と語り、さらに新学期を迎え、「生きづらさ」を感じている若者へのメッセージとして「生きていることに自信を持つこと。分からなくなったときは、生きていることを誇らしく思い、調子に乗っちゃえばいいんです」と笑顔を浮かべていた。ああ、「のん」ちゃんにわざわざ「生きづらさ」を語らせるなんて・・。

「のん」は2013年の朝ドラ「あまちゃん」で大人気となりNHK朝ドラ中興の祖とでも言うべき活躍をした。その彼女がトラブルがTVではアニメ映画「この世界の片隅に」での声優役で出ているくらいというのはいかにもさみしい。事務所トラブルにおける芸能界の慣習を公取委が注意勧告したことをきっかけに少しでも「のん」を力づけようとしたのではと思う。

私も「あまちゃん」以降朝ドラを見るようになったし、岩手は三陸海岸まで観光に行ったくらいだ。「のん」ちゃんには思い入れがあるしずっと活躍してもらいたいと思っている。そして「のん」が早く能年玲奈といういかにも芸能人らしい素敵な名前に戻ってほしいと願っている。

2019年8月30日金曜日

「手かざし」で治してあげる

水泳の池江璃花子が今なべおさみの手かざし療法を受けているという。週刊新潮やフライデー、女性セブンに記事があり本当のことのようだ。高校時代からの友人がこの件で「池江さんは、自分の力を信じて努力を続けてきた人です。スピリチュアルなこととはまるで無縁で、ゲン担ぎをするタイプでもなかった。だから、今回の一件には本当に驚きました」と語っている。

手かざし療法っていうのはどういうものか。記事に具体的に書かれている。

なべの説明によれば、施術では手をかざしながら、《よーし、見つけたぞ、隠れるな隠れるな》《こっちにおいで。私の中で仲良く生きよう。大丈夫殺しゃしないさ、さあおいで!》などと相手の体に語りかける。
すると相手の「病の気」がなべの体に移るという。
《私に助けられた人の気が、私に移ってくるから、本人は肉体の回復をみるのです。が、その分、私は私の体に移った病の気の為に、しばらくの期間は苦しみます。だからその間に健康診断など受けようものなら、途端にアウトです。初めて公にしますが私は今日まで、六度のガン告知を受けています》
つまり相手のがんを、なべが「引き継ぐ」というのだ。

宗教問題に詳しいジャーナリストによると「手のひらや指先を患部などに当てたりかざしたりして、体の不調を治すという療法。触手療法や手のひら療法などといわれることもあります。難病などを癒す目的のほか、宗教的行為として行われることがあります。病気を治せると主張し、高額な治療費やお布施を請求したが、治すことができず、訴訟沙汰になったケースもあります」んだそうで、普通に考えれば怪しいことこの上ない。弱みにつけ込んだ商法と私など批判したくなる。が、何にでもすがりたい心理に陥ればこんな怪しい商法にでも手を出したくなるのだろう。

なべおさみといえば1991年に発覚した息子の替え玉受験問題が有名だ。前にも書いたが受験ブローカーとなべが密会した「現場」に私もいたと知ったのはマスコミでのニュースを聞いてからだった。それは新宿コマ劇場でのある舞台の初日だった。1990年の12月1日のことで土曜日だった。私とカールは東京にいて午後特に予定もなく新宿に出かけ、「お笑い忠臣蔵」とかいう劇と大川栄策の歌謡ショーをコマ劇場でやっていると知りダフ屋からチケットを買い、入った。ダフ屋相手にチケット買ったのはこの時がこれまででたった一度この時だけだ。「大丈夫だから本物だよ」と言われ買った。開幕直前で売れ残るよりはマシだったんだね。なべおさみはまさにお笑い役で観客に向かって釣り竿を投げたりなんかしていたのを思い出す。その初日の楽屋で紳士的なブローカーと会って明治大学の受験合格を持ちかけられたんだそうだ(本人談)。それで息子のなべやかんは首尾良く合格通知を受け取るが・・これでなべおさみは干されてしまった。それ以降TVにほとんど出ていない。それがいつの間にか癌まで治せるようになっていたとは!

医学や医療が池江璃花子の心理面まで治療を出来ないなら「手かざし」も有りなのかもしれない。我々も癌や白血病の患者の心理面のサポートまでは習ったりはしない。信じる者は救われるというが基本は医学医療であることは忘れないでいて欲しいと思う。中には現代医学を否定する怪しい療法施術者もいて、本来なら助かったかもしれない有名人もいる。やがて池江璃花子が完治してもそれが「手かざし」のおかげと絶対に喧伝しないで欲しいナ。

2019年8月29日木曜日

「ヒーラー」

韓ドラ「ヒーラー(2014)」を見終わった。主演は男性がチ・チャンウク、女性はパク・ミニョンで私は名前は知っていたが見るのは初めてだった。

まず素直にチ・チャンウクがカッコいい!だ。このドラマを見て彼をカッコいいと思わない人はいないだろう。アクションのキレ、表情など素晴らしい。対するパク・ミニョンは整形顔なんだけど(早い時期に本人がカミングアウトしている)、肌はとってもきれいで目の整形もさほど気にならない。

ストーリーは自分で書くのが面倒なのでビデオ宣伝用を以下に載せる。

闇の便利屋「ヒーラー」ことソ・ジョンフ(チ・チャンウク)は、誰にもその顔を見られることなく、殺人以外ならどんな依頼も完璧にこなす業界屈指のレジェンドだ。そんな彼のもとに、1人の女性を捜してほしいという依頼が入る。ターゲットは、三流インターネット新聞「サムデーニュース」の熱血記者チェ・ヨンシン(パク・ミニョン)。依頼主は、ABS放送局のスター記者、キム・ムンホ(ユ・ジテ)だった。難なく彼女を見つけ出し、仕事をこなしたジョンフだったが、さらにムンホから新たな依頼が届く。それは、ヨンシンの夢を調べること。奇妙な依頼を不審に思いつつも、彼女の身辺を調べるうち、その過去を知り、気になり出したジョンフは、新米記者パク・ボンスとして彼女の職場に潜入する。そんな中、ある事件によりジョンフ、さらにヨンシンが狙われるように。ヨンシンは後輩ボンスに心を許しつつ、自分の危機に現れる正体不明の男、ヒーラーに惹かれていくが……。一方で、ムンホはある過去の出来事に苦悩し、ヨンシンを一流記者に育てようとしていた。その裏には、ヨンシンやジョンフ、彼らの親たちの因縁が隠されていて……。 その過去の真実とは? ジョンフとヨンシンの愛の行方は?

舞台となるのはマスコミ業界で社会派ドラマの一面もある。それと20年前の親世代の因縁が今に現れて・・と、有名な社会派ドラマ「砂時計(1995)」の脚本家らしい設定ではあった。親と子の両世代につながりがある設定は私の大好きな「復活(2005)」と似ていて、登場人物の一人が友人の妻だった女性を自分の妻に迎えるというパターンは全く一緒だ。それとパク・ミニョンが「ヒーラー」に憧れるも正体を見てはならぬという状況のもと、彼女とチ・チャンウクとのキスシーンは見事だった。パク・ミニョンがフードを目深にかぶり目隠し状態でキスされる。
雪が舞い散る中で撮影され人工雪かと思ったら本物だったとは。そんなロマンチックなシーンもあり飽きさせない。

しっかりした構成、チ・チャンウクの魅力、全20話では描ききれない深みなど久々に10点満点で9点を付けた。ただ私の点数の付け方は8点と9点の差はほとんどなくプラス1点は私好みという点だけ、一般には8点を付けた作品の方が面白いかも。10点満点を付けた作品は好みな上に再度全話見た作品ばかりで4作「冬のソナタ」「復活」「私の名前はキムサムスン」「ファンタスティック・カップル」しかない。いずれも10年以上前に見たものばかりで一番夢中になって韓ドラを見ていた頃だった。あの時は熱があった。ボウリングも麻雀もせず韓ドラばっかし見ていた。10点付けたのはその時の熱情が付けさせたのかもしれない。今見たら8点、9点かもネ。

2019年8月28日水曜日

それは丹毒、蜂窩織炎ではない

一般の外来となると専門外の疾患を診断、治療しなくてはならないケースがある。午後に来た高齢女性患者の場合、お顔に出来た腫れをどう診断するかが問題だった。以前、皮膚科のDrがいた時期には「皮膚科に回して〜」で済んだが、午後も夕方近くなると「こてる先生しかいません」と外来看護師は迫ってくる。最初は単なる浮腫(むくみ)かアレルギー疾患かなぐらいに思っていたが、発赤がかなり目立つし、念のための採血で炎症反応が若干上がっていたのでこれは皮膚の感染症だなと改めてお顔を見直してみた。

そこでハッとなった。顔だけでなく右耳も赤く発赤していたのだ。左耳は全くどうもない。これって何ヶ月か前に医事新報の扉問題に載っていた疾患そのものじゃないか。

「丹毒」

皮膚の感染症の一つで蜂窩織炎(蜂巣炎)と似た所見であるが、丹毒は皮膚の浅い層(真皮)までしか侵されないのに対して蜂窩織炎はそれよりも深い層(真皮深層、皮下組織層)まで侵されるという違いがある。これは医事新報からの受け売りだが、以上の違いがはっきり出るのが「耳が侵されればそれは丹毒である」という点だった。耳(耳介)には真皮までしか層がないのである。従って蜂窩織炎にはなりようがないためそこが炎症すればそれは丹毒しかない。ここは大事なポイントですよ、それをMilian's ear signと言うんですよ、と書かれていたのを思い出したのだ。丹毒であれば抗生剤はペニシリン系が効くケースが圧倒的に多い。診断が付けば治療法まで自動的に分かる。

(↓丹毒の右耳と正常の左耳の差が歴然)


ちなみに医師になって30年以上なるが「この病気は『丹毒』である」と診断したのは全くの初めてだった。皮膚科ではありふれている病気でも今まではホーカシキエンですかねえくらいで治療をしていた(それでも治療効果はある)。いやーお勉強って大事ですね〜。

2019年8月27日火曜日

槍ヶ岳体温

タミフルの予防投与っていうのは1日に1錠服用するのだが、どうもインフルエンザに罹っているような気がしていた私は午前も服用した。それでも内視鏡室では気分不良がなかなか収まらず「この調子じゃ〜インフルの検査受けて陽性になるかも。そしたら帰宅して寝ておこう」とも考えていた。念のため体温を計ると36.2℃とまったく発熱はない。およそインフルらしくはないがタミフル内服しているせいか。

昼前に大腸内視鏡をする前にロキソニンを服用してみた。すると検査をしている最中にいっぱい汗をかいた。で、終わる頃にはすっかり気分不良はなくなっていた。なんかたまっていた熱感や気分不良が一気に出てしまった感じでインフルで休もうなんて考えは雲散霧消した。ロキソニンのおかげもあろうが、それよりここに来てインフルだったけどタミフルが効いてきたのかも。普通の風邪ではここまでクリアカットに症状が治るってあんまりない。昨日の回復期病棟の患者も見事なくらいに解熱していた。体温表の動きを見ると形状がまるで槍ヶ岳みたいだった。↓青色が体温の変化を示す。インフル治療薬の効果大!

この調子なら夜のボウリング練習もできる、と思って普通に仕事していたが、18時以降に緊急内視鏡をせざるを得ない羽目になり、練習をキャンセルした。そればかりか、18時から病院であったWeb講演会の弁当も食べることも叶わず、一人で丸亀製麺に出向き、素うどんにエビと鶏のフライをトッピングし帰宅したのだった。

2019年8月26日月曜日

インフルエンザアウトブレイク

週始めの今日、青雲会病院では大変な事態が起きていた。6階の回復期病棟の職員5人が発熱などで一斉に休み、病棟患者も10人ほどが発熱、気分不良を訴えていたのだ。この件はすぐにシマッチ院長に報告され、暑い夏とはいえインフルエンザの疑いもあるとしてすぐにインフルエンザチェックが行われた。すると昼過ぎまでに11人の回復期病棟患者からA型インフルエンザの陽性反応が出たのだ。休んだ職員もインフルエンザだったとの報告があり、急遽、臨時の感染症委員会が開かれ対策が話し合われた。蔓延を防ぐために夕方までに職員全員にタミフルの予防投与と発熱者を37.0℃以上と設定して(いつもは37.5℃だ)すべてインフルエンザチェックを行うことにした。(後から思えばこの迅速な対応がこれ以上の蔓延を防いだようだ)

回復期に2人いる私の患者の1人も発熱38℃あると聞き、チェックしたがインフル陰性だった。しかし安心は出来ない。呼吸困難もあるというので胸部CTを撮るも肺炎ではない。きっとインフルだろうと思い、点滴のインフル治療薬を開始した。そのうち40℃まで熱が上昇しやはりインフルの可能性は極めて高いと思った。それと実は私も日曜朝から咳き込みがちで「なんか風邪をもらったなあ」と感じていた。土曜は家から一歩も出ていなかったのでもらうとすれば金曜の病院でだ。そこでハッとなった。金曜夕方、回復期の瓦腹Nsに呼ばれ10分ほど患者の件で話をしていた。その瓦腹さんは今発熱で休んでいて、その日の午後勤務していた人たちが皆休んでいるのだ。私もインフルをもらっている可能性が高い・・。

タミフル飲んでもまだけだるさは残っている。発熱はない。帰宅してもマスク着けて疑似インフル患者として過ごした。明日は良くなるかぁ?

2019年8月25日日曜日

森脇健児の寝顔に行き着くまで

昨日の夜、急にこてる日記へのアクセスが増えていた。何事かと見ると、半年ほど前に書いた「森脇健児の寝顔(2019/2/25)」にアクセス集中していた。http://koteru-nikki-2015.blogspot.com/2019/02/blog-post_25.htmlこれは昨夜4時間特番で放送されたフジTV系の「ドッキリグランプリ」でまた彼の寝顔が放送されたからだろう。そこでネットでどう評判なのか視聴者がググった結果、こてる日記にもたどり着く人がいたということだ。

ドッキリは好きな番組でいつもはすぐに見るのだが、実は次の韓ドラ「ヒーラー」を見始めたので昨夜のは見ずにいた。で、この日記のためにもと見てみると森脇健児の寝顔ニューバージョンは確かにすごかったが、その寝顔をさせるまでに何と富士山登山までさせたのには恐れ入った。「人生を振り返るための富士山登山」というニセ番組を計画し、しかも相棒に若い女性タレントを随伴させ信じ込ませのだ。念が入っている。さらに八合目を過ぎたところでその女性タレントは双子の片割れと入れ替わるという韓ドラみたいなテクまで使っていた。正直、寝顔よりもそこに至るまでのスタッフの準備万端ぶりに感心した。ドッキリでのお笑いは一瞬だがそれまでにどれだけの手間暇を掛けているのかという。↓がその成果の大イビキ&半目の寝顔だっ。

猫島でのネコにジャンプさせて大トロを狙わせるシリーズでせっかくの自ら獲った大トロを食べようとすると大柄な別のネコに横取りされてしまう「うばわれ君」の白黒ネコも良かった。その後めげずにもっと長い距離を跳んで大トロをゲットしたのは視聴者も満足できた。個人的には見た目がゲンちゃんに似ていたのもネ。

毎日おしん&なつぞらの朝ドラ見て夜は録りだめビデオ消費の予定が韓ドラまで加わって忙しい。アクション&ラブロマンス&社会派ドラマの「ヒーラー(2014)」はソン・ジナという有名女性脚本家の作品だけあって面白い。数日はこれにどっぷりハマりそうだ。ビデオがまた溜まるぅ〜。

2019年8月24日土曜日

文在寅はなぜ前近代的か

韓国が軍事情報包括保護協定(GSOMIA)を破棄する事態になったとかなど、最近は日韓関係は毎日のようにニュースになっている。ここまで関係がこじれている最大要因は文在寅(ムン・ジェイン)大統領の存在だろう。韓国には保守派、左派などという政治方針の大きな潮流が2つあり、文在寅大統領は左派の典型らしい。

この夏、韓国社会の反日主義を強く批判した「反日種族主義」という本が韓国国内で異例のベストセラーとなっているという。共著の一人が落星台経済研究所の李宇衍(イ・ウヨン)研究委員という歴史学者で、いわゆる「徴用工」ら戦時中の朝鮮半島出身の労働者の労働状況などを研究し、今年7月にはジュネーブの国連欧州本部で開かれたシンポジウムで、「賃金に民族差別はなかった」と発表したことでも話題となった。週刊文春によると李氏はインタビューの中で、現在の文在寅政権について、「過去もっとも反日的な政権である上に、自分の政治的利益のために反日的な情緒や認識を利用しようとしている」と指摘。文大統領や周辺の歴史観「左派の歴史観」を次のように説明している。

もっとも重要な特徴が『大韓民国は生まれてはいけない国だった』と考えていることです。つまり、本来は社会主義の人と手を握って、『統一祖国』を建国しなければいけなかったのに、親日派と手を握ってしまったがために、南と北に国が分かれてしまったという考えです。ですから、その分断の責任がある『親日派』は清算しなくてはいけないという訳です

ほう、そういう考えが正しいと信じているならば、なぜあんなに北政権にすり寄っているのか何となく説明が付く。私なんか世界の中でも最悪の国家と思われる北朝鮮になんで近づくのか疑問でしょうがなかった。人権無視の独裁国家を信用し統一するなんて狂っている、バカじゃないかとね。それと何でも日本が悪いという態度もそのような歴史観に囚われているなら一応理解は出来る。でも絶対無理な考えだ。今の北朝鮮の政治体制をぶっ壊さない限りいっしょになれるはずもない。ヒトラーのナチスドイツといっしょになろうとしているのと何ら変わりないと考えれば誰だって分かりそうだが。急激にかあるいは緩やかにかいずれにせよ北朝鮮の体制を潰さないと統一なんて出来っこない。北朝鮮こそ生まれてはいけない国だった。そこを間違っているから今の韓国政権はダメと思う。

それと李宇衍氏は韓国の「反日」主義を前近代的な「種族主義」だと位置づけて的確に非難している。そのまま抜粋しよう。

前近代的というのには、3つの理由があります。

 1つ目は「観念的な性格」です。いまの韓国社会は、客観的な現実に基づかず、思い込みのレベルで「
日本は絶対悪」という一つの総体を作っています。つまり、日本政府や個人、または日本社会が倫理的もしくは政治的に悪い点があるという具体的な話ではなく、観念的に「ただ一つの絶対悪」として日本が存在している。一方で韓国は「絶対善」です。絶対善の韓国は、絶対悪の日本に何をしても良くて、いつまでもその問題を提起して良いと思っているのです。

 2つ目の理由は「非科学的な性格」。いまの韓国社会が客観的な事実でないことを主張し、受け入れていることです。例えば、韓国の慰安婦問題の支援者らが言うような、20万人の少女を連行して慰安婦としたというような一連の主張です。合理的、理性的な思考ができず、極めて感情的になっています。

 3つ目は「歪んで偏った現実認識」です。韓国社会は、
日本については“下”と考える一方、中国や米国に対しては迎合する。その極めて事大主義的な態度によって、国としてバランス感覚を喪失している点です。

 これら前近代的な考え方のもとに、
実体のない「悪魔としての日本」がイメージとして膨れ上がっている。そのイメージが、反日政策を進める原動力になっています。

さらに文春の質問は核心を突く。

【Q】韓国国民には、1965年の請求権協定という「約束」を守らないことに対する罪悪感や、「何かおかしい」という疑問の気持ちは出てこないのでしょうか。

【A】そんな疑問や罪悪感は持ちません。なぜならば繰り返しになりますが、「反日種族主義」の中では、
日本に対しては何をしてもいいのです。「日本には、じゃんけんも勝たなければならない」とまで言います(笑)。日本との条約という約束を覆すことに罪悪感は当然なく、疑問を持つこともないのです。

ほうほう、そうか。反日に突っ走る韓国人の思考パターン、行動パターンがよく理解できるわ。つい最近も文大統領は「一度反省を言ったので反省は終わったとか、一度合意したからといって過去の問題が、すべて過ぎ去ったのだと終わらせることはできない」と述べていたが、前近代的な種族主義者が言っていると思えばなるほどだ。となれば、そんな妄言に対し現在日本政府が取っている姿勢は評価しなくてはならない。

ただ、韓国をやっつけ過ぎても北や中国を喜ばせるだけかもしれないから、限度がある。日韓関係とだけを考えずに自由主義陣営のためにも左派、種族主義の文陣営を早く退陣させる、これが一番の解決策なんだろうな。

2019年8月23日金曜日

「旬の輝」

外来をしていると、患者の鯛一郎さんがやって来て「先生、ハガツオが釣れたんでー」と発泡スチロール箱をプレゼントされた。見れば40cmほどのハガツオが1匹入っている。「ほとんど釣れなかったんでこれだけですけど」とはいえ立派なものだ。鯛一郎さんからは3年前も大漁だった時に鯛やイサキをもらったことがあり、日記ネタにもなった。(2016/6/4「釣り鯛、めで鯛、うまか鯛」http://koteru-nikki-2015.blogspot.com/2016/06/blog-post_4.html

もらったのはうれしいが、中に氷が入っているとはいえ今夜は串木野でボウリングで帰宅するまでには溶けてびちょびちょになってしまうんではないか?それでカールに電話してみたが繋がらない。外来の飢え損Nsが「ならば、私たちがもらってお昼に刺身にしてたべましょか」と狙っていて、私はそれでもいいかなと思ったもののとりあえずカールに聞いてからと昼休み前に再度電話したらようやく繋がった。すると「取りに来る」という。高速代など考えれば魚1匹にペイするとは思えないが新鮮だしまあいいか。
(↓冷蔵庫保存してくれていた医局の朝からさん、未知松さんと)

後日、カールは前回同様お礼の絵手紙を描いた。ほう、上手くなった。デフォルメが効いている。

2019年8月22日木曜日

「その看護師の名は鹿児島か?」

院内メールにカルテ管理室の特光女史から質問が届いていた。昨日私が書いた記述についてで、「北山診療所の看護師さんは『鹿児島』という方ですか?」とあった。うん?何を言っている。鹿児島という名字の看護師さんていなかったし書いた記憶もない。しかし、はっと思い当たる節があって指摘された患者のカルテを見てみた。

あ、やはり・・。

それは小さな団子を喉に詰まらせた高齢患者が北山診療所から運ばれて来た様子を記載した内容だった。

「・・救急隊到着時に北山診療所の鹿児島がハイムリッヒ法を実践していた。」

これは北山診療所の「鹿児島」という人が誤飲時の処置であるハイムリッヒ法で吐き出させたと読める。しかしそれってきっと誤変換でしょうと特光さんは言っているわけだ。そう、正しくは看護師と書くべきで私のワープロ変換ミスであった。実は私のマイ辞書ではkgsと入力すると鹿児島とも看護師とも変換されるのだ。それでミスが出てしまった。ちょっと悔しいんで、カルテをきちんと変換し直した後に、メール返信にこう書いて送った。

「看護師さんの名前が鹿児島がどうか確かめていなかったが、鹿児島さんである可能性は0.0078%はある」と返信した。これにはさすがの特光さんも戸惑ったようで何の返信もしてこなかった。夕方ばったり会った時に「先生、私にはあれ、意味が分かりませんでした」と言ってきたので教えてやった。

鹿児島って名字は名字由来ネットによると順位8,039位で全国に約1000人くらいいる。だからその看護師さんが鹿児島という名字である確率は日本の人口1億268万分の1000だから計算すると0.0078%になるのである。へへ、悔し紛れの返信だったが、ちょっぴりしてやったぜ。

2019年8月21日水曜日

やや苦手なドラマジャンルって

韓国「仮面の王イ・ソン」全20話を明け方4時半までで見終わった。それで午前は眠くてしようがなかった。睡眠不足にならぬよう時間を決めて見ればいいのにと思う人もいるかもしれない。しかし、そうはいかないのが韓ドラだ。この回までと思っていても、必ず次はどうなる?気になってしよーがないってという終わり方をするんで、次回の最初の5分だけと思って続きをみるとまた小1時間経ってしまっている。「仮面の王」も毎回波瀾万丈で特に主人公たちが命の危機に瀕する場面が多かった。30話40話でも作れそうな内容を20話にまとめたおかげで途中だれることなく見終えたと言える。でもそのせいで今日は睡眠不足必至だわ〜。

韓ドラ時代劇を完走したのはこれで8作目。韓ドラはこれまで全部で84作見たので1/10弱しか見ていなかったことになる。好みが現代劇に偏っているわけだが別に時代劇が嫌いというわけでなく一般に長すぎて・・。面白いと評判だった「朱蒙(全81話)」「太王四神記(全24話)」「推奴(全24話)」は半分以上見ていたのに途中挫折してしまうくらいだから、まあ私が根性ないのかもね。あとやや苦手なのがいわゆるラブコメ。若い男女が最初は最悪な出会いをするが物語の前半ではお互いを好きだと分かっているのに些細なことでくっついたり離れたりしてイライラする。「お前ら好き合ってるんだろがっ!」と画面に向かって怒鳴りたくなるんよ。日本でも人気で韓国でも大ヒットした「花より男子(全25話)」を3話くらいで途中挫折しその後も見る気が起きなかった時に自分の好みじゃなんだと自覚した。

でもAbemaTVなどのノートパソコンでのネット視聴はこれまでよりずっと敷居が低く気軽に見られることが分かったので機会あれば挫折した残りの回を見るかも。ここ1ヶ月のネットドラマ鑑賞は私のドラマ視聴習慣を変えるインパクトがあったってことだ。

2019年8月20日火曜日

目的はザ・弁当

夜はボウリング練習だった。で、その直前、病院の小会議室でWebセミナーと称してインターネットを使い医療の講演を聴く会に出た。会に出る人には薬品会社からお弁当も出る。ちょうど18時から始まるということで、終わって病院を出れば約束時間にT-MAXへ着く。どんな講演か知らなかったが目的はザ・弁当だ。

少し遅刻して入ったところ、思わずのけぞった。抗てんかん薬の治療についてでこれは全くの専門外、しかも聴講者はシマッチ院長ただ一人だったのだ。院長はぱくぱく食べながらネット講演を聴いている。私もお肉の入った弁当を食べ、顔は画面を見てふふーんと頷きながら聴いていた。
抗てんかん薬なんて脳外科や精神科の分野で私が最初に出すことはない。頷いてはいても頭の中はちんぷんかんぷん。それでも予定の18時半までは聴いておこうと思っていた。
が、残り10分弱というところで病棟からピッチに電話が掛かってきて・・。「ほう、そうか、ああちょっと待って・・」と小会議室を飛び出し指示を出し終えるとそのままトンズラした。はあ。

ボウリングは散々。なにせオイルがほとんど入っていない。ポケットを突くのもやっとでよくて180台のスコアしか出なかった。良かったのは腰痛でこのところ休んでいた難ガターさんが復帰したこと。まだ投げた後は腰が重いというので、本格的な復帰は慎重にせねばならないが喜ばしいことだった。えへへ。

2019年8月19日月曜日

「おしん」を一番見て欲しかった日本人とは

アナザーストーリーズで「おしん」の特集があった(8/13放送)。朝ドラ100作目となった「なつぞら」が放送され、NHKBSではその直前に「おしん」が放送されているからだろう。「おしん」は朝ドラ史上のみならず日本のドラマで史上で最高視聴率62.9%を取っただけのことはあり今見ても面白い。「なつぞら」よりは面白いと言っていい。

生みの親である脚本家橋田壽賀子、子役の小林綾子、母親役の泉ピン子、そして海外特にイランで好評を博したとのことで影響を受けたイラン人女性にスポットを当てていた。小林、泉の女優根性もすごいものがあったが、なんといっても橋田壽賀子の力量、思想がすごかった。

「米一俵で何度も奉公に出されやがて女郎に売りに出された」という明治生まれの女性からの手紙に衝撃を受けそれを元にした企画を各TV局に出した。しかしうまくいかず、橋田と縁の深いTBSにもこんな貧しく暗い明治物は売れないと断られたそうだ。3年あまり経ってようやくNHKでの企画を勝ち取り放送にこぎ着ける。物があふれた昭和末期の浮かれた時代に「こんな時代があったのだという事実を残していかなくては」との執念が実を結んだのだ。

それともう一つのテーマが反戦だ。それは見ていてよく分かる。序盤に登場する脱走兵の中村雅俊は反戦思想の持ち主で、おしんは読み書きだけでなくその思想にも影響を受ける。息子が生まれて夫に「雄」と名付けられると「戦争に行きそうで嫌だ」とおしんに言わせているのも橋田の姿勢が一貫している。それと、元軍国少女だった彼女は海軍の経理部で働いていたのだが、終戦の日から戦争推進していた大人たちががらりと態度を変えたのに腹が立ったという。それは戦争責任を取っていないということでこのことはまだ後のことになるがドラマでどう決着付けるか描かれるみたいだ。

で、今回もっとも印象に残ったのが、「橋田にはどうしても見て欲しかったという一人の日本人がいたという」ことだ。いったい誰?

それはおしんが明治34年(1901年)生まれという設定と大いに関係がある。同年生まれの昭和天皇である。「天皇陛下の時代にこういう苦労をして生きてきた女がいるんだよということを分かって欲しかったんですよね」という。なんと。今だから言えることだろうね。戦前だったら不敬罪もの、今でもなかなかそうやすやすとは言えない。しかし、私には橋田の覚悟を感じた。これが堂々と放送でも言えるってことも素晴らしい(北朝鮮では「金正恩将軍様に見て欲しかった」なんて絶対言えないだろう)。


今、佐賀編で姑のいじめがメインだ。これも当時佐賀県が反発して有名だった。一ドラマのせいで佐賀のイメージが悪くなると。それくらい社会現象のドラマだった。まだまだ半年以上もドラマは続く。しっかり見届けようゾ。

2019年8月18日日曜日

「仮面の王イ・ソン」見始める

カールが突然、「最近の新人会社員の研修には『怒られる訓練』ってのもあるんだって」を語ってきた。TVで聞いたらしく、最近の若者は怒られるという当たり前のことが経験ないってことか。まずその訓練をしないとすぐに辞めてしまうケースがあるからだそうだ。その上で「うちの子らが怒られ慣れているから大丈夫だよね」だって。そりゃそうかも、子らは布団叩きでママに道路まで追いかけられていたからな。この前の外食でも、次男三男が、「おはら祭りを見に行った際に理不尽に怒られ殴られた」ってエピソードを言っていたしー。

韓ドラは「仮面の王イ・ソン(2017)=君主〜仮面の主人〜」を見始めた。AbemaTVで見られるしキム・ソヒョンが女性主人公だからだ。以前NHKBSで放送されていたのは知っていたが時代劇なのに王子が仮面を付けるという変なセッティングにこけおどし的な雰囲気を感じチラとも見なかった。もとより韓ドラ時代劇はあまり見ない。というのも50話くらい続く作品が多く完走するのに骨が折れこれまで途中挫折した経験が多いからだ。50話以上の時代劇は初めて見た韓ドラ「チャングム(2003)」のほか「ホジュン(2000)」だけで「朱蒙」は途中で挫折した。他にもペ・ヨンジュンの「太王四神記(2007)」、ワイルドさが魅力の「推奴(2010)」も半分ほど見て挫折している。20話くらいなら現代劇と同じ長さなので4ー5作ほど見たことがある。これまで「チェオクの剣(2003)」「一枝梅(2008)」を見て「ファンジニ(2006)」は途中挫折したものの3/4くらい見ていたので10年後に力ふりしぼってどうにか最後まで見たがきつかった。その中で「太陽を抱く月(2012)」は面白かった。さすが視聴率40%以上を記録しただけのことはある。

で、「仮面の王」だが「太陽を抱く月」同様設定がフィクションというのがいい。史実にとらわれることがないため、話の展開が自由でスピーディーだ。王朝以外に闇で支配している辺首会(ピョンス会)という組織が出てくる。そこは怪しい丸薬を作りそれを月に2回飲まないと死んでしまうように王様を仕立て傀儡にしている。王様は自分の子がそうならないように仮面を付けさせどんな顔が知られないようにする。となると、中身が入れ替わっても周囲は分からないという設定になり、そこで成長した王子がある庶民の男を入れ替わる羽目になって物語は進む。王は辺首会に殺され王子は世間に出て商売人の頭領になっていた。ふむふむ、ほとんどあり得ない設定だが見ている側は面白いので敢えてツッコまず楽しむだけだ。午前4時までかかって一気に9話まで見た。王子に愛されるのがキム・ソヒョンで相変わらず可愛い。相手役の王子ユ・スンホも子役で有名で二人とも若いが演技力は全く問題がない。全20話だがこの勢いなら1日2日で見終わってしまいそう。私の久々の韓ドラブームはまだ続く。

2019年8月17日土曜日

職場体験学習の講演は「受け」たのか

今日は土曜だけど、夕方まで仕事のみならず、朝一番で青雲会病院職場体験学習で高校生相手に講演をしなくてはいけなかった。「チーム医療について」と題してもうこれで4年目だ。基本的なスライドは同じなんだが毎年新しいスライドを入れたり変更したりしている。生徒によっては2年続けて参加する人がいるかもしれないので毎年同じでは少し恥ずかしい。

でも、いつもの癖が出て、昨夜までスライド作成にはあまり手が付かず、しかも疲れてそのまま寝てしまったから午前3時頃に目覚めてからようやく作り始めた。実は朝礼でも「チーム医療」は語ったことがあり、その時のをパクって半分くらいはそのまま流用した。うしし、これでかなり枚数稼げたぜ。医療は医師や看護師だけにあらず、いろんな職種が協力または指摘しあって治療に当たるんだ、という症例をこれでもかと畳みかけた。ほかには心臓にカウンターショックを与える場面とか深夜の病棟訪問での看護師さんを驚かすビデオなども混ぜた。緊張感と笑いは受けるスライドに欠かせない。さらに事前情報で外来のずっしり副師長の娘も来ると聞いたので、ずっしりNsが静止画ではあるが必死に心臓マッサージをしているスライドも入れ込んだ。ふむふむ、手抜きスライドにしてはうまくまとめたゾとほくそ笑んで出勤した。

午前9時前までには生徒もそろい、医事課のダッペイ君が病院紹介ビデオを見せたあと、私の講演、約15分が始まった。以前は私も緊張して声がうわずったりしたこともあったが、4回目となると余裕もあり普通にしゃべることが出来た。

だがしかし、今回はあまり受けなかったのである。いつもは笑ってくれる病棟どっきりも何の反応もなし。カウンターショックのビデオに出てきたつるっぱげのオッサンを「この人、オッサンじゃないですよ、れっきとした循環器専門Drです」というとハハと笑いが出たくらい。全部終わっても拍手もまばらだった。あいちゃー、面白く作ったつもりだったのだが・・。やはり、手抜きスライドというのがバレバレだったかなぁ・・。

そのまま外来をし午後は居残り日直で、甲子園の星稜対智弁和歌山を見て、星稜の奥川投手の圧巻の投球ぶりにびっくりするなどし、職場体験のことはおおよそ忘れていた。今一の反応・・そう思っていたが、後で青雲職員の娘もずっしりNs以外に数人いたようで、彼女らが帰宅して言うには「副院長先生の最初の講演が良かったぁー」だったんだそうだ。可愛いんだ理事長もそのあたりを聞いていたらしく、私は誉めてもらった。あれれ、じゃーあの無反応ぶりはいったい何だった?ダッペイ君の意見では今年は加治木高校の生徒が多く、どうもおとなしいタイプの子がそろっていたようで、私だけでなく他の反応もそうだったらしい。

2日後、南日本新聞に今回のイベントが紹介されていた。↓参考までに。

2019年8月16日金曜日

救急外来に幽霊が入ってくる

外来&当直担当のタッピーNsが話しかけてきた。

「先生、この間の当直の時だったのだけど・・」

それは午前2時頃のこと、患者が運ばれ、治療が一段落して、タッピーNsはカルテ記録にとりかかっていた。その時、患者の父親が不意に大声で叫んだのだ。

幽霊が来たーぁ!!

もうびっくり。「何事ですかぁ」と言うと、その高齢の父親は「あそこのドアから幽霊が入って来たー」と救急外来の自動ドアを指さしたのだ。誰もいないのにたまに勝手に開くことはある。強い風邪や何かが当たって偶然開くことがあるのだ。

「あれは絶対幽霊が入って来たんだ」「ほら、また入って来たぁー!!」とまた動いた自動ドアに反応し、もうその声にタッピーNsはビビってしまった。

「前の古い(青雲)病院でも2回見たことがあってなー。オレには霊感があるのよ、分かるんだ」とのたまったそうだ。それ以来、タッピーNsは当直の夜が少し怖くなって外来詰め所にいると何かしらゾクッとするものを感じたとか。それでふと後ろを振り向くと・・。

後ろには監視モニターがあって画面が4分割されて映っている。で、そのうちの一つが救急外来入り口だ。そこのモニターをよーく見ると・・ぼーっとした白い影が二つふわんふわんと揺れていた。あれってオーブって言うのかしらん。ぞくーっとして彼女は自分の左肩の辺りを振り払い「(幽霊さん)私に来たって何のためにもならんよー」と叫んだのだとか。

それを聞いていた一応Nsが「私も病棟にいた時は食塩を胸のポケットに入れてました」と対策を教えていた。どうやら病院に幽霊がいるのが前提というか当たり前になっているようだ。病院って幽霊の巣だったとは。知らなかったわ・・。

2019年8月15日木曜日

家族でイタリアン

明日、セージもチッチも帰るというので夕方は天文館に食事に行った。店はこの前カールと行ったイタリアンの「PINA」でギボヒサコも含め家族5人は久しぶりだ。前回はピザを頼まなかったがピザ大好きなチッチのためにまたこの店にしたのだった。

私は病院から直接早目に来たので店の前で4人を待った。すると時間より少し遅く向こうの通りから筋に入るのが見えた。ギボヒサコが杖を突きつつゆっくりなので彼女を置いて3人は並んでやって来た。そこをパチリ。↓もうちょっとピシッとそろっていたらGメン75みたいだったな。
料理はピザ2枚(けっこう大きいのでこれで十分すぎるくらい)、パスタ、この前も食べた一番人気という「牛サガリのレアステーキ」、パエリア、牛スジ入りガーリックライスなどでパエリアがちょっとしょっぱ過ぎた以外は美味しかった。↓は「きのこガーリックピザ」。卵が入っている「ビスマルク」よりも美味しい。
私は運転もあるのでアルコールは飲まずみんな最初はビールで後からカールとチッチは赤ワインを飲んでいた。ふう、気が付けば子ども子どもと思っていてもお酒に関しては私より強く(まあ私より弱い人もそう多くはないがー)もう立派な成人なんだよな。その他にも話をしていて子どもっていつの間にか大人になっていると思うことが多かった。お盆や正月くらいはこうして子どもらと会って彼らの成長を感じていきたいものだわ。

あれ、そういえば一人だけ帰ってこなかったテルちん、元気にしているかなぁ?

2019年8月14日水曜日

これで3倍効果、カール様の知恵

カールがギボヒサコがいない時にこそっと教えてくれた。

「あのさー、ギボヒサコってあの年でお酒よく飲むじゃない。日本酒もまあまあの銘柄を買ってきてるんだけど、あの人あんまし味の違いは分からないんだと思うの。日本酒をきちんとした器じゃなくていつも自分のマグカップに移して飲んでるでしょ。本当に味の違いが分かるならビール入れたりコーヒーやお茶も飲むコップで飲んでいるだから」「それでね、どうせ味の違いが分からない人だから、紙パック2リットルの『白鶴』の『まる』を買ってきてこっちの純米酒『菊水』の遮光瓶に入れて出してるのよ」
ほう、やるじゃない。さすが、もったいない精神のカール様だ。で、肝心のギボヒサコは何も文句言わずに美味しそうに飲んでいるんだそうだ。値段は1/3になって満足してくれるというなら、これはカールの勝ちだったネ。

そんな話を聞いていたら、セージとチッチがゲンちゃんを猫かわいがりしていた。セージはゲンと同じ姿勢をしてみせるし、チッチは「ゲンちゃんを枕にしたい」と本当にそうする始末。ゲンちゃんも本当は嫌なんだろうけどしばらくは枕になってあげていた。
その後は「まったくやれやれ」とばかりにこっちを振り向いていたよ、ゲンちゃん。可愛いネ!

2019年8月13日火曜日

デニッシュでしゅ&侮れない韓ドラ

帰省したセージと久々に話をすると、仕事が研修期間で数ヶ月置きに所属が変わり住むところも移動していて、人によってはストレスを感じたり上司と上手くいかなかったりもあるとか。セージはどこに行っても「楽しめている」という。それはよかった。

セージは兄弟の中では気が利く方で、今回も京都に寄ったついでにといっておみやげを持って来ていた。「グランドマーブル」という店のお菓子で、え、パン?マーブルデニッシュっていうのかい。その抹茶味をプレゼントしてくれた。食べてみるとなかなか美味しい。ただ、値段は千円以上するらしく、自分で食べるためには買わないかな、お中元やお土産にやっぱいいかもネ!

キム・ソヒョン主演のドラマ「ラブジェネレーション」は今日完走した。終盤は双子の姉が現れて俄然面白くかつスッキリ感が出てきた。最近の画像技術では同一画面にキム・ソヒョンが二人出てきて演技するシーンを見せてくれる。ずっと昔は一人で双子役をする場合はもう一人を背中のみ見せて二人がいるような撮影だった。知らなければ双子の役者がやっているとしか思いかねない。

それにしてもこのドラマ、意外なもうけものだった。私は韓ドラ批評で10点満点中滅多に9点以上は付けないがこのドラマには9点を付けた。一番はキム・ソヒョンをたくさん見られること(キャラの違う双子を演じたためメイクも髪型も違ってファンとしては倍楽しめる、特に終盤の姉のウンビョルがクールでカッコよくて良かった、この↓シルエットは特に美しい)、
高校生の実態を丁寧に描きそれぞれに納得いく展開を見せていること、三角関係、ミステリーなどきちんと決着を付けさせ製作側が逃げていないことなど、見終わってももう一度飛ばし飛ばしではあるけれど見直しているくらい。韓ドラ雑誌でもほんの片隅に紹介記事が出ている程度だったし、泡沫ドラマかと思ったら、見込み違いも甚だしかった。

外交では韓国大嫌いだけどドラマではすっきやなぁ。坊主憎けりゃ袈裟まで憎しで「韓国嫌いだからドラマも嫌いになった」という人もいるが私は分けて対応できる。ドラマが大好きな国民性ゆえ質量ともに進化し、どちらかと言えば日本より韓国の方が優れている気がする。だってこんな無名のドラマですら見始めると面白くて夜更かしを続けてしまったくらいだから。

2019年8月12日月曜日

やっぱり開聞岳

お盆で明後日の14日に実家に行く予定だったが、台風が来そうなので休みの今日お墓参りに行くことにした。途中、開聞岳がきれいに見えた。するとチッチが仲間内で流行っているお遊びを紹介した。それは各自の出身県の有名どころをみんなに紹介、自慢するというもので、例えば鹿児島だったら、西郷さんに桜島にさつま揚げに焼酎があってなどと言ってみんなになるほど〜と思わせといて「でもやっぱり一番いいのは『開聞岳』だぁ」とのたまうのである。みんなは「は、カイモンダケ?」となる。鹿児島にいると開聞岳はあんなに形の美しい山はないし日本百名山でもあるしーなんだが、他県の人からすればそんな山聞いたことないレベルなのだ。同様に栃木県出身者は「・・でもやっぱり茶臼岳が一番」と言ったり、青森県出身者は「・・やっぱり恐山」とか言うんだそうだ。茶臼岳は聞いたことがなかったが、これも百名山の一つ那須岳の主峰1915mのようだ。地元では有名だが全国的には知らない人の方が多いだろう。それはともかく、今日の開聞岳はきれいだった。

墓に行く前に知覧のホームへあこネーサ母の見舞いに行った。足腰は杖歩行でまだしっかり自分で歩けるが、短期記憶がまったくだ。チッチに中学生?高校生?と尋ねどっちでもないよといくら言っても2分もしないうちに同じ質問がくる。感じ質問の無限ループ状態だ。それに前回はなかった「ここには泥棒がおるの」の物取られ妄想が出てきていた。住むところが変わればもしかしたらと思っていたがやはり変わらないようだ。

墓参りの後はヒトミンチョのところに寄り、高校野球見ながら病気談議をした。同世代が還暦周辺だと話題の中心はそれだよな。特に糖尿病がその中心で私はカールに「最近太っているから」ときつい忠告を受けた。ふむふむ、分かっているよと返事しても「絶対(糖尿病に)なるんだから」と攻撃してくる。今のところその兆候はないが体重のやや増加があるので納得してもらえない。禁間食の徹底などこの1ヶ月は締め上げるそうだ。ハイハイ、やりますよ禁間食。やりますとも!

2019年8月11日日曜日

還暦同窓会

鹿児島中央高、卒後42年ぶり13期生の還暦同窓会がホテルウェルビューかごしまで開かれた。カールに送ってもらい少し早めの午前11時前には着いたつもりだったが、すでに2階ロビーには多くの同窓生がいて久しぶりの再会にあちこちで会話の花が咲いていた。

会費を払った後、予約注文していた赤い還暦Tシャツを購入したものの着替えずアロハシャツのままで過ごした。アロハも今日おろしたばかりのおニューだったし、セカンドバッグに入れられるのはTシャツで元々家での夏の部屋着にしようという魂胆でもあった。会が始まる前に恩師らと各クラスの写真撮影があって、私は6組で5組が終わるのを待っていた。すると4組だった吉俣良が撮影後にやって来て私と立ち話になった。吉俣はついこの間KTSでかつての通学路と高校をぶらり歩くという新番組に出たばかり。その流れなのかKTSがTV取材に来ていたようだ。ピロリ菌治療の話や弟のよし俣とよしげがTV番組で青雲会病院に来た話などすぐに5分は経った。気が付けば6組の写真撮影は終わってしまって結局クラス写真には入れなかったよ〜。
恩師の一人は生物の福田晴夫先生で、青雲会病院の山守先生とは蝶採集の師弟関係もあり事前によろしくをいわれていた。森千吉先生には高1の時に地理を習った。先生は現在83才くらいとはあの頃は40才くらいだったんか。今の私よりずっと若かったんやな。そうこうするうちに会が始まり、司会はよし俣とよしげ(中央20期生)で、幹事のトンガや恩師で最高齢の安楽先生の挨拶があり、さらに京都は相国寺の矢野謙堂和尚ともネット動画で繋がり(矢野が旧姓安田さんを好きだったらしいとは初めて知ったぜ)、ダンサー現役の酒匂加代子さんの乾杯音頭でこの後一気にわいわいがやがやとなった。

私は小中高いっしょだった純馬とそれこそ30年以上ぶりに会ったのがうれしかった。現在は大隅方面に住み、小学校の校長をしているそうだ。年齢からして来年は定年だな。そういえばすでに定年を迎えた会社員も何人かいた。「医者には定年はないの」と聞かれ「ない」と即答したが、それっていいことなのかきついことなのか。寿命も体力も50年前とは大きく伸びた現代日本では「いいこと」なんだと思おう。当時の中央高は基本男女別クラスだったので女子には知り合いがやや少ない。その中では福瞳さんとは小中高いっしょで家もすぐ裏側にあったしで久々の再会を喜んだ。今は関東に住んでいるとのことでLINE交換もして後で写真も送った(当然、シミやシワは修正してネ)。中順さんは私が高校の時に好きだった人が在りしのさんだと知っていた。しかし在りしのさんは「GODENと付き合っていてさ〜」と私がぼやくと「あらまあ、私、そのことをさっきまで黙っていたのよ(こてる君、ちゃんと知ってたのね)」なんて会話もあった。GODEN(彼も今は校長先生)は参加していたが在りしのさんは不参加だった、ちと残念。

会は進み、幹事連中の愛好歌「たいせつ」のダンス、みんなで校歌斉唱などもあり一次会はあっという間に過ぎた。二次会は場所を天文館のキャパルボホールに移した。180人ほどの参加のうち半数以上は二次会にも来たんじゃないか。ここでも2時間はあっという間。舞台では最近習っているというタップダンスやかつての恩師の物真似を披露する同窓生らもいて笑いを誘っていた。で、朝から夕方まで7時間以上経過して少しお酒も飲んだのにちっとも眠くならずに過ごせたのは驚異だった。同窓生に遠慮なし、楽しかったわ。ただ、さすがに三次会には行く元気はなく、その後は帰宅した。

これほどの規模の同窓会は徐々に物故者も増えてくるだろうしそれぞれの住まいから離れがたくなるだろうから今後はそうそうはないだろう。それでもまた会える日を!

2019年8月10日土曜日

「あれはアウトだった」急増、「恋するジェネレーション」見始める

TV朝日系列で「高校野球総選挙 最強高校編」というのをやっていてカウントダウン形式で有名高校が紹介されていった。20位駒大苫小牧、19位東北ときて18位に兵庫の報徳学園が出てきた。「逆転の報徳として有名です」とあって、最初はスコア表だけの昭和36年対倉敷工戦が紹介された(以前こてる日記でも紹介した)。高校野球オタクには有名な試合だが、いかんせん動画がなくその20年後の昭和56年3回戦、荒木大輔擁する早稲田実との試合が出てきた。

おっとー、この試合も私は3年前だが日記ネタにしたことがある。9回裏に3点差を追いつき延長に入りついには5ー4でサヨナラ勝ちした試合だ。この試合では9回裏の金村のセカンドゴロの判定が間違っていたのではないかという疑念があり、それを検証したのが私の2015年8月13日の日記「あれはアウトだった」である。結論から言えば1塁塁審の誤審で本来はアウトだったのがセーフになりこれを足がかりに逆転出来た。それを写真付きで日記に紹介したのだが、この番組放送があったくらいから日記へのアクセスが急増し始めた。いつもの3ー4倍で詳細を見ればやはり「あれはアウトだった」に集中している。視聴者はTVで知ってさらにネットで詳しく知りたいと検索を掛けたのだろう。日記にも書いたが、一つのアウト、セーフのコールがその後の学校や選手の運命も変える可能性があり、いずれ高校野球も判定へのビデオリクエストも認めていいんじゃないだろうか。NHKは生放送中、微妙な判定や明らかに誤審と思った時はビデオ再生を放送しないことが多い。すれば騒動になるかもといわゆる「忖度」しているのだろう。サッカーもテニスもビデオ判定で納得のいかない試合がずいぶん減った。ビデオのない時代ならともかくみんなが納得できるようビデオリクエストを認める方向に向かって欲しい。

昨日、AbemaTVで「恋するジェネレーション」という韓ドラの青春ものをやっていた。普段は絶対にこの手の作品は見ないのだが、なんと主人公がキム・ソヒョンじゃないの。先月「トッケビ」のカメオ出演での王妃役に完全にやられてから彼女の出ている作品を見てみたいと思っていた。それで「恋するジェネレーション」を第1話から見ることにした。原題はKBSの「学校」シリーズで2015年の作品、ということはキム・ソヒョン16才になる年で実年齢と同じ役だった。冒頭、いきなりひどいいじめに遭うイ・ウンビ(キム・ソヒョン)。テンポ良く話が進み1話を見ただけでこれは面白そう。全16話を日本版は23話に分割して放送している。今日は一気に12話まで見た。AbemaTVの1.5倍速はホントに役立つわ。

キム・ソヒョン、本当に可愛いしその上演技力もある。ドラマも「学校」シリーズだけに教育問題やいじめ問題などをベースに主人公と若手イケメンとの三角関係そしてスリラー風な味付けもあり面白い。記憶喪失は韓ドラの十八番だがこのドラマではそれは添え物程度で双子の入れ替わりという「二人のロッテ」や「ふたりっこ」にもあったパターンを組み合わせている。その手が好きな私はハマってしまった。ただ一つ日本語タイトルの「恋するジェネレーション」は内容を正しく反映しておらずいただけない。原題の「学校2015 Who are you?」がぴったりだろうて。
明日は高校の同窓会があるのにこっちの方を見ていたいと思うくらいで夜更けを過ごすのであった。

2019年8月9日金曜日

なぜに「こてる」なんですか?

串木野でのトリオリーグはレギュラーメンバーの海広しDr、サンシさんとそろったところで久々に勝利ポイントを稼ぐことが出来た。前回は私が参加出来なく海広し、サンシさんの二人で過去最低の記録だったからやはりトリオ戦は3人で戦わなくっちゃやね。

同じレーンで投げたメンバーに3月に「こてる日記見てまーす」と話かけてきた「出水行くよ」さんがいた。正確なラインを投げる女性ボウラーで球筋は直球系、もっとフック系の球筋だったらすごいスコアが出そうだ。その出水行くよさん、「前から気になってたんですけど、息子さんがテルで先生がコテルなのはなぜなんですか?」と質問してきた。あー、この質問は時に受ける。そもそもなぜ私が「こてる先生」をネット上で名乗っているかだが、元々は私の長男のアダ名が小さなテルの意味で「こてる」だった。ずっと「こてるちゃん」と呼んでいたが小学校に上がる頃になるとあまりそう呼ばなくなり単に「テル」と呼ぶようになった。そのころかな、インターネットでハンドルネームを使う時に日常生活で使うことが少なくなった「こてる」を使うことを思いついた。せっかくいい呼び名だったのにもったいないってわけ。特に鹿大医学部のボウリング同好会ホームページ内では「こてる」名でしょっちゅう投稿していたから、学生から「こてる先生」と呼ばれるようになっていた。

そのうち、管理者だった学生のひろろ君から「先生、同好会ホームページに日記を書きませんか」とのお誘いを受けた。まあやってみるかと書き始めたのがこの日記の始まりだ。2000年5月17日のことだった。「因果応報」というタイトルでたった5行くらい書くのに1時間も掛かって「日記書くって大変だ」と思ったことを覚えている。日記のタイトルは当然「こてる先生の日記」でひろろ君は「こてる日記」生みの親と言えるかもしれない。2年後くらいに自分のホームページを持って移行し、2015年4月30日からはブログに移行し19年以上続けている。

「こてる」でググるとトップには「こてる日記」が出てくるのはうれしい。次に「こてる」を名乗るツイッターがありこの人は私と何の関係もなくコミックマーケットなどが話題出てくるから若い男性じゃないだろうか。その他山口県の国民宿舎「小てる」もヒットする。何かの機会があれば一度は泊まってみたいような・・。ともかくも「こてる」は私の第二の名前でネット世界では本名のようになった。これからも大事に使っていきたいと思ったことだ。

2019年8月8日木曜日

「青い海の伝説」見終わった

韓ドラ「青い海の伝説」の最終第20話を見終わった。いわゆるファンタジーラブロマンスの範疇の作品だからハッピーエンドで終わったが結末はさほど気にならない。男子主人公のイ・ミンホが人魚と人間という立場を超え、徐々に心境変化していき、違いを受け入れて行く過程が上手に描かれ、またチョン・ジヒョンが出演時35才くらいの結構な年増なのに魅力的に映されそれだけで十分。ファンタジーだがサスペンス風も相当あり特に悪女、殺人犯役が強烈で後半も緊張感が続く。地上波で20%越えを果たし大成功のドラマだったというのも肯ける。なお、チョン・ジヒョンは最後イ・ミンホと結婚し妊娠している様子でこれは実生活でもこの作品のあとすぐに第一子を出産している。そういう意味でもお目出たい作品だった。
(第19話のシーン。午前2時半くらい。ゲンちゃんが寄って来てそんな目で見つめられたらビデオに集中できないよぉ〜↓)

久しぶりにすっかり韓ドラづいてきて、次は同じチョン・ジヒョンのTVドラマ復帰作で大ヒットした2013年「星から来たあなた」を見てみたいと思った。「青い」と同じ脚本家の作品で人間と宇宙人の恋愛というファンタジー路線のドラマだ。しかし録画してあるBS無料チャンネルDlifeの録画状況が雑音、画像乱れがなぜかひどくてちょっと見るに堪えない。それにノートパソコンで見る方が自由度が高くていい。またAbemaTVをチェックしてみようかな。月額960円(税込)の有料プラン「Abemaプレミアム」は最初の無料月だけでトンズラしようかと思ったが、画面は綺麗で宣伝はないし1.5倍速で見てもほとんど違和感がなく時間短縮にもなる。これなら支払ってもいいかなと思った。ただすべての韓ドラが見られるわけでない点くらいか(「星から来たあなた」はリストにない)。まだまだ韓ドラライフは続く・・。

2019年8月7日水曜日

妖怪を出せるだ

外来で他院からの処方を今後当院から出して欲しいという要望の高齢御婦人がいた。紹介状はなく何かと言いにくそうな表情であった。何の薬かとみれば血栓の予防に使うバイアスピリン(アスピリン100mg)とその胃粘膜保護薬のタケプロンとの合剤で武田薬品のタケルダだった。そんなに難しいことではないので「出来ますよ」と言うと「そうですか、良かったぁ」と喜んでくれた。そこで一言。

「タケルダは出せるだ」

いやー、珍しく患者さん本人が笑ってくれたよー。私はよく診察中にだじゃれを混ぜて話すが大抵は気付いてくれない。患者さんは緊張もしているしまさか先生が冗談を言っているとは思わないようでいつもはほとんどスルーされる。。背後の看護師だけがクスクスかぐっと笑いをこらえているくらい。「るだ」だけが同じ韻を踏んでいるだけなんだが今回はうまくいったぜ。ハハ。

次いで7才の女児。診察に持って来ていたのが図書館で借りた「日本妖怪大百科」という本だった。表紙は漫画で妖怪たちが描かれ「こわくて楽しい妖怪たちのすべてがわかる!」とあった。それこそ水木しげるの「ゲゲゲの鬼太郎」に出てくるような妖怪からカッパ、奄美のケンムン、座敷わらしなどいろいろ取り上げていた。鬼太郎にも出てくる一反木綿(もめん)は鹿児島の大隅地方の妖怪と聞いているがそれもしっかり出ていた。かつては全くといっていいほど知られていなかったのに、鬼太郎に登場してからは広く知られたばかりでなく人気(?)も高く、2007年の水木しげるさんの出身地、鳥取県境港市の観光協会が主催した「第1回妖怪人気投票」の第1位に選ばれたくらいだった。ちなみに2位は目玉おやじで当の鬼太郎は4位。で、3位はどの妖怪だったのか?それが何と「水木しげる」先生本人!笑っちゃうネ。(↓。ついでに子どもをのっぺらぼうにしちゃいました)

本来妖怪というのは怖くて怪しいもの。でもそこに子どもは自身の不安感といったものを投影させ、本の中で安心して読むことでうまく折り合いを付けているのかも。子どもの頃こんな本があったら私もきっと読んでいただろう。

2019年8月6日火曜日

イアンノット法

昨夜から台風の情報が気になっていた。大きさはさほどでもないが進路コースが宮崎直撃するようで、そのまま鹿児島に来たら、またこの前の「高速に拘束」されるような悲惨な目に遭いやしないかと。

で、明け方、外にちょこっと出てみた。何と、そよとの風もない。なんじゃこりゃ、どこが台風なんだ?ずっと気を揉んでいて損したわ。

お出かけ前、新しいブラウンの靴を履く際にヒモを結んでみた。普通のちょう結びよりもっとほどけにくい結び方を以前のNHK「チコちゃんに叱られる」で紹介された方法をやろうと思った。イアンセキュアノット法というのだが若干覚えにくく、それより簡便なイアンノット法という結び方を試した。実は私はすぐには結べない。パソコンで図表示して何度か試行錯誤してやっと出来た。





上の分解図を一発で出来たらあなたは結び方の才能があるかも。私は数回やっても上手くいかず、右手の中指でヒモを押し出すようにすればいいと知りようやくできた。でも、すぐに忘れそうでこれなんか頭で考えていたらいつまで経っても出来そうにない。頭ではなく指が覚えるまで繰り返すしかない。

マラソンやランニングをする人で絶対にほどけたくない人は先のイアンセキュアノット法を試すといい。実際に本格的なランナーをそうやっているそうだ。↓リンク参照。

2019年8月5日月曜日

「青い海の伝説」

午前は田舎からトシ登り従兄が診察に来た。昨日、今にも死にそうな声で「お腹が痛い〜」って電話があった。そいで検査を受けにやって来た。でもこういう場合たいてい特に所見ないのよね〜。急性胃腸炎でケリつけたわ。

AbemaTVに月980円支払いをしてから韓ドラをまた見るようになった。昨日からは「トッケビ」の次は韓国で同時期に放送された「青い海の伝説」を見始めた。これがまた面白く一気に4話(1話60分)まで見た。このドラマ、パターンが「トッケビ」に似ている。恋愛が人対人でない(人魚)、何百年も前の因縁が現代に蘇っている、恋愛相手がすごいパワーを持っている、1話2話が海外ロケ(これは他ドラマでもよくある)などなどだ。

主人公は人魚役が「猟奇的な彼女」で有名なチョン・ジヒョン、俳優は「韓国版・花より男子」のイ・ミンホだ。チョン・ジヒョンは30代でややトウが立っているが、イ・ミンホは背の高さ、目鼻立ち、いかにも主役をやるために生まれてきたような役者やね。
ストーリーがしっかりしている中にちょっとしたくすぐりもあって、4話ではチョン・ジヒョンが怪しい商売をする男にだまされそうになる場面があり、その相手がなんとチャ・テヒョン。チャが「猟奇的な女性だ」とつぶやくシーンもあり、友情出演&視聴者サービスだなこれは。二人はこの共演が映画「猟奇的な彼女」以来14、5年ぶりだったそうだ。
実はこの二人、20年ほど前のドラマ「ハッピー・トゥギャザー」でも共演している。このドラマは豪華キャストでも有名でイ・ビョンホン、ソン・スンホン、チャ・テヒョン、キム・ハヌル、チョン・ジヒョンなど主役クラス5人が出ていて今ではとうていキャスティング出来ない陣容だった。

「青い海〜」は1話が終わろうとすると次が気になりなかなかすぱっと見終われない。それは面白いドラマの必須条件みたいなもの。あと数日このドラマにハマることになりそうだ。

2019年8月4日日曜日

7ピン、忘れじ

リアル麻雀で大負けを喫した。今から思えばこうなることは予想されたことだった。7/30に書いた私の悪癖が出たのがはっきり敗因と言える。しかも放銃した牌が同じ7ピンというのも因縁めいている。

南場に入って私はトップ目。そこに親のサブアラドがピンズの混イツで仕掛けてきた。どう見ても親満はありそう。防御せざるを得ない私は七対子で対抗するくらい。そこで首尾良く聴牌したが、危険牌の発か7ピンを切らないといけない。仕方なく北の2枚落としで聴牌を崩した。下図↓。

すると発をサブアラドが切り、その後また私は七対子を7ピン単騎で聴牌し直した。上がれずとも聴牌料はもらえそうとほっとした。↓。

脇の二人、見せたまえと腹出しは完全に降り気味だ。そして残りツモも少なくなってきて持って来たのが5ピンだった。7ピンともどもどちらも危ない。聴牌を維持するためにはどちらかを切らねば・・。いや、よく考えてみれば、何も無理することはない。素直にオリればよかったのだ。私の手はたかが七対子で上がれそうでもなく聴牌料のみの手でしかない。勝負するような手ではないのだ。だが、6ピンが場に出そろっていてやや安全そうな7ピンを私は切ってしまった。「おっ」と牌を倒すサブアラド。混イツ南ドラドラの文句なしの親満だ。はぁ〜。待ちは2、5ピン7ピンでどちらもアウトだった。やはりオリが正解だったのだ。

親満放銃しても私はまだ2位だった。しかしあまりのふがいなさにビリになっても仕方ない、いや、この半荘、ビリになるべきだとさえ思った。そうでもしないと「たまいがはいらん(魂が入らない)」。実際、ビリになった。そして残り2回の半荘もすべてビリ。久々の大負けになった。負けには原因がある。5日ほど前に全く同じような場面、7ピン放銃で失敗しているのに同じミスを犯す。そこを直さないといつまでも負ける。この7ピン放銃を私は忘れないだろう。

2019年8月3日土曜日

尻切れトンボ

土曜外来はだいたい2週に1回程度あって、今日午前は外来だった。暑さがピークで入院患者も増えて来ている。ま、それでも救急の係でなかったおかげでそこまでは忙しくなかった。問題は毎月のレセプトだ。外来が終わって昼食は病院に頼んでいなかったのでカップ麺で済ませ、さらに医局にいると当直医がくつろげないので内視鏡室に持ち込んでレセプト書きに向かった。ちまちまと書き上げ1時間半ほどしてようやく終わった。ふう。

で、ほっとしたついでに天鳳をやってみようと始めたら・・。なんと2回連続ビリ。明日リアル麻雀するっていうのに・・。もっともそのうちの1回は親のチャンス手だったのに回線が落ちて三色ドラ1という手を上がり損ねていた。まったくツキもないわっ。

帰宅して例のキオビエダシャク退治で隣家のイヌマキにアースジェットを振りまいたのだが・・1週間前はあんなにうじゃうじゃいたのに今日は1匹も幼虫はいなかった。そうか、今はサナギの時期なんだな。後1週間もしたら成虫がまたわんさか飛び回るかも。やっかいだぜ。

(眠い・・この後を書こうとしていたら4時間ほど床にぶっ倒れていた。尻切れトンボのようだが今日はここまで)

2019年8月2日金曜日

浅羽祐樹先生の「知りたくなる韓国」

アベマTV(AbemaTV)では主に韓ドラと麻雀番組を見ている。ただ、いろいろチャンネルがあり今日はたまたまアベマニュースを見た。というのも昨日書いた対韓国問題を扱っていたからだ。その中で同志社大の浅羽祐樹教授という人が「どうしてこの貿易問題が日韓問題になったのか」を解説していた。この人、目つきも歯並びも怪しい学者でふざけた人かと思ったらかなりまともで、文大統領の「盗っ人猛々しい」は「ぬけぬけしく」か「いけいけしゃしゃぁ」ぐらいがいい訳だと正した後で、これは進歩派といわれる人たち(文大統領含む)の歴史認識の成せる発言だと話していた。文大統領の態度が反「親日派」反「保守派」でありこの辺りが現在の問題の源になっており、また法の中の正義(と思っている)という部分を重視して動く韓国と法の手続きを重視する(これはまともな感覚と思えるが)日本との違いがあるからという解説はなるほどと思えた。
https://abema.tv/video/episode/89-66_s99_p1258

それで最近「知りたくなる韓国」という本を共著出版したと宣伝もしていて、これはまあ信用できる本かと思って注文してみた。「歴史」から始まって「政治」「社会」「文化」とあり、「政治」の途中まで読んでみたがこれは教科書かというくらいまともで左右どちらかに片寄らず良い本だった。
20年ほど前はほとんど興味のなかった韓国、最近は否が応でも気になる国である。韓ドラ見てて「あれ」とか「へーえ」と知りたくなったらこの本を読んでみよう。

2019年8月1日木曜日

脊髄反射

(あー、しまった〜。日記書くつもりでいたのに韓ドラ「青い海の伝説」に久々ハマってしまって帰宅してから明け方近くまで見続ける羽目に・・。そのせいで日記アップが遅れます。あー眠い)

今日言いたいのは最近の日本の韓国に対する「ホワイト国除外問題」だ。調査によると多くの日本国民が今回の措置に賛成をしているという。私もだ。ところがこれに対する韓国政府や国民の対応はややヒステリックなほど反発し「日本製品不買運動」にまで発展しているらしい。これってやや過剰な反応に思える。もし日本がこのような措置を相手国にとられたとしても多くの日本人は相手国の国旗を燃やしたりプラカード上げて「XX国反対」のような反応はしないだろう。

韓国および韓国人は相手が自分より上か下を考えるのが習性になっていて、日本が自分らよりも下にいないと気が済まない(これが中国だったら長い間属国だったせいで下に甘んじても反発しない)。今回は格下げされたことで必要以上に癇にさわったのだと思う。これは長らく儒教(特に朱子学)による国家体制だったため、そういう国民性となったようだ。前にも書いたが朱子学は人間が100人いたらその100人を1位から100位まで順位を付けその序列をしっかり守ることを強いる宗教なのである。となると相手より少しでも順位が上でないと生きにくい社会になる。だから韓国人は1才でも年上だと年下にタメ口をきかれるのを嫌う。今見ている「青い海の伝説」でも主人公が仲間の年上メンバーに「どうしてお前は(オレに)タメ口なんだ」というシーンが出てくる。ストーリーの上ではほとんど問題にならない関係なのに出てきたのでいかにも韓国らしいと思った。

従って日本に下に見られたと思った瞬間、ぴくぴくわーわー、脊髄反射のように反応してしまうのだとか。なかなか納得出来る解釈だ。私は韓ドラ好きと対韓国は分けて対応できるが、日本人にもネット右翼(ネトウヨ)のようにこのような韓国の反応にすぐに怒り、けなす人たちがいるそうだが、ちょっと脊髄反射っぽい。ただ今回の貿易がらみの措置はに日本よくやったとは思う。今まで彼の国の身勝手に翻弄されてきたからね。そして今の韓国の過剰反応はまた脊髄反射かと嗤って済ませようか。