2016年10月31日月曜日

パーフェクト達成記念スピーチ

さて、早起きしていつもより早めに病院に着き、ノートパソコン設定のため朝礼のある大会議室へ向かった。事前に発表の練習をするつもりだったのだ。だが、それは出来なかった。なんと私より前に内視鏡室の湖西種実Nsがスライド開いて事前練習をしていたのである。今日は所属長から私、一般職員から湖西さんがスピーチに当たっていた。私より不安そうな彼女をみて練習はあきらめた。

職員がぱらぱらと集まりほぼ全員集合となった頃に、パソコンを私のMacBookProに交代させ最初のスライドを投影した。先々週のシマッチ院長のラストに使われたストレスチェック表と全く同じである。この画像が朝の挨拶と理念唱和の間、ずっとスクリーンに映し出されていた。きっと今回もストレスの話題かなと思った職員もいたことだろう。

「えー、これはこの前も話しのあったストレスチェック表です。ストレスポイントが1年で合計300点を越えると病気になるかもとのことですがー」と話し、次のスライドで前にも書いたとおり、「ストレスで300点は取りたくないけれど、ボウリングなら取りたい300点」とやった。ここから一気に300点=パーフェクトの話しへまっしぐらだ。前半は日本女性初のパーフェクト中山律子の達成ビデオを取り上げた。実際のTV放送の動画だからみんなもすぐに引き込まれたはず。彼女の10フレ特に1投目が若干のリリースミスで8番ピンが遅れて倒れるシーン、そこを画像を使ってうまく解説している。それに対する中山律子のコメントなどなどこれだけでスピーチのメインかと思った人もいただろうが、実はこれが全部後半への伏線だったのだ。

途中で私がパーフェクト目指して験担ぎしたエピソード(プリウスのナンバーが300だった)など交え少し笑いを取ったあと、先月の9月23日にチャンスがめぐってきたと9フレまで続いたスコアを見せた。「そして難関の10フレへ・・」としゃべった次のスライドは真っ黒地の中に白字で「緊張」そしてNHKプロフェッショナルの効果音「ポーン」が入った。「ふふははっ」しっかり受けていた。ここはカールのアドバイスだった。さて一番のメインが10フレ2投目だ。ここは2回もストップモーションをかけた。スパットミスした場面、ピンがはじけるも10ピンが1本明かに残った場面で、私の驚いた顔が白黒でアップになる。そして「同じように投げたつもりなんですけど、やっぱり動揺していたのかな」と律子さんを一字一句違わないセリフをしゃべった。そして「奇跡」と題してメッセンジャーピンアクションで10ピンが倒れるシーンを見せた。さすがにここは「おおっ」と歓声が上がった。

最後までパーフェクト達成できるか言わずにいたので最終投球はハラハラしてくれたんじゃないだろうか。動画撮影を頼んだジュリナガさんの音声が入っていて「うわ・・」と緊張していたのが分かった。パーフェクト達成が分かった瞬間、大勢の人が拍手してくれた。

最後は「情熱大陸」の曲に乗せてラスト2投をもう一度通して見せた。ここはサブアラドDrのアイデアでまずまずの受け。というのも、クリックミスでスムーズに見せられなかったから(結局、発表が終わってからもスライド修正をしてクリックなしで済むよう変えた)。

終わってから会う人ごとにスピーチの感想を言われた。シホねえNsは「今までで一番面白いスピーチだった」と最大級の褒め言葉で、他「面白かった」「よかった」の声がすごく多かった。また病棟のミライNsの「先生の投げ終わった時の表情が面白い」とか予想もしない感想もあれば、信号Drに代表される「スライドのテクがすごかったですね」という音声、動画、効果音など凝ったスライド作りへのお褒めも多かった。一番人と違っていたのが愛甲大先生の「先生のパーフェクトは鹿児島県で何番目な?」だった。一瞬意味が分からなかった。先生はパーフェクトが滅多に出ずに県内でも年に一度あるかないかくらいに思ってらしたようだ。中山律子の活躍した時代ならいざ知らず、最近はパーフェクト達成はちょくちょく見る。県内でと言えば過去から数え何百回以上、もしかすると千回以上は出ているだろう。「へーえ、そんなに。何でそんな(たくさん)出るんですか」と聞かれ「ボールの性能が飛躍的にアップしたからです」と答えた。これは間違いなく本当だ。よく曲がるしピンアクションもよい。「そうか、ゴルフも昔とすると道具がよくなってますからな」と自身の経験で理解されたようだ。

いやー、朝礼スピーチの名を借りた「パーフェクト達成記念スピーチ」、正直に最後のスライドは「パーフェクト達成記念スピーチ ご清聴ありがとうございます」との文面で終えたのだった。

2016年10月30日日曜日

日直とスライド作り

今日は夕方までの日直だった。さぞ忙しかったろうと思いきやそうでもなく、午前の腹痛患者くらい。ただこれが大変な病状の人で、最初の触診聴診ではそれほどでもないかなと思ったが、救急腹部CTを撮ってみると小腸のねじれが疑われた。ちょうど外科の信号Drがいてくれ診察を頼むとやはりそのようで、採血や詳しいCT再検後に緊急手術が決まった。キブンDrも呼ばれ開けた結果、小腸が1m以上も腐りかけていたそうだ。やはり手術をして正解だった。

それ以外はとんと患者はおらず、明日の朝礼スピーチにむけて最後の仕上げをしていた。昨日の麻雀に時にサブアラドDrにスライドを見せると、ラストは投球動画に「情熱大陸」の音楽をBGMでかぶせたらいいんじゃないとのアドバイスを受け、やってみた。帰宅後カールに見せると受けていた。音楽の力って偉大だね。

1週間延びたせいで精神的に疲れもしたがやればやるだけ完成度は高まった。それにしてもこんなにスライド作りに付き合ったことはない。明日のスピーチは楽しみでもあり、もういい加減けりをつけたい気分でもあった。

2016年10月29日土曜日

小春日和のゲンちゃん

今日は朝から休み。こういう時はゆっくり起きたい。天気も良くまさに小春日和とはこのことか。ゲンちゃんものんびりしてお昼寝などしていて写真を撮った。すると、手に取った「おーいお茶」の新俳句大賞になんと「小春日に猫の昼寝の邪魔をする」とあるじゃない。なんというタイミング!ふふふ。


そんなお天気でも昼過ぎから見せたまえDrのところで麻雀。いつものサブアラドDrにお昼は福祉茸君で夕方からダイボDrという土曜日にはよくあるフォーマットだ。TVで日本シリーズ見ながら夜は錦織のテニスという、ながら麻雀で終わっての決済はちょうどチャラ。

TV観戦は、野球は広島が4対4の同点に追いついたまでは面白かったが、いかんせん抑えのジャクソンは疲労困憊で全く球に抑え、切れがなく満塁ホームランで終わりまで見ずとも決着がつきその後は卓に集中した。
錦織は1ゲーム目調子悪く、何度か自分自身に対し咆えたりしていた。2ゲーム目もマッチポイントを2度も握られ、そこを切り抜けるのにハラハラさせられた。でもタイブレークになった時点できっと追いつき次ゲームで勝つなと予想できた。テニスも何ていうかランキングの差がぎりぎりのところで顔を覗かせる。上位が勝つ確率が高いんだ。その差って何ですか?とTV番組じゃないけれど知りたいもんだネ。

2016年10月28日金曜日

ピッチはどこだ?

昨日は午後、鹿児島空港に行き、滑走路内で事故対応訓練に参加した。去年に続いてで模擬被害者のトリアージなど行った。去年は緑タグでたいして忙しくなかったが今回は黄タグで予想より忙しかった。実は下顎骨折、今妊娠8ヶ月、脚が開放骨折などなど赤タグへ移動、救急搬送へなどてきぱき判断しなければならなかった。相棒は9月の救急の日と同じネークチダ君にハムジン君。私は帰りは疲れて後部座席でいびきかいていたんだってさ。

朝、白衣に着替えてさあ仕事だと医局を出かけようとしたら、ふとピッチが手元にないことに気付いた。机に忘れたのかと戻るもない。ポケットにもなく、はていったいどこに?で、こういう時によく使う手段、医局の未知松さんに私のピッチを鳴らしてもらうことにした。

数秒後、ピッチの振動音が鳴り響いた。な、なんと私のお腹の上からだった。バカな私は首にピッチを下げているにも関わらず全く気付かずにいたのだった。未知松さんや近くにいた合い言葉Drに笑われちまった。(昨日、イベントありすぎて疲れていたんだな、うん)

夜は2週間ぶりの串木野トリオリーグ。海広しDrが都合付かず、ほかメンバーも集まりきらず私とタシケントMRの二人で参加になった。ハイフレーム方式ではだれか一人でもストライクを取ればいいのでこの一人の差は結構大きい。私は早速ニューボールのアブソリュート・ニルバーナを試した。やはりよく曲がりコース取りにやや神経を使う。タシケント君が久々のリーグ戦とあって1、2ゲーム目は168、152と振るわなかったが3ゲーム目は調子を上げてきた。7個ストライクを出し堂々の233。ところが私は2ゲーム目の終わり頃からニルバーナの曲がりがきつくなりミスが増え、3ゲーム目は5フレの時点でストライクなしのミス一つとダメダメ状態。ここに来てはニルバーナはあきらめるしかない。でもってパーフェクト達成ボールのマスターマインド・アインシュタインで投げてみた。すると・・ここから4連続ストライクが続き、終わってぴったし200アップ。うわー、腕のせいではなくボールのせいだった。このコンディションにはマスターマインドがやっぱり合っていてニルバーナはダメと分かった。何でも新しいものがいいとは限らない・・よね!

2016年10月27日木曜日

今日の「かごとき」を見よ

南日本新聞TV紹介欄ローカルに今日のKKB「かごとき」が出ていた。「愛甲孝の・・」で健診の話しから最後に「今回MCよし俣とよしげ人生初の健康診断を受診。胃の内視鏡検査で思わぬ結果が。」と出ている。今日の午前10時半からこてる先生ビデオ出演があるぞー!

と、朝に上記告知していた。できれば生でTV出演の様子を見たかったが診察がありかなわず、ちょこっと外来待合に出たとき、壁掛けTVにちょうど自分が映っていたのでいっしょに写るよう写真を撮ってもらった。(↓ちょっぴりシュールな画像やね)

終わって見たという人たちから「なかなかよかった」「格好良く映っていた」「落ち着いていて初めてTVに出た人は思えない」などお褒めの言葉やメールをいただいた。夜に家のビデオで見てみて確かにうわずった声でもなく落ち着いてピロリ菌の説明をよし俣さんにしていた。でもこれまで何百何千人と説明し、まさに自家薬籠中、一番やりやすい内容だったからというのが大きい。実は放送されなかったがもう一つ撮影があり、それは経口内視鏡と経鼻内視鏡との違い、経鼻のメリットとは?という質問に答えるものだった。よし俣さんの胃に何もなければそっちが放送されていたと思う。(↓除菌は3種類の薬を飲むと説明しているところ)


青雲会病院の人間ドックを受け最後は食事、温泉となんだか病院の宣伝みたくなっていたがこれは別にお金払って出したものではない。愛甲孝の番組起用ゆえ当然うちが使われたに過ぎない。でもさすがはプロのカメラマンだね、ドックで対応する看護師さんらがみんなきれいに見えた。採血したシュミーズNsなんかとても40才過ぎて高校生の子どもがいるようには見えなかったし、サブアラドDrも「問診は美人看護師が付き添っていたな」と電話で話してくれたが「え、誰のこと?」と私なんか聞き返したヨ。

いい感じで終わった健康特集ではあったが、一つだけ修正したほうがよかったのがピロリ菌の感染率のコメントで「50才以上の日本人の70~80%がピロリ菌に感染している」とあったがこれは事実とやや違う。↓。
元になったデータ自体は北海道の浅香先生が20年以上前に調べたものでその頃の50才以上は確かにそれくらいの感染率で間違いではない。つまり昭和でいえば20年代までに生まれた日本人には極めて高率にピロリ菌が蔓延していたのである。しかし下水環境が改善され始めた昭和30年代以降、感染率は徐々に低下し、現在の50才代(おおよそ昭和30~40年生まれ)の感染率は50%未満になっている。だから年齢ではなく生まれた時代が昭和20年代以前の高齢者は云々というべきであった。ちなみに平成生まれは10%未満に激減している。

2日前に田舎のあこネーサ母に今回の出演のことを電話を伝えてあって、デイサービスがあって生では見られなかったが「(弟の)ヒラーキが録画してあったビデオで見たよー」と連絡が来た。デイの人と「そういえば内視鏡の先生がしゃべってました」「それがうちの息子ですー」などあったそうで、内容はなんであれこれは親孝行だったな。

で、そんな余韻もそこそこに私はパソコンに向かった。1週間延期になった例のパーフェクトのスライド作りに取り組んでいたのだ。目下のところ私の関心事はTV出演したことよりも、いかに朝礼で職員にパーフェクト達成を効果的にアピールするかってことで、昨日なんか自分がインタビューされるというシーンも撮影した。今回の発表で中山律子の有名な日本女性初のパーフェクトと自分のとを重ね合わせていて、そのスライドのさわりを見せたら三高MRと見透かし玉MRに「中山律子ばりに先生もインタビューを受けるシーンがあったら絶対面白い」ってそそのかされたからだ。で、医局で10フレ2投目の失投を振り返るシーンを彼らに撮ってもらった。セリフは中山律子と全く同じ。自分は恥ずかしい限りなんだが彼らがえらく笑って受けていたので取り入れることにした。この他、カールもいろいろ意見を言ってくる。彼女は「そこは無駄じゃない?」とかズバズバ指摘してくれ、なるほどと思うことが多い。さらに例の10フレ2投目の前に「NHKのプロフェッショナルみたいに効果音があったらいい」ともアドバイスもくれた。ううむ、テクニック的にどうしたらいいかやったことないがどうにかやってみよう。

てなわけで、本来なら月曜には終わっていたはずの朝礼スピーチスライドはどんどん凝ったものになっている。この調子でいけば全スライドの8割近くが変更、削除、追加となりそう。でも、これまでのスライド作りは結構苦痛を伴うものだったが今回はかなり楽しい作業だ。いつもこんなならいいのだけどー。

2016年10月26日水曜日

アメショー

近頃、家の庭に出没するアメリカンショートヘアーがまた来ていた。カールは「アメショー」と呼び、今日は初めてエサをあげた。それってゲンちゃんが食べ残していたやつだ。少しだけ警戒する様子だったがパクパク食べ始めてあっという間に完食した。

そのうちカールはサッシ戸を開け家の中に入れて抱っこしていた。私も少し撫でてみたがふわふわして毛並みがいい。そして結構脚が太い。
「いいネコなのに首輪がないわねえ」とカール。ゲンちゃんもくんくんして近寄るがちょっとした動きにビビって後ずさりした。ハハ、弱虫いや弱ネコだからなぁゲンちゃんは。

アメショーはそれほど警戒はせず人にも恐れるふうではない。今年春に行方が分からなくなったロシアンブルーのムサシは決して家に入るようなネコじゃなかった。

いったいどこのネコだろう。ムサシ同様、裏の森サンチュウ家のネコかなあ。カールは気に入っている様子でまた来てねーとバイバイしていた。で、振り返って「ああ、ゲンちゃん。ゲンちゃんが一番なのよー」となでなで。くぅーんと甘えるゲンちゃんだった。

2016年10月25日火曜日

おまかせ御膳と贅沢御膳

来月から病院食堂の職員への昼食提供サービスがなくなるため、お昼をどうするか決めねばならなくなった。とりあえずセブンイレブンのセブンミールという弁当お届けサービスがあり医局のDrら多くはそれを利用することにした。値段は510円おまかせ御膳と贅沢御膳650円での二つだ。私は当然のようにおまかせ御膳を選択した。昼はご飯も1/3量にしているくらいだから(カレーライスの時は例外)わざわざカロリーの高いのを選ぶわけにはいかない。ところがその贅沢御膳を選んだDrが二人いたという。いずれも高齢の二人だった。若手(といっても中年だが)はみんなおまかせ御膳だったのにー。いずれもそれほどカロリーを必要としそうに見えないが、敢えて推測するに、先行き短いから食事はより美味しいものがいいってこと?

さてさて、ちょうど先週の火曜はソファ寝するカールをこそっと写真に撮りブログにアップしたが、今度は私がやられた。大股開きでソファ寝しているのを撮られ、全く気付かなかった。共通するのはそばにゲンちゃんがきょとんとしていること。だらしない夫婦だにゃんとでも思っているのかしらん。

2016年10月24日月曜日

アブソリュート・ニルバーナ初投げ

いつもより朝早く出勤し、大会議室に行き、MacBookProをセッティングし、朝礼スピーチに備えた。今回のテーマは「ボウリングパーフェクト」で、内実は1ヶ月前の初のパーフェクト達成を自慢するって寸法・・だったはずが、総務から「今日のスピーチはムラムラ看護部長です」と言われ「あらら」だった。確か予定表は私のはずだった、それは間違いない。しかしたまにこういう時もある。すでに発表スライドは出来ているので1週間延びたところでそうは困らないわ。(ところがこれから1週間、私はこのパーフェクト達成スライドのせいでMacBookProに向かい合わねばならなかった。手直し追加変更が直前まで続いたのである)

夜は京セラホテルまで行き、呼吸器疾患の講演会に出席した。ベロリンガーのタナカッツ、タシケント両MRに参加を頼まれていて日頃ボウリングの付き合いもあり受けた次第。しかも講師が大学同級のマッキーDrだったこともある。彼は大隅方面で開業し呼吸器専門医でもありまた自身のブログで医学医療を積極的に提言しているのは知っていた。ただ内科教室が一内科であったり専門分野も異なっていたこともあり卒業後はほとんど会ったことはない。終わった後の懇親会では立食しつつ、後で挨拶しようと思っていたらタイミングが合わないうちに先に帰られて残念だった。一内出身のイキナリDr、名月Drらとは同じ姶良郡内で面識もあるので食べつつ会話がはずんだ。名月Drは私のパーフェクト達成の話しをイキナリDrから聞き驚いていた。「そんなことがあるの」ってボウリングをしない人からは驚異の目でみられるナー。ハハ、それほどでもないっす。

そうだ、終わってそのまま一人でホテルからすぐ近くの国分スターレーンで投げた。「パーフェクトやってまたボウリング熱すごいね」とイキナリDrに言われたりもしたがそうではない。実は1ヶ月前に注文していたニューボール「アブソリュート・ニルバーナ」とスペアボール「シュアラインハード」が昨日やっと届き(遅すぎて数度メールで催促した)、今日はその試投をする必要があったからである。ドリルされたニューボールといえどもホールのフィティングのためにテープを貼らねばならない。これは微妙な感覚が必要でみんなで投げる時より一人で時間をかけてやった方が都合がいい。

それをしていよいよ試投となった。その前にメインボールでパーフェクト達成時にも使ったマスターマインド・アインシュタインで事前に投げたところ、今日のスターレーンはオイルが長く全く曲がらなかった。いつもは右に膨らまして投げるのに左斜めに真っ直ぐ投げたがそれでもほぼ直球になる。いわゆる速いコンディションで、となるとニューボールのアブソリュート・ニルバーナはそうしたヘビィコンディションに合ったボールゆえ期待ができる。しかしこのボールをしてもそんなに大きくは曲がらなかった。ボールってレーンのオイルには勝てないもんなんだ。ただオイルコンディションに逆らわないボール選択をするだけ。そしてニューボールではどうにかストライクを取ることができた。ピンアクションもいい。うんうん、このためにアブソルート・ニルバーナを買ったんだよ。とりあえずは使い勝手があってほっとした。

もう一つのシュアラインは今のものが4年くらい使って一部欠けてきたりしたので買い換えだ。ただし色はブラックからブルーになった。スペアボールなので曲がらないタイプ。ただブラックのシュアラインはキズも多くなり若干奥で曲がりが出るようになっていた。寿命だったってことだ。レンコンもあり案の定一直線の球筋だった。OK。

いやはや、なにかかにやでボウリングネタばっかしだったナ。

2016年10月23日日曜日

枕崎のさかなくん

朝、「枕崎のさかなくん」というローカルミニ番組を見た。27才のこの男性は子どもの頃から魚が好きで鹿大水産学部を出て一旦別の仕事に就くも思い立ちきれず、今は枕崎の観光協会に所属し、魚市場に出向いては珍しい魚がないかとさがす日々だ。去年、新種を見つけ「サクラアジ」と名付けたり、学生時代に世界初の新種魚を発見したりと、まさに好きこそものの上手なれとはこのことをいうのだろう。


この番組はビデオに録っていたのでカールに見せると、「あ、この子知ってるわ。お母さんとPTAでいっしょで魚にばっかし興味があってーと言っていた」と近隣の子だったようだ。その弟とチッチが同級でその子はお魚より勉強が好きでお猿高に入ったそうな。同じ兄弟でも関心や素質は違うもんやね。

午後になって特にすることもなく、私が「話題になっている『君の名は。』でも見に行くか」と提案すると、カールも喜び、中央駅まで出かけた。カールが「後妻業の女」を見に行きこの「君の名は。」に並ぶ人たちのせいで二度も鑑賞を阻まれたのは9月初めのころだった。未だに人気は続いているようで今年最大のヒット作となっている。さすがにもう並ぶことはあるまいとチケット売り場で座席表を確認すると・・席は空いているがなんと2席並んでの座席が全くない。「少し離れた席に分かれて座るか?」「いやだめよそんなの」「次の放映まで待つか」「それも遅くなりすぎる」と結局観るのは止めることにした。で、本屋に行き時間をつぶし、アミュでは初めて入った肉食堂なる店に入りステーキを食べ帰宅した。

いやはや、「君の名は。」という映画、この調子ではどうにも縁がなさそうだ・・。

2016年10月22日土曜日

逆「井の中の蛙」

昨夜は当直で引き続き午前外来だ。しかも昨夕、他病院から紹介入院となった患者の胃カメラセカンドルックが必要で診察前の早めに内視鏡室に向かった。噴門部から大量出血して一応クリッピング止血し輸血もしたのだがヘモグロビンが逆に下がっていて気になった。はたして胃の中はまたもや凝血が貯留し明かに再出血していた。ううむ、消化管出血については様々な止血法を駆使しほとんど自分のところで治療出来ていた。しかし今回のケースは難しい。このまままた出血が続いたら・・終末でしかもあいにく外科Drが一人不在で万一の対応もできない。で結局、鹿児島市のプーさん病院に依頼し引き受けてもらうことになった。患者さんのことを考えれば自力にこだわる必要はない。

午前も終わるころ、今度は下血だ。たぶん入院だろうと思ったが緊急の大腸内視鏡では虚血性大腸炎の治癒期と判明し外来での経過観察となった。

ちょうど引き継ぎ時間になり、今日から月1土日に院外から当直の某Drが来てくれその対応をした。特にカルテの使い方のポイントを手取り足取り教えた。それだけで1時間弱かかったかな。すると、「ここの電カルは使いやすいですね」と意外な感想を述べてくれた。いろいろ病院を回ったが使いにくいものが多いが、ここのはわかりやすく使いやすいというのだ。実は私たちはこの電カルを使いにくいからと散々文句を作製した地元の「柔か最高」という会社に言い続けて来た。いろいろ不満を言い続けてきたので某Drの意見は意外だった。私は他の病院の電カルを使ったことはない。だからうちのソフトが意のままに動かないところがありまだまだだと思っていた。しかしいくつも使ったことのあるDrによるとそうではないとのこと。不満ばっかし言っていても実はそこは意外にいいところだった・・。

ふふ、これって逆「井の中の蛙」だね。使い始めてすでに9年近く、バージョンアップして3年、意外にいい電カルソフトだったのか。不満点がフィードバックされてきたからかも。そうだ、これからも文句は言っておこう。使いやすい電カルにするにはそれが一番、改めてそう思ったゾ。

2016年10月21日金曜日

亀頭さん

今朝の読売新聞の「学ぶ育む」欄に日本女子体育大学の運動科学科舞踊学の学生さんが寄稿していた。子どもの頃からバレエなど習い高校生のころもっと自由にダンスをしたいと考えていた時、古典とは違った新しい表現を求めるコンテンポラリーダンスに出会い、すっかり魅了され、勉強できる大学をさがすうちにこの大学にたどりついたのだという。これが私だったらどうだろう。もともとダンスには縁のないゆえコンテンポラリーダンスとやらを見て実際に踊ってもきっと魅了されることはなく人生に何の影響も及ぼさないはずだ。彼女にはもともと舞踊をやり(やらされ?)その素養があったためにそのダンスに感じるものがあったと思われる。私にしても自分がハマったもの、遊び、趣味などはもともと受け入れる素質のようなものがあったからだろう。ボウリング、麻雀、囲碁、読書などなど・・。

そうそう、この記事が目に留まったのは何もダンスに現在興味があったからではない。写真付きで寄稿した学生さんの名字にびっくりしたからだ。その名も「亀頭」!。おっとこれで「きとう」とは読まない。「かめがしら」と読む。「亀頭可奈恵(かめがしらかなえ)」さん。これまできっと名字のことで幾たびかの苦難に耐えてきたに違いない。そのうっぷんはきっとコンテンポラリーダンスで晴らされ清々しい表情をしている。アッパレ!

2016年10月20日木曜日

ドラフトのあや、ななみん卒業

プロ野球ドラフトの生中継を見ていた。一番人気の田中正義投手は5球団が指名し、成績上位球団が多かった。これはある意味納得がいく。下位球団はどうしても即戦力が欲しい。となるとクジ引きにはならずとも有力な3番手、4番手以下の選手を競争なしで獲得したい。多数球団のクジに参戦すれば失敗する確率が高く、その場合獲れたはずの4、5番手すら獲りこぼしてしまうかも。要するにリスクを負えないのだ。上位球団は失敗して4、5番手を獲れずともすぐに戦力ダウンするわけではないのでリスクに挑戦する余裕もあるってことだ。

で、注目のクジは・・おおっ!やったーソフトバンク工藤監督が例のビックリ眼(まなこ)をさらに大きくさせて手を挙げた。テーブルでは王会長以下のはじける笑顔。いやーやったね。日本シリーズには出られないけど溜飲が下がる思いだ。

面白いというか意外な展開だったのが外れ1位の佐々木千隼投手を何と5球団全部が指名したことだ。これは彼が田中正義との比較でほんの少し劣るものの評価が高い選手だったこと、阪神が確実に指名するだろうと他球団が入札を避けた(2番手選手にわざわざクジは引きたくない)結果だった。その阪神もきっと迷ったのだろうが大山悠輔内野手を1位指名していた。下位球団って、クジで外れた時、1位クラスの選手をどっちも取れないというリスクにビビってしまうんだよなあ。今回のドラフトってヤラセ無しだってことがよく分かったし一種の心理劇みたいでえらく面白かったわ。

でも、今日のニュースで一番気になったのは乃木坂46の1期生橋本奈々未(ななみん)が来年2月にグループ卒業を発表したことだった。だいたいAKBファンは乃木坂も好きって人が多い(毛色は違うも同じアイドルグループ、しかもプロデューサーは秋元康)。AKBの各グループ(AKB、SKE、NMB、HKT、NGTなど)が姉妹なら乃木坂は従妹に当たる。レコード会社がソニーでAKBよりはお嬢様系テイストでと。その中でななみんとまいやん(白石麻衣)の二人が私の推しメンだった。二人はまあ私に限らず人気があってずっとシングルの選抜メンバーに選ばれている。驚いたのが単なる卒業ではなく芸能界からも引退するってことだ。これはいったい・・。男でもいたのか?それじゃなかったらなぜだ。

もともと芸能界希望ではなく北海道から上京し美大に通うために生活費を切り詰めていたエピソードがありオーディションも「ロケ弁」が食べられるからという本当のようなウソのような理由で受けたらしいから執着がなかったのかもしれない。それと思うのが、芸能人ではない自分の人生への憧れ(なりたくてもなれない一般ピープルにはぜいたくな悩みだろうが)があったのか。↓上が彼女らしい雰囲気の写真で下が最近髪を伸ばし始めていた写真。ずっとショートカットだったのが伸ばし始めたのは卒業への序奏だったかも。


でもだ。一度芸能界で味をしめた人間はかなりの確率でまた戻って来る(乞○と芸能人は3日やったらやめられない)。ましてや売れなかった芸能人ではないのだから早くて数年後かいずれはまた戻って来ると思う・・ネ。

2016年10月19日水曜日

ホテル先生ですか?

帰宅すると、カールが「もうパソコンがうまく動かなくって・・」とぼやいていた。どれどれ、また何かやらかしたんかい。すると今まで見たこともない警告で動きが止まってしまう。再起動してもうまくいかず、再インストールする必要があるのではないかなどと考えた。Macのホームページで調べると「macOS 復元」という方法があると知り早速試した。Mac を再起動した直後に「command (⌘) + R」キーを押し続け、Apple ロゴが表示されたら離すのである。そこでおおよそ分かったのはmacOSをインストールするときにカールが何かミスったのではないかということ。しかし彼女は「そんなことはしていない」という。いや、おそらくはネットから新OSのインストールはいかが?と打診があった時にそれをクリックしたはず。しかし通常と違ってOSのインストールはかなり時間がかかる。30分じゃきかない。下手すりゃ1時間だ。その間パソコンはいじれない。聞けば「何度も再起動を試した」という。ああ、インストール中にじれてそれをやっちまったか。だから警告付きでフリーズするようになっちまった。

で、新OSであるSierraをインストールするよう指示し待った。全部で1時間弱かかったが今度はちゃんとパソコンが動いた。ほう、前のOSのEl Capitanとそう変わらないようだが右上になにやら新しいマークが・・。これは「Siri」か。今度のOSの目玉の一つスマホにはあった機器への声かけ機能だ。何でも質問するとパソコンが女性の声で返事をしてパソコンの仕事(ネットでデータ提供などもろもろ)をしてくれる。私はまず「あんた誰?」と質問した。すると「私はSiriです・・なんでもお手伝いします。」と返事してくれるじゃないの。しかし「どんな手伝いをするの?」と尋ねると「すみません、よくわかりません」と言うじゃない。こいつ使えるんかいと思ったがそこは我慢して「こてる先生を知っている?」と尋ねた。すると今度は「ホテル先生ですか」と認識したようで「ホテルがたくさん見つかりました。ここから少し離れたところにあります」だってよ。何度か「こてる先生」と言うが「こてる」という固有名詞は分からないようで「ホテル」のことだと理解するようだ。ううむ、そこで本名を名乗るといくつかはネットで本当に私が載っているサイトを教えてくれた。まあまあ使えるか。

1ヶ月前にバージョンアップした新OSは自分のMacBookProはまだしていない。でもこれならやってもいいな。いや、来週朝礼スピーチのスライドがまだできていない。大事なイベントなので迂闊に新しいことはしない方が安心だ。バージョンアップはその後だ。Siriちゃん待っててよー。

2016年10月18日火曜日

白糠町を知らぬか

ふるさと納税ってあるよね。今年はうちもそれをやろうということになりまずは手始めに北海道の某地域に納税して毛ガニが届いていた。某地域って毛ガニにタグが付いていて白糠(しらぬか)という所らしい。太平洋側の小さな所のようだ。
「カール、お前この地域知っていた?」「いいや」「そうか知らぬか・・(笑)」
ともかく、それで今日の夕食は毛ガニ。カールと二人してガリガリ、ポキポキ、チュウチュウ・・食べた。カニは美味しいけれど食べ方がやや面倒。気をつけないとトゲに刺さってしまいそうだしそれに手がよごれる。でも美味しいからまた食べる。ふう。

それからしばらくすると・・カールは疲れたかソファ寝をしていた。そこにゲンちゃんがやって来ていっしょに寝ている。おいおい、ゲンちゃんって刺激すると上目づかいにこっちを見た。そこをパチリ。ちょっとボケた写真だけどまあまあ可愛く撮れた。

翌朝、カールが「あ、見慣れないネコが庭にいる」と写真を撮った。ちょっと遠くからうちを見つめている。「アメリカンショートヘアーっぽいわ」と灰色に毛並みのいいネコだった。どこのネコだろう。首輪もないようだが・・。

その後、ハッピーちゃんが来ていた。ゲンちゃんを見つめているようだが実はエサが欲しいだけ。ゲンちゃんもどうしようとつっかからない。この前引っかかれたから慎重のよう。エサをあげなかったら結局ハッピーちゃんはすごすごと帰っていった。やっぱりその気はないんだよ、ゲンちゃん。

2016年10月17日月曜日

ストレスチェック

今週の朝礼スピーチはシマッチ院長が担当でテーマは「キラーストレス」で職員への労働安全セミナーも兼ねてのお話しだった。NHKの放送でも話題になりあまりにもストレスが重なると末端の血管を締め上げる自律神経が興奮状態に陥り、心臓の血管まで誤ってぎゅっと締め上げてしまう。あるいは癌にもなりやすい。下手すりゃ死んでしまうってことだ。最後に「ライフイベントストレスチェック」という項目がずらっと並びいろんなイベントにそれぞれ点数が付けられその合計が1年で300点を超えると前述したような病気になる可能性が高いという。下にその表を示す。拡大して見てちょ。

項目の中で一番ストレス度が高いのは「配偶者の死83点」でこれは納得がいく。次が「会社の倒産74点」以下「親族の死73点」「離婚72点」「夫婦の別居67点」と続く。おもしろいのは最低点数に「収入の増加25点」そしてブービーが「レクリエーションの増加28点」とストレスが吹っ飛びそうなイベントにもストレスが加わるということだ。要するに人間は状況の変化にはストレスを感じる生き物ってことだな。

これらイベントが一気に襲えば命を縮めてしまう。300点には届きたくないわ・・うん?300点だって?!ボウリングなら300点取れればうれしいぞ。ふふ、来週か再来週は私がスピーチの番だ。よし、決まった!テーマはパーフェクト、つかみはこれでいこう。
「300点 ストレスで取りたくはないけれど 一度は取りたい ボウリング」ってネ。

2016年10月16日日曜日

電化製品あれこれ

出水のスチョルDrに大きめのおニューな薄型TVを買うつもりだと話しをしたら、「自分はパナソニックのVIERAでネット視聴してそれがとても役にたっている。これなしでは・・」と実際に自分のクリニックと自宅のTVとつなげてiPadやiPhoneで視聴する様子を見せてくれた。

これで録画している番組を見るも簡単、今放送をしている番組をほんのわずかに遅れて見るもできて便利この上なしということだった。ううむ、確かに便利だ。私は東芝のREGZAを買おうと思っているのでその機能が付いているかネットで調べてみた。すると、一部可能な機能はあるがパナソニックのように自在にTVと連携する機能はないことが分かった。逆にVIERAにはREGZAのタイムシフトマシンのような全録機能はない。そうか、画質やデザインではパッと見差がなくなって来ているが、各社アピールするポイントが違っていて買う側はどこを重視するかだな。

それにそもそも私はiPadもiPhoneも持っておらず、まずはスマホを持たねば便利な機能を使うことはできないって痛感した。ガラケーにそれほどこだわっているわけではなく毎月の支払いが高額でなければスマホ(Mac使いだからiPhoneは決まりか)使用はやぶさかではない。家族でも私とチッチ以外はみんなスマホだしー。

帰りのアミュのびっくりカメラでTVをまた見に行き、ネットで購入するよりやはり2割も割高だと確認したりしたのち、結局買ったのはドライヤーだった。数年前に買ったものが取っ手が緩み使いにくくなっていたからだ。ドライヤーって数千円から1万円以上まで値段に相当差があった。店員にどこが違うのと尋ねても納得いく説明はしてもらえず、結局最安値に近いパナソニックの2千2百円くらいのを買った。

びっくりカメラカードにちょうど2千数百円残高があって手出しなしで買うことができた。ラッキー。このポイントって有り難い気もするが注意も必要だ。以前、REGZA購入でもらったラマダン電機ポイントが4万ほどありちまちま使うも数年後使用期限切れで数万円損をしたことがあった。それ以来ポイントはできる限り貯めずに使い切るようにしている。ポイント加算が多少多くても実質は値引きの方が得なのだが(余分なポイントを消費するために何度も何度もその店で買わねばならないため)、ポイントで加算されると次が何だか得した気分にされる。気をつけねば。ラマダンでの一件でそれを痛感したことだった。

2016年10月15日土曜日

リコールに思う

朝はトヨタに出かけた。サイドブレーキのリコールがあったからでちょうど土曜午前が休みで都合良かった。最近はリコールは全く珍しくなく、担当のヨシナオさんも「事故が起きる前に早めにこうした対策を取っています」という。以前はリコールは販売のダメージがあるとして某自動車会社のように隠し立てしたり秘密裏に処置したりする風潮があった。先代のプリウスもリコールがあったけれど販売にはほとんど影響がなかった。車はあれだけの部品を組み立てて出来ている。リコールは自動車会社が車という商品に対してきちんと向き合っているという証明みたいなもんだ。「うちはリコールがない、欠陥のない車を作る会社です」ってもしアピールする会社があったなら返って疑いの目で見たらいい。

これって他にも応用が利きそう。そう、ある独裁国家や昔の軍事国家は「犯罪発生率は極めて低い」とか「我が軍に精神異常者などいない」なんて喧伝していたようだが、内実は逆で某陸軍など戦争神経症の兵隊さんが多くて困っていたらしい。要するに表面を繕っていいことばかり吹聴するような組織、人間は疑ってかかったほうがいいということ。完璧すぎる組織、人間には憧れるも、それは幻想に過ぎず、完璧だと取り繕う組織、人は信用してはならないってことだ。

修理予定は30分ほどということだったが1時間かかった。タイヤ圧や油膜取りなど頼んだからだろう。ともかくきちんとメインテナンスしてプリウスに乗る生活は続いていく。

2016年10月14日金曜日

パーフェクトパネル

カールが沖縄から帰ってきて「実家のTVは画面もきれいだしそれにタイムシフトマシンっていうの、全チャンネル録画されてすごく便利だったわ」と感心していた。ふんふん、そうだろうて。TVは東芝のREGZA42型のZ7だったはず。なんてったって3年くらい前私がセレクトしてギボヒサコに買わせたものだからだ。値段もそれほど高くなく録画機能が充実しているので特に全チャンネルが勝手に録画されているのは見逃した番組など見ることができ安心感が大きい。これがあればTV視聴方法が根本的に変わるといっていい。

それでカールがうちもそろそろ買い換えてもいいかなとつぶやいた。お、それを待っていたゾ。すでに今のTV購入から8年以上経ち、以前から新しいTVが欲しくて提案するも「まだ他にお金がかかる」と却下されていたのだ。それと家の構造にも問題があって作り置きのTV設置コーナーが居間正面にあってこれが42型までくらいしか入らないんである。当時はそれくらいで十分と思っていたが今じゃ50型以上くらいは普通になった。値段もそれほど高くない。でもそうなると置き場所をどこにしよう。なかなか適当な場所もない。そんなこんなで今はまだ思案中・・。と、カールが「で、お金出すのはテル君よ。自分の貯金でね」と来た。うう、まあいいか。置き場所が解決したらおニューを買っちまおう。

夜は3週間ぶりに串木野トリオリーグだった。あのパーフェクトからは初めてだ。海広しDrが写メで送ってきたとおり、9番レーンの上に「祝・達成300パーフェクト」のパネルが飾られていた。おう、いいね!今回は当然パーフェクトは出せなかったがゲームが終わってその下で記念写真を撮ってもらった。これは記念に取っておくべき。誰かがまた達成したらやがて追い出されいずれ消える運命にあるからだ。しばらくは飾れていて欲しい。串木野ゴールデンボウルに寄る機会があったらみんなもチラッとでも見てちょ。

2016年10月13日木曜日

愛甲(ラブカメ)先生、「かごとき」に初出演!

午前10時半からのKKB「かごとき」にラブカメ先生が出演した。特集で「愛甲孝の生活を豊かにする健康生活の最前線」と冠特集だ。これまでラブカメ先生と言う名前で書いていたがここまで公けになると本名愛甲孝で書くわ。
初回の今日は「健康寿命とは」というお話しだった。単純な寿命ではなく病気をせずに医療や介護に依存せず自立した生活が出来る期間を伸ばそうということで、筋肉を蓄える「貯筋運動」、100才まで自立して生活する姶良のおばあちゃんなど紹介されていた。

昼休みに医局のビデオで見てみてさすが教授をされていただけに場慣れしているなあと思った。ところが、付き合いの長い可愛いんだ理事長は「愛甲のやつ、ちょっと落ち着きがないぞ」とつぶやいていたらしい。というのも、表情は一見余裕があるように見えても手の動きがやや忙しく、そこに緊張ぶりが現れていたということらしい。午後に病院に帰ってきた愛甲先生、その指摘に「うん、よく見ている」と正直にどきどきしていたことを明かした。

「かごとき」は、「愛甲先生は今後も毎月第2・第4木曜日にゲスト出演する予定で次回は10月27日(木)の放送の中で『定期的な健康診断』をテーマにお届けします。どうぞお楽しみに!」と結んでいた。その健康診断でまさに私がビデオ出演する。で、愛甲先生からよし俣君の画像所見を番組に使うからそれとその対照となる別の患者の所見も選んで欲しいと頼まれた。なるほど、それをもとにフリップにして解説するんだな。さっそくセレクトに入りまあまあ使える画像を取りだした。ふむ、あとは次回の放送を待つのみ。楽しみである。

2016年10月12日水曜日

クリスティーは30文字以内では語り尽くせない

1ヶ月ほど前に日記ネタにした「アガサ・クリスティー完全攻略(霜月蒼=しもつきあおい)著」だが、この前の土曜高校Dr同窓会に行く直前アミュの本屋で購入出来た。売れずに残っていたというわけだ。買ってやっぱりよかった。賞を取っただけのことはあり気に入った作品の評論は一度ならず二度読み返している。この本は評論にもかかわらずいわゆるネタバレを一切していない。これがつまらぬ本だと、意外な真犯人を簡単にばらす、あるいはそれと分かるように書いてあるので全くの興ざめ、いや取り返しの付かないことをしてくれたと怒りが収まらなくなる。

私が中学のころ、ミステリーに目覚めるきっかけとなったのは藤原宰太郎という人の書いた「世界の名探偵50人(KKベストセラーズ1972年)」という本だった。社会派推理小説の氾濫に対抗しミステリーには名探偵が必要だという主張とその紹介、そして推理トリック問題が載っていた。これでホームズや明智小五郎以外にいろんな名探偵がいるんだなと知識が一気に増えたのはよかったのだが、最悪だったのはコラムに「意外な真犯人」というのがあって、有名な古典ミステリのネタばらしを平気のへのざで10数作ほど紹介していたことだった。その中にはアガサ・クリスティーの「アクロイド殺し」「オリエント急行殺人事件」「そして誰もいなくなった」その他エラリー・クイーンの「Yの悲劇」「Zの悲劇」もあった。幸いガストンルルーの「黄色い部屋の秘密」やエドガー・アラン・ポーの「モルグ街の殺人」は知っていたのでよかったが、他は知らなければどんなにこれらの古典作品を楽しく読めただろうと恨んだものだ。この中では「Zの悲劇」を未だに読んでいない。こうした紹介の仕方はミステリーファンにとって犯罪並みの行為だよ。

さて、「アガサ・クリスティー完全攻略」の霜月氏は一般に有名なクリスティー作品、「アクロイド殺し」「オリエント急行殺人事件」「そして誰もいなくなった」「ABC殺人事件」の4作だけがなぜ俎上に上がり知られているのかについて鋭い指摘をしている。それらは「だましのポイント/トリックが30文字以内で要約できる」もので昔の批評がトリック重視だったからだという。しかし、彼女の作品の特徴はたくさん読んだ人なら分かると思うが、「だましのポイント/トリックを30文字以内で説明できない」ものが多くを占め、それらにまた傑作、名作が多いのだ。それらは1930年から50年初頭の作品群でこれらの時期に発表されたものはほとんど外れがない。映画「ナイル殺人事件」の原作「ナイルに死す(1937)」など殺人トリックは特に新味はないが殺害動機をうまく隠すために人間関係を読者が間違う(ミスディレクション)ように仕組まれている。私が感嘆した「葬儀を終えて(1953)」もトリックはよくあるパターンなのだが被害者のコーラを殺す動機を読者はどうしても間違ってしまうよう誤誘導されてしまう。そのポイントをまとめるにはどうしても30文字では足らずアピールしにくい、宰太郎先生もだから自著で暴露できなかった・・でもそれはファンには幸いなことだった。

霜月氏はポワロ物のベストテン、ミスマープル物のベストファイブ、全体としてのベストテンを列挙しているがこれが一般のものとは大きく違う。ポワロ物が一般には知られているので紹介してみよう。

1位にはポワロ最後の事件「カーテン(発表は1975、執筆は1943)」を選んでいた。うーん、おおよそ共鳴できる氏の選択なんだけど、これには私は賛同しない。これも悲しいことに発売して間もなくの南日本新聞の夕刊の読者コラムであろうことかネタばらしをされた苦い経験が私にはあるからだ。氏はネタバレされても「ミステリの形式を逆手にとる野心と、犯罪に至るダークな心のありように切り込む容赦ない思索と叙述がここにはあり、それは現代ミステリを読む読者にも強い感銘をもたらすはずだ」とのことで1位に推している。そういう読み方もあるかもしれない。私にはよく分からない。

2位は「五匹の子豚(1943)」。タイトルは絵本の題名かと間違われそう。でもマザーグースから取ったタイトルでそんなに意味はない。しかし中味はクリスティーミステリーの完成形もしくは結晶体とも言えるほど(らしい)。というのもこの本を私は昔に買ってはいたがまだ読んでいない。学生のころあるミステリ好きの医学部の先輩が「私は老後のためにクリスティーは今は全部は読まないようにしている」と聞き、そんな読み方もあるのかと感銘を受けたことがあった。傑作量産時期にあたりいい作品だろうとは思っていたがまあいずれと私もほっといた。今から楽しめるわけで読んでおらずに良かったわ。

3位は「白昼の悪魔(1941)」。これは実は映画「地中海殺人事件」の原作で先に映画を見たため本は持っていたが読まずじまいだ。乱歩以下多くの人が傑作の一つに挙げていて見どころを30文字で言い表せないため一般人にはそれほど知られていない。

4位はご存じ「ABC殺人事件(1936)」。これは殺人のパターンが30文字以内で言え、横溝正史も自作品で同様のパターンのものを書いている。有名なあの作品はこれに明かに影響を受けているが名指しは出来ない。それがミステリを語る流儀なのだ。

5位は「死との約束(1938)」。聞いたこともないタイトルでしょう。この本も「五匹の子豚」同様に20年以上前に購入しているがまだ読まずじまい。「白昼の悪魔」とどっちが上かというくらいの完成度らしい。

6位「もの言えぬ証人(1937)」、7位「杉の柩(1940)」はすでに読んでいた。いずれもキモは動機だ。動機がうまく隠されている。被害者を殺して誰が得をするのか、そこをクリスティーは人間関係のアヤで誤誘導(ミスディレクション)する。たまたま先日NHKBSでデイビッド・スーシェ主演の「杉の柩」をやっていたので見たがすでに誰が犯人か忘れていた私は動機に注目し犯人が明かされるぎりぎりのところで当てることが出来た。そう、クリスティー作品は結構読後しばらくすると犯人が誰か忘れるケースが多い。それは30文字で説明出来ないタイプのこの時期の作品に多い。故にまた読める楽しみもあるということ。「杉の柩」は私にしては珍しく2回読んだ。ドラマを入れると3回だ。クリスティーファンにはこの作品が一番好きという人が大勢いる、隠れた名作なのだ。

8位は一番有名かつネタバレ度が圧倒的に高い「アクロイド殺し(1926)」。ネタバレしていても面白いという意見もあるが退屈さもある。横溝正史は作品の中でこれを例に挙げ「探偵小説家というものはこのように書くものだ」とクリスティーに教えられたと書いている。その作品はネタを知らず読んだので感嘆したものだった。ここでも藤原宰太郎を読まなければ良かったと返す返すも悔しさがつのる。藤原宰太郎、当然故人かと思っていたら調べるとまだ生きていやがった(恨みま〜す)。

9位は「マギンティ夫人は死んだ(1952)」。これはよく知らない。私の推す「葬儀を終えて(1953)」の前年の作品だから悪いはずはなかろう。霜月氏は「葬儀を終えて」をベストテンに入れなかったのに惜しい作品の筆頭に挙げている。見事な完成度だが3位の「白昼の悪魔」と同系統の傑作ゆえに毛色の違う「もの言えぬ証人」を入れたという。だろうて。本来なら「葬儀」は3位に挙げてもいいくらいだ。

10位は有名な「ナイルに死す(1937)」。これを発展完成したのが「白昼の悪魔」でこの映画を見た後、私は「ナイル」を読んだ。「似ている」と思ったものだった。

超有名な「オリエント急行」は入らなかった。犯人の意外さは特筆ものだがそれゆえに弱さもあるってことだ。「トリック一発のストイシズムが作品をやや味気なくしている点がマイナスにはたらく」とは霜月氏の言である。

まだ語りたいことはあるが、クリスティーの本当の面白さの神髄は30文字では書ききれない、そして読み返しに耐えうる、1936〜1953までの作品群はどれを取っても外れがないということを今回は言いたかった。彼女の作品が未だに古びず読み継がれているのはこのような理由があるのだった。

2016年10月11日火曜日

教えて教えられ

ブックリバーDrが困った顔をして「先生、Macを以前バージョンアップしたんですが文字入力がおかしくなって使いづらいったらありゃせんですよ」とぼやいていた。私はハタと思った。それってきっと何とか変換のせいじゃないだろうか。Macは最新のSierraもそうだが一つ前のElCapitanから入力したら変換する前に自動的に変換が始まる方式が始まりこれが使用者に混乱を来しているようだ。ちなみには私は2世代前のYosemiteだし元々Macが提供する「ことえり」を使わず昔から使い慣れた「ATOK」なんでこの変換とは無縁なのだ。たまたま今日、彼は自前のMacを持って来ていなかったので、後で私は「ライブ変換(という)をオフにしたらきっと上手くいくと思いますよ」と教えた。(その通りにしたら即改善し快適に戻ったそうだ)

その代わりというというわけではあるまいが、「先生、伊敷の『くら寿司』は行ったことないですか。あそこは安くて結構美味しいですよ。うちなんか子ども連れて全部払っても5千円くらいで済むから3日連続通ったこともあります」と、6人の子だくさんの彼ならではの店であった。で、今夜ボウリング練習が終わって一人で寄ってみた。時間が遅かったので空いていてすぐにカウンターに座りあれこれ頼んだ。ネタ自体は他の回転寿司店と比べ小さめでタッチモニターは便利でさくさく注文し気楽だ。気がついたら10皿も頼んでいてこれで十分と支払いに向かったら何と1080円ぽっきり。あはー、安い!なるほどこれなら人気出るわけだ。ありがとう、ブックリバーDr!(↓は店の様子)


2016年10月10日月曜日

私もネコになる

体育の日は久々の朝寝ができた日でとっても貴重だった。しかし一人暮らしゆえにやることがたまっている。まず床の掃除をし洗濯機を回した。朝食はシリアルコーン食べようと牛乳を取りだした。その賞味期限を見ると10月10日までとなっている。やばい、まだあと1本残っているというのに。買ったのが9月末だった。それから10日あまり、いよいよ賞味期限切れ寸前になっていた。一人だとこの辺の加減がよく分からないわ。で、コーンを多めにしたっぷり牛乳をかけ結構お腹いっぱいになった。

あれ?ゲンちゃんはどこに行った。朝早くエサをあげたから満腹でどこかでひなたぼっこしてるかぁ。2階に行きチッチのベッドを覗くと、ああやっぱりいた。眠そうな目をしてそのうち本当に眠りやがった。幸せそうでいいな、お前は。


で、私も眠くなってきて日は照っているというのに仮眠だ。私もネコみたいになってきた。

そうだ。海広しDrからパーフェクトのお祝いでボウリングのピンが贈られて来てそれをゲンちゃん興味深そうにくんくんしていた。なんか、ビクターの蓄音機を覗くワンちゃんみたい。開けられた箱には当然入り込んだ。これ、ネコの習性ね。さすがにそれは私は真似出来なかったわ。

2016年10月9日日曜日

「李香蘭」読み終える

長島はバタフジ院長の代わりに夕方まで外来と大腸内視鏡を行った。まあそんなに忙しくなく合間合間に読みかけだった「李香蘭私の半生」を読み終えた。

李香蘭こと山口淑子の主に若き中国時代を本人と作家の二人で書き上げたものでとても面白かった。彼女は意に反して女優、歌手への道を歩み始めるが、そこに当時の日本や中国の思惑が絡み運命が翻弄される。とにかく様々な有名人と知り合い(道路でばったりの淡谷のり子を自宅にかくまったことすらある)その裏側が描かれ面白さの一端はそこにある。彼女が完璧な北京語をしゃべれたのは実父の影響であったこと、ロシア人女性リューバとの出会いがのちに死刑の危機から救われる遠因になったこと、松岡洋右の息子(父と違い無政府主義者)が初恋の人ですでに有名女優でありながら乙女ごころらしい嫉妬を感じたりするなど本人でないと知るよしもないエピソードもよかった。

戦後アメリカでの映画の仕事の際に知り合った世界的彫刻家イサムノグチ氏と電撃結婚するもお互い忙しい身であったこと、当時のアメリカがマッカーシー旋風のあおりを受けたことなどから数年で離婚している。そんな中でジェームズ・ディーンがスポーツカーでの事故死直前にも彼女は面会していたなど相変わらず有名人との交友が披露されていた。しかし再婚したのは無名の外交官大鷹弘氏だった。この結婚で女優を引退したのも本来女優を目指していなかった彼女らしい選択だったのだろう。その後10年以上経って司会者としてブラウン管に復帰する。私が生で観たのはこのころだ。亡くなったのがたった2年前の2014年9月7日94才。すでに歴史上の人物かと思っていたがつい最近の人だった。

さて夜の麻雀。とんでもないものだった。何と半荘6回やってすべて見せたまえDrにトップをさらわれたのだ。6連勝されるとは私の麻雀人生でも初めてではなかったか?いくつか負けた我々にも思い当たる節はあったが何か超人的なツキが見せたまえに舞い降りたのも事実だろう。5回目の半荘などラス前で彼はのこり2千点ちょっとでドボン寸前だった。にも関わらず子の倍満ツモを上がり、オーラスで親満ツモで3コロトップを取った。いやはや敗者3人同じようにかもられトボトボと帰途についたのだった。

2016年10月8日土曜日

セントラル高Dr同窓会近況報告

当直明け、外来までして帰宅。当然ぐったりなって休んでいたところ、サブアラドDrが「一人でさびしかろう。ゲンちゃんにも会いに来たゾ」とやって来た。20分ほど前に来るとの連絡があったので、カールに電話しコーヒーの作り方を聞き出来上がったころに来てしずしずと出したら、「うん?少し薄いな。アメリカンか」との御評価、確かにそうで、私としてはコーヒーの味がしただけ成功だわ。
サブアラドDr、ゲンちゃんを「ゲンちゃん、元気?」となでなでするも、ひっかいたりくんくんしたりその後は無視してぐるっと寝そべったり・・まあ気ままなネコらしさ満開だった。

二人がそろえば話題はこれまた当然のように麻雀になり天鳳の十段が打っている場面を見ながらああだこうだと評していたら、「こてる、明日夜麻雀は出来ないのか」と来た。明日は私は長島での仕事、明後日は彼が病院の日直ということで今度の連休は(麻雀は)出来ないねとなっていたのだ。半荘5、6回しかできないだろうがそれでも打ちたいという要望に応えセッティングしてみた。すると開けたいゾMRがOKであっという間に見せたまえ雀荘で明日19時から闘牌の約束が出来上がった。ふふふとサブアラドDrは満足げだ。

暗くなって、彼の車で私は中央駅まで送ってもらった。有空ホテルの喰わ腹館というフレンチレストランでセントラル高出身のドクターの同窓会に出席するためである。毎年出ていたけど去年は珍しく行けていなかった。私は13期生で幹事が12期生の浜ふとDr、彼は2内科では同期同門ではあるが高校時の1年先輩はいつまでたっても先輩で決してため口はきけないのであった。その浜ふとDrは今年の年賀状で「去年は富士山に登りました。今年は北岳(3193m)に登る予定です」と書いてあったので尋ねると「いやー、天候に恵まれてねー、間ノ岳(あいのだけ、3190m)、農鳥岳も登ったよ」と白峰三山を縦走したそうだ。ひえー、1年ちょっとで日本の標高1位から3位まで登っている。「実は1ヶ月半後には北アルプスにも行って奥穂高岳、涸沢岳にも登った」というから4位まで登ったことになる(奥穂高岳は昔から3190mで日本3位、間ノ岳が2014年に3189mから1m補正され3190mと奥穂と並び3位になった)。じゃー、次は・・「そう、槍を目指そうと思っている」当然日本第5位北アルプスで絶大な人気の槍ヶ岳3180mですよねー。エア登山家の私はまったくもって山の会話だけは出来るのであった。

出席者みんなが恒例の近況報告を語る段になり、私は当然2週間ほど前に達成したボウリングのパーフェクトを語った。これを言わずにおれるかっ。やはりインパクトは抜群でみんな興味をもって聞いてくれた。いやー、これで来た甲斐があったというもの。しっかり爪痕を残したぜー。

2016年10月7日金曜日

一時帰宅、それはゲンちゃんのため

今晩は病院当直がある、そして明日午前も引き続き外来があり帰宅するのは翌日午後になる。実はこれが問題。今、沖縄の実家にいるカールが本来ならすでに帰って来ているはずが諸事情で延期になった。私が朝からそのまま当直に入ればゲンちゃんはずっとひとりぼっちで、夕方のエサ、翌朝のエサをもらえなくなるのだ。ただでさえ寂しがり屋のゲンちゃん、家に人がいないと食が進まずエサも残しがちになる。丸1日半もほっとくわけにはいかないので夕方16時に時間をもらって帰宅することにした。17時半の当直帯開始までには帰院せねばー。

帰宅すると案の定ゲンちゃんは怒りっぽく鳴いていた。お腹空いてるのにエサはまだかい、って。ハイハイ、エサあげるからネ。うん?見れば朝のエサを残している。その古くて湿ったのは決して食べようとはしないんだ。しかたないんで捨てて新たにエサを入れるとちゃんと食べる。それもムシャムシャ。ぜいたくなネコや。古いエサはカールに聞くと「裏ドアの外に置いておくと隣のハッピーちゃんが食べているわよ」というので今日は取りだして外にぱらぱらと置いておいた。食べてくれるかなー。

シャワー浴びて急いで病院に向かうと携帯が鳴った。今は携帯は取らずにそのままボタン一つで車内通話出来る。Bluetoothってほんとにいい。電話は青雲会病院からでなんとまた下血患者が来ているという。今日の午後高齢女性のS状結腸憩室出血をまた露出血管見つけて止血処置したばかりだった。今度は中年女性とのこと。うーん、虚血性大腸炎あたりかな?ともかく、急ごう。

ぴったし17時半に着いて内視鏡室に行くと、まだ新鮮血が出ている女性患者がいて早速内視鏡だ。この場合ニフレックやモビプレップといった腸管洗浄液は使わず浣腸のみで即観察だ。結果は予想に反し、急性直腸潰瘍出血だった。露出血管もありクリッピングで止血できた。この調子で今夜も忙しいのかい?

しかし予想は裏切られる。それは良い方向に。その後ぱったり呼ばれなかった。おかしいな?日付が変わったころに当直の光鳥Nsに「連絡が何にもないけど断ったり連絡ミスでもあるの」と尋ねてみたほど。実際、何もなくこんな当直の夜もあるんだ。ただ未明に両肩が急に痛くなったという若い男性が来て診察し対症療法で帰した。あとは少しでも休みをとBTQ。まずまずの当直であった。

2016年10月6日木曜日

癌専門家はその専門の癌になる?!

ある病院の元院長が胃癌になって近々手術を受けるという噂を聞いた。皮肉なことにその先生は胃癌診断で高名な方である。この手の不思議な因果関係ってよく耳にする。

以前、TVでちらっと見たのが脳腫瘍の専門家がまさに悪性の脳腫瘍になって自分で診断し、やがて自分は物事の判断もつかなくなり死ぬであろうと言いその通りになって亡くなる話だった。またホジキン病という滅多に罹らない悪性リンパ腫の専門家がその病気になって亡くなったという話も聞いたし、それに学生時代に読んだ「ガン回廊の朝(あした)」柳田邦男著はオープンしたばかりのガンセンター初代所長田宮猛雄が実は胃癌に冒されていたというエピソードから始まる。医師が自分の専門の病気になり果ては亡くなるパターンがあるんだとその時知った。小説「白い巨塔」でも主人公の財前五郎は胃噴門部癌の専門家だが結局は噴門癌で死ぬ設定だった。まあ野口英世のように専門の感染症研究で自分も罹患し亡くなるというのは分からないでもないが専門の癌で亡くなるというのは一種の都市伝説だろう。たまにそれが一致すると世間は結びつけたがるものだ。

私は自分は胃癌や大腸癌では絶対死にたくないと常に思っている。その予防のために胃カメラ受けましょう、大腸内視鏡受けましょうと患者さんらに言い続けているのだから。それで亡くなったら悔しいもん。おっとそうだ、胃カメラは毎年受けて今年もすでに受けているが大腸内視鏡は4年に1度で今年がその年に当たっている。まだ受けていないのでそろそろだ。また自分で自分の大腸を検査しちゃうよ。今月、遅くとも来月にはやろうか。

2016年10月5日水曜日

カレー、ビールもどき、ごろん

今晩の夕食はレトルトカレー、今まではご飯を炊けなかったのでこれさえ食べられなかった。一口食べたあと、そうだ飲み物をと冷蔵庫からノンアルコールビールを取りだしぐいっと飲むと、うぇっとなった。何だこれ、本物のビールじゃん。私はアサヒのドライゼロのつもりだったが、飲んだのはデザイン、色ともにそっくりのスーパードライだったのだ。やっぱり本物は味がきつい。昔は平気で飲んでいたが久しぶりだと飲むのが大変で結局2/3ほどで残りは捨ててしまった。うー。

で、その後だ。少し酔った感じがして居間でごろんとしたら・・明け方までずっと寝てしまっていた。
実は日記を書いているのは例によって1週間後なのだが、1週間後の水曜もこの日とほぼ同じパターンだった。違うのは今度は間違わないようにドライゼロをきちんと飲んだところだけ。レトルトカレー、居間でごろんはおんなじ。結局ビール飲んだから寝てしまったのじゃなくて、週半ば水曜日は疲れがたまって寝込みがちってことだった。

2016年10月4日火曜日

チン!本格炒め炒飯

今カールが実家に帰っているので食事は自分で摂らねばならない。一人住まいをほとんど経験したことのない私ゆえに自炊は出来ないため、「たまにはご飯が食べたいわ」と電話でカールにこぼすと、炊飯器の炊き方を教えてくれそれでレトルトカレーや玉子掛けご飯など食べることが出来た。これだけでも私には大きな一歩だ。

さらにカールに今日は「冷凍食品でチャーハンなどコスモスにも売っているはずよ」と言われ、「本格炒め炒飯」「直火炒めビビンバチャーハン」の二つを買ってみた。早速「本格炒め炒飯」450gを電子レンジでチン!約6、7分温めで食べてみると意外に本格的な仕上がりで驚いた。これなら並みの定食屋レベルはある。しかも値段は265円だったかな。食堂で食べるより安い。へー!(↓上が解凍前の炒飯、下が解凍後)


うちはカレーにしてもチャーハンにしてもレトルトは出てこない。全部カールの手作りだ。きっとそっちの方が安く出来るだと思うし、味もうまい。でも、一人暮らしや手料理に時間を欠けられない働いているママなどには有難い商品だと思った。ただこればっかし食べていると食塩摂取量が増えるのは間違いない。美味しいと思うレトルトは食塩と油はたいてい多く入っているから。健康のためにもこの手の食品を家で出さない(いや、手作りより値段が高いからか?)カールに感謝することであった。

2016年10月3日月曜日

大隅良典氏ノーベル賞受賞

10月に入ったというのに暑い!今日80才以上の高齢女性3人の診察をしたがみんな暑さで体調を崩していた。そのうち1人には入院を勧めたが環境の変化を嫌がってか受け入れてもらえず帰宅となった。この蒸し暑さの中、エアコンが効いていないとぐったりなりやすい。気をつけて〜。

そんな暑さの中、スカッとしたニュースがノーベル医学生理学賞を東京工業大栄誉教授の大隅良典氏がオートファジーの研究で受賞したことだ。このところ毎年のように日本人が受賞しているので以前ほどの驚きはなくなったもののこれは誇らしい。またもやお隣の韓国、中国マスコミが「日本人が(ノーベル賞を)また取った。それなのにうちの国は・・」的な論調で記事にするのだろう。韓国など「GDPではかなり追いつきつつあるのに我が国の問題は2、3年の短期的成果にばかり力を入れているせいだ」という指摘もしているらしい。

そうかもしれないが、日本だってそこのところは気をつけていかねばならない。大隅先生は短期的な成果に直結しない基礎科学を追究する科学的精神の重要さを訴え、最近の我が国の研究支援が競争的資金中心になり、成果を求める出口指向に強まっていることに懸念を示している。この点、まだまだアメリカにはとうてい敵わない。彼の国ではノーベル賞を取った取らないはニュースにならない。だって毎年誰かが取っているし当たり前になっているからだ。基礎研究にも十分力を入れている。まだまだアメリカの懐の深さ、広さには学ぶべきところが多いよ。

2016年10月2日日曜日

ASAPIN 二度目の天鳳位になる

朝、ネットをチェックしていると、ネット麻雀「天鳳」で11人目の天鳳位が誕生したことを知った。それがなんと初代天鳳位としてネット麻雀界では知らぬものはいない初代天鳳位ASAPIN(30才)が別名(サブアカウント)「トトリ先生19歳」で達成したものだった。

これはがどんなに凄いことか門外漢にはよく分からないだろう。そうだな、横綱になった力士がまた序の口から始めてもう一度横綱に登りつめたというのが当たっているかな。天鳳に参加している人数は何百万人を数える中でたった10人しか達成できていない地位に二度も達成できたのだ。ASAPINのツイッターや麻雀雑誌紹介記事などで彼が二度目の天鳳位を目指しているのは知っていたし、最近調子がよくかなり天鳳位に近づいているのも知っていた。初代となってからネットだけでなくリアルの麻雀界でも活躍しその実力を疑う者はいなくなったにも関わらず「勢いだけでなれた」「初期のころだったから(参加人数が少なくて)なれた」などの風評を吹き飛ばしたい気持ちがあったのだろう。それにしてもあまたの麻雀プロがネット参戦してもせいぜい十段止まりで跳ね返される天鳳位をまたも取るとは恐れ入った。

天鳳では十段になれば相当の強者として尊敬される。で、ここから最高位である天鳳位を目指すことになるだがこれが相当きつい。ラスを引くとマイナス180ポイントとなりこれを取り戻すにはトップ(プラス90ポイント)を2回取らねばならない。たいていの十段が数ヶ月で九段へ降段する羽目になる。ASAPINは去年の2月にトトリ先生19歳として十段に上がってから落ちることなく1年半以上も十段を継続してきた。それもすごい驚異
で私(七段、過去最高八段止まり)などちょくちょく彼の手牌で観戦していたものだ。一見だめそうな配牌でも上がりに向かうし誰かの当たり牌をつかむと必ず立ち止まる。たまに放銃することもあるがそれはやむを得ない時で多くは切らずに手牌を回し使えるように打つ。私なんか上がりっ気になってついついいらぬ牌は切ってロンされることが多く、強者はそう打つべきかと反省しきりだ。

ASAPINは国立東京農工大を8年もかけて卒業し(麻雀にハマって講義受けていなかった)、雀荘勤務や麻雀本(出した2冊とも私は購入済み)を出すなどし新しい形の麻雀プロとして活躍している。最近3冊目の本も出した。タイトルが「最強位・天鳳位・雀ゴロ 天才雀士3人に麻雀のことを聞いたらバカ勝ちできた」という長たらしくも中を開かずとも内容が分かりそうなもので、今回はさすがに注文しないでいたが二度目の天鳳位達成を祝ってこの通称「バカ本」を注文してしまった。

ふう・・。昔から興味ある分野への本の投資は敷居が低い。麻雀、囲碁、ビートルズ、韓ドラ、ミステリー(特に横溝正史、アガサ・クリスティー)などなど。ついつい買っちまう。そうそう、昨日元バスケ部の連中にも言われた。「こてるがゴルフをやったら絶対うまくなるハズだけど・・凝り性だから」うんうん、うまくなるかどうかは分からない、でもゴルフ本が増える、これだけは間違いなかったろうて。

2016年10月1日土曜日

オッキーDrを祝う会

鹿大医バスケ部昭和60年卒5人が久しぶりに天文館は和食店「すとんあん」に集まった。オッキーDrが保健学科の教授に就任したお祝いを兼ねてである。しんどかどDr曰く「教授に唯一ため口をきけるのはオッキーだけだ」とのことで4人で就任祝いのbaccaratのタンブラーをプレゼントした。

でもお祝いの雰囲気はここまでで昔話とゴルフと現状医療、そして息子娘のなど話題で盛り上がった。そう、私以外の4人は今日の昼、吉野ですでにゴルフラウンドしてきたのだ。中でもおおソーかDrはシングルの腕前で今日もぶっちぎりだったという。ゴルフクラブやコースの話題など私にはその詳細は分からないけれどボウリング同様門外漢には分からぬ微妙な差があってそれが思いの外大きいというのはよく分かった。ボウリングボールもそれぞれ個性がありレーンに合わなければ勝負出来ない。一般ピープルには「それって本当?」レベルだとちゃんと知っているから。

で、ボウリングといえば当然毎回決まった質問が飛んでくる。しんどかどDr「ところで、こてるは最高いくら出すのよ」へへーっ、来たねー。「ああ・・300」一瞬、間が空いて「うそっ!パーフェクトやっ」「ああ、先週出したばかりで自分でも初めてだった」と串木野トリオリーグでのいきさつを話し、デジカメで10フレ3投の様子をみんなに見せた。ボウリングしていると言えばたいてい「過去最高スコアはいくら?」が定番の質問で、これまでは正直に290と答え、それはそれで感嘆してくれるが、パーフェクトはその比ではない。インパクト抜群で何も言わなくても素直に驚き感心してくれるのだ。おおソーかDrが言うには「ゴルフだったら『ハンディはいくらですか?ホールインワンはしたことありますか?』が定番の質問だ」とのこと。ちなみに彼ほどの強者でもホールインワンはないそうだ。

あと、私だけガラケーを使っていてみんなスマホだった。アップルリバーやおおソーかDrはまさに使いこなしていてパソコンとも連動し予定表など一つのデバイスに入力すると他のも連動して入るから「日程管理はこれでなくちゃやっていらられない」だって。そうか、そろそろ自分もスマホへの変換を考えなくちゃいけない時期やなー。

今回は私も少しだけビールを飲んだ。そろそろお開きかというころ、なぜか私とアップルリバーDrとの同期であるユズポンDrのことで盛り上がった。おおソーかDrは勤務先の病院がユズポン兄Drのクリニックの近くで何かと縁があるそうだ。特に研究グループが一緒だった私は彼の情報を多く持っており、若い頃のユニークなここでは書けないエピソードをあれもこれもとしゃべると、しんどかどDrらに大受け。私も吹き出してしまうほどだった。

まだまだ話題は尽きなかったが、新幹線で帰るしんどかどDrのこともあり22時過ぎにはお開きになった。それで個室から出て帰ろうとすると、がらんとしたカウンター隅に一人だけ座りグラスを傾けている客がいるのが目に付いた。あれ?おおソーかDrが彼に話しかけているのを見ると、県内で歯科チェーンを展開しているグッドエンド先生だった。二人は高校時代の同窓生で私より1才年下だ。そしてグッドエンド君、私を見て見覚えがある顔つきで、私が「光頭中バスケ部でいっしょだったこてるだけど久しぶりやねー」というと合点したようだった。私の弟のヒラーキが枕崎支部で歯科医をしていること、子ども時代にグッドエンド君の父親がやっている靴店に父の日のプレゼントを買いに行ったら「感心だね」と誉められたこと、彼が小学生のころベルトクイズQ&Qに出演して解答できずに負けたことなど思いつくまましゃべった。中学バスケでは2年生の時に「レギュラーになれなかったから辞めた」「ゴルフはハンディ2(!)」とのことだ。まだ話し足りなかったが他の4人はすでに店の外で私も出ざるを得なかった。

いやいや、久々に忌憚なく語り合える仲間はやはりいいものだ。来年もすでにこの会の日付を決めたようだがスマホを持っていない私はそれが何日だったかすっかり忘れてしまった。ううむ、やっぱり、さらばガラケーおいでよスマホってかっ!