「消化器内視鏡」を専門とするDr.こてるです。
趣味のボウリング、麻雀や病院での出来事、家族の内輪ネタから時事問題まで
日々の徒然を「こてる日記」として、毎日アップしています。
2000年5月から開始し2015年5月分からブログに移転しました。
2021年2月28日日曜日
おとぎの国の可愛い女の子
2021年2月27日土曜日
海広しDrとバッタリ
長島のクリニックへ大腸内視鏡の手伝いに行くために新幹線に乗った。出水に着いて降りようとしたら、同じ車両になんと海広しDrがいて同じく降りるところだった。彼は出水のクリニックのお手伝いをするため乗り合わせていたのだった。
いやー、昨年3月末の串木野ゴールデンボウル以来だ。串木野トリオリーグがコロナのせいで休止になってすでに1年が経とうとしている。海広しDrはこの前半年ぶりにボウリングをしたそうでとんとボウリングがご無沙汰になってしまったという。ボウリングアマチュア団体であるNBFのリーグ戦も再開したそうだからそろそろトリオリーグも再開するのでは・・と希望的観測だ。
コロナの世の中になって、私はボウリングは低調、麻雀は好調とはっきり引きこもりの影響が遊びにも出ている。また、高校時代の友人らとの定期の飲み会も1年以上参加しておらず人と人が会わなければならないイベントは低調どころか絶無に近い。
ボウリング仲間である海広しDrとこうしてばったり会えたのはコロナ窩もそろそろ終わりが見てきた証(あかし)であった、と後から思えればいいな。(ちなみに帰りの新幹線でも海広しDrとはいっしょだった。会えるときは会えるもんだ)
2021年2月26日金曜日
脇目も振らず歩いていた異様な男性
今日は言葉は悪いがクソ忙しい一日だった。
外科から胃潰瘍の患者を引き受けたのは当たり前として、SayLoveClinicから大腸憩室炎、ツナセントラルクリニックから腸閉塞、バーチャヘビー医院から大腸ポリープ切除の依頼、ハッピーエンドクリニックから胆石胆嚢炎の患者の診療依頼が来た。このうち大腸ポリープは非常勤Drに胆石胆嚢炎は外科Drに診てもらった。いくら私に紹介といっても全部を引き受けたら身が持たない。午後の外来にはCOPD(慢性閉塞性肺疾患)で運転にも支障が出るという中年男性も来てそれは自分の専門ではないと思いつつもレントゲンから肺機能検査までやり吸入薬などの処方をして帰宅させた。在宅酸素も必要かと思い動脈血液ガスまで採取したが、ぎりぎり基準をクリアしていなかった。2021年2月25日木曜日
田山幸憲さんが記事に出ていた
夕方、ハッピーちゃんがエサほしさに窓の網戸に爪を立てていた。
なんだがまるで我が家のような振る舞いだな。でもかわいいからエサ上げちゃったヨ。田山氏に「パチプロ日記」というのを書いてもらい、1988年12月に出した『パチンコ必勝ガイド』の最初の号は増刊号扱いで「内容的にはとても恥ずかしいもの」だった。ところが、10万部出して、それが完売したのである。すぐに月刊創刊となり、2年後には月2回刊になり、部数も10万部から40万部に増えて行き、関連雑誌の『パチスロ必勝ガイド』や『漫画パチンカー』などの雑誌も次々に創刊され、会社の売り上げの80%をパチンコ・パチスロ関連の雑誌が占めるようになったという。
私はもうその頃はパチンコはほとんど打っていなかったのでその手の雑誌を買ったことは一度もない。しかし田山幸憲氏はその編集者よりも以前に知っていた。学生時代、パチンコにハマっていたころ氏の『パチプロ告白記』(1977年刊)を読んで非常に面白くまたタメになったものだった。医学部1年先輩のトクダプロは「やっぱ、東大に入る人はパチンコを書かせても違うな」と感心していた。パチンコをテーマに雑誌が出来るものか?と言われていたそうだが、田山氏のエッセーなら読んでも面白そうだ。
田山氏は「パチプロなんかになるもんじゃない、何も社会に貢献してないんだから」「いくら稼げてもパチンコは遊びだ、あの姿が働いてるように見えるか?」「パチンコでその日の酒代だけ稼げればよい」と無頼な生き方を信条としていたようだ。「パチプロ告白記」にはパチプロ仲間の生態も出てきて興味深かった。あの本、どこにいったのだろう。また読んでみたいが、今じゃ手に入らないな。後に新書版になった本ですら中古で8千円以上するらしい。
2021年2月24日水曜日
当直で仕事したたった一つのこと
昼間は外来担当日で忙しかった。内視鏡は水曜日はしないのだが、以前から私が診ていた某患者さんが下血を起こしたため、夕方内視鏡を握らざるを得なくなり結局18時40分過ぎまで掛かった。その後は当直だ。いつもなら当直でもいっぱい救急患者が来て〜というパターン、これまでよくあった。しかし先週もほとんど来なかったし、実はこの後一人も外来には患者さんが来なかった。珍しい。
いや、どうもコロナ窩になってから救急車始め夜間外来患者が減っているんだ。受診抑制が掛かっているみたい。ちょっと気分悪いけど病院に行くのはコロナが怖いしーってか。本当に命に関わる場合はそうもいっておられないだろうが、その程度で受診しないのならまあ大した病状じゃなかったってこと。ある意味正常化か。2021年2月23日火曜日
丸新ソバ
さて、天皇誕生日ということでお休みだ。それでカールに「お昼はどこか食べにい行こう」と前もって約束していた。しかしどこに行こう。私はこういう時の店選びが苦手でなかなか浮かんでこない。ちょうどサブアラドDrから電話が掛かってきて「今日は日直当直なのよ。ただいま運転中」とぼやいていたので「私は休みで食事でも行こうかと思っている」と言うと「いいな、だったら〇〇ハンバーグや△△トンカツなんかどうだ」と言うので「いや、なんか脂っこい。もっとあっさりしたのがいい」に対し「なら、丸新ソバは?」とのことで天文館の丸新ソバに行くことにした。
サブアラド夫妻の行きつけとのことで、アーケードの対面には同じくソバが売りの「いちにさん」もある。実は私たちは丸新ソバには行ったことがない。たまには専門店もいいだろう。車をT-MAXボウルの駐車場に駐め、午前11時半に入店した。最近の知恵で日曜は午前11時半までに店に入るのを実践している。それを過ぎて30分もすれば玄関待ちになることが多いんだ。
入ると空いていてすぐにテーブル席に座れた。カールはせいろソバに天ぷら付き、私は三色もりに天ぷら付きを頼んだ。三色とは普通の「せいろ」に「しらゆき」「田舎」ソバとそばの実の使い方で違う種類のソバを楽しめる趣向だ。↓左から田舎、せいろ、しらゆき。2021年2月22日月曜日
女医さん
朝礼のスピーチは女医のコジロDrだった。彼女はスピーチ冒頭でも披露していたが島根県は隠岐の島出身だ。およそ鹿児島にいて隠岐の島出身の人と会うことはほとんどない。彼女は高校生になったら松江まで出てきてそこから九大の工学部に進んだ。このあたりから九州との縁が出来てくる。大学院まで行った後に某製薬会社の就職し製薬業務に携わるが、徐々に人と接する仕事がしたいと思うようになり鹿児島大の学士入学(鹿児島地域枠)し医師となった。去年4月から青雲会病院に週4回勤務、大学に週1回血液内科に所属して研究にも励んでいる。結婚もし子どもも出来てまさにフルパワーで生きている。
私らの頃は学士入学とかはなかった。推薦入学もいや面接すらなかった。私も若干そうだったが、何のために医学部に入ったのか、医師になりたいのかすらはっきりしない学生でどうにか卒業出来たものの、10年以上本気で医業に取り組んでいなかった気がする。コジロDrのように回り道しても途中からはっきり医師になりたいと思って取り組める人は強い。患者さんやスタッフにも評判がいい。4月からは子どもが小学1年になるそうでますます忙しくなるそうだ。医学部入試で女性や年配者を差別していたとして少し前に批判されていた。それは真っ当なものだった。彼女が証明している。女医という言葉が死語になる日も近い。
病院も彼女らのために働きやすいいい環境作りをしていかねばー。
2021年2月21日日曜日
ネコの近所世界
天鳳も八段基準の1600Pまで復帰した。ふう、かれこれ3週間もかかったわ。7年前はずるずると降段したが今回は這い上がって来た。やはり以前より力が付いて来ている実感がある。
カールが隣のネコのハッピーちゃんの首輪が数日前からないことを気にしていた。「あれがないと野良ネコと間違われていじめられたり盗まれたりしないかしら」と。するとちゃーんと新しい首輪をもらってうちにエサもらいに来ましたよ。
2021年2月20日土曜日
5分で半荘が終わったった・・
今日の午後は、見せたまえDrの院長室でのリアル麻雀だった。メンバーはサブアラド、たつやまDrで、たつやまDrは昨年末に続いて二度目だ。
さて開局、私が親でドラは6索。すでに手の内に2枚あり赤5索もある。さらにダブ東、中、西も対子と親の満貫以上は約束された手だ。で、すぐにダブ東が鳴けた。
と、上家のたつやまDrが7索をチーした。うん?断ヤオで上がろうとしているな。だったら9ピンを出せ、出しやがれこの野郎。おっと、言葉が口汚くなった。でもいきなりの勝負所で、これだけの絶好の大物手を上がりきれなけば後々響きそうだ。
そして中盤過ぎに対面の見せたまえDrがリーチ宣言だ。う、これはチトまずいか・・。宣言牌は何?それを見た瞬間、ほっとした。打牌は6ピン。私の上がり牌で親ハネ18000点だ。と?上家のたつやまDrも「ロン!」の声。ダブロンだ。「断ヤオドラ3、満貫です」ゲゲっ、ということはさらに8000点も見せたまえDrは失うことになり、持ち点2万5000点を一気に失い、ドボンで終了である。見せたまえDrも3面張待ちで1万ならイッツーの満貫手だった。
何と言うこと、たった1局で半荘終了となった。麻雀の半荘は普通は小1時間はかかるのにわずか5分ほどで終わってしまった。もちろん私がトップ。ドボン賞はたつやまDrに入りまずは私たちが好調な出だしとなった。その後、何度も半荘を打ち続けた。でも結局この一局が尾を引いたか、見せたまえDrのほぼ一人負けで終わった。テニス好きの彼は、途中大坂なおみのゲームも気になって集中出来ず、「勝って優勝したからまだ良かった。これで準優勝だったら踏んだり蹴ったりだったわー」とほざくのが精一杯だった。
私は今年に入ってリアル麻雀4連勝でネット麻雀の八段はダテじゃないってところを示している。しかし冒頭の一局が運良く上がれたのも大きかった。あれが逆に69ピンより1万を持って来ていたら・・結果も逆になっていた可能性もある。運の良さも麻雀の勝ちには必要ということだった(そんなの分かっているよね、みんな)。
2021年2月19日金曜日
木全心一はなぜ循環器内科を選んだ
私は患者さんの名前や生年月日などを見てそこから話題を広げる癖がある。
例えば太平洋戦争戦時中の生まれの患者さんに「あ、だから五十六なんですか」と尋ねるとまさにそのとおりだった。生年月日が昭和18年5月21日だったからだ。日本海軍元帥山本五十六はブーゲンビル島上空で撃墜され亡くなったのが昭和18年4月18日のことだった。しかしその死は国民には伏せられ1ヶ月以上経った5月21日に公表されたのだ。ちょうどその日に生まれた我が子に、親は山本元帥の死を惜しみ五十六の名前を付けたのだろうと推測したのだ。
また「完爾」という戦中生まれの患者さんもいて、「石原莞爾から取ったのですか」には「そう聞いています」だった。石原完爾は陸軍の有名な軍人で満州事変を起こしたこともでも知られる。東条英機を徹底的に嫌い対立し、病気もあってか戦犯指定から免れたが、本来なら東京裁判にかけられてもおかしくなかった。以上の二人をしても、戦前戦中の有名軍人さんというのはある種スターだったんだなというのがよく分かる例だ。
ところで今日の中年男性は木全〇一という名前だった。私は「ほう、有名な心臓の先生と一字違いですねえ」と語った。木全は「きまた」と読む。鹿児島にはあまりいない名字だ。私は専門外だが「木全心一(きまたしんいち)」という心臓、循環器内科の先生がいるのを知っている。心臓の本で知っただけの会ったことも見たこともない先生だ。でも、何て言うか「この先生、まさに名は体を表すだな」と印象に残っていた。「木全心一」の漢字を並べ替え、「木」の横線をちょっと上にずらせば「不」になって「一心不全」となり心臓の代表的な病気である「心不全」を連想させるんだ。医学部卒業時に東大冲中内科(第三内科)に進みその後循環器を専門にしたのも、絶対に「心一」という名前から心臓に親近感を持っていたからだろうと私は推測している。
2021年2月18日木曜日
鹿児島に積雪
おちんちんに血が付いた若者はそのまま自力歩行で受け付けを通って帰っていた。救急外来から外を見るとまだ雪がちらつき空気が冷たかった。
2021年2月17日水曜日
救急外来20年経験し初めての患者
今月初の当直だった。しかも二次当直で救急車は優先的に受け入れねばならない。
しかし案に反して夜間呼ばれなかった。0時ちょうどに当直室に入り、YouTube付けながらTVで全豪オープンのナダルのゲームを見つつ過ごそうと構えたのだが・・どっちも全く覚えていない。おそらく4、5分で寝落ちしてしまったのだろう。あとで胸に乗っかったMacBookProが邪魔くさかった。
外が明るくなってから寝覚めシャワー浴びて着替えをしている頃、救急ピッチが鳴った。うん?どんな患者だろう。
階段降りる時に信号Drとすれ違った時「雪がいっぱいつもってますよ」と言われ、初めて外が雪だと知った。大きな建物の中にいると全く気づかないものだ。
さてやって来たのは20代後半の若い男性。訴えは何かというと「朝起きたら手に血が付いていておちんちんから血が出ていた」というもの。私も救急外来をやって20年以上経つがこんな訴えで救急車で来た患者は初めてだ。とにかくもそのおちんちんを確認する。血精子症なる泌尿器科疾患もあるしー。だが実際は陰嚢の毛根部にちょっとした引っかき傷のようなものがありそこから少しだけ血がにじんでいただけだった。おちんちんは腫れてもいないし痛くもない。
ハイ、帰ってよーし!
2021年2月16日火曜日
オリンピックやるべ!
2021年2月15日月曜日
一人一人へのインタビューには気を付けよ
レイカちゃんお勧めの韓ドラ「悪霊狩猟団 カウンターズ」はそこそこに面白く1週間で第12話まで見進めていた。4階病棟でちょうどレイカちゃんにばったり会ったので「ほら、もう12話まで見ているよ」と言うと、彼女「へーえ、すごい早く見ていますねー」と驚くので「え、全部見たんじゃないの?」と尋ねると「いいえ、まだ1話しか見ていません」と言うではないか。「は?たった1話で『愛の不時着』や『トッケビ』と代表作3つのうちに挙げたのかい」「ええ、見始めたばかりで面白そうと思ったから」だと。いやはや、最新の名作かと勘違いしたのはこっちの早とちりだった。でもまあ面白いからいいか。
この前、半藤一利さんを取り上げたが、NHKの半藤さんの番組の中で他にも印象に残ったのが「一人一人にインタビューすると人は嘘をつく」という経験談だった。半藤氏は元軍人さんにそれぞれインタビューをする役目を海軍に詳しい有名作家から仰せつかり、マメに回って結果を作家に報告しに行くと「それ、その人は嘘をついているよ」と指摘されたそうだ。なんとなればその一件があった時にその軍人さんはそこにはいなかったのは明白な事実だからということだった。故意か故意でないかは別にして一人一人へのインタビューにはそういう危険性もあることを承知していなければならないという戒めだった。終戦の直前の1日を描いた「日本のいちばん長い日」ではその間違いを起こさないよう関係者全員を一同に集め座談会として語らせたら、誰も無駄で間違った発言はしなかったという。夕方、後輩のワイゲンDrから電話があった。青雲会病院の内視鏡非常勤勤務について知りたいとのこと。ほうほう、大歓迎ですぞ。4月からぜひ来て欲しい。ともかくも近々病院見学に来てもらうことになった。
韓ドラのせいかネット麻雀のせいか今日は特に肩が凝っていた。で、久しぶりにリハビリ室に行って徒手マッサージを受けた。うう、やはり効くねえ。お金を払ってでも受けたい。ただ今日みたいにわりにヒマな時間帯があるかどうか。せめて週に1回は受けたいぜぇ。
2021年2月14日日曜日
大坂なおみにパワーをもらう
2021年2月13日土曜日
「なんじゃこら大福」
今日は長島に行って大腸内視鏡を行った。大腸癌検診があって検査申し込みが集中していて今回は1日で8件組まれていた。まだ申し込みがあるので今月はあと1回出向かなければならない。
朝から数件やって11時を過ぎるころにいつも職員がコーヒーとお菓子を持ってきてくれる。甘いもの好きな私には有り難いティータイムサービスだ。今日は一目お大福だった。手に取るとずっしりと重い。宮崎では名物らしく、製造元の「お菓子の日高」は全国発送もやっているらしい。1個390円とそこそこ高いがこれだけのものならそんなものだろう。ただ生ものなので2個入り以上を冷蔵で賞味期限4日までの販売だとか。
2021年2月12日金曜日
半藤さんの遺言とは
2021年2月11日木曜日
「建国記念の日」から大学教授を連想する
2021年2月10日水曜日
「今、HPVワクチンを考える」
鹿児島県医師会報2月号が届いていた。
巻頭の「時言時論」は医師会理事である久米浩太先生が寄稿されていてタイトルが「今、HPVワクチンを考える」で、おおと思い一気に読んでみた。
HPVとは子宮頸がんワクチンのことである。私は専門外ではあるがこのワクチンの問題については残念さと憤りの二つの感情がある。久米先生も書いているが、「日本では2013年4月から予防接種法に基づき定期接種化されたが、接種後の広範な疼痛や運動障がいなどの多様な症状が報告され、マスコミも副作用として大々的に報道、わずか2ヶ月後の2013年6月には積極的勧奨の一時差し控えが発表された」のである。そしてその後、我が国では子宮頸がんワクチン接種がほとんど行われていない悲惨な状況にあるのだ。ワクチン接種がされていないのはなんと世界で日本だけというくらいの状況で、それがきちんとエビデンスのあることならいざ知らず、偏向的な思考、報道のせいで、本来受けられるべき若い女性らが近い将来子宮頚癌の危機にさらされているのだ。
日本では主要5大がんの肝臓・胃・大腸・肺・乳がんが低下または増加傾向が止まってきているのに、子宮頸がんの死亡率の増加が加速しているそうだ。一方、多くの先進国では子宮頸がんの原因であるHPV16・18型の感染率が劇的に減少してきていて、実際に子宮頸がんの前がん病変である異形成や上皮内癌の発生が有意に低下していると報告されている。ワクチン接種の進んでいるオーストラリアではすでに2020年には稀ながんになって、2034年には子宮頸がんで亡くなる人はほぼいなくなるとの報告もあるそうだ。
日本では2002年生まれ以降の女子の接種率は1%未満というひどさで、WHOがHPVワクチンを国の接種プログラムとして導入すべきだと繰り返し推奨し、安全性も極めて安全であるとの見解を発表しているのにも関わらず、偏向マスコミと一部偏狭な考えを持つ人たちのせいで見直しがなされていない。久米先生も「HPVワクチンの有効性、安全性について最近知見、世界の動向をみる時、日本でも早期の積極的推奨を再開すべきと思うが今のところそのような動きはないようだ」と懸念を述べている。
まったくひどい話だし、残念だし、恥ずかしくもある。これで日本は先進国といえるのか。マスコミもデータを見ればどっちが正しいかははっきりと理解出来るはずだし、厚労省も及び腰で本気で日本人女性の健康を守る気があるのかと疑いたくなる。2002年生まれ以降の女性らは不幸である。毎年3000人弱が亡くなってしまう状況に対し、これだけ有効ながん対策はそうそうはないのにいったい何をやっている。
インフルエンザワクチンでも同じ筋肉注射だし若い女性のうちには「接種後の広範な疼痛や運動障がい」を訴える人は必ず出てくる。それならば、逆に子宮頸がんワクチンのせいではないとの証拠にもなろう。私が診た若い女性で頸がんワクチンの副反応があったという女性に確かめたら、打った「直後に」ひどい症状があったという。ほほう、ならばそれってワクチンの成分で起きたものではない可能性が高い。アナフィラキシーショックならもう少しあと(早くても数分後)に症状が出てくるはずだ。先の尖ったものが筋肉を刺激したせいだろうとだいたいは想像がつく。その後、その女性はどうもなく過ごしている。
日本のワクチン行政、諸問題でこれほどひどい状況を一刻も早く改善したいものだ。
2021年2月9日火曜日
「悪霊狩猟団 カウンターズ」
2021年2月8日月曜日
その韓ドラのタイトルは?
今週の朝礼スピーチは歯科口腔外科の三口川先生とリハビリのレイカさんだった。
三口川先生はいきなり海外の古い映像が流れ、これはインドのガンジーの葬儀の模様だなと思ったらやはりそうだった。先生は尊敬する人がガンジーなのだ。「非暴力、不服従」「自分の人生は真実の実験(真理の探究)だけでできあがっている」といったガンジーにまつわる話をしてくれた。リハビリのレイカちゃんはまだ22歳くらいかな、就職2年目で例によって1年目は仕事に慣れるのが精一杯で2年目はもっと頑張りますというステレオタイプの発表だったが、最後に語る趣味特技などの項目が一番興味が湧く。前回のリハビリのワキブチ君はサスペンス小説、前々回の事務の森舞さんは韓ドラと旅行だった。レイカちゃんは韓ドラ、アニメと料理だって。おお、ここでも韓ドラが出てきた。つい数年前までは若い人には韓ドラはさほど話題になっていなかった。しかしレイカちゃんも言っていたようにコロナの影響で巣ごもり生活をしていく上で動画配信で韓ドラ、アニメを見るようになったということだ。
そこで彼女は韓ドラを3作、アニメを3作スライド上に挙げていた。韓ドラの2作はハングルで書かれていたけどすぐに分かった。「愛の不時着」と「トッケビ」だ。どちらも超大ヒット作品だ。しかし左端の作品は何だ?背景の画像を見てもまったく分からない。韓ドラについては作品は見ていなくてもたいていは知っているのだが・・。朝礼が終わって4階のサーヤ&マリンNsにも聞いてみた。彼女らとは韓ドラ仲間だ。しかし彼女らも知らなかった。サーヤは書かれてあるハングルを書き写して「調べてみる」だって。
うーむ、画像が不鮮明で4人の女優俳優の顔がはっきりしない。左の中年女優は見たことある。なんか食堂が舞台のようだが・・。作品名がはっきりしないのは居心地が悪い。森舞ちゃんは作品名を挙げて(彼女も「愛の不時着」「トッケビ」を挙げ、さらに2010年の「シークレット・ガーデン」を紹介していた)いたがねえ。サーヤのハングル検索も待ってられない。これはレイカちゃんに尋ねるしかないな。
と思ってはいたが、今日は会えずじまい。また明日聞こう。
2021年2月7日日曜日
コツコツという音が聞こえる
2021年2月6日土曜日
自宅で会議に参加する
土曜は先週に続いて休みで、午前は自宅で沖縄にある会社とのリモート会談(Skypeを利用しての会議)に参加した。メインはカールが話し、私は背後からちょっと意見を言う程度だった。実は私たちはMacがメインなのでWindows用のソフトであるSkypeは前日ダウンロードしたばかりだった(MacならFaceTimeというソフトがほぼ同じ機能だ)。ちゃんとつながるかちょっぴり心配していたけれど何の問題もなかった。
プリントをかざして相手に見せ、面談するカール。↓ちょっと前まではカールが沖縄に行って、そこの会社の人と面談したりしていたが、沖縄がまだ緊急事態宣言中ゆえにこうした方法を採らざる得なくなった。しかし実際にやってみて相手が鹿児島にあるならいざ知らず、沖縄だったらわざわざ行かなくてもこうしたネットでの面談で十分かもしれない。やったことない人は少し不安や面倒に思うかもしれない。しかし小難しい設定はほんの最初だけ。今後はこういうやり方が普及発展していくのだろう。コロナ窩はそのきっかけになったと将来は歴史で習うのかも。
私が小学3年生くらい(1968年)のときかな。今のマルヤガーデンズが丸屋デパートだった頃、当時の最先端技術展のような催しがあった。家が近かったので遊びがてらに出かけていた私は、あるイベント場所でたまたま「ぼうや、ここに来て受話器もって向こうを見てごらん」と言われ小さなモニター画面を見るように言われた。実はそれはTV電話のデモンストレーションだった。私はテレビ(モニター画面)を見るが視線が合っていなかったようで「あのね、テレビの上の丸いのを見てごらん」と言われた。それがカメラレンズだった。「将来はこうした電話になるんだよ」ということのようだったが、技術的には50年以上前でも可能だったのにさほど普及しなかった。2021年2月5日金曜日
気を付けよう、お受験ストレス
ある小学生の男子なんだが、先月から時起きる腹痛が我慢できずいくつかクリニックを回って、今日は当院を受診して来た。小児科では腸炎であろうとの診断で抗生剤をふくむ処方が出されるも効果がないとのことだった。
ベッドに寝かせて腹部を診察する。ふーむ、確かに腸の動きが活発で腸けいれんによる痛みが来そうだ。過敏性腸症候群の症状とみてもよいかな。何らかのストレスがこの子にはあるのだろうか。私はふと中学受験をしているのかもと思った。触診聴診が終わってちらっとこの子の様子を見ると、すぐに母親に濡れティッシュを要求し私が触れた部位をいちいち拭きだした。ずいぶんきれい好きだなと思った。
2021年2月4日木曜日
コロナで死ぬ確率、ワクチンでショックになる確率
ちょっと前にも書いたが、最近新型コロナワクチンに対する質問、いや不安といっていいかな、それが多い。患者さん、職員、知人問わずだ。
10年以上前に蕁麻疹とショック(血圧低下で意識が一時消失)を起こした患者が「コロナワクチンを打って大丈夫か」と尋ねても来た。インフルエンザワクチンは毎年打って特に問題はないという。ふむ、確かに一度ショックを起こしたことがある人は心配だろう。それは分かる。しかし結論から言って99%以上の人はワクチンを打って大丈夫だし、いや打つべきであると私は考える。
新しいワクチンとなれば何かと不安に思うのは理解出来る。でもそれをことさら強調し、いわゆる「情弱」の人に間違った判断をさせるのは良くない。「ワクチンは嫌だ」「ワクチンは不安だ」と言う人に私は尋ねてみる。「ワクチンを打ったらどのくらいの頻度でショックを起こしたり、あるいは死んでしまうか知っている?」これに正しく答えた人はゼロである。逆に「新型コロナに感染してどのくらいの死亡率か知っている?」にも誰も答えられなかった。2021年2月3日水曜日
五百旗頭真著「日米戦争と戦後日本」
2021年2月2日火曜日
「こんなことになるとみんな優しいね」
朝、お出かけ前に天鳳対局をしてみた。驚いた。こんなにまでサンドバッグ状態になるなんて。ザンク、ザンク、四千、ゴミ、ニックなどと細かい手から中間手まで振りまくり上がられまくり、南2局の2千点放銃であえなくドボンしてしまった。八段最初のラスかぶりだ。無論1回も上がることなくオーラスに行く着く前にハコ点とは!スーパーヅカンこてるくんだ。下↓のスコア表示を見てみて。一度も満貫放銃はしていない。6回放銃にツモられ2回。ジャブジャブの繰り返しでノックダウンぜよ。
いきなりのきつい洗礼だ。あっけにとられ、そして逆に闘志が湧いた。お前らコケにしてくれるじゃん。前回の八段時と違ってそれなりに自信を持って昇段して来た。覚えておきなさい。朝、カルテを見たら一番気になっていた患者さんが退院扱いになっていた。そしてすぐに合点した。深夜帯のうちに亡くなったのだ。やはりそうか・・。肝硬変の末期で腹水による膨満がとんでもない状況で、本日腹水を抜いてその中身からアルブミンを抽出し血管に戻す手技を予定していた。しかし本人曰く「明日まで待てない、苦しいからどうにかして」と懇願され昨日一部を穿刺排出してあげたのだが・・。事前に「いつ急変してもおかしくはない」と本人、家族には説明していた。未明になり状態が悪化し、本人が家族を呼んでくれるよう頼んだ。「今でないと死んでからでは遅いんだ」と。今はコロナのせいで簡単には面会はさせないようになっている。前夜も面会させていたということもあり、これはスタッフの判断で許可した。そして患者さんはこうも言ったと記録にあった。
「・・不思議なことにこんなことになるとみんな優しいね」
家族にはわがままで迷惑を掛けてばかりの患者さんだった。肝臓が悪いのに以前はお酒も止めなかった。しかし今際の時にはみんな心配で優しくなる。表情のことは書かれていなかったが文面から「ふっ」と微笑している様子がうかがえる。今回の入院も先月クニンダDrが入院しましょうと言っても頑として聞き入れず、先月末、どうにもならなくなって本人から入院を希望してきた。家族に看取られながらの最期であったのはせめても救いだったと思う。
2021年2月1日月曜日
2月になって
透析室にちょっと用事があって行くと、昨日まで内視鏡室にいた春の梅君がいた。臨床工学士としての本領は透析室での仕事か。頑張ってなー。5階病棟の相恵まれるNsも今日から透析室勤務へ変更だそうだ。ついこの間、子どもをいかに勉強させるかという話をたまたま病棟病室で熱く話したばかりだったのにね。透析室は月に1回行くかどうかの部署だからこれからちょっと縁遠くなるわ。
まだ寒い時期とはいえ、夕方は少し明るさが増して来ている気がする。夜はT-MAXへボウリング一人練習に行った。今回は6階があてがわれ、結局また最後まで一人しかいなかった。ボウリング場、まだ人が少ないアルヨ。黙々と投げたが1回も200アップしなかった。自分の場合、奥にオイルが少し流れていると食い込みが悪くなってスコアダウンする。スペアミスはあまりなかったもののストライクがいかんせん少なく180台が2回出ただけでアベレージは166。だめだぁ。